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【 リアル ラグビー 日本代表厳実 ルポ 】東京での、実力通りの惨敗を受けて、15日、熊本での試合、「えがお」は空席のまま。浮かびません

2023-07-12 02:20:22 | ラグビーフットボール

7月8日、6-38という、点差以上に「惨敗」の試合内容であった、ラグビー準日本代表の試合

 コレで、にわかラグビー熱は、一気に冷めてゆく流れ

 まして、次戦

 もともと、ラグビー観戦熱が、育たない熊本

 2019ワールドカップの時も、隣県、大分では、大量のタダ券配って、見た目,カッコつけたほど

 いくら、会場名が「えがお」であっても、そうはいかないはずだ

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 なお、「日本ラグビーフットボール協会 名誉総裁」に、収まっている、アノ、出っ歯の彬子女王様

 協会にごり押しして、上記、大分会場に乗り込み、特別観覧席にお座りになった ただし、協会の人間、誰も付かず、寄り付かず

 昨日の「リポビタンÐ チャレンジカップ」には、しばしば観戦

 昨日も来ていた可能性もある

 来ていても,Jスポーツは撮影しないので、不明だが・・・ もちろん、無料招待です

 彼女だけは、「えがお」浮かべていたかも・・・しれません

 アタマ、下げられて

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 我が国での、ラグビー観戦人気は、年々厳しく、減少している

 決勝で、国立スタジアムに2万1000人集めた。大学2強

 早稲田 対 帝京

 この6月25日。。熊谷ラグビー場で対戦 

 有料試合とはいえ、わずか2550人であった

 同日、明大八幡山グラウンドで、無料で開催された明治 対 東洋

 たった322人・・・

 人気復活の道のりは遠い

 


【 リアル  ラグビー 2年目決勝 裏側 】国立競技場で、旧名・パナソニック 対 旧名・クボタ。その試合の裏側と隠したいこと。急に5倍の4万1000人も詰めかけさせた、優勝したく、事務局と・・・

2023-07-07 22:19:16 | ラグビーフットボール

リーグワン、決勝戦

 初年度から、客席、ガラガラ

 その惨状は、試合会場へ足を運んだ人は、もちろん、コロナウイルス禍で、試合が突然中止になった後、ようやく、開催された試合を、テレビ画面で観た人は、そのひどさに、唖然としたであろう

 原因hは。。すべて、協会、リーグワン事務局にある

 選手には、ない

 結果、リーグワンの準決勝で、8000人しか客がこないという有様

 

 優勝は、旧名・パナソニックと、旧名・クボタが。争うことに

 

試合前日、少ないラグビーマスコミを呼び込んで、両チームの主将と監督をを出して、記者会見と、撮影会を催した

 客足と、盛り上がりの無さを気に掛けるマスコミに、リーグワンのスタッフが、ほくそ笑んで、打ち明けた

 「明日は、4万人が来ます」

 

 はあ?

 国立競技場に。いきなり5倍の観客が?

信じられないことを、やってのけた

 クボタに持ち掛け、チケット大安売り

 見境ない手口の、イエローカード寸前の手口

 

 受けたクボタ

 関東近県の社員、工場従業員、その家族にタダでチケット配布の上、イエローのTシャツ、無料配布

 よって、イエローに観客席は埋め尽くされて、4万1000人に、ふくれあがらせた

 手口、イエローカードまがい

 

 その応援を背景に、高い年俸で加わったガイジン選手も、いつも以上にハッスル

 よって・・・・にわか仕立ての社員応援軍団「イエローアーミー」の後押しで、初の優勝を手にした

 優勝賞金、5000万円

 クボタにとって、差し引き、赤字か、黒字か・・・・

 そんなことまでして、観客動員はかった

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 7月8日から、国内で、準日本代表が、準各国代表と思われる、あやふやな組織メンバーと、次々と5試合もの転戦

練習の合宿風景は、詰めかけたファンに見せず

 練習の最終仕上げ状態を、確認するための有料試合だ

 秩父宮での初戦

信じられないが、1万6000円から、立ち見6000円まで「完売」との触れ込み

 オールブラックスまがいなのに・・・・

どんな背景があるのかな

 上記の手口は使えないであろう

 人気の失せたラグビー

 世界的にもだ

 満員に見せかけるために、収容1万6000人のスタジアム使用

日本目指して、日本カモにして、高額年俸狙いに裏で交渉するはず

 今度は、どんな手口で、トライしてゆくのかなあ・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 試合結果

 ノートライに抑え込まれ、6-38の完敗か・・・

にしても、jスポーツ、汚いなあ

 あらたに、この5連戦

 ナマで観たけりゃあ、あらたにカネとる契約

 そんなに、ラグビーに視聴者、関心ないのに

 

 

 

 


【 リアル 名ばかりのラグビー プロリーグ 実態 ルポ 】2023 3位決定戦。降雨、高額ぼったくり料金の中、実際の来場観客数は、驚きあきれることに・・

2023-05-20 00:03:13 | ラグビーフットボール

私の見込みすら、大きく下回った、「リーグワン」3位決定戦

 詰めかけた観客数

 わずか、8270人でした

 秩父宮ラグビー場の、客席の3分の一

 雨、7000円もの高額

 そして、横浜の果てに練習場とクラブハウスがある、キャノン

 接戦の末、勝ちはしたが・・・

 先発メンバー15人のうち、7人もが、ガイジン

 高額年俸次第で、あちこち、移る 「害人」

そんな連中を指揮して、古巣のサントリーに勝ったところで、沢木の性格からしたら、嬉しくもなんともない

 複雑な思いが、胸に渦巻いていたはず

来季、まともな選手構成で、再起目指して欲しい

 尚、レフェリーの久保修平

 家族に祝福されて、引退の儀式

 1試合で裁いて、もらえるおカネ

 交通費込みで・・・1万円です

 ご苦労様でした


『 リアル 「プロ」ラグビー 実態ルポ 』5月19日、3位決定戦でも、7000円取る。20日、国立競技場での決勝戦、招待席入れても、客席ガラガラ。入場料、6万6000円ものぼったくり商法

2023-05-19 15:13:04 | ラグビーフットボール

タイトル、見ただけで、古くからのラグビーファンならば、その意味するところが、お分かりだろう

 ともかく、ラグビーの不人気は、とどまるところを知らない

 底を、バンバン打つ印象

 それはいやしくも「スーパーラグビー」と銘打っていた、世界的プロリーグの試合を、ここ5年くらい観ていれば、明らかだ

 客席、すべて、がらがら

 国別対抗になると、盛り返すが、それ以外、空席目立ち、すべて、赤字だ

 だから、日本をカモにして、加盟料、バカ高くぼったくりまくった

 海外の有名選手に高額年俸支払い、赤字、増やし続けてきた

 協会が、なげき、撤退した

 しかも・・・・CS、Jスポーツ見る人、少数

 新規参入したWOWOWも、いつ手を引くか

 その根本的原因は、長くなるので書かない

 そもそも、ラグビー記事、不人気

 Yahoo!のラインナップ10本に、1度も載らない

 検索してゆくと、スポーツ新聞の記事、隅っこにちらほら

 コメント、ゼロ多発

 多くて8人

 誰も、読んでない

 Jスポーツも、ろくに観られていない

 だが、すごい広告

 

