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<リアル ボクシング ルポ>とあるボクサーとの、とある話。その、顛末と、余話

2013-08-13 01:48:58 | スポーツ

 始まりは、5月だった。

ある、世界戦の、控え室。取材をしている、さなか。

 ある若者が、私の元へ、寄ってきた。

 「あの~、三なんですが」

 はあ? とっさに、言われた意味が、分からなかった。

 「あの~、一、二、三、の三になる、三瓶一樹(さんぺい・かずき)と言います」

 ああ、それで、分かった。そのジムにいるボクサーの名前に一(田口良一)、二(仁平宗忍)、そして、三(三瓶一樹)がついている。

 いわば、1・2・3トリオといえる。そう書いたことが、あった。

 すでに、「一」は、何度も、無名の頃から書いていた。

 この8月25日。「一」は、あの、ボクシングファンだけには知られている井上”怪物”尚弥相手に、初防衛戦を行なう

 しかし、パンチ力、テクニック、力量、すべてにおいて、怪物がまさっており、おそらく、ベルトは失う。人間的にも、すっかり、地に落ちてしまっているだけに、再起はかなり、厳しい道になるはずだ。

 「一」には、まさに、一から出直す、いい機会かもしれない。

 そして、「二」こと、「仁」は、この日に2試合控えている世界タイトルマッチの、いわば、露払いとして、先陣を斬って、第一試合に登場。

 すでに、相手の久野喬を、3-0の判定で下していた。

 私が試合前に書いた記事を読んで、「よ~し! テンション、上がったあ!」と、快哉を叫んでいたと言う。

 戦いに向かう「気持ち」への、効果は、何がしか、あったようだ。

 そして、今、横に立つ「三」。

 「仁」の記事を書いた時点で、すでにデビュー戦で負けていた。

 むろん、そこで負けても、その後、チャンピオンになったボクサーは、何人かいる。まあ、いずれ、タイミングが合えば、書くかも・・・・・程度に思っていた。

 それが、見るからに、書いて欲しいという、表情。

 「あの~、7月3日に試合、決まったんです。相手は」と、話し始めた。

 真剣なまなざしに、見えた。

 そもそも、それが勘違いを、産むことになるとは・・・・・・。

 「ああ、それでは、書かなくちゃ、いけませんねえ。では、一応、ケータイの番号、教えてください」

 聴いて、取材ノートに、メモした。

 「そうですね。6月に入ったら、連絡入れます。スパーリングとか、あるでしょうし。それを見て、判断します」

 聴きもしないのに、確か、「河野公平さんに憧れて、プロボクサーになろうと、思った」などと、話し始めたので、「そういうのは、また改めて、その時に」と、切り上げた。

 こちらも、今夜の取材が今からある。相手の、真剣さは、わかった。

 まあ、少なくとも、かつて現役の時の小林生人のような、失礼なクチのきき方はしていないし、まともな人物。

 そう、感じた。その時は・・・・・・・・。

 6月に入って、連絡をとった。日曜日。午後4時。

 寝てもいない。仕事も、していないであろう時。練習も、していないはず。ケータイが、手元にあると思われる時を狙って、電話をかけた。

 ところが!  ・・・・・・・・出ない! 呼び出し音が、長く続いた。

 1度、切り、また掛け直す。

 だが、同じだった。

 一体、どういうことなのだろう? こちらから申し込んだ訳では無い。三瓶の方から、お願いしてきたというのに・・・・・。

 では、と、同僚ボクサーに、三瓶の電話番号と、メールを尋ねたところ、返って来た番号は、やはり、私が先日かけた番号と、同じであった。

 こんな奴を、一瞬でも信じた自分を後悔。しかし、書いてもらいたいのだろうとも、一方で想う。

 やめようか、と思いつつも、その後、ジムへ、ファックス。連絡をくれるようにと、一文を添えて。

 だが、ここでもまた、返信無しの、無しのつぶて・・・・・。

 それから、数日して、彼の担当トレーナーに会う機会があった。

 聞いてみた。

 スパーリングとかの予定は、無いんですか? あれば、見に行きますけど。

 「いや、全然、無いね」

 試合があるのに? どこか、体の調子が良くないとか?

