Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

クリスマス前のこの頃

2020-12-13 22:38:41 | ロンドン周辺

先日、娘宅へジャクジーに入ろうと歩いていくことにした。彼女の家までは車で10分、雨降りや暗い時には車を運転して出かけるほどの勇気がない。

それで小雨の中歩いて30分のところ、電車もバスもあるけれど、ロックダウンの時期、決して乗ってはいけないと娘から厳命されている。

サッカーグラウンドの横の歩道を歩いていたら、対向車側に小型トラックが止まった。この車は街路樹を剪定して回る、カウンシルの車で、その上にヤドリギ(英国ではミッスルトーと呼ぶ)がのっていた。

ちょうど止まった車の横の巨大な街路樹にもこのヤドリギが大きく丸く下がっている。ヤドリギは今の時期白い実がなり小鳥たちの冬の食べ物の一つだが、中の種の周りは粘着性で鳥が木の上でフンを落とすとその枝にくっ付いて芽を出し木の養分を吸って大きくなる。

さてこのヤドリギ、英国ではクリスマス時期だけ花屋さんや、マーケットで売られている。英国の伝統ではクリスマス、ミッスルトーの下で出会った人たちはキスを交わす。

 

トラックの若者に、そのミッスルトーをください。と頼んだら、気やすくOK と言ってその枝を持ち上げ、彼は唇を突き出してキスの真似をした。

大笑いをしてもらってきたが、こんな英国のユーモアが大好き。

娘の家の天井にはものを下げるところがどこにもなく、玄関の花かごを下げるところにミッスルトーは下げられた。今年はコロナ難、誰もわざわざミッスルトーの下でキスどころじゃない。近よりもできないんだから。

 

今年初めて作ってみたクリスマスの花輪(Wreath リースと呼ぶ。)わが家の庭のイチジクが細い新芽を伸ばし、細い枝を剪定した。この枝がしなってよく曲がるので集めて輪にし娘宅の庭の月桂樹の枝と赤い実のなっているヒイラギで作った。

娘婿のパトリックは 大変そうだから買ったらいいのに と言うがこうして作っている時が楽しいし、自作なら満足感も十分。

 

娘宅の裏庭のジャクジーは直径1メータ50センチ、温度設定40度で、日本の岩風呂に入っているようで、雨が降ってるときなど野球帽をかぶっている。

 

この間など入っている真上をサギ(グレイヘロン)が2回も旋回していった。

2年前にポルトガルで買って娘にプレゼントしたレモンの木も大きくなり、今まさに花があちこち咲いている。昨年もたくさん花がついたのに変な毛虫が繁殖して,実がなったのは2個だけ、それなのに最近まで庭に置いてあったので強風でなぎ倒されて結局、収穫ならずで終わった。今度こそと期待している。

 

まだ5歳半の孫のため、娘が作ったトリック。パトリックが日本人のお客さんからいただいたお土産を持ってきた。日本のデパートの缶入りクッキー、缶詰を高く積んでその上にクリスマスの小人(エルフ)が上ってクッキーを盗もうとしているところ。

エルフとサンタクロースは相談してクリスマスに来るのだからエルフに触ったらだめよ。孫のジュードはエルフ用にクッキーを余分にとって我慢できずに食べてしまった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナワクチン開始 | トップ | 1972年 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロンドン周辺」カテゴリの最新記事