 新規放送契約、まったく反応無い

 チビで、日本代表を食い物にした監督の試合、スーパー? あほか

 誰もすでに観る気ない

今夜、午後7時、試合開始

 雨降る中、3位決定戦が、秩父宮ラグビー場で開かれるが、2万4000人収容のところに、1万5000人入れば万々歳

 料金、7000円から、3500円と、ぼったくり

 プロ化前

 3000円から1500円だった

 おまけに、企業が、協会からチケットまとめて買い取り、社員に安く売っていた

 だから、協会、維持出来ていた

 観客、5000人から、6000人ほど来ていた

 埼玉、静岡など、バスで、社員、運んでいた企業も多かった

 プロ化にしたとたん、1試合平均、1部だけで、3227人

 今季は、3000人以下確実だ

 払い戻しせず

 前売りのみ

 赤ん坊、ひざに乗せていれば無料だが、あとは、幼児からもむしり取る

 チーム名

 無理やり、地域名入れ込み、混乱産んだ

 今夜も、横浜と東京入れ込んだ、わかりにくいチーム名

 これが、混乱を生み、客足、どんどん遠のいた

 サッカーと違い、ラグビーは、全く、古くから地域に根付いていない なのに、馬鹿なリーグワン 

 無理やりくっつけまくり

 地域、誰も知らないのに

 むかし、「府中ダービー」と騒いだが、府中市民、まったく無反応

 企業内スポーツでしかないのに・・・・

 おまけに、「横浜」キャノン

 

 スーパーラグビーであぶれた外人選手、

 高額年俸で獲得しまくり

 だから、あと1歩まで、優勝狙えた

 しかし、今日、勝っても負けても、大量退団と、引退声明、あふれ出るはず

 旧名。クボタ

 わけわからんチームの名前

 どこに、あるの(笑)

 大量退団し、来期は、落ち着くであろう

 日本人の若手も伸びていたし

 カネで、優勝狙う愚かさに、あきれはてた

 企業が、チケット買いこまなくなったため、がらがらに

 おまけに、馬鹿なリーグワン

 ディビジョン1,2,3

 はあ?

 タダの、1部、2部、3部なのに、外国語にすればサイコーという、愚かさ

 で、区分けの詳細、理由、記者会見で言わず

 デタラメの基盤

 おまけに、入れ替え戦という、試合数、やたら増やし、空席さらに倍増

 3部も入れ込むと。1試合平均1000人、割る見込みだ

 スポンサー。大小あわせて20あまり

 だが、チームへの分配金、わずか

 汚い手口の商法

 上位チームに、たったの150万円だけ

 あとは、懐へ

 

 試合は、「ホスト」という歌舞伎町のクラブでもないのに、試合ごとに独立採算制 だから、全試合赤字

 根強い反発と、憎しみ多い

 全チーム、どこも「プロ」になっていない

 企業維持のまま、セミプロ、あれこれ、ごちゃごちゃ雑多

 うそだらけの「プロリーグ」だ

 20日、国立競技場で、優勝戦おこなわれる

 6万6000人収容のところに、2万6000人くらいが最高であろう

 それも、8000人くらい、タダ券、関係者に配布しての、いつもの手口

 Jリーグ、30周年記念試合、5万6000人もつめかけた

 売れた

 ファンが毎試合来た

 

 なのに、リーグワン

 決勝戦

 最高額チケット、6万6000円

最低でも、6000円の、ぼったくり

 愚かというほかない

 9月のw杯

 世界的不人気,予想付く

 日本代表、合宿、宮崎で行う

 なぜ?

 宿泊させてくれるホテルに、練習グラウンド、隣接してるうえ、昔から費用、割引してくれるから

 練習、ほとんど、非公開

 東京から、マスコミ、行きません

 人気ないし、動画見てくれないし、新聞読んでくれないし・・・無駄な費用かけたくないから

 、世界的不人気のラグビー旋風吹き荒れる中、カネむしり取りたいので、日本代表チームを急に、上位実力国に持ち上げ、次のワールドカップ開催に立候補して欲しいと、団体、汚い誘い

 また、赤字増やすかも

 いまだかつて、1度も辞任したことのない、無責任な日本の幹部の愚か者たちは・・・・・


【 リアル ラグビー ルポ】「第1弾」名ばかりの「プロリーグ」本日、開幕したが、もはや、不人気。観客席、どこもかしこも、ガラガラ。観客数、隠して非公開の手口、早くも露呈

2023-05-17 12:34:52 | ラグビーフットボール

 2022・12・17

 ん?

 テレビ番組表を、見かけたら、日本テレビが深夜、「リーグワン」の、開幕騒ぎ番組を、CM切ると、たったの15分で片付けるようだ

 民放で、一番、若きディレクターたちが、頑張っていた日本テレビが、開幕からこれかよお・・・・

 で、Jスポーツ

 、1.2,3

 フル回転させて、生放送をしていたが、どこの試合会場も、観客席、ガラガラ

 空席が、否応なく映り込んでいた

 優勝候補である,旧名、東芝 対 ワイルドナイツ

 会場は、交通事情がいまだに悪い、熊谷ラグビー場

 ざっと見まわしても、10分の1

 スポーツコーナーでは、全局、あまりの惨状に、観客席映さず

 そして。。。

 開幕戦から、観客数、非公開、

 恥を、隠しとおす計画だ

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 一昨年の「リーグワン」

 試合出場登録選手に、1人でも、「コロナウイルス」にかかった選手が出たら、試合中止

 それが、続き、それも、試合当日に発表するという手口頻発

 全体の3割が、中止に追い込まれた

 登録されていない選手、すぐ起用という発想がない、愚かさ

 1チーム、50人以上、いるというのに。。。。

 チケットは事前に、ネットで購入させており、会場に行って、中止を知るという客、続出

 もう、ラグビーファンの怒り、不満、爆発

 それでなくとも、料金、倍になった

 かつては、3000円から、1000円の前売りだったのが、今は、6000円から3000円という、ぼったくり

 そのうえ、試合中止がコロナ禍で相次ぎ、さらに、払い戻しの遅いこと

 そもそも、天候次第で客足が変わってた、ラグビー

 当日券に、多くの列が並んでいた

 だから、今シーズン、行かないファンが、どんどん、増えていくはずだと予測していた

 自業自得

 もはや、赤字、倍増、透けて居てます

 間違いなく

 

 事務局、馬鹿だから

 選手は良い試合、見せてますが・・・・

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 にわか、お馬鹿人気も入れ込み、ただのベスト16でしかないのに、サッカー人気は、根強い

