Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

越冬キャンプ旅行ープラセンシア(Plasencia)とサラマンカ(Salamanca)

2014-04-07 18:02:25 | キャンピングヨーロッパ 2013-2014

カセーレスの近くのプラセンシアは昨年行って、ハゲタカの写真を数百枚も撮って大喜びしたところ。今回も行ってみなきゃと勇んで高速道路を北に50km走る。高速を降りてすぐに昨年とまったキャンプサイトを横目に田舎道を20km、昨年よりも1か月遅いせいか、観光客も多く観光バスが何台も走っている。

 

川淵の駐車場兼物見台は自家用車でいっぱい。そして立派な望遠レンズを抱えた男女が写真を撮りまくっている。上空は数十羽のハゲタカが旋回し川向こうの崖に巣があるのだろう。巣を作るための枝をくわえて飛んでいるのを見つけた。

 

こんなに多くのハゲタカが集団生活をしていて食料がちゃんとあるのだろうか?ハゲタカというと腐肉を食う嫌な鳥と思われているが、自然の法則で彼らも必要な鳥であるらしい。アフリカの動物が多く集まる水源に誰か毒を入れ水を飲んだ動物が全滅した。ハゲタカもやっぱり全滅してしまったから死肉を処理する機能がすっかりなくなってしまい、病気が蔓延したという。これはここ数年で起きた話。そうしてみると動物が生きてゆくには肉食、草食動物のみならず死体処理動物も健全でなければいけないことがよくわかる。

 

昨年登ったお城へは行くほどの気力が失せて,城下の大きな駐車場で昼食にする。この辺りはコルク樫の巨木がいっぱい生えていて、花が咲いている。どんぐりができる花であまり目立つことはない。

 

しかしこの周囲の草薮がすべてラベンダーだったとは知らなかった。なんといっても1か月の気温の差は大きい。あまりの嬉しさにあたり一面の草薮を徘徊して写真を写しまくった。

 

この日の午後、100km離れたサラマンカのキャンプサイトへ行くことに決めた。2011年3月11日東北地震、津波の災害が報道されたとき私たちはこのサラマンカのキャンプサイトに3日間滞在しNHKのニュースにくぎ付けだった。この町には3か所のキャンプサイトがあり今回は町の南の郊外7kmにあるドン・キホーテキャンピングに滞在した。翌日土曜日にローカルのバスに乗ったのは11時40分、30分かかって町の中心に近いバス停に着き町のスクエアーへ着いた時はもう1時近かった。

 

土曜日のせいかちょうど昼食時だったからか人通りも多く、観光案内所で地図をもらって宮殿や博物館を探すも見つからず、また案内所へ戻ってトイレの場所を聞いたところ、この街には公共トイレはないということだった。前に来た時も同じ問題で苦労したことを思い出し、旧市街を離れ、チェーン店のバーガーキングへ入ってコーヒーを注文してトイレにいった。

 

そんなことをしている間に町はシアスタに入りレストラン以外はどこも閉まってしまい、本当に腹だたしい。ほとんどが2時から5時まで閉まるから、結局歴史のある建物には一軒も入れなかった。午後3時半のバスで帰ってしまった。この街巨大な石の建築物が多くほとんどが大学やカレッジと書いてあるから、ここサラマンカは英国で言うオックスフォードかケンブリッジのような町なのだろうと思われる。

 

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