
★★☆☆☆
「眠れる森の美女」を新解釈した映画ということで
期待していたんだけど……まあ、とにかくつまらなかった。
最初の30分で「ハズレかなあ」と思い、その後、
マレフィセントが子ども時代のオーロラに
ツンデレ状態になってきたところから
「ちょっと面白くなってきた?」と思ったけれども、
その後はやっぱり面白くない。
「“真実の愛のキス”ってそっちかよ!」
と意外性を持たせたところはよかったし、
悪役には悪役の事情があったのだという試みも良いのだけど、
「従来とは違う描き方をする」ということが第一で、
他がおろそかになってしまっていたのだと思う。
オーロラの父のステファンなんか、いいとこなしのクズだし
(イケメンならまだしも、生活に疲れた感満載のオッサンだ)、
王子様なんか「原作にいるから一応出してみました」という感じで
登場理由がほとんど見当たらない。
新解釈しようという意気込みと、時間が短かったこと以外は
評価できないわ~……