 ところが、ラグビー人気、根底から無い

 来たる、花園で開催される、高校ラグビー選手権大会

 山陰地方で、部員、15人いない高校、続出

 ついに、県代表校、

 島根県では、予選たった1試合で、「代表校」決めた(笑)

 それでも、開催されます

 もう・・・・・

 終わりです

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 うそだろう

公式・発表で、入場者数

 1万577人と

 熊谷の総座席数、2万4000席

 つまり、「公式」では、半分来ていたと、吹聴したいわけか・・・・

 今後も、うそを積み重ねてゆくつもりのようだ

 チーム名、もはや、まったくわからない

ンたら、東京

 無理やり、地名ダラダラとくっつけ、わけわかんなくなっているチーム名

 古くからのラグビーファンですら、理解できない惨状と、愚策

 赤字街道、爆走だ

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 観客数の、うそと、でたらめ

 

 すでに、取材して、記事化もしてますが、2019年、日本開催、ワールドカップでも、やらかしてます

 最初の決算、赤字

 なのに改めて計算してなおして(笑)、黒字にすりかえてました

19日以降、jスポーツで、試合、再放送してますので、観客席、見てください

 一見して、でたらめ、わかります

 なお、事務局、今期、観客数、非公開 隠し続ける様です

試合後の記者会見だけは、やたら長く、無意味に文字流してますが(笑)

 


<リアル ラグビー ルポ>舘ひろしと平尾誠二の、誰にも知られてない本当の秘話、書きます

2021-08-23 20:48:28 | ラグビーフットボール

 ≪ 2019・9・24 再掲載記事 ≫

 先程、ネット上の記事を見たら、表題の舘ひろし(本名・舘廣。読み方、同じ)が、ラグビー日本代表チームに、「おはぎ」を、プレゼント、送ったという。

 ああ、石原軍団,はなやかなりしころ、よく、利用していた、北海道の老舗の製造会社&店舗「サザエ食品」から、空輸させたな、と。

 もはや、石原プロモーション=おはぎ、御用達。

 と言われるくらい、有名だかんね。

 さてさて、そんな舘ひろしの、知られていない、伝聞でウイキに書かれているのと違い、当方、直接取材し、ある時は、直接、見ていた目撃光景も含め、4年前に、記事化してます。

 時々、興味ある方が、読まれているようですが、ココで、ワールドカップも、やっていることですし、再掲載致します。

 関心、ある方。良く、取材したなあ・・・・・と、感心して読んで・・・・・くれないかあ(笑)

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 ≪ 2015・8・30 掲載記事 ≫

 先日のこと。ネットのニュースで、久しぶりに、舘ひろし平尾誠二の名前を目にした。

 来月の9月18日から、イギリスで始まる「ラグビー ワールドカップ 2015 イングランド大会」。

 そのことは、ラグビーファンしか知られていないし、興味を持たれていないため、視聴率が取れないことは、ほぼ確実なのに、日本テレビ放送網㈱が、大決断、大英断。

 長く日本ラグビーを支援し、ユニフォームに製品名まで縫い込まさせている大正製薬が、大スポンサーに付いてくれたはず。

  なにしろ、その「威光」はすごい!

 ウルグアイとの第2戦で、勝って当然のチームに、スコア的にも完勝。喜んで観客席に、い残っている観客に向かって、「ファイト! 一発!」とコマーシャルのフレーズの掛け声を掛けさせたほど。

 露骨に、スポンサーあっての、日本ラグビー協会になってしまった。

 とはいえ、数字低くても、ありがたや、スポンサー様。

 観客数、少なくても、放送した。

 ウルグアイとの第1戦。1万208人。

 第2戦。1万1515人。

 だが、子供や、ラグビーやっている生徒や学生チームに配布している、無料券。さらに、スポンサーからの応援チームや新聞の一般無料招待などが、毎度あり、実質有料入場客は、8000人程度。

 これで、2019年、日本でワールドカップ開催する怖さ。

 巨額の赤字は、どこが負担してIRA(現RB)に、支払うんだろう・・・・・。

 それでも今回、日本戦4試合を軸に、23試合も、地上波で放送するという。

 先に予測記事を書いてしまって、申し訳ない気もするが、日本代表は、プール戦すべて負けて、帰国するであろう。

 対 南アフリカ。対 スコットランド。 対 サモア。そして、最終戦の、対アメリカ 

 冷静に分析して、現状では、この4チームに勝てる要素が、全く見当たらない。アメリカとは、接戦はするであろうが・・・。

 ただし、日本代表全選手の、全体の戦力、個々の能力は確実に上がってきている

 ウルグアイ戦では、成長の跡を見せた。だが、世界選抜との戦いぶりを見る限り、とても追いつかない。

 「2015年のワールドカップには、世界トップ10入り」と、ほら吹き豪語したチビとっつあんのエディ・ジョーンズは、ハッキリ言って詐欺師同然。

 いったん9位になったが、アレは実は、強豪上位チームではあったものの、チーム事情で、2軍クラスの選手だけで組んだチームが、2か国来日。

 なもんで、辛勝して、スイスイと一時期だけ、順位上がったに過ぎない。んな、カラクリが、ホントのところ。

 現在15位。ウルグアイ、19位。

 順当なところだろう。

 エディーとのヘッドコーチ契約上も、2015年ワールドカップ終了まで、だった。

 とはいえ、全敗をさとったのか、8月25日早々に、辞任を申し出て、協会も承諾というより、エディに見切りをつけた。

 ヘッドコーチとしては、100点満点の20点しか上げられない。ほぼ無能に近い人間だった。

 3年半前、記事を書いた時点で辞任して欲しかった。無駄ガネを使ったというべきだろう。

 強豪国に勝てるかも?と想わせる、際立った作戦も、見いだせない。トライにつながるサインプレーに、見るべきものがあったが、ソレを、自由にやらせてくれるチームとも思えないし、3戦で活かせるとは、とても思えない。

 エディーが遺したことは、見事な肉体に仕上げた筋肉マン育成と、夜も明けきらぬ午前5時半から開始させるという異常な、ベンチプレスと、ウエイトリフティングのみ。

 それを公表した時の、選手の「士気低下」を考えもしない、ワールドカップ前の正式辞任の報道には、あきれ果てたし、信じられなかった。

 それにしても、ニホンゴが話せ、聞いて理解も出来るのに、わざわざ外人ぶって通訳つける無駄は、何だったのだろう?

