映画:『この世界の片隅に』(片渕須直 監督)
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
1944年広島。
18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、
生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。
それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、
一転して一家を支える主婦に。
創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。
やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉は
アメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、
数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。
そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、
ついに1945年8月を迎える。
********************************
映画館にて。
評判が非常にいいようだったので見た。
見る前にハードル上がりすぎたんじゃないかと
心配していたのだけど、確かにこれは良い!
「戦争」という言葉からイメージされるような、暗くて重いムードは少なめ。
もちろん、身近な人が次々に亡くなったり、大きなものを失ったりする、
日常と地続きに存在する戦争というものは描かれるのだけども、
劇場の中では何度も笑いが起きていたし、
終わったあとにも前向きな優しいムードが漂っていた。
原作のエピソードを省略しているらしく、
遊郭の「りん」という女性がたいして出番もなく、
その出番に意味があったようにも思えないのに
やたらと存在を強調されているなあ……と思ったら、
原作では重要人物であった様子。
映画では結構なときめきポイントだった、夫の周作との関係も、
原作ではドロドロしていたようね……。
そんなふうに、映画単独で見たときに意味の分からない部分もいくつかあったのだけど、
見た後の感想としてはおおむね満足。
わかりやすいテーマではなかったからこそ、
見た後でうわーっといろんな感情が迫ってくるような映画だった。
ヒロイン役だった「のん」(いまだにこの名称になれない……)の声も、
最初は「能年玲奈の声」でしかなかったのに、物語に引き込まれてからは
完全に「すずの声」だったな。
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
1944年広島。
18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、
生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。
それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、
一転して一家を支える主婦に。
創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。
やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉は
アメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、
数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。
そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、
ついに1945年8月を迎える。
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映画館にて。
評判が非常にいいようだったので見た。
見る前にハードル上がりすぎたんじゃないかと
心配していたのだけど、確かにこれは良い!
「戦争」という言葉からイメージされるような、暗くて重いムードは少なめ。
もちろん、身近な人が次々に亡くなったり、大きなものを失ったりする、
日常と地続きに存在する戦争というものは描かれるのだけども、
劇場の中では何度も笑いが起きていたし、
終わったあとにも前向きな優しいムードが漂っていた。
原作のエピソードを省略しているらしく、
遊郭の「りん」という女性がたいして出番もなく、
その出番に意味があったようにも思えないのに
やたらと存在を強調されているなあ……と思ったら、
原作では重要人物であった様子。
映画では結構なときめきポイントだった、夫の周作との関係も、
原作ではドロドロしていたようね……。
そんなふうに、映画単独で見たときに意味の分からない部分もいくつかあったのだけど、
見た後の感想としてはおおむね満足。
わかりやすいテーマではなかったからこそ、
見た後でうわーっといろんな感情が迫ってくるような映画だった。
ヒロイン役だった「のん」(いまだにこの名称になれない……)の声も、
最初は「能年玲奈の声」でしかなかったのに、物語に引き込まれてからは
完全に「すずの声」だったな。