金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ『青天を衝け』#41

2021-12-26 21:32:01 | 大河ドラマ「青天を衝け」
中国への義援金を呼びかける演説から、
終盤の回想にいたるまで、ボロ泣きしてしまった……😭 😭 😭 

両親はじめ、周囲の人々の教えと影響が作ってきた
91年の生涯だったのだと思って。
国が戦争に向かって進んでいっても、
「みんなの幸せのため」「人と仲良く」
というスタンスを崩さなかったところ、
そして現実に願いを打ち砕かれてもめげなかったの、
すごいね。

今回だけでも、

・明治期に作ってきたものが震災で全部燃えちゃう
・10年頑張ってきた移民問題に対する努力が無駄に
・老体にむち打って集めた救援物資が
 満州事変のために拒否された

ってひどい展開なのに「もうやーめた!」にならない。
とにかく止まれない人だったんだろうな……。

個人的には『青天を衝け』は『いだてん』と
同じカテゴリーに属する大河で、

「『ものすごく好き!!』とか『めちゃくちゃハマった!』って
 わけじゃないけど、よくできていて、おもしろさが高値安定」

という評価だったのだけども、

・エピソードの積み重ねにおける無駄の少なさ
・盛り上がりどころの置き方を含めた全41話の構成

でみたら、今まで見た大河でいちばんよかったんじゃないだろうか。

(私の中では『清盛』と『直虎』が同じカテゴリーで、
 これらは「めちゃくちゃ好き!」なところと、
 「いまいち」なところの差が激しい)

【その他いろいろ】
・最後まで出てきた家康。
 ドラマの主みたいに、視聴者へのメッセージを告げる。

・老けメイクすごいけど、やっぱり遠目に見ると
 若いのがわかっちゃう。

・北里柴三郎「感染症を防ぐためにはマスクが一番」
 これ、コロナ下だから出してきたシーンでしょ……

・「沢山の子や孫に恵まれた」
  いいことみたいに言うな!

・大隈重信「わせだ」栽培

・栄一、移民たちのために82歳で再度渡米。
 栄一が渡米すると首相が殺される。

******************************

次の『鎌倉殿の13人』は、いちばん好きな時代だというのもあって、
期待のハードルを上げすぎてる自覚がある。
初回放送が怖くなってきた。

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大河ドラマ『青天を衝け』#40

2021-12-19 21:44:01 | 大河ドラマ「青天を衝け」
最終回の1歩手前、45分拡大版。
周りにいた重要な登場人物がどんどん退場していき、
栄一の人生もドラマ自体も、閉じる方向に向かっているはずなのに、
イベント起こりすぎだよ!
栄一の人生自体がこうだったんだろうな~。

実業界を引退することにした栄一。
ナレ「辞職した会社は60以上」。
関わりすぎ!
名誉会長とかそんなものが大部分だったとしても、
一人でこれだけやるの、超人すぎるでしょ。

そのうえ、アメリカでの日本人排斥運動を踏まえ、
民間外交のために渡米。
90日以上かけてアメリカを横断し、各地を回り、
講演を行う超過密スケジュール。
あの~、この人、最近死にかけてたんですけど……??
(しかもこの後、中国に行きたいとか言ってる!!)

伊藤博文が栄一と会って
「ハルビンに行かねば」
って言った時点で、
見てるこっちは「わああああ!!!!」だったよ……。
案の定、ハルビンで暗殺されてしまう。
(誰にやられたか、不自然なくらい言及しなかったね……)

アメリカで伊藤死去の報を聞き、打ちひしがれる栄一。
「これまでに実に多くの友を亡くした」
という「友」の中に、岩崎弥太郎も入ってるんだなあ。
排斥運動が盛んなサンフランシスコでの講演、
中止したほうがいいと止められるが、強行。
伊藤の暗殺、そしてこれまでに起こってきた幕末の争いを、
アメリカとの友好につなげる名演説。

これまでの人生の総括にもなっているし、
ここで「そうだそうだ、戦争はダメ! 平和が一番!!」と
最終回にもっていければどれだけいいか……。

実際は戦争の時代に突入するし、ドラマの上でも
日本は第一次世界大戦に参加。
「あなたほどの減らず口がなぜ黙っているのか」
「口を開いたら嘘しか言えないからだ」
「なぜ80近くにもなって首相をやっているのか」
大隈にズバズバ言う栄一だけど、本当にもう、
かつて新しい国を一緒に作ろうとしていた仲間は
どんどん死んでしまって、大隈にこういうこと言える人は
いなくなっちゃったんだろう。
「維新の尻拭いをしている」という大隈の叫びも悲痛。
そして、喜作と慶喜が穏やかに死んでいったのとは対照的に、
井上馨が「参戦☆ イエーイ☆」って興奮して死んだの、
ほんと、幕末から変わらない病という感じで
容赦ないね……。

