Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

渡り鳥の旅 オルニャオ キャンピングサイト

2013-01-27 16:13:52 | キャンプ旅行ヨーロッパ各地 2012-2013

最近良く雨が降る。気温は15度前後でそれほど寒くは無いが、夏には40度を越えるこの南国では、汗腺は開ききっているから15度はとっても寒く感じるだろう。町で出会う町の人々はしっかりアノラックやオーバーを着込んでいて、半そでやショーツで歩いている人達は北からの旅行者に間違いない。

 


ここオルニャオのキャンプサイトでも薄着で太陽が出ればせっせと日向ぼっこしている人達はドイツ、オランダ、スカンジナビア、英国人などで、日焼けしている人が一番魅力的と信じている。私たちの隣人ヤン(Jan)とヘリーン(Heleen)のオランダ人夫妻もその例に漏れず太陽礼賛の人達。ブラウンに日焼けして、毎日サイクリングに励んでいる。土曜日のマーケットでは太陽の当たるレストランの一角でビールを飲みながら、周りの人達とおしゃべりし、(オランダ人は何カ国語でも話せる人が多い)人生を謳歌している。

以前にも書いたイギリス人夫妻で春から秋は各国のキャンプサイトで働き、冬はこのサイトへやってくるジャッドとキャロンは中年なのに日焼けのため顔は深いしわがよって、気の毒なくらい。本人たちは気にしていないようだから、気の毒がることも無いけど。

過去2年このサイトの奥のほうにキャンパーを停めていたが、その時の隣人トニーはオランダ人の70歳をこえる老人で、今年も7ヶ月をこのサイトで過ごすと言う。今年はモーターバイクも持ってきて遠出しているらしいが、いつもショッピングの途中で出会うときは元気に自転車で走っている。彼も太陽信仰者で太陽が出れば、キャンパーの側に長いすを出し,上半身裸にショートパンツで真っ赤に日焼けして痛々しいほど。白人はメラニン色素が少ないからどんなに茶色に焼けても太陽の少ない自国へ戻ればすぐ元に戻ってしまう。

 


昨年トニーの隣にキャンプしている時に我キャンパーの後ろに小さな赤いキャンパーが停まっていた。ドイツ人の夫妻で旦那のほうが英語のかたことを話すが、奥さんのほうは一言も話せない。毎日顔を合わせても挨拶以外は話せないから名前も知らなかった。
一月半ばサイトのオフィス近くのバンガローで日向ぼっこの男女が手を振っている。彼らが隣に停まっているキャンパーを指差すので、近寄ってみて初めて彼らだと判り,再会を喜び合った。彼らは1月に入ってからドイツを出てここへ南下してきたと言う。今回はこのバンガローで2ヶ月ほど過ごし、春はスペインを回って帰国するとのことだった。

この同じ日、過去2回出合ったアイルランド人のピーターとメアリー夫妻がイーメールしてきて、今どこにいるのだ、我々もポルトガルの西のサイトでキャンプしていると言う。メールで連絡してみると彼らは12月に1週間このオルニャオのサイトへ来たと言う。大きなサイトだからチャンスが無いと出会うことが無い。
この春3月半ば、私たちがこのサイトを去る前にここにやってくるような、返事が来た。

1月上旬隣のダンカン夫妻が、英国に残してきた双子の孫娘に会いに、10日間だけ帰国した。隣町のファーロから英国地方空港まで安い飛行機が往復していて、一時帰国や海外旅行なども問題ない。
ダンカン夫妻が出かけたすぐ後、ディヴ夫妻が20メータほど離れた高台へ引越しした。
今までいたところは雨が降るとすぐ水浸しになるからと言う理由で、この1ヶ月以上仲良くしていたコミュニティがすこしづつ崩れてゆく。ディブ夫妻の後に来たオランダ人夫妻はえらく人付き合いの悪い人達で、朝夕の挨拶以外は話したことも無い。たぶん英語が話せないのだろうと思う。
二日前に帰ってきたダンカン夫妻は彼らは英国へついた日から雪が降って、帰ってくるまで雪に埋もれていたと言う。それでも2歳の孫娘たちに会えて、うれしかったとロズが笑顔で話してくれた。

 


食器洗い場の近くのキャラバンに住むオランダ人の60代の男性は、この犬との二人暮らし。この青い目の犬スポッツは初めに出会ったとき、ボールを蹴ってくれとわめきこちらが飽きるまで遊んでやっていたが、一度ボールが顔に当たったことが有って、それ以来遊んでくれない。
それでこの2週間ほど毎日食べ物を持って行き、チキンの皮で彼の関心を買い、脂身で機嫌を治してもらいと苦心している。すると他の女とはボール遊びをするが、私が行くと尾を振って地面に座りいただきますの姿勢。ボールを蹴っても知らん顔で頭をなでようとすればズズズーっと後ろへ下がってゆく。スポッツは私をえさをくれる一人と認識したらしい。私のほうがうまく調教されたようでくさっている。

 

このサイトに落着いてから雨の降らない日は、毎朝食前にプールの近くで縄跳びを1000回している。初めの200回ほどが息切れしてつらいけれど、それを過ぎると体が慣れてしまって苦しさが無い。600回ほどになると、今が500回飛んだか600回だったか判らなくなり、いつもボケが始まったかしらと心配してみたりする。
キャンパーの隣の塀の向こうを沢山のジョガーが通り、散歩の年寄りや犬の散歩の人達が通り過ぎる。昔は彼らと同じようにジョギングしていたものだけど、この数年は縄跳びだけでもう沢山。

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