まはら三桃『奮闘するたすく』(汐文社)
★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。
近所で道に迷ったかのように歩いていたり、
やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。
「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、
佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。
しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、
そこで見たこと、聞いたことをレポートして
夏休みの自由研究として提出しなさいって…。
友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、
お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、
それぞれの気持ちに気づいていく。
坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは?
**************************************************
今年の読書感想文コンクールの高学年課題図書。
この作家さんの本、いつも題材は珍しくて
知らない世界をのぞけるのは面白いんだけど、
話が盛り上がらなくていまいち好きになれないんだよな~……と
思いながら読んだ。
結果から言うと、いつも通り。
もう少しドラマチックにできそうなものなのに……。
あと、タイトルにするほど主人公は奮闘していない。
あくまでも「小学5年生の目で見た介護の現場」の
視点人物にすぎないという感じ。
ただ、キャラクターに個性があって、
考えさせられるシーンもあり、
終盤にきちんとヤマを作ってくれたら
全体としてかなり面白くなったのでは?
もったいないなあ。
★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。
近所で道に迷ったかのように歩いていたり、
やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。
「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、
佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。
しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、
そこで見たこと、聞いたことをレポートして
夏休みの自由研究として提出しなさいって…。
友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、
お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、
それぞれの気持ちに気づいていく。
坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは?
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今年の読書感想文コンクールの高学年課題図書。
この作家さんの本、いつも題材は珍しくて
知らない世界をのぞけるのは面白いんだけど、
話が盛り上がらなくていまいち好きになれないんだよな~……と
思いながら読んだ。
結果から言うと、いつも通り。
もう少しドラマチックにできそうなものなのに……。
あと、タイトルにするほど主人公は奮闘していない。
あくまでも「小学5年生の目で見た介護の現場」の
視点人物にすぎないという感じ。
ただ、キャラクターに個性があって、
考えさせられるシーンもあり、
終盤にきちんとヤマを作ってくれたら
全体としてかなり面白くなったのでは?
もったいないなあ。