金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『トランセンデンス』

2014-07-15 10:28:47 | 映画の感想
映画『トランセンデンス』(ウォーリー・フィスター監督)
★★★☆☆

【シネマトゥディのあらすじ】

人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ
過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。
だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって
彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。
ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、
軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを
手に入れていくようになる。
やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。

************************************

楽しみにしていたのだけど、評判がいまいちだったので、
期待半分で見に行く。
人工知能としてよみがえった夫の意識が、
ネット上の情報を駆使して妻を助けようとする前半は
おもしろくて引き込まれたが、
後半は行ってほしい方向に話がいかず、
「予想を裏切る展開!」とも違って、
あれ、なんでそれで解決するの?……といった感じ。
一緒に行った人は、とてもよかったと言っていたので、
何を期待するか、何に注目してみるか、によって
評価が変わるのかもね。 

「ナノマシン」を扱うストーリーはたいてい好きじゃない。
都合よすぎて、なんでもありになっちゃうから。
しかしこの映画、行き過ぎた科学は魔法と同じ、というのが
感じられるのはよかったな。
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映画:『超高速! 参勤交代』

2014-07-05 15:43:46 | 映画の感想
映画『超高速!参勤交代』(武内英樹監督)
★★★★☆

前情報なしで、特に期待もせずに映画館に行って見たのだけど、
おもしろかった!!
老中の陰謀によって、参勤交代から帰ってきたばかりの貧乏な小藩が、
「再び参勤交代せよ、しかも通常8日かかるところを4日で」
という無理難題を吹っかけられ、主従一丸となってこの難題に挑む……
というストーリー。

金もなく人も集められない中、役人のチェックが入る宿場町を
大行列に見せかけて乗り切る方法だとか、
身軽になって山道を走るためにした工夫が後で裏目に出るとか、
きっちり笑いをとるギャグパートはおもしろかったし、
武士としての体面もかなぐり捨ててみんなで困難を切り抜けようとする中、
メンバーの意外な一面を目にしたりするチームもの醍醐味も堪能できる。
「この老中はなんでそこまで……」とか
「こんな江戸の町中で堂々と襲撃したらバレるよ!」とか、
「家臣が死にものぐるいで頑張ってるのに、殿様は女といちゃついてるのかよ」とか、
いろいろツッコミどころはあるんだけど、目をつぶれるレベル。
(いや、しかし、やっぱり深田恭子演じるお咲は不要だった気がする……)
終盤、いきなり取り返しのつかないシリアス展開になりそうになって、
「台無しだよ!」と慌ててしまったのだけど、ちゃんと持ち直してひと安心。
時代劇だといって敬遠したらもったいない! と思える作品でした。


秋山役の体脂肪率高そうな顔が気になってたんだけど、
上地雄輔だったのね……
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