本の感想103:滝本竜彦『NHKにようこそ!』(角川文庫)
★★★☆☆
NHK=日本ひきこもり協会。
この作家さんの作品は以前からあちこちで目にしていたのだけど、
文芸誌に掲載されていた「ムーの少年」を流し読みしただけでした。
それでも同時掲載されていたインタビューのインパクトがよっぽど強かったのか、
どうしても頭の中で主人公の顔が作者の顔になってしまう。
前半は電車の中で読んでいて、笑いを抑えるのに一苦労だったけど、
後半は重かった……。
ヒロインの事情が重すぎ、隣室の後輩の嗜好は読む人を選ぶ、と
ひっかかる部分はいくつかあったのだけど、コミカルなタッチの合い間に
出口の見えないひきこもり生活の苦悩が垣間見えて、
おもしろかったり身につまされてみたり。
★★★☆☆
NHK=日本ひきこもり協会。
この作家さんの作品は以前からあちこちで目にしていたのだけど、
文芸誌に掲載されていた「ムーの少年」を流し読みしただけでした。
それでも同時掲載されていたインタビューのインパクトがよっぽど強かったのか、
どうしても頭の中で主人公の顔が作者の顔になってしまう。
前半は電車の中で読んでいて、笑いを抑えるのに一苦労だったけど、
後半は重かった……。
ヒロインの事情が重すぎ、隣室の後輩の嗜好は読む人を選ぶ、と
ひっかかる部分はいくつかあったのだけど、コミカルなタッチの合い間に
出口の見えないひきこもり生活の苦悩が垣間見えて、
おもしろかったり身につまされてみたり。