金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ:『未解決の女 警視庁文書捜査官』シーズン2 第1~3話

2023-04-30 19:28:55 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー

「定家様(よう)」が題材になった回があるということで

知ったドラマ。

シーズン2だけアマプラに入っていたので視聴。

「文書」が題材、しかも女性同士のバディもの。

絶対好きじゃん……と思っていたのだけども、

意外なことにnot for meだった……。

 

シーズン1をパスして、登場人物に愛着がない状態で

見始めたというのもよくなかったのかもしれないけど、

1話めから、

「言わなくてもわかることを、さも重大そうに主人公が言う」

「警察が無能すぎる」

「そういう演技指定をされているのだと思うけど、

 演技がうまくない……というか、いかにも『演技してます!』という人物が多い」

と、気になる点が続出で、「長いな~」と思いながら見ていた。

(実際、1話めは88分もあった)

ちょっとだけフォントに言及はあったけれど、文字要素も思ったよりなかった。

筆跡とか紙についてはそこまで重視されていない。

 

定家様が出てくる第2話では、

「食べ物の上で和本をそんなふうに扱うな~!!」

とめちゃくちゃハラハラしてしまった

(和本に詳しくない人物がやっていたので、おかしくはないのだが)。

燃えるのを見守らずに、ジャケットではたこうぜ??

「和泉式部日記の定家本」という設定は、

詳しい人が制作に関わっているんだな、とわかるものでよかったけれど、

犯人を庇った人物を叱りつける主人公に、

「え、怒るとこ、そこ??」

と思ってしまった。

そりゃあ、警察なら隠蔽したことをまず責めるべきだろうが、

犯行に至る背景を描いたわりに、そこはスルーなんだな。

 

警察内部の対抗意識はお約束だけど、

3話見ただけで「もうそろそろやめて、ちゃんと仕事しろ!」と

うんざりしてしまったので、やっぱりnot for meなんだと思う。

好きな要素は多かったのにな~。

 

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105-109:最近読んだ本

2023-04-30 19:17:56 | 23 本の感想
 八方鈴斗『仇花とグランドフェイク 超常事件報告書』
 
カバーイラストは艶っぽいけれど、
中身に艶っぽさはなし。
続編への仕込みは所々に感じるけれど、2巻は出るのかな?

 

顎木あくみ『わたしの幸せな結婚』
 
人気なのは知っていたけれど、納得。
メインのストーリーは、恥ずかしくなっちゃうくらいの
ベタなシンデレラストーリーだし、
明治・大正期の華族というエッセンスとの取り合わせも
「TL小説のあらすじで見たことある」という印象なんだけども、
これをライト文芸でやったところが新鮮なのかも。
和風ファンタジーの要素も、サブストーリーとして効いていた。
 

 
鈴森丹子『おかえりの神様』
 
大人の不器用な恋を描いた連作短編集。
登場人物が高校生や大学生でも違和感がないくらいの、
罪のない可愛らしい世界。
 

 
 『鎌倉時代全史完全ビジュアルガイド』
 
リアル系、ゲーム系、ギャグ漫画系、ホラー系?……と
イラストレーターごとに絵柄が違いすぎる……。
せめて時期ごとに替えるなどして、世界観を統一してほしい。
説明は、大河ドラマに引っ張られすぎだと思う。
 