 通訳がいつの間にか、女性から男性に代わっただけ。

 そんなに、ラグビー協会におカネの余裕があったとは思えないのだが・・・・・・。

 いまだに「ワールドカップで、ベスト8を目指す」と、ほざいているのには、苦笑せざるを得ない。

 本気でそう思っているとしたら、やはり指揮官、失格と言わざるを得ない。

 マイケル・リーチが、観客やファンに向けて言うのとは、意味が違う。

 さて、日本テレビ。

 ワールドカップへの、あおり映像として、際どい水着を着たギャル・ネーチャンたちが、ラグビーの、一般には年々分かりにくくなったルールを、楽しさを交えて、分かりやすく教える目的のはずが、実際には、胸の谷間と、股間をことさらに強調した、AVまがいの、エロ・プロモーション映像を創って流してしまった日本テレビ

 ソレを、あきれ果てて、批判していたはずの平尾誠二(写真左下の右側)が、その23試合を、なんと「解説」するという報道告知

  (「デイリースポーツ」より)

 普通ならば、例え、高額のギャラを提示されたとしても、ラグビーの阻害、誤解を与えかねない、そのあざと過ぎる手法を批判し、仕事を受けるのをためらうはずなのだが・・・・・・。

 この平尾、極めておカネに細かい

 だから、真のラガーマンなら受けるのを考えてしまう仕事も、平気で受ける。受けてしまう。

 ただし、今の世界の選手の名前をよく知らないので、これから覚えて、勉強しなくてはいけない、と言ったのは、冗談ではなく、ホンネだろう。

 解説もどきが、「怪説」になってしまいそうな危惧があ

 履歴には、選手として以上に「日本代表監督」としてもあるが、3年9か月。アジア各国には勝利したが、強豪国には全戦全敗。善戦、にも至らなかった。

 辞任の申し出と報じた番記者もいたが、事実上の解任的扱いをされて去った。

 期待されただけに、ガッカリした記憶ある。

 一方、選手としては素晴らしいものがあった

 その後、関西地域の理事として、上京して出席しなければならない時がしばしばあったのだが、取材しようと外で待っていたら、出てこない。

 他の理事に聞いたら、「今回も欠席したよ」とのこと。

 「今回も?」と、聞き返したら、何人かが苦笑い。

 「あいつはさあ、交通費が出ないと、なかなか来ないんだよなあ」「自腹切る事は、したくない性格みたいだよ」

 わざわざ九州から、このためだけに、”ひげ森”の愛称で親しまれている森重隆(新日鉄釜石、7連覇時代の名選手)などは、上京しているというのになあ・・・・。

 平尾は、神戸製鋼に社員として籍は置きながら、「NPO」を起ち上げて、全国各地で「講演」などを行なっている。

 ある時、北海道内の金融機関にあるホールで、講演を行なった。通常、講演を終えたあと、地元の名士たちと親しく懇談する一席が設けられるのだが、平尾はそれを断り、まっすぐ帰って行ったと言う。

 「ギャラは、振り込みでしたか?」

 その金融機関の講演担当者に聞いた。

 「そうです」

 振込先は、平尾誠二個人の銀行口座だったという。

 が、当人。ある時直接聞いたら「NPO法人のところに振り込んで戴きました」と言い張る。

 優遇税制を受けているはずの団体と、平尾誠二個人の資産。

 どこを、どう切り分けているのだろうか?

 一方で彼は、神戸製鋼のラグビーチームのゼネラルマネージャーを務めている。

 なので「講演は、試合のある土曜日曜は、入れないようにしています」と平尾。

 その試合が、時折り、東京の秩父宮ラグビー場で行われる。

 チームスタッフや選手たちに「平尾ゼネラルマネージャー来てます?」と尋ね回ると、「さあ??」「見てませんねえ」と言う返事が多く返ってくる。

 もちろん、旅費は支給されているはずなのだが・・・・。

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 さて、日本テレビの中継の「応援団長」を、今回勤める舘ひろし(写真、中央)。

 彼は、会見の席上、「スーパーラグビーや国内の試合も、よく見てます」と言っていた。

 田中の史(ふみ)さんの名前も、ひょいとクチをついて出たほど、確かに詳しそうだ。

  だったら、逆に、平尾に代わって「解説」が出来るのではないか? 少なくても、活躍している選手の名前は、平尾以上に詳しく知っているであろうから。

 名古屋の千種高校ラグビー部の主将をしていた、本名・舘廣

 当時練習に励んでいた彼には申し訳ないが、当時も今も、戦績の結果は良くない。

 進んだ大学は、今やロボット工学や、宇宙工学で、他大学を大きくリードし、受験生も大きく膨らんだ千葉工大

 その建築学科に進学。

 ただし、以前トーク番組に出た時に話していた記憶があるが、建築そのものにはさほど興味が無かったとか。

 千葉工大のラグビー部は、これまた当時も今も決して強くないのに、入部していない。

 それよりも、音楽の方に興味を持ち、なんと「軽音楽部」に入り、ギターをよく弾いていたと、当時を知る人のハナシだ。

 学生が自治運営していた、偶然にも高校と同じ名前の「千種寮」の一番新しい第4棟に入寮したものの、無断外泊などすると厳しい処分が、待ち構えており、そんな厳しい規則に嫌気がさして、早々に出ているし、次第に大学にも通わなくなっていった。

 有名な、クールスを結成。芸能界との関わりを持つようになった。

 卒業年次になっても、大学には来ていない。

 ちなみに、この千葉工大構内の敷地。戦前は、陸軍の部隊があったところだという。

 除籍にするか、中退するのか、再び大学に通うつもりがあるのかどうか、つてを頼って本人に郵便を出して打診したが、返答、まったく無し

 芸能活動をしていたのは、大学もよく知っていた。

 「やむおえず、名古屋のご両親のところに連絡を取りましてね。息子さんの廣さんは、成人にはなっているものの、連絡がつかない。この先、いかが、なさいますか?と」

 当時若かった大学職員は、言う。

 「そうしましたらね。驚いたことに、ご両親がわざわざ揃って大学にいらしたんですよ。失礼ですが当時の舘ひろしさんの親ですからねえ。当人とイメージが全然違って、キチンとしたご両親でした。見るからに、裕福そうな印象を与える方たちで」

