
カイロからアスワンまでの距離、飛行機、バスにて8日間、リビア砂漠を越え、アブシンベルへもう隣はスーザンの国です。
カイロを発ちバスで1時間の所に三大ピラミットで有名なギザの町、ギザとは、カイロの大墓地に与えられた名前だそうで、クス王、カフラー王、メンカフラー王のピラミットを見る事ができます。

一番大きいクス王のピラミット、クス王が即位すると、全人民が彼のために働く事を強要され、上エジプトの山地の石切り場から石をナイル川に運ぶもの、石をナイル川を使って運ぶもの、一時に10万からの人間が3ヶ月休まず働き、石を運ぶ道を造成するのに10年、ピラミットの地下室部分の工事に10年、ピラミット本体の工事に更に20年の歳月が費やされたそうです。
クス王のピラミット内部を見学

クス王ピラミツトの内部は、湿気、暑さ、急な階段、腰を屈めての狭い通路、中は全て盗掘され、ミイラが入っていたとされている石棺のみ、クス王は大ピラミットを建設したと言われてはいますが、ツタンカーメン、ラムセス2世ほど有名ではなく、不明のてんが多いようです。
このクス王のピラミットから350mの所に大スフィンクス
頭部は人間、体はライオンの巨像が顔立ちはメンカウラー王を模していると言う説、王の墓守りとされています。

ギザからまたバスにて1時間メンフィスにある、世界最古のピラミットがあります。箱型、マスタバ噴を積み上げた階段状にしたも、これがピラミットの原型になったと言われています。

屈折ピラミット、階段ピラミットとも言います。これはなぜ屈折したのか謎とされていますが、地盤沈下が起こったため、石の量を減らして重さによる崩壊を防いだとも言われています。

設計ミスのピラミットもありました

ピラミットは古代エジプトの史上最も有名な遺跡ですが、いつどうやって、なんのために作られたか、詳しい事は殆ど分かっていません。
ファラオの墓だったとか、ナイル川が氾濫する季節、仕事がなくなる公共事業だったとか60基のピラミットが発見されてはいますが、クス王のピラミットの石棺は小さく、装飾もなし、ピラミットの謎は今も解明されていません。しかし、クレーンや、ブルドーザーの全くない時代に、大変な事業だったことでしょう。
石の大きさは人間の背丈ほどありました。