でも、鎌倉時代全体を通して見られるのは
勉強しはじめる人に取っては役立ちそう。

 
 山本ふみこ『おとな時間の、つくりかた』
 
1日に8時間も机に向かっているなんてすごいよ……。
年々集中力に欠けるようになってきて、
今はもう、書きものだと2時間くらいしかできない。
 

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99-104:最近読んだ本

2023-04-28 23:52:21 | 23 本の感想
 朝日新聞出版『とっておきのお取り寄せカタログ』
 
215も紹介されているのに、食べたいものがない・・・・・・
偏食のせいか、精神状態がよろしくないのか。

 KADOKAWAライフスタイル編集部『眺めるだけでワクワクできる 彩る手帳アレンジ』
 
鳥の葉工房さんのスタンプ、すてきだなあ。
紹介されている人が「手帳特集の常連さん」じゃないのが
よかった。

 今田里美『開くたびにワクワクする 和気文具の手帳アイデア』
 
取り入れたいアイディアが多くて、
とても役立った。
 

 mii『20代からはじめる お金が貯まる暮らしかた』
 
若い子がしっかり節約生活しているのを見て、
反省した。
仕事を言い訳に外食しすぎだった(外で作業してるから)。
 
漫画はないほうがよかった。

 aya『一人暮らし 働き女子のお仕事時間とおうち時間』
 
仕事に関するパートが多いところが、
他の類似本と違うところ。
新しく社会人になる一人暮らしの女の子には役立ちそう。
パソコン時短術は知らないものが多かった。

川野泰周『半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる』
 
予想以上に役立った。
 
・食べ過ぎ
・ネットしすぎ
・働き過ぎ
 
は悩みの種だったし、いろんな人の本を読んだけれども、
お坊さん兼お医者さんとしての立場からの考えが納得のいくものだった。
問題は、自分の「気をつける」意識が長続きしないこと……

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96-98:里中満智子『長屋王残照記〈1〉~〈3〉』

2023-04-27 13:05:27 | 23 本の感想
里中満智子『長屋王残照記〈1〉~〈3〉』
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
天皇の権力が不安定になる中で、娘を天皇に嫁がせ、
天皇家の外威という立場から権力の拡大を図る藤原不比等。
その不比等とは一線を画しながらも、
その高貴な血筋と政治家としての才気ゆえに周囲に疎まれる長屋王、
その運命は?
古代史を彩る華麗なる一族の命運を描いた里中歴史ロマンの名作がここに蘇る。
 
****************************************
 
『美貌の女帝』を読んで、この時期についての解像度が上がっていたので
ストーリーや血縁関係をすんなりと理解できた。
 
主人公は、理想主義的で頭の固い長屋王なのだけれども、
彼に惹かれつつもコンプレックスを抱き、また彼を殺さねばならなくなった
藤原の兄弟のほうにもドラマを設定することで、感情移入をしやすくしている。
不比等も悪役ではあるんだけども、完全な悪ではなく、
多面性のある人物として描かれている。
人間関係や権力争いだけでなく、
政策とその結果をしっかり描いているところもよい。
 
権力者が邪魔になった帝やその血縁者をないがしろにすることは
この後の歴史にもたびたび起こっているのだけども、
後世のそれが「圧力をかけて退位に追い込む」とか
「大事なイベントに他のイベントをぶつけて面目をつぶし、嫌がらせをする」とか
心理的な圧迫を加えて追いやっている印象があるのに対し、
この時代もそれ以前も、ストレートに「暗殺する」「謀反の疑いをかけて殺す」を
連発していてびっくりしてしまう。
(後世にも暗殺疑惑はあるけど、ここまであからさまにはやってないよね……)
古代氏族は天皇家と同じように、それぞれに神々の子孫として設定されているし、
「それぞれに力を持った氏族がいて、その中でたまたま頂点に立ったのが天皇家」であって
「天皇家が別格」という意識は後世よりも薄かったのかな。
 

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95:篠綾子『歴史をこじらせた女たち』

2023-04-27 12:05:51 | 23 本の感想
篠綾子『歴史をこじらせた女たち』
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
持統天皇、北条政子、日野富子、淀殿……
もしこの人がいなかったら歴史はどうなっていただろう?と
思われる「こじらせ女子」大集合!

「悪女」「猛女」と言われたスゴイ女たちの実像に迫り、
そのドラマティックな人生を解説。
歴史学習で取り上げられる女性は、どうしてこんなに少ないのだろう……。
篠さんは、子どもの頃にそんな疑問を抱いたと言います。
NHK他kがドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する北条政子のように、
歴史の上の女性たちは決して活躍していないわけではありません。
ここでは、”歴史をこじらせた”33人の女性たちを、史実に照らし合わせながら、
また和歌を読み解きながら、定説を覆す”ぶっちゃけ史観”もバシバシと入れながら、
「悪女」「猛女」といわれたスゴい女性たちの実像に迫り、
そのドラマテックな人生を紐説いていきます。
 
****************************************
 
↑Amazonの上の紹介文、誰がアップしたのか知らないけど、
ちゃんと校正しようよ!!!!
「他kが」は「大河」のミスだよね。
 
題名の「こじらせた」が先にあったのかな……。
本文に頻繁に出てくる「こじらせた」にかなりの不自然さを感じてしまう。
別に「こじらせ」てなくない……?? 
 