渋沢家もめっちゃくちゃ。
篤二は家を出て芸者と所帯を持ち、うたちゃんがワーワー文句。
栄一は、篤二を廃嫡することに。
栄一なんか、お妾さんを妻と同居させとったぜ?
と思うが、篤二の奥さん、いいとこのお嬢さんだからね……。
千代は百姓の娘だからええんか……と腹も立つが。
栄一がいちばんアカンのは、篤二の尻拭いをその子である孫に
させようとしたところ。
孫は虫が好きで農学をやるってうきうきしてるのに、
「法科に行って、跡をついで実業界を支えてくれ」
って土下座して。
「篤二の心を理解してやれなかった……」って言った、
その舌の根も乾かないうちにこれ!
決して命令ではない、って言うけど実質命令じゃん!!
「栄一が、家庭人としてはほんとダメ」っていうの、
これまでにずっと一貫して描いてきているから、
「やるよね、こういうこと。この栄一はやる……」
という変な諦めがあるわ……。

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大河ドラマ『青天を衝け』#39

2021-12-13 10:13:04 | 大河ドラマ「青天を衝け」
栄一の生命力、すごくない??

〈前回〉
ナレ「皮膚がんが見つかりましたが、事なきを得ました」

ナレ一行で済まされる話か!?

〈今回〉
戦争に加担したストレスもあるのか、倒れる。
医者「(家族に)お覚悟なさってください」
慶喜「生きていてくれたら、何でも話そう」
ナレ「栄一はみるみるうちに回復しました」

そんなのあり!?!?

栄一の業績の多さって、
長生きしたからっていうのも大きいよね。
政界・財界問わず、失敗した人・失脚させられた人は
多くいるけど、早死にしたらカムバックの可能性もないもんな。

しかし、病床で慶喜に生きてくれと言われた場面の
乱れ髪の吉沢亮、イケメンすぎて見入ってしまったわ……


栄一が死にかけて、嫡男のプレッシャーで
押しつぶされかける篤二。
慶喜に向かって「それでもあなたよりはマシなはずだ」って
言っちゃう。
篤二が「向いていないのに背負わされたもの」の大きさは、
ここ数回できちんと描かれているんだけども、
完全に八つ当たり。
しかしこれに関しては、おとがめなしなのね……。
女遊びより、父の元主君をくさすほうが
だいぶ悪いと思うんだけども。

「戦争はダメ」という現代的な価値観を持ち込まずに、
経済や国力の面で戦争はマイナスであると描いたこと。
「人は誰が何と言おうと戦争をしたくなれば必ずする」
という慶喜の台詞を、幕末と日露戦争をリンクさせることで
効かせたこと。
かつて民衆の中のテロリストになりかけていた栄一が、
今度は上にいる人間として
民衆のとどめられない勢いに圧倒されるという構成。
こういうエピソードの積み重ねにちゃんと意味のある
ドラマの作り、いいねえ。

今回の「紀行」は喜作がメイン。
序盤から登場していた人物が取り上げられると、
ああもう終わりなのね……という感じがあるな。
すっかりおじいさんになっていた惇忠兄ぃも
死んじゃったしなあ。

コメント (4)
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大河ドラマ『青天を衝け』#38

2021-12-05 21:13:05 | 大河ドラマ「青天を衝け」
慶喜も川村も伊藤も老け込んで、
美賀ちゃんなんか亡くなっちゃったのに、
栄一はお肌ツヤッツヤのままじゃん!!
民部公子もあんなピッチピチで37歳はないやろ……。
しかしもう、このドラマも残すところわずかだし、
栄一も結構な歳になってるんだよね。

息子・篤二、非行に走る、の巻。
父は当代随一ってレベルの実業家で、
姉妹と結婚した義兄弟たちもエリートで、
なのに自分は渋沢栄一の嫡男ってだけでちやほやされてて、
何者にもなれず、
いたたまれないのは、まあ、わからないでもない。
姉妹たちが、
「お父様の仕事の邪魔にならないように」
って自分たちで嫡男の問題行動に対処しようとしてるのも
嫌なんだろうな~。

でも、篤二、そこまで悪いことしてなくない??
女遊びしたり、女連れて学校の寮を脱走しただけじゃん。
栄一みたいに、テロリストになって焼き討ちしようとしたり、
横領したり、よその女に子を産ませたりしてないよ!
腹違いの弟たちと遊んであげて、慕われているし、
たぶんいい人。
「渋沢栄一の息子」じゃなければ、プレッシャー感じずに
生きていけたのにね。

歌ちゃんが、
「あれほどの仕事をなさったお父様なら欠点があっても仕方ない」
って言ってるのには、笑ってしまった。
彼女も、自分の父が品行方正だとは決して思っていないのね。
栄一が息子の行動について「自分のせい」って言ったの、
自分の教育のことを言ってたのかもしれないけど、
遺伝でしょ、女関係は……。

