梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

Apinkを見る②

2015-02-22 08:01:18 | 日記
   それにしてもこの会場、敷地が狭すぎます。番号の若い順から入れるために来場した客を並ばせているのですが、すぐに道路になってしまいます。こんなやりかたをしているものだから、芝生は踏み荒らされてほとんどなくなっており、後ろの方の人たちはずらりと歩道の上を占拠する形になっています。まるで何かの新機種の発売を待つ行列のようです。

中に入ると、会場は大きく3段に分かれています。中段の後ろは空いていたので、私はそこにお邪魔することに。広さは高校の体育館程度。中は壁が真っ黒に塗られており、何の飾りもありません。明るくしてみたら、ただの倉庫という感じになるのではないでしょうか。当然、アリーナやドーム公演のような豪華絢爛たる公演は期待できません。

   それでも時間が来れば公演は始まります。残念ながら私の立ち位置から見えるのはApinkの子たちの頭だけ。これがオール・スタンディングの泣き所です。開場が狭いので、舞台までの距離は今までで一番近かったのですが・・・・。

Apinkは昨年10月に日本でのショーケースを皮切りに進出を開始した、日本市場にとっては極めて新しいグループです。所属事務所も極めて慎重に育てている感があり、まずは小さめの会場で反応を確かめながら徐々に規模を拡大していく方針であることがわかります。少女時代などはいきなり2万人規模の会場から入って来たのですから、比べてみたらその堅実さがわかるというものです。

しかし幕が開いてみると、既に日本の韓流ファンから見た地位を不動のものとしていることがわかりました。なぜなら、いわゆる「応援スタイル」が既に確立されていたからです。会場が狭いライブハウスであることもあり、応援の声は会場全体に鳴り響きます。曲も合いの手が入れ易く作られているので、合いの手を入れるほうも、のりのりで声を張り上げています。間奏ではメンバー全員の名前が一気に連呼され、また短い歌詞の切れ目ではその歌詞が復唱されるといった具合です。

私は、あ、これは70年代のアイドルののりだ、と直感しました。Apinkは、アイドル・グループ乱立の戦国時代にあって、過激化する一方の韓国の風潮にあえて逆らって、単純明快な歌とダンスで勝負しています。そのスタイルは私のような年代の人間にとっては懐かしく、また、今どきの韓国の音楽に慣らされて来た若者たちにとっては新鮮なものに感じられているはずです。沢山のオジさんたちがリラックスした表情で参加しているのは、恐らくそのためです。



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