Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

オープンハウス  マルボローハウス

2011-10-14 01:14:34 | ロンドンオープンハウス 2011






トラファルガースクエアーからバッキンガム宮殿を結ぶパル・マルの途中にあるマルボローハウスは1709年にクリストファー・レンの息子によって設計された、マルボロー公爵のタウンハウスだった。
1816年王家に買い取られ、以来王家の皇女、王子、歴代の王の住む家となったが、1959年エリザベス女王により英国連邦(コマンウエルスと呼ぶ)のセンターとして機能することになった。

屋内は写真禁止のため、ここに載せることは出来ないが、玄関大広間の壁全部が華麗な壁画で埋まっていた。玄関に立っていた女性警備員の前で大げさにワォーと感嘆詞を発したら嬉しそうににっこり笑った。

玄関から右のドアを通ると幅広の階段と踊り場に行くが、両方の壁はマルボロー公爵が各国で戦った戦争場面が描かれていて、これを見せるため二階へ上り玄関大広間の手すりを横切って左の階段(ここにも戦闘場面が描かれていた。)を降りてゆく。

建物左の2部屋は英国連邦の仕組みや仕事を展示・パンフレットなどがたくさん立てかけてあった。

 

その奥のダイニングルームは立派なテーブルや家具と壁にマルボロ公爵やジョージ5世とその夫人クイーン・メアリーの肖像画が飾られてあった。驚いたのはクイーン・メアリーの肖像画で、4年前スカンディナヴィアを旅行した際、デンマークのフレデリクスボゥ城の大広間に飾ってあった絵とあまりに良く似ていたからだった。

そこでその部屋のガイドの女性に聞いたところ、彼女はデンマークから英国へ嫁いだのだとのこと。あまりにきれいな人だったから、忘れていなかった。

このジョージ5世とクイーン・メアリーは現エリザベス女王の祖父母に当たる人で非常に厳しい人たちで在ったらしい。昨年の映画 King’s Speach でジョージ6世が吃音に苦しんだのは子供時代からのストレスだったというから気の毒。



話が横にそれてしまったが建物の真ん中の大広間は過去には Drawing room(客間)であったが今現在は長い楕円形のテーブルが置かれコンファレンス・ルームになっている。現在54カ国が英連邦に加盟していてテーブルにはアルファベット順に各国名が飾られていた。





裏庭の片隅にクイーン・メアリーのわら屋根、サマーハウスがあり大変良く手入れされている。パル・マルと垣根の間に54カ国の国旗が翻っていた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オープンハウス ホワイトホール | トップ | オープンハウス フリーメーソン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロンドンオープンハウス 2011」カテゴリの最新記事