【その他いろいろ】

・おくにさん、
「新たな人生を歩みたいと、渋沢家を出て行くことになりました」
って。
 このドラマの、統制された明るく前向きなムードによって
 さらっと流してしまいそうになるけど、後妻も来たし、
 描かれないけど栄一は次々に女に手を出すし、
 だんだん居場所がなくなっちゃったんじゃないだろうか。

・バザーのときの、栄一や井上のブルジョワぶりよ。

・ついに栄一も暴漢から襲われるようになったか。
 大久保も大隈も板垣も伊藤も……と思うと
 だんだん感覚が麻痺してきて驚かなくなる。

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大河ドラマ『青天を衝け』#37

2021-11-28 20:51:24 | 大河ドラマ「青天を衝け」
岩崎は自信満々。
悪役にはこれくらいどっしり構えていてほしいね。

お千代の死でしょぼんとしていた栄一も、
三菱とのバトルが始まると燃えてくる。
感情的になって伊藤博文にたしなめられるほど。

競争の最中に 弥太郎が死んでしまうの、できすぎだな。
実は弥太郎も、本当に日本のためを思って
やってたということが明かされるの、ずるいよ。

栄一はあっさり後妻を迎えることに。
家政と社交を重視した人選なのは納得。
おくにさんはちょっと違うよね……。

再婚したものの、孫の誕生に後妻さんの前で
 「千代に見せてやりたかった」 。
栄一って、こういうとこあるよな~。
自分ではいい人だと思ってるけど、すごい無神経なの。
案の定、後妻に離縁してと言われてる。
和解したが急にラブラブにならず、
家庭や養育院の共同経営者としておさめたのがよかった。
尺の問題だったかもしれないが、後妻とのすったもんだを
最小限で抑えたのは好印象。

後妻との関係が好転した一方、千代の産んだ長男との確執が……
と 仄めかしたところで終了。

【その他いろいろ】

・お安さん、 しぶとく出続けるなあ。

・うたが、おくにではない女性を後妻に迎えることに
 難色を示すの、史実に沿った上に
 これまで描いてきた千代ちゃん─おくにさんの関係からも
 納得できる。
 ちょっとしたセリフで、関係が良好だっていうのが
 分かるようになっていた。

・岩倉具視、ギャグテイストのまま死ぬとは思わなかった……。
 暗殺未遂はあったものの、彼は畳の上で死ねたんだな。 

・ 五代もいきなりフラグなしで死亡が予告され、
 三菱と栄一たちの会社の仲を取り持って退場。
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大河ドラマ『青天を衝け』#36

2021-11-21 20:46:19 | 大河ドラマ「青天を衝け」
千代ちゃんアゲが続くと、
「ううう、そんなに仕込むなや……😨
と胸の内側がざらざらするわ~。
娘の結婚で、
「この世に思い残すことはない」
とまで言わせちゃってさ。

栄一、
「お前がいなくては生きていけねえ」
なんて言うくらいなら浮気すんな!!
死の間際だけ愛妻家になるんじゃねー!!

そして、良妻賢母すぎる千代ちゃん、死す。
史実が憎い……!!

おくにさんが、傷心の栄一に寄り添ったりせず、
ひとりにしたのが良かったな。
(感染を恐れたのもあるだろうが……)

【その他いろいろ】

・伊藤の大隈下ろし、陰険~!!
 大隈もただではやられず、わくわく。

・五代、いつのまにこんな栄一と仲良くなったん……?
 五代、やられっぱなしでも冷静で強いな。

・コレラだというのに、きれいすぎる千代ちゃん。



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518:櫻いいよ『交換ウソ日記』

2021-11-15 20:38:20 | 大河ドラマ「青天を衝け」
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

好きだ――。
高2の希美は、移動教室の机の中で、
ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。
送り主は、学校で人気の瀬戸山くんだった。
同学年だけどクラスも違うふたり。
希美は彼を知っているが、彼が希美のことを知っている
可能性は限りなく低いはずだ。
イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れた希美。
その日から、ふたりの交換日記が始まるが、
事態は思いもよらぬ展開を辿っていって…。
予想外の結末は圧巻!感動の涙が止まらない!