 「不肖の息子の、長年の非礼を詫びたうえで、中退させますので、手続きをして戴けますか?と」

 「もう、中退となっても、それまでの,8年間所定の分の未払いのままの授業料は御支払い戴くことになるんですが、よろしいんですか? と聞くと、結構です、と」

 「かなりの額でしたよお・・・・・・・。即金で御支払い戴きました。終わると、深々と頭を下げてお帰りになられました」

 「みんなで話したものですよ。皮ジャンにサングラスのツッパリスタイルの舘ひろしにして、あの立派なご両親・・・・・・・・。なので、今もよく覚えているという訳です」

 ちなみに、学園祭実行委員会。

 毎年呼ぶのは、無名の愚にもつかないタレントばかり。

 ただの一度たりとも、大学の大先輩となる、舘ひろしを、呼ぼうともしていない。打診すらしていない。

 そして、なんと当人、現在、幸子さんという14歳年下の日本人女性と結婚しているとか。俗に言う「スチュワーデス」をしていたそうデス。

 なんと!というのは、私が知っている俳優・舘ひろしは、外人美女と同棲したり、交際していたりしていたから。

 もちろん、日本人と正式結婚する前のことですが。

 舘ひろしが、当時住んでたのは、目黒駅と恵比寿駅の中間ぐらいに位置する高級アパート風住宅。

 かつて中山秀征(ひでゆき)が、馴染みのソープランド嬢と入って行った豪華ラブホテル「目黒エンペラー」のある通りを恵比寿方向に歩いて通った記憶がある。

 モデル風の外人美女と、夫婦同然のような暮らしぶり。外車に乗って、出かけたり、帰って来たり。

 舘って、外国語しゃべれるのかなあ、と思いつつ見ていた。

 それが、日本人となあ・・・・・・。

 取材現場で会う舘ひろしは、明るくて、冗談は言うし、相変わらずカッコ良い。

 女のことや、中退のこと、直接ぶつけていませんが・・・・。

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 ≪ 2021・5・15 追記≫

そんな舘ひろしが、なんと、47年振りに・・・母校と言うべきなのか、上記、「千葉工業大学」を、卒業したとの報道。

 えっ?

 わたし、独自の取材で、父母が名古屋から揃って、大学におもむき、積み上がった授業料を、キチンと支払い、正式に中退の手続きをしていったというのに・・・・

  このたび、「特別卒業認定制度」という「特例」の枠で、71歳にして。、中退を変更され、めでたく、卒業あそばされたとのこと。

 ただし、卒業に必要な「100単位以上」を、すでに取得していたという真偽については・・・・

 ん? んん?

 とにもかくにも、長年のけじめをつけられたことは、喜ばしい。

 卒業式ならぬ、学位の授与式は、津田沼駅前や、幕張海岸近くにある校舎では無く、 幕張メッセのイベントホールで、執り行われ、当の本名・舘廣も、卒業証書を授与され、式には「同窓生」の1人として、3月22日、参列している、

 なお、上記、結婚の事だが、元スチュワーデスの幸子さんとは、10年の長きにわたる交際の末、25年前、日本では無く、ロンドンで、ガーデンパーティ様式で、披露宴を開いている。 

 新妻は、13歳も年下。

 その後、夫妻の間に、子どもは誕生していない。

 妻の家柄。

 祖父が、東京放送(株)、現在のTBSの初代会長をつとめ、父が、商社の丸紅の常務だったひと。

 舘の結婚は、なかなか、許されなかった。

 上記、外人女性たちとの華やかな交際歴に加え、早見優との、濃厚肉体接触疑惑まで露呈してしまった過去もあって・・・・・・。

 舘の父母との記念写真は、確か、改正戸籍上も、年齢2歳若く呼称している、今は歩行もおぼつかなく、車イス常用している、黒柳徹子の長寿番組「徹子の部屋」で、見た記憶がある。

 確かに、千葉工大の当時の職員が感嘆したように、品のある雰囲気を漂わせた人でした。

 ともかく、秘話の締め、

 これにて、終えます

 

  


《 リアル ラグビー ルポ 》 あの、拝みポーズで、一躍全国民に知られた「五郎丸歩」が、2シーズンぶりに、国内での試合に、本日18時、再デビュー。さて、危惧される勝負勘、蹴り勘は・・・・

2020-12-10 01:08:15 | ラグビーフットボール

 ≪ 2019・11・4 再掲載記事 ≫

 五郎丸歩(ごろうまる あゆむ)という名前を知らされても、?という人でも、左上の写真を見たら、「ああーっ」と、思わず声を出して、思い出す人が多いだろう。

 なにしろ、お間抜け発言をしてしまうことで有名な森泉でさえ、

 「ほら、ほら、何だったっけえ・・・・お舟みたいな名前のひと」と記憶されてたぐらい、誰にも知れ渡っていた。

 彼、このポーズで一躍有名になり、転がり込んだテレビコマーシャルの数、なんと6本!

 マネージメント会社が切り盛りし、概算2億円近くが彼のフトコロに入ったと言われている。

  おまけに、んな物品まで、あらゆるものが売り出されており、フトコロ、がっぽがっぽ。

 そのくらい、2015年ラグビーワールドカップで、ラグビー日本代表が、誰もが予想だにしなかった南アフリカ相手に、僅差の、34-32という、逆転勝利をもたらしたことは、インパクトがあったと言って良い。

 彼起用で、年々目に見えて減っていく観客が、引き戻せるとソロバン勘定もした、スーパーラグビーチームの「レッズ」が、五郎丸と選手契約。

 メインのゴールキッカーが、他チームに移籍して去ったために、五郎丸に期待を寄せたのだが・・・・・・。

 ところが、五郎丸。ケガ以前に、とんでもない不調におちいり、ベンチを温めるどころか、クビの皮1枚同然で、練習に明け暮れる日々。

 さらに、移った「RCトゥーロン」でも、出番なしに等しい状態。

 そんな絶不調の状態は、日本ではまったくニュースになることは無く、五郎丸にとっては、コマーシャルが流れることにより、知名度が消え去ることはなかった。

 不幸中の幸い、というべきか。

 欧州ラグビー界の、試しのイベント、「10人制ラグビー」の試合に、抜擢されて、少し出場。

 ところが、蹴りの腕も、テクニックも錆び、つい1年半前の活躍ぶりは、どこに消え去ったの? というひどさだった。

 パワーも、スピードも、キレも、何も無し。

 試合に出られないということは、こんなにあらゆる勘が、鈍り、錆びついてゆくもんだということを、彼を見て、痛感させられた。

 もはや、海外では通用しない選手と言う烙印を押され、残る活動の場は、日本にしか無いと言う厳状に。

 すでに、今年アタマには、選手契約解除とともに、日本に戻ってきて、古巣の「ヤマハ発動機ジュビロ」に頭を下げて契約させていただくしかない状況、という裏事情を聞いていた。

 もはや「日本代表」に、出戻る余地は、99パーセント無かった

 15人制日本代表チームのディレクターである薫田真広も、「五郎丸? うーん・・・・今の状態では、厳しいな。32人のノミネート枠にも、とても入れるとは思えない」

 というほど。

 トゥーロンに、再契約の意思無しを確認し、家族して日本に舞い戻って来た五郎丸歩。

  取材結果の情報通り、7月1日付けで、ヤマハと「プロ選手契約」をして、同3日に記者会見を行ない、古巣に合流した。

 この時、いまだ取り戻せない、かつての動きを、自ら不安視していることを、正直にもらしていた。

 なお、契約期間は1年。契約金は、年俸3000万円前後と推定される。

 喰うには困らない金額ばかりか、コマーシャルの大金もまだ残っている、金持ちキッカー。

 日本代表にはすでに度外視されたが、もうひとつの日本代表チームともいうべき「サンウルブズ」では、53人枠もあり

 「ただいま、出ていただけないものか、交渉中です」とのこと。

 昔の名前で出ていますの、客寄せパンダになれるかどうか!