酒人内親王、橘嘉智子、藤原淑子、丹後内侍、承明門院など、
この手の本であまり取り上げられることのないマイナーな人物も
カバーしているのはとてもよかった。
これから歴史を学ぼうという人にとっては
興味を持つきっかけになるだろうし。
史実とされていることと、伝承をできるだけ切り分けて
扱おうとしている姿勢も感じられて、安心する。
阿野廉子の項は特に顕著で、
出典により描かれ方がかなり違うことをはっきり示していた。
 

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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」完全版 ブルーレイ BOX

2023-04-25 12:54:11 | 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

全話、ブルーレイで見終わった。

本当によく出来ていると思う。

ストーリー上の粗はないことはないのだけども(特に終盤)、

見ているときにはあまり気にならないようにできている。

 

俳優さんの話だと、未公開シーンがたくさんあるはず。

それを見せてくれ~!!

特典映像&音声、最終巻のメイキングとオーディオコメンタリーが特によかった。

のえの殺意が高まっていくところ、

やっぱり作ってる人も「義時が悪い」という認識だったのだな。

 

以下は自分用のメモ。

【第壱集】
・制作発表会見
・第一次出演者発表
・キャスト取材会(小栗旬×新垣結衣×菅田将暉×小池栄子×大泉洋)
・「鎌倉殿の13人」PR集
・ノンクレジット・タイトルバック
・北条ファミリーが語る!「鎌倉殿の13人」放送直前SP
(2022年1月3日放送、未放送部分含む)

【第弐集】
・第二次出演者発表
・1分PR「源平合戦クライマックス迫る!」
・小栗旬さんが語る「壇ノ浦の戦い」
・土曜スタジオパーク
 佐藤浩市 (2022年4月16日放送より再編集版)
 菅田将暉 (2022年5月7日放送より再編集版)
・菅田将暉×佳久 創 オーディオコメンタリー
(第18回 壇ノ浦で舞った男)

【第参集】
・大泉洋インタビュー「北海道道 大泉洋スペシャル」(2022年7月15日放送より)
・新章スタート!「鎌倉殿の13人」PR
・鎌倉で生き抜くということ~将軍と御家人たちのリアル~(大河ドラマ館より)
・土曜スタジオパーク ゲスト:小池栄子 (2022年8月27日放送より) 
・タイトルバックの舞台裏

【第四集】

・鎌倉を駆け抜けた女たち 大河ドラマ館(鎌倉市)より
・応援感謝!ウラ話トークSPディープバージョン 
~そしてクライマックスへ~(2022年10月18日放送)
・鎌倉殿の13人クライマックスへPR 三谷×佐久間対談
・「鎌倉殿の13人」舞台裏に迫る!~所作指導・撮影~大河ドラマ館(鎌倉市)より
・最終回「報いの時」メイキング

・清水拓哉(制作統括)×吉田照幸(チーフ演出) オーディオコメンタリー 最終回「報いの時」

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94:ゆむい『夫の扶養からぬけだしたい』

2023-04-23 19:42:47 | 23 本の感想
 ゆむい『夫の扶養からぬけだしたい』
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
「僕と同等に稼いでみなよ!!」
夫の心ない言葉、非協力的な態度。
同等に収入がないと、家事・育児に協力してほしいと言うこともできないの?
「離婚」の2文字が浮かび続けるももこの決断は…。
 
****************************************
 
漫画も小説もドラマも、最近、夫婦関係を題材にした作品が多いな~。
たいてい「夫にムカついてムカついて仕方ない」という
感想になるのだけども、こういう形でも
女性が声を上げられるようになったのはいいことだ。
 
かつて、
「誰がお前たちを養ってやってるんだ!」
という夫の言葉に対して妻が黙るしかなかったのは、
・夫にそれ相応の稼ぎがあった
・今以上に女性の仕事も給料も少なかった
という状況だったからだと思うけれど、
今は日本が貧しくなっていて、妻も働かざるを得ない。
「専業主婦の妻が家庭に専念すること前提の、夫の働き方」
が破綻しつつあるのに、会社も夫も意識だけは変わらず、
夫婦ともに不満爆発・・・・・・というのが、
このところの「夫婦もの」ブームの背景にある気がする。
女性でも意識が変わらず、妻側に対して厳しい人、いるもんな。
 
家事や子育てってものすごく大変なのに
賃金が発生しないせいで見下され、
離婚したくてもできない。
それを考えると、結婚や出産を機に仕事を辞めるのは
リスキーすぎるが、そうせざる得ない状況もあるよね。
「そいつと結婚したのはお前だろう」
「仕事をやめたのはお前だろう」
と自己責任論にもっていくのは、意味がない。
 