****************************************

売れている本だということで読んだ。

自分がこういう話をふだん読まないからかもしれないけど、
「これだけで話を書いていいんだ!?」
という衝撃があった。
主人公の成長や友達関係というものも絡んでいるんだけど、
基本、「普通の高校生の恋愛」だけで話が進んでいく。
何かしら目新しい要素を入れて
話を作らねばならないものだと思っていた。

決して批判しているわけではなく、
こういうシンプルな話でもいいんだな~という驚き。
「発端から障害を乗り越えて、恋の成就まで」
という素直なストーリーなのに読ませる。

ヒーローからヒロインに対しての「頭ぽんぽん」が発生するたび、
ゾッとしてしまったが、こういうのも需要があるのだろう。


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大河ドラマ『青天を衝け』#35

2021-11-14 20:44:39 | 大河ドラマ「青天を衝け」
西洋式のもてなしを学ぶ奥様たちの会、
めっちゃ女子会。
恋話に男性談義、ファッション研究。
千代ちゃんたちが楽しげで良かった。
千代ちゃん、髷を落とした栄一の写真見て
「あさましい」って言ってたけど、
「ぞっとして」たんや……

男性陣もわちゃわちゃ楽しげにやってるし、
千代ちゃんの顔も明るくて、
平和なコメディ回。

なんか、こうも明るく楽しげだと不安になるな……
と思ったら、やっぱり~!!😭 😭 😭 

【その他いろいろ】

・奥様たちの紹介でそれぞれの旦那の顔が表示されるとき、
 井上の顔だけおかしかったぞ。

・ちゃんとおくにのことも忘れない千代の優しさよ……

・岩崎弥太郎の大ボス感、ますます強い。
 
・伊藤の大隈下ろし。怖いよ~!!
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大河ドラマ『青天を衝け』#34

2021-11-07 20:55:03 | 大河ドラマ「青天を衝け」
久しぶりの家康登場。
家康「徳川のせい? 20年も前のことですからね」
伊藤博文「昔のことは昔のこと!」
便利な言葉じゃの~。

書生たちを厳しく たしなめる、
千代ちゃんの 凛々しい奥様ぶり。
本当に得がたい奥さんだよ……。
養育院の娘たちに裁縫を教え、親切にする、
ちよちゃんの聖人君子ぶりを描いたのと同じ回で
新しい女を登場させる脚本のいやらしさ。
(ただ、 養育院での千代ちゃんの聖母ぶり、
普段世話してないから出来ることだよなぁ……)

岩崎弥太郎のあからさまな悪役ムーブにびっくり!
口先だけでも綺麗ごと言って、ちょっとは 取り繕おうぜ!!

【 その他いろいろ】

・岩倉具視、洋装してるうえ断髪済み。
 この人、出てくるだけで面白いな。

・ なんだかんだで政治からは完全に抜け出せない栄一。
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大河ドラマ『青天を衝け』#33

2021-10-31 20:20:36 | 大河ドラマ「青天を衝け」
国立銀行設立に力を貸したのに、
政府から切り捨てられちゃった小野組、
かわいそう……。

小野組の破綻を機に、銀行を乗っ取ろうとする
三井の三野村と、それを阻止しようとする栄一。
すっかり悪役ムーブをかましていた三野村が、
終盤で栄一の自宅にやってきて
子どもたち相手に好々爺ぶりを見せたうえ、
第三者の口から、
「実はあの人、小栗さんに才覚見いだされて三井に入ったから、
 小栗さんの子養育してんの」
と意外な一面が公開され。
「まことに人は一面ではねえのう」
と栄一に言わせて、存在をさらに印象づけたところで、

三野村、死んじゃった。

ええ~っ!?と思ってたら
「ナレ死」ならぬ「新聞記事死」で「西郷死ス」。
あばばば……となったところに、
畳みかけるように「大久保さんが殺されました!」。

情報の大渋滞だよ!!

しかも、ものすごく自然に、
大久保のキュートなところ見せて、
「味方になってくれんか」
と素直に言わせて栄一と視聴者をキュンさせた後!
死亡フラグだったことに気づかなかったよ。

今回、内容自体は盛りだくさんだったのに、
すんごいうまく情報処理して、話を展開させていた。
ちょっと、この処理の仕方には、びっくりしてしまう。

蚕卵紙を安く買いたたこうとする外国の商人たちを
ぎゃふんを言わせるために、
買い上げ→燃やすという対処を取ったことにからめ、

・栄一の危機管理&対処能力
・親族のチーム感

を描いただけでなく、

・過去の横浜焼き討ちや死んでいった仲間たちのこと
・パリ時代に新聞による情報戦でやられたこと

という過去のエピソードも活かしてる。
パリで一緒だったメンバーの再登場は、
昔の仲間が続々集結する熱い展開じゃん。
うますぎる。

【その他いろいろ】

・暴れる大隈に向かい、五代からの手紙を読み上げる
 奥さん、おもしろかった。

・大久保に「人望ない」とはっきり言った後、
 「ひげで優しい顔隠しちゃって~☆」
 とか言う五代、振る舞いがモテ男すぎる。
 一人だけ乙女ゲーみたい。

・わめく大隈に、「五代さんにどやされるよ!」って
 言ってるのも可愛い。

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