 それもこれも、ひっくるめて本日8月18日に開幕する、「2017-2018 トップリーグ」における活躍ぶりに、掛かっている。

 試合に1年半近く、まともに出ていない、フル出場させてもらっていない、ということは、心身共に、どういうことになっているのか!?

 試金石ともいうべき、例年北海道で行なっている、ヤマハの夏合宿では、どんなだったのか?

 人気、知名度、まだまだ、コマーシャル流れているせいもあり、おとろえず。 

 五郎丸の動くところに、色紙有り、カメラあり。

  ハイ、記念写真。

  はい、並んで握手。650人もの観客が、平日にもかかわらず、詰め掛けた。

  185センチ、100キロが走れば、うわああ・・・・・・・。

 で、練習試合での動きは。

 7月17日、対近鉄。59-20で勝利。

 後半出場した五郎丸。緊張していたのか、完調にはほど遠く、ゴール(コンヴァージョン)キック、立て続けに2本、失敗!

 3本目に、やっと成功した。

 なお、今シーズンは、五郎丸。拝みポーズはやめた。

 昨シーズンは五郎丸という、それまで頼みの綱だったキッカーがいなくなっても、ヤマハは選手層の厚さと、若手が伸びてゆき、最終的にトップリーグ2位。

 たった1敗の差で、サントリーに優勝旗をゆずった。

  昨シーズンは、メインのキッカーとフルバックには、外国人のゲラード・ファンデン・ヒーファー(写真左上)が、出戻りの五郎丸以上の正確度で、ゴールポストに、ガンガン蹴りこんでいくし、果敢にトライも挙げていっていた。

 正規キッカーが、どちらになるのか、シーズンに入ってからの、激しい争いになるだろう。

 7月21日に行なわれた、対NTTコムも、47-5で一蹴。

 五郎丸は、ゴールライン前に、きれいにタッチキックや、ゴールキックを、2本づつ成功させ、不安視させていた仕上がりを消し去った。

 次の7月26日、対キャノン戦も66-7と、チームの仕上がりも良好。

 五郎丸のゴール成功率も上がってきており、ゴールライン手前まで蹴りこむタッチキックも、精度が少しずつ上がりつつある

 その後、静岡県磐田市に戻ってからの、7月29日の、栗田工業相手に、59-17。8月4日の、対コカコーラには、42-12。

 調整も兼ねた最終練習試合、ヤクルト戦には、49-3と、全試合勝利。

 だが、近々の3試合に、五郎丸がどのようなプレイをみせたのかは、知らせず。

 そして、本日、8月18日

 愛知県豊田市で、トヨタ自動車と、今シーズンの初戦を、午後6時から行なう。

 五郎丸は先発出場する。 ライバルとなるゲラード・ファンデン・ヒーファーも先発する。

 競い合いがどんなカタチを、もたらすか?

 昨シーズンは、トヨタに優勝を争う今年1月14日。27-8で、五郎丸不在でも、競り勝っている。

 ヤマハのヘッドコーチは、堀川隆延だが、その上に位置する「監督」は、清宮克幸だ。

 そう、あの清宮幸太郎のパパ。

 公式戦での本塁打、たった27本しか打ててない息子だが、今はまだ、知名度抜群。

 このパパ。

 同じ実力の選手だと、情実優先する性格なもんで、トップリーグの後半戦。どちらをゴールキッカーとして優先起用してゆくか・・・・。

 出戻り五郎丸の、試合勘、どの程度戻していけるか。

 ま、見守りましょう!

  

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 《 2017・8・18 試合後 記 》

 雨が降る中、トヨタ自動車との試合、開始された。

 やはり、五郎丸、出戻り復帰戦を、この眼で見届けたいという人が多かったのであろう。

 観客数、2万7871人。

 ラグビーの試合としては、とても多い!

 試合は、14―11で、辛くもヤマハが逃げ切った。

 だが、五郎丸。スローフォワードや、ノックオンなど、基本的反則をしてしまった。

 信じられぬ、ミス連発。

 堅くなったか、復調、まだまだ、か・・・・・・。

 雨は、試合途中で止んだ。

 ゴールキッカーは、開幕戦は五郎丸にまかせ、1本、蹴りこんで成功。 

 夏合宿でも、良い結果を出していたタッチキックは、うまくいったが、トライは1本も取れず。

 逆に、ライバルとなるはずの、ゲラード・ファンデン・ヒーファーが、見事なトライを挙げた。

 これは・・・・・・・。

 苦しい、苦難の道を、五郎丸は歩む、ことになりそうだ。


《 リアル ラグビー ルポ 》 今、「女子 ラグビー ワールドカップ」が、開催されているんすけど・・・。マティトンガ、ひたむきに、一生懸命に身を挺して大奮闘。トライも挙げて大活躍!結果・・・

2020-12-10 00:52:16 | ラグビーフットボール

  ≪ 2017・8・27 未掲載記事 ≫

 世の中の、我こそ、真のスポーツファン!を自称する方。

 女子バレーボール日本代表が、中田久美・監督のもと、アジア選手権大会で、2セット奪われたあと、3セットを獲り返し、フルセットの末、逆転優勝したことは、けっこう報じられていますんで、ご存じ・・・・でしょうねえ・・・・・・。

 10年振りのことだったそうでやんす。

 それまでの、中田監督の奮闘ぶりが、ドキュメンタリー的構成番組で流れてましたし。彼女の指導力、指揮力はさすが!といえます。

 彼女の人となりを検索してゆくなかで、今から13年半前。彼女、まだ38歳のとき、テレビ番組の収録中、あまりに度が過ぎるほどに浮かれている女子バレー選手たちの醜態に我慢ならず、思わず

 「てめえら、この野郎!」

 そう怒鳴って、スタジオを去って行った。

 という逸話を見つけ、思わず、彼女らしいなと、爆笑してしまった。

 そんな女子バレーの栄光の裏で、テレビのスポーツニュースにも流れない、YAHOO!の羅列ニュースのところに、顔出しもしたことない、「15人制 女子ラグビー 日本代表チーム」のことを、知ってるかなあ? そもそも、ソレ、聞いたこと、ありまっか?

 一応、キャッチフレーズのネーム、付いているんすけど。

 「桜(サクラ)フィフティーン」と。

 15人制のラグビーなもんで、フィフティーン。で、ニッポンなんで、桜だと。安易っちゃあ、安易な冠ネーム。

 ちなみに、7人制は、まんま「桜セブンズ」っす。

 あ、知らない!? 聞いたこと、無いっすか?

