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4月2日、5か月間存分楽しんだポルトガルのキャンプサイトを後にカセーレスへ向かった。
ポルトガルとスペインの国境の町ヴィラ・リアルのスーパーマーケットでディーゼルを満タンにした。日曜日の朝8時半というのにスーパーが開いていたから最後のショッピングにと店内を物色し、ポークの大きな塊1.5㎏ 鳥の胸肉1㎏、生のタコ2.3㎏を買った。ポルトガルではポークが異常に安い。だから大きな塊を中華鍋に入れて周りにジャガイモやニンジン、野菜もいろいろ入れてしっかり蓋をして弱火で2時間くらい焼くと、水を一切入れなくても立派な夕食が出来上がる。
帰国の準備に冷凍庫の中には小さなヒラメ3㎏、サバ4匹、カツオ1匹、コイワシ2㎏、モンコイカ2はい、すべて解凍してすぐ料理できるように洗って中骨や頭をとってある。それで買った大きなタコもビニールの袋に入れて冷凍庫のスペースに押し込んだ。英国へもって帰ったら娘が喜ぶだろう。
ポルトガルとスペインの国境はこの大きな橋で、橋を渡ったところにユーロのマークにエスパニアと書かれた標識が立っている。今まで何度ここを通ったことだろう。
スペインの高速道路脇にはこのようなビニールハウスが延々と続いている。この冬南スペインでも異例の寒波に襲われ、輸出用の野菜がダメになってしまった。それで英国では特にレタスが値上がりし、品不足のため、一人一個だけしか買えなくなったそうな。
ポルトガルからセビリアへのまっすぐな高速道路脇は、ミモザの花盛り、もう終わりかけのもあるが、道路脇が華やいでいる。
セビリアからカセーレスへの道筋は、オリーヴ, コルク樫、ぶどう畑、などの農耕作地で、時々スペイン特産黒豚の養成所を見かけたりする。
この高速道路脇もシスタスの白い花が咲き誇っている。
この派手なピンクの花は南では見かけないが、カセーレスに近くなるとに道路脇を華やかに明るく彩る。
キャンパーの中の冷凍冷蔵庫は走っているときはエンジンの発電で、止まっているときはガスがついて冷凍し、サイトでメインの電気につなぐと一般家庭と同じように電気で作動する。ところがこの日ポルトガルで冷凍庫に入れたタコが柔らかいままで、凍らなかった。カセーレスのキャンプサイトで、冷凍冷蔵庫が壊れてしまったらしいことを発見し、今までの魚が全部だめになると心配した。
翌早朝、毎年行っているキャンパーの修理工場へ直行し、見てもらったところ、バッテリーにつながれている電線が焼けきれていた。すぐもっと太い線に変えてもらったところすぐに治って一安心。
でも昨日買ったタコは柔らかいままだったから、冷凍にするのは諦めて、高圧鍋にオリーヴ油と酢を入れて30分蒸し煮にした。ゆでだこは固いから亭主は喜ばないが、高圧窯で柔らかくすると喜んで食べる。この夕は野菜サラダに柔らかなタコのオリーヴ、酢の物 とってもおいしかった。娘にスカイプで話したところ、見てないからすぐ忘れることができると虚勢を張っていた。
このカセーレスのキャンプサイトはヨーロッパでただ一つ,各キャンパーの横にシャワーとトイレの小屋が設置されているユニークなサイトである。それに午後にはジャクジーがタダで1時間入って楽しめる。これは朝に予約しなければならない。
今回もこのカセーレスのサイトで2泊してしまった。
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