カマージュを通って西へ向かった。カマージュは広大な平野で、国道、県道の周囲は農地と牧場から成っている。道路わきに大きな工場があり大きくRiz de Camarge (カマージの米)という看板があった。そう見れば周囲は刈り取った稲田だった。
ここでもお米がとれるのだ。今までこうして旅して歩くと地中海沿岸はどこでも稲作をしているのが分かった。
カマージュの遠浅の海を駆ける野生の白馬やフラミンゴは国道や県道からは見えない。
モンペリエーまでナショナルロードを走り、ベジヤーまでの約70kmを高速で走ってスペインへ行くべく西の山中のキャンプサイトに着いた。
この夜地図を見ながら次のキャンプサイトを調べたが10月半ばを過ぎるとほとんどのキャンプサイトが閉まって停まれるところがない。
とうとう諦めて一昨年も行ったアンドラへ行くことに決めた。
翌朝カーナビをフランス南部のキャンプサイトにセットして出発。ナショナルロードを走っていた途中の町でカーナビにまたしてやられた。田舎の細道に入り込みジグザグ急坂を走り回って約60Km の道に2時間以上もかっかって亭主は頭にきている。
やっとメインの道路が見えてきた時からカーナビは見たくもないとスイッチを切って棚の中に入れてしまった。
フランス南部のE09は無料の準高速道路で順調にアンドラへの道を進んでいった。あたりは秋の黄葉がきれいで過去2回来た時に一面の雪だった山々にはまだ雪は見えない。
途中から急坂ジグザグ道をどんどん登っていく。昨年グラナダへ行く前のガレージで汚れたディーゼルで汚染されたエンジンはどんなに手入れをしても完全ではない。坂道は時速2-30マイルのスピードでやっと登っていくから後ろに乗用車が数珠つなぎだった。
アンドラからフランスへ入国する税関では長い行列がついていた。
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