 アイルランドのダブリンを中心に、島々で、「女子ラグビー ワールドカップ」のプール戦が繰り広げられていて、すでにその「桜フィフティーン」。

 実は、大きな声では、言えないんすけど、3試合こなして・・・・3敗。

  ( サクラフィフティーン ホームページ より)

 ダブリンに向けて出発する前、「ベスト8入り目指しますっ!」と、まだまだキャリア足らずの有水剛志ヘッドコーチ(写真上)が、力強く宣言してたんすけど・・・・・・。

 で、プール戦ラスト3戦目。

 オーストラリア代表相手に、前半は、かなり持ちこたえたものの、試合が終わってみれば、15-29で敗戦。

 日本代表チームとしては、4大会、15年振りとなる出場を果たしている、今回の「アイルランド大会」。

 これまで、数十年間。様々な苦労を経てきた日本女子ラグビー界と、先達たち。

 そのことも含めて書こうと思い立ち、とある先達にメールしたが、ダブリンにいるからなのか、その意思無しなのか、まったく返答が数日しても、無し。

 で、書こうとした、マティトンガが、対フランス戦で、右足首と想われる箇所が大ケガ。試合途中で、選手交代をせざるを得なくなった。

  まっしぐらに、自分より大きな外国人選手たちを吹き飛ばす、ぶち当てて、トライまで、ボールを持って行けるのは、日本代表チームのなかで、彼女しかいない。

 今、どのような病状と、状況なのか?

 仕方なく、日本ラグビーフットボール協会へと、電話。

 そうしたら、予期はしていたが、こいつ馬鹿じゃないのか?と想われる返答。

 「ソレは、個人情報ですよ。そう、最大の個人情報に当たります。なので、お答えしません」

 はあ? 公人たる出場選手の情報を、か?

 だから、協会は相変わらず、ダメなんだよなあ・・・・・。

 2019年、日本で行われる男子のワールドカップ。

 このままいくと、全試合合計の観客チケットの売り上げ振るわず、巨額の赤字が間違いなく見込まれる。

 俺、知ーらないとばかりに、また、誰も責任を取らずに、逃げるつもりなんだろうなあ・・・・。

 「政府保証」という名の、当時・会長だった森喜朗がもらったという、極めて不確か、あいまいな空手形。赤字を前にして、国民の税金、果たして、どのくらい出してくれるのか、どうか?

 《 実は、釜石、静岡、大分などの、スタジアムで行われた試合は、殆んど招待券をもらった観客で埋まらせました。なもんで、終わってみれば赤字でした。、》

 こんな、奇妙なコマーシャル、見たことあるだろうか?

  なんと、ラガーシャツを着た選手3人に、ぎこちない漫才をさせて、それでトップリーグの試合観客動員数の激減を止めようと掛かっていた。

 無能と言う烙印を押されているトップリーグ委員会委員長の太田治らが、考え出したシロモノ。

 ホントに、こんなもんで委員会?

 いやはや、いつもながら、あきれ果てるばかりだ。

 早速、CM結果は、かんばしくない。

 私が別枠で記事化した、ヤマハでプロ契約した五郎丸歩が出た試合だけは、2万7871人と、多くの観客が詰めかけたが、他の開幕戦は、1万547人が最高。

 他は、5385人、8020人、8038人、8462人など、大きなスタジアムに、観客ポツリポツリ点在という、淋しい光景。

 今期終えたら、さらに、前シーズンより、5万人以上減っているだろう。

 それでなくとも、毎年毎年、コロコロ試合システム変えていることへの反発は、古くからのラグビーファンに根強い。

 さてさて、「桜フィフティーン」。

 プール戦の初戦。対 フランス戦に先発出場したのが、マティトンガ。

  ( 試合映像より。Jスポーツ 中継画像。以下、同様)

 国籍は、フィジー。

 詳しく、インタビューはしたことが、そういえば、ない。

 だが、8年ほど前から、7人制、そして15人制の、日本女子ラグビー代表チームの候補合宿には、彼女、ほぼ顔を出していた。

 その、ひたむきな練習態度には、きまじめさが漂っていた。

 国籍の問題があったのか、海外遠征&試合には、ほぼ帯同していたが、肝心の試合には出られていないようだった。

 合宿参加当初は、スター気取りの勘違いが常に付いて回る性格の、鈴木綾香に、わざとスパイクで蹴られたり、ヒジでどつかれたりしていたのにも、じっと無言で耐えていた。

 練習が終わる時、マティトンガに「アレ、ひどいね?」と聞くと、苦笑いを浮かべて、黙っていた。

 日本語は理解できるし、話しも出来ているようだった。だが、スターとしての輝きは伴わないせいか、たまに私以外に取材に来ている記者も、マティトンガには取材していないせいか、記事にもなっていない。

 しかし、その実力は、日一日と伸びていっていた。

 さながら、イメージは、縁の下の力持ち。

 

 

 


< リアル ラグビー ルポ >2017「サンウルブス」の開幕戦。スーパーラグビー優勝チーム「ハリケーンズ」相手に、17-83と大敗。だが、決して惨敗では無い。問題は、選手たちのひどい「辛すぎる厳状」だ

2020-12-10 00:39:45 | ラグビーフットボール

≪ 2016・2・25 掲載記事 ≫

 ≪2019・11・6 再掲載 ≫

  「サンウルブス」。何それ? 3人のブスを揃えた新しいアイドルグループ?などと、首を傾げる人も、ラグビーに興味の無い方には多いはずだ。

 日本のラグビーには、従来からの「日本代表チーム」に加えて、新たに一昨年「サンウルブス」という、実力同等の別チームを編成。

 2019年、日本で開催される「ラグビー ワールドカップ」に向けて、日本のトップ選手や準候補選手に、数多くの海外試合での体験や経験を積み重ねさせて、個々の能力を高めさせていこう、という狙いがあった。

 いきなり、世界のラグビー強豪クラブチームが競い合っていた、その名も「スーパーラグビー」に、参入。

 合宿期間も満足に取れず、組まず。誰が見ても準備不足が囁かれるなか、とにもかくにも付け焼刃で、さながら試合をしていくなかで、チームの連係プレーの精度を高めていこうという、もろに見切り発車。

 長期計画や戦略が、昔からまったく無い「日本ラグビーフットボール協会」。

 さらに、チームが惨敗や連敗しても、協会幹部自らは責任取って、いまだ辞任は、1人もしたことは無い。

 監督やヘッドコーチ陣の首を取り換え、選手を組み替えるだけ。

 それで、乗り切ってきた歴史がある。

 で、「サンウルブス」の、昨年の新規参入結果。15試合経験して・・・

 1勝13敗1引き分け。18チーム中、最下位

 な~んだ!ひどいじゃん!

