Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

テームス河の帆船

2014-09-11 11:57:44 | ロンドン周辺

 

 9月9日火曜日朝のニュースではテームス河で帆船のパレードがあるという。早速サンドイッチを作り魔法瓶にコーヒーを入れて駅へ向かった。我が家からグリニッチの川岸まで30分ほどで行ける。ドックランド軽レールウエィはオリンピックに際し拡大充実を図りずいぶん便利になった。グリニッチの駅で降りると辺りはわさわさとたくさんの観光客で賑わっている。この陸揚げされた古い帆船はグリニッチの有名なカティーサーク、数年前に火事で内部がほとんど焼けたが再建して観光名所になっている。

こんなにたくさんの人たちでは見物も大変だろうと対岸のドックランドへ地下トンネルを歩いた。

 

グリニッチ対岸は狭い公園と川縁に沿って長く散歩道が作られている。帆船のパレードは1時と聞いたので川縁に沿ってミレニアム・ドームが正面に見えるところまで散歩に行った。

12時頃に帰ってみれば公園もたくさんの人で皆カメラを持って川縁に陣取っている。これは失敗と私も隙間に割り込んでカメラを構えた。対岸の立派な建物は旧海軍士官学校であり、それがサウザンプトンへ移転してからはこの周囲は大学や博物館などになっている。

1時前から帆を巻き上げた大小の船がタワー・ブリッジ方面へ向かっていった。帆を張ってなくても帆船は珍しく私だけならず周りが一斉にシャッターを切っていた。

 

 

最後にタワーブリッジへ向かったのが巨大なポーランドの帆船でまるで帆船中の女王様みたいに華麗だった。そして行ってしまった船が戻ってくるまで誰も動かずサンドイッチやお菓子を食べて頑張っていた。まず最初に帰ってきたのは白い帆を一面に上げたポーランドの船であとから来るのは比べ物にならないくらい小さい。

 

 

英国船だけでなくヨーロッパ特にオランダの船が多くまた帆のサイズもまちまち 約50隻近くの船が通り過ぎていった。

大きな船が通る度に対岸のグリニッチの川縁から3発の礼砲が鳴り響き、それに対して長い汽笛が3回と最後に1回プツと切れたような返礼が川面を渡っていった。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

あとで聞いたところでは、一回数百ポンドで帆船に乗ってパレードした観光客もあり、行き交う観光船なども超満員のお客を乗せて、この日にやってきた観光客はずいぶんラッキーだったろう。

Sea Cadetと呼ばれる帆船に乗っていた若い船員たちは望遠で見れば男性だけでなく若い女性の船員がたくさんいて皆が笑顔で手を振っていた。

 

 

 

 

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