昨日12月8日に世界初のコロナワクチンの接種が始まった。90歳のマーガレット・キーナン婦人が世界初ということで昨夜のテレビでは世界中のテレビ局のニュースのトップを飾った。彼女は早朝6時31分に接種されたもので、この時ITV の早朝プログラムで、スタジオで見ていた健康大臣のマット・ハンコックは感涙にむせんだ。
このワクチンは3週間後にももう一度接種しなければいけないそうで、今後は80歳以上の老人と、医療関係者、老人ホームでもケアワーカーがまず最初に接種される。
新聞の投書欄では、年寄りは後回しにして、経済を立て直すために健康な働いている人たちを優先すべきだとか、サンタクロースをまず最初にするべきだなどとふざけたのもある。ボリス・ジョンソン首相はもうかかって免疫ができているからいいが、国会議員全員に接種して安全性を確かめるべきとの声もある。首相の父親スタンリー・ジョンソン80歳はもちろん自分の番が来たらすぐしてもらうと、確約しているそうな。
その次が75歳以上の老人と言うことで、私など来年1-2月に接種されることになればラッキーだろう。
ところがワクチンが世間一般に普遍される前に、最近の感染者が急増している。先週の土曜日、ロンドンのロックダウンが終わったところで、ロンドン市内の繁華街オックスフォード・ストリートやリージェントストリートはマスクもしない買い物客であふれた。がちなみに今日1日の感染者は1万6500人、死者も1日533人、死者のトータルが6万2566人、全く自慢にならない死者数ヨーロッパ1を誇る?ことになった。
この人たちが感染して自宅に帰り一人の人が3人づつに移したらどうなることか?今年のクリスマスは政府も仕方がない、クリスマスをキャンセルすることはできないと、家族が集まることを許したが、クリスマス後の感染者急増が今から危ぶまれている。
来春4月のイースターの時にポールの遺灰をポルトガルの山へ撒きに行きたいと願っているのに、いったいどうなることか予定がつかない。
クリスマス前にポルトガルまでの飛行機の予約をすればイースター前の予約とは半額以下になるらしいが、何しろコロナの蔓延いつ収まるのか先が見えない。
昨日のメトロ紙に載っていたクリスマスのジョークで一般投書の中から1位になったのが、やっぱりドミニック・カミング(首相のアドバイザーだった人で、ロックダウンの最中のコロナ感染中に英国北の自宅へ戻り大いに批判されたものの、首相は首にできなかった。)の話題が一番。そのジョーク・・・・ドミニックカミングの一番好きなクリスマスソングは何か?Driving home for Christmas.。
そして11位に入ったジョーク・・・ドミニックカミングはどのようにモノポリーで遊ぶか? 答え・・・ルールは無視し、好きなところへ行き、決してジェイル(牢獄)だけは行かない。 これには思わず噴き出した。
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