本の感想87:日本文芸家協会『文学〈2005〉』(講談社)
★★★★☆
2004年に文芸誌に掲載された22人の作家の短編を収録。
知っている作家さんは7人だけでした。
山田詠美「夕餉」は『風味絶佳』(未読)にも入っているみたい。
恋人に食べさせる夕食を作るプロセスの間に、かつていた家庭と
恋の始まりに関する回想が差し挟まれる。
はぁ~やっぱりうまいなぁ~とため息。
笙野頼子の作品を読むのは、『説教師カニバットと百人の危ない美女』で
挫折して以来。
今回の「姫と戦争と『庭の雀』」も、なんなの? どうなってるの?って
感じだったが、解説を読むとなにやら奥深いことが書いてあるようだ。
「文学」に慣れていないためきちんと理解はできないのだけれど、
それでもなんとなくおもしろい感じはする。
知らない作家さんでおもしろかったのは茅野裕城子「タイムシェア」。
かつて想いを寄せていた、死んだ親友の夫と、その娘と過ごすバカンスの話。
きれいに落ち着く、わかりやすい話は好きです。
★★★★☆
2004年に文芸誌に掲載された22人の作家の短編を収録。
知っている作家さんは7人だけでした。
山田詠美「夕餉」は『風味絶佳』(未読)にも入っているみたい。
恋人に食べさせる夕食を作るプロセスの間に、かつていた家庭と
恋の始まりに関する回想が差し挟まれる。
はぁ~やっぱりうまいなぁ~とため息。
笙野頼子の作品を読むのは、『説教師カニバットと百人の危ない美女』で
挫折して以来。
今回の「姫と戦争と『庭の雀』」も、なんなの? どうなってるの?って
感じだったが、解説を読むとなにやら奥深いことが書いてあるようだ。
「文学」に慣れていないためきちんと理解はできないのだけれど、
それでもなんとなくおもしろい感じはする。
知らない作家さんでおもしろかったのは茅野裕城子「タイムシェア」。
かつて想いを寄せていた、死んだ親友の夫と、その娘と過ごすバカンスの話。
きれいに落ち着く、わかりやすい話は好きです。