 「う~ん、まあ、あまり、良くないというか・・・・・練習あまり、出来てないんで」

 だから、出ない? でも、試合を中止しようか? と考えるほど、ひどくはないようだ。

 なんとも、雲をつかむ感触。クチをにごす、トレーナー。あまり、三瓶とは、意思の疎通が、うまくいってないようだ。

 トレーナーは、いっておくが、とても優秀な能力の持ち主。三瓶なんぞには、もったいない人。

 気になり、ジムの会長に相談した。

 「三瓶に、連絡させるようにする」 そう言ってくれた。

 だが、それでも、三瓶からは、まったく、何もなし。なんと、三瓶、試合は、勝ったようだ。

 そして・・・・・・・

 他のボクサーを取材してた時、三瓶が手伝いに来ていた。私の顔を見て、アッ! という、まずい人に会ったという表情。

ジムの会長が、キチンと対応して、「話すように」と、三瓶に。

三瓶は、いう。

「電話は、かかってこなかったです。どうして、来ないんだろう?と、気になっていた」

私は、 改めて自分のケータイの、送信記録をめくってるうちに、嫌になってきた。気のいい会長は、「掛け間違ったんでしょう。そうですよ」と、苦笑。

三瓶には、こう告げた。

 「間違っても、君の記事は、絶対に書かない!」

 本当に、気になっていたのなら、自分から連絡先を調べる努力をするはず。世界チャンピオンでもあるまいし、誰からも取材は、なかなか来はしないのだから。

平気で言える、生来の嘘つき、か。

 三瓶は、仕事を持ってるのかどうか、知らない。ちょこちょこ、後楽園ホールに同僚選手の手伝いに、来ており、そのせいか、会長には可愛がられているように見える。

 だから、その人まで巻き込んで、掛け間違ったなどということはない、といまさら言い直すのもなあ~。それにしても、人迷惑な性格の、三瓶。

 こんなやつに・・・・・と、想いつつ、最後の確認を、してみた。

 今度は、土曜日。午前9時50分。

  電話を入れてみた。呼び出しコール。

 辛抱強く、待った・・・・・待った・・・・・・・・・出たっ!

 「失礼ですが、そちらは、三瓶一樹さんですね?」

 「はい」

 やっぱり!

 「ライターです。ウソをつくのは、やめてもらえませんか」

 「あっ!」

 驚きの声。

 「この、同じ番号にこの前も、2度、かけたんですよ」

 あわてふためいた、三瓶。こう言って、切ろうとした。

 「今、仕事してるとこなんで」

 平気で、その時その時、想いついて、ウソをつけるこの男。

 「わかりました。では、自分のそのケータイで、着信履歴を調べて、自分のウソを認めて、後ほどで良いですから、謝罪の連絡を下さい!」

 

 あれから、15日以上過ぎた。

 いまだ、三瓶から、連絡も、謝罪の一言も無い。

 この手合いの、若者が、増えつつある。

 他のスポーツなら、これほど、書くこともない。だが、こと、プロボクシングは、支援者がいるから、続けて行ける、つらくて、苦しい格闘技だ。

 むろん、チケットを買ってくれる、金銭的支援者という意味も、合わせ持つ。

 辞めたい、という、ココロが折れかかったとき、その背中をポンと叩き、後押しと、励ましをしてくれるのが、その人達だ。

 最初は、だませても、すぐにバレるウソを平気でつく三瓶。

 この、ど~しょうもない、人間として、欠落した性格を直さない限り、支援者は増えず、引退は早いだろう。

 心許せる友達も、少ないようだし。

 今、言って置く。ボクサー、辞めなさい!

 顔を見ると、目を伏せて通り過ぎようとするので、この場を借りて、公けにした。

 三瓶一樹。人を、だまし続けると、いつか人生に破綻が、押し寄せる。

 そのことを、今、教えておきます

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 8月9日の深夜、22時10分。

 やっと、・・・・・・三瓶自身から、電話がかかってきた。

 とある、ジム トレーナーが心配し、三瓶にいろいろ、話して聞かせた「結果」の、シロモノだ。

 当然、開口一番、謝罪の言葉から始まる。そう、思っていた。

 ところが、彼のクチから出てきた日本語は、呆れ果てるものだった。

 「記事、削除してください。親が見て、心配しているので。嫌がっているので」

 

 「・・・・・・・」 はあ?????

 で、謝罪の言葉は、無いんですか?

 「あ、・・・・・・・すいません」と、消え入りそうな小声。

 キレた!

 「馬鹿野郎! 先に、その一言を言うべきだろう!」

 「・・・・・すいません・・・・」

 あとは、説教。個人対、個人への、ウソは、まだいい。会長など、周囲の人まで巻き込んでしまったウソの積み重ねは、罪だよ。と。

 まったくう・・・・・今の、ガキは。そう思いつつも、削除を決めた。

 三瓶の、すすりなく声に、負けたわけでは、ない。

 言うべき言葉の、順序を間違えると、人生の節目、節目で、予想だにしない方向へ走る・・・・ことは、しばしば、あること。

 この顛末。これにて、幕を降ろします。ほとほと、疲れました・・・・

 10日。15時まで、公開し、そして削除させて戴きます

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 これにて、一件落着。そう、思っていた。

 実際、8月12日。取材で、訪れたジムで、三瓶は、私がいることに気付き、ちゃんと謝罪の言葉を述べた。

 確認した。

 ちゃんと、会長には、話したよね? 私が、ウソを言ってました。迷惑をかけて、すいません、と話したよね?

 

 「はい」

 ほんとかなあ・・・・と、危惧感はあった。

 というのも、その直後、会長から?があり、話したいことがある、とのこと。

 なんだか、またまた、話しが、ねじれていきそうな雲行きだ。

 選手が、一致団結して、会長に・・・・とか、この先、ジムや、ホール控え室では、あなたは出入り禁止・・・・になるのは、嫌でしょう? などと、半ば体の良い脅かしをかけてきたトレーナーは、今日は、わたしが、その選手にとって、嬉しく、感動したと話してくれた以外の、きびしく書かれたボクサーは、私を、気に入らないらしく・・・・

 

何ともはや自分たちが気に入らない記事や、記者に脅かしや、嫌がらせをして、日々、排除していこう、とするジムだったのか!?

 また、裏切りか? 

 

 したたかに、・・・・静かに、また闘いが始まりそうな、気配・・・・

 気が重い

 

 そんな人ばかりだったのだろうか・・・

 今後の動きは、すべて書いてくつもりだ。

 ボクシングジムというのは、人間教育の場でもある。それが、ウソや、わがままなボクサーを野放しにしていってしまってる愚かな場に変わってきている

 それで、いいのか?・・・・


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