大阪と仙台を結んでの「サントリー1万人の第九」 阪神大震災から復興した関西、東日本大震災の被災者が歌う仙台会場の中継映像、12月4日のコンサートがTV放映されました。
我が合唱団からも毎年50名ほど参加、私も3年前に参加しました。今回は東日本震災の犠牲者の鎮魂と復興の願いを込めての中継、福島在住の詩人、和合亮一さんが自作の詩「高台へ」を朗読、バックには南三陸の津波で骨組だけになった町並み、先日目の当たりにした閖上の風景が映し出されました。「高台へ・・高台へ・・逃げてください・・高台へ・・」と最後まで住民を誘導しながら波に消えていったと・・「生きていてくれ」の願いも叶わず海の向こうにたくさんの人が旅立ちました。
被災地を訪問した指揮者の佐渡祐氏は海に向かい「G線上のアリア」を涙ながらに演奏、今回「第九」を歌う団員も多くの犠牲者が出たそうです。亡くなった妻の為、夫の為、友の為に参加を決めたと、このままではいけないこれからは前向きに歩き出したい・・と結んでいました。