Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (23) 新年の花火

2010-10-30 14:43:42 | キャンパーヨーロッパ 2010年

 



クリスマスの一月ぐらい前からヨーロッパの町のいたるところで、クリスマスデコレーションが取り付けられ、これらは新年の7日辺り(はっきり覚えていないが)まで飾られる。

ここのキャンプサイトでもキャンパーやキャラバンの周囲に電飾飾りをきらきらさせて祝っている。中でも3軒のバンガローは聞いてみれば、各自買い取ったもので自宅だからであろうか、デコレーションの派手なこと。毎晩遅くまで辺りが明るく見えるほど光輝いている。






クェテイラの町も繁華街から海岸のプロムナードまでクリスマスデコレーションがとってもきれいだ。私たちは夜出かけることがないので、ここのデコレーションを初めて見たのが大晦日の夜11時過ぎだった。キャンプサイトで知り合ったイギリス人が大晦日の夕方、亭主に教えてくれ、嫌がる亭主を引っ立ててプロムナードへ繰り出した。
日中は暖かいこの町も夜は冷えるからとしっかり着込んで出発。プロムナードの辺りからは人出が多くなり明るく飾り立てたお店からは心浮き立つ音楽がきこえてくる。

 



海岸の砂地にしつらえた花火の数々を見つけ境界線から5メートルほど離れた海岸に陣取った。あたり一面の人たちはワインボトルを持ったり、パイントグラスを持ったりして笑いさざめいている。それを見て私たちも2000年祭の夕方ワインボトルを持って、3時間も早くからロンドンブリッジの川淵に陣取って新年を迎えたことを思い出した。






12時と同時に花火が上がりだし、15分間絶え間無く大空に色とりどりの花を描き、激しい音をとどろかせた。私たちは花火の発信地からあまりに近くにいたため、頭の上に炸裂した燃えカスが絶え間なく落ちてくる。特にしだれ柳のような無数の火の線が落ちて来たときは,髪が燃えるのではないかととっさにスカーフをかぶったほどだった。
真上で炸裂する花火をデジタルカメラで写すというのは並大抵でない。デジカメはシャッターがすぐには落ちないからその間に花火が消えてしまう。最後は際限なくシャッターを押し続けた。










観客の大歓声に包まれて花火が終わったときには肩と腰が痛くて、15分も上を向いて真上の写真を撮るのも大変な労力だと苦しんで帰ってきた。でもなんとすばらしいイベントだったろう。嫌がってやっと来た亭主が一番喜んでいた。世界中で新年と同時に花火が上がって、テレビで映し出されるが、自分がそこにいなかったら思い出すことは無い。今年もよい年になりますよう。

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