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88-93:最近読んだ漫画

2023-04-21 21:27:24 | 23 本の感想
松井優征 『魔人探偵脳噛ネウロ 〈1〉~〈3〉』
 
これが初めての連載だったのかな?
『逃げ若』→『暗殺教室』→『ネウロ』と遡って読んだので、
「ここからあんなに上手くなったんだ!」
という感動がある……。
絵もキャラ立てもストーリーも、
びっくりするくらい洗練されて上手くなってる……。
 

 安達智『あおのたつき〈1〉・〈2〉』
 
絵も雰囲気もとても好き。
遊郭にまつわる話なので、メインは悲しく酷いストーリーなのだけれども、
可愛い絵柄とコメディパートで上手い具合にバランスを取っている。
 

 

 糸なつみ『きみは謎解きのマシェリ〈1〉』
 
おそらくヒーローポジションなのであろうイケメンが好みじゃないけれども、
ストーリーは好き。
「昭和初期」という設定は、1巻の時点では、
女性やマイノリティの生きづらさを強調するくらいにしか機能していないけれども、
確かに、現代ものにすると「今どきこんな露骨な差別は・・・・・・」という
感想になってしまうのだろうな。
 

 
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87:『NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE MAKING』

2023-04-19 00:49:53 | 23 本の感想
『NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE MAKING』
★★★★★
 
【Amazonの内容紹介】
 
2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の秘蔵カットを収めたメイキング写真集。
これまで公開されなかったドラマの舞台裏が余すことなく写し出された
珠玉の1冊となっている。

撮影=小栗旬。
伝説の最終回から3カ月…北条義時を演じた小栗旬が、
自身のカメラで「鎌倉殿の13人」の現場を撮影していた。
(以下略)
 
****************************************
 
完走した大河ドラマはそんなに多くないし、
完走しても関連イベントに行こうと思ったことはなく、
アンテナが立っていなかったから
他の作品がどうだったのかわからないんだけども、
たぶん、すべての作品で
これだけファンサービスが充実してるわけじゃないよね……。
 
これまでに円盤を買うほど好きだったのは3作品だけなので、
「5年に一回しかないから!!」と気が大きくなって
写真集も買ってしまった。
 
愛に満ちあふれた一冊であった……。
撮影時期の問題もあってか、
写真の多い人とそうでない人の差が激しいので、
特定の役者さん目当てでの購入はおすすめしないけれども、
「作品が好き」な人には楽しめるのでは。
 
対談で大河ドラマが「くじ引き」にたとえられていたけれども、
わたしが「もうあかん、耐えられん!」と思って脱落した作品も、
たぶん関わっている人々はそれぞれによいものを作ろうと思っていたはずで、
それでもどうしようもなく歯車が嚙み合わなくてそうなってしまった、
ということがほとんどなのだろうな。
歯車が嚙み合わないまま、一年にわたる作品を作り続けるって
かなり苦しくつらいことだと思う。
視聴者は好き勝手言うし、それが悪いことだとは思わないけど
(対価を得て世に出しているものだから)、
かかわった作品はできるだけ愛されるものであってほしいだろう。
それが叶うかどうかは、運としか言いようのないものなのかも。
 

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86:原田マハ『旅屋おかえり』

2023-04-18 12:11:35 | 23 本の感想
原田マハ『旅屋おかえり』
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
あなたの旅、代行します!
売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。
スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因で
テレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、
人の代わりに旅をする仕事だった――。
満開の桜を求めて秋田県角館へ、
依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。
おかえりは行く先々で出会った人々を笑顔に変えていく。
感涙必至の“旅”物語。
 
****************************************
 
なんとなく、4か所くらいの場所へ行く連作短編だと思っていた。
実際は「旅屋」として行くのは2カ所だけ。
なんだかんだで都合良く物事が展開して、
かたくなな態度を見せていた人が
わりとあっさり折れてしまったりもするのだが、
人情もののツボをちゃんとおさえていて
きれいにまとまっている。
旅に出たい気持ちにさせる物語でもあった。
 
ただ、動揺したとはいえ、社長が仕事の約束もすっぽかして
連絡もせずに行方不明になるのはダメだろう。
これは、作者と読者の許容範囲の差だと思うけれど、
どんなにハートフルな展開にしようと、
これで社長の株が大暴落した読者は多いと思う。
 
温泉宿のイケメンパパが印象的。
恋に発展するのかと思った!
 

 
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