 数字だけ見れば、そう想うほか無い。

 ところが!スタートこそ大差を付けられだったが、次第に追いつ追われつ、接戦。引き分けの1試合も含め、あそこが改善されれば勝てた! 勝ててたかも知れない!という試合内容が目に付き始めた。

 本当に最初こそ、世界のぶ厚い壁を思い知らされる展開だった。思わず、視線を下に落として、ため息を深くついてしまうほど。

 ところが、試合を重ねていくたびに、強い当たり、ぶちかましに耐えて、互角に競り合い、試合の一部では優っていたし、充分に戦えるようになっていった。

 その代わり・・・・・ケガも重ねていった。ぶ厚いテーピングやサポーターや、痛みどめスプレーでは到底まかないきれぬ大ケガ

 おまけに、自分の大学、社会人(トップリーグ)チームの練習は出来ないわ、その間に台頭してきた伸び盛りの選手に、自分の定位置と思い込んでいたポジションを奪われかねないわ、栄えある日本代表に戻れる保証は無いわ。時期は重なるわ・・・・・。

 絶えず、その危機を感じながらプレイを重ねていた。

 選手のカラダは、満身創痍、ガタガタ

 なにしろ、これまで、「他の選手と違い、大学からラグビーを始めたおかげかな? 今まで、大きなケガはしたこと無いんですよ、幸いに」と言っていた均(きん)ちゃん、こと、大野均ですら、欠場せざるを得ない重症。

 もろに、選手のカラダと体調を考慮しない、と断じるほか無い、酷使ハードスケジュール。

 さらに・・・・日本人選手はほぼ企業社員で、給与のみの生活。会社を離れる海外遠征と、合宿は、特別に有給休暇をもらってというカタチで出かけている。賞与は多くない。

 体のケアには、皆、気を遣い、おカネも使っている。スポンサーは、いない。

 スポンサーが増えたのは、協会だけ。従来に比べ、資金はかなり潤沢になった。

 なのに、「サンウルブス」での1試合出場するたびの手当て、たったの6000円!

 いくら、ケツ叩かれても、コレでは・・・・・・。心も体も、痛いだけ

 なのに、今季だけは参加している外国人選手は、年俸3000~4000万円。出場給も段違い。

 なんなんだあ、この差はよお!

 プロ、では無いといえ、選手たちの気持ちは、次第になえていった。監督やヘッド・コーチは、今季はいるが、来年はいるかどうか、分からないという、出たりバッタリの無計画、場当たり編成。

 そんな「厳実」のさなか、日本代表に入れそうな新しい候補選手たちが、ケガ人に代わって、どんどん送り込まれていった。

 だから、良くも悪くも、選手層は厚くはなった。選手たちにくすぶる不満は、それ以上に熱い。

 なんとか、選手同士と自らを、意図的に励ましてのモチベーションと、観客の声援の熱さで、グラウンドに飛び出しているというのが、実情だ。

 そして・・・・今年もまた、短期間で合宿し、編成された即席チームで、まず先週の2月18日(土)、北九州に建てた新設のスタジアムで、トップリーグ選抜「オールスターズ」と、仲間うち対戦。

 逆転で、24-12で勝ちはしたものの、観客数、1万1512人でしかなかった。

 そして、2月25日(土)、東京の秩父宮ラグビー場に、タイトルでも書いた、「スーパーラグビー」2016年シーズン優勝チーム、「ハリケーンズ」と対戦した。

 コレは、ガチの開幕戦。全15試合の皮切り。

 優勝チームの強さを見せつけた。

 ラインナウトから、難なく、素早くトライ されるわ、パスしたボール奪われ、一気にゴールラインまで持ってかれるわ、ぶち当たって倒されるわ、片腕1本でいとも簡単に倒されるわと、個人の力量の差を見せつけられた。

 そんなワンサイドの展開ながら福岡堅樹がトライで返し、後半、チームのチカラが最後まで落ちることが無くなった。

 ボール支配率は上回り、「サンウルブス」は、常に攻めの姿勢。前半のパスミスは無くなり、今季もその姿勢を貫けば、接戦が昨年より増え、例え、結果負けても、点差は昨季より拡がることは少なくなるのではないか!?と想わせた。

 スコアは、17-83で大敗はしたものの、試合開始時想わせた、100点は取られずに済んだし、次戦以降に期待を抱かせる内容であった。

 重いケガの後遺症と、そのケアと、たったの6000円に、モチベーションが上がらぬまま、観客席に座って試合を見続けた主軸選手たち

 試合後、堀江は、こう言った。

 「う~ん、やっぱり甘くはなかったですね。トップの実力のチームは」

 「でも、プロップのメンバーも、やってみて、スクラムはトップとでもいけると感じました」

 トライした福岡も「スタートとしては、良い出来でいけました」

 「ハリケーンズ」の勢いは、まさにハリケーン並み。試合後の、観客への親切な対応すらも。

 サインはもちろんのこと、観客の求めに応じて、スマホでの自撮りにも機嫌よく応じる。

 厳しく、簡単に盛り上がれる気分にはなりにくい現実は分かるけど、この辺りは日本も見習わなければいけないだろう。

 観客数は、1万7553人。2万4800人最大収容出来る秩父宮でだ。

 メインスタンドや、バックスタンドこそ、ほぼ満員だったが、両ゴールポスト裏の客は、埋まらず。

 しかし、日本で開かれた、日本チームが出たラグビーの国際試合としては、最高ランクと言って良い。

 だが、同じ日に、行なわれた、プロサッカー、Jリーグの開幕試合の観客数。

 「仙台」対「札幌」、1万7230人。

 「清水」対「神戸」、1万7801人。

 「広島」対「新潟」、1万7545人。

 「鳥栖」対「柏」、1万4355人。

 「大宮」対「川崎F」、1万1962人。

 このラグビーの試合並みや、それ以下の観客しか来なかった試合も、このように有る一方で、

 NHKが地上波でナマ中継した、「鹿島」対「FC東京」、2万8240人。

 「C大阪」対「磐田」、3万3208人。

 「横浜FM」対「浦和」に至っては、3万9284人もの観客数。

 ラグビーの「厳状」は、今後も続く。

 例え2015年のワールドカップで、南アフリカに劇的逆転勝利を挙げる奇跡を奪い獲り、3勝を挙げる快挙を成し遂げ、昨年のトップリーグは多少上向きの観客動員数を得たが、今年は再び数年前の元に戻ると危惧される。

 あの五郎丸歩(あゆむ)は、すっかりコマーシャルでは、いまだ活躍中に見え、金満家になったが、現実は厳しい。

 昨年、「レッズ」に入団はしたものの、厳しい練習と試合の積み重ねで左肩をケガ。

 さらに、他の部所も相次いで損傷。

 出番どころか、ベンチ入りすら少なく、活躍の場を求めて、フランス1部リーグの「RCトゥーロン」に入ったものの、ベンチ入りすら困難な状況。

 最近では、新たに作られた「10人制ラグビー大会」のイベントに、チームの1員として出場したのみ。

 実は今年、日本に帰ってきて、ヤマハ発動機でプレイ再開することが、水面下で決定済みだ。

 お金持ちとなった五郎丸。

 いくら日本や日の丸を背負っての「名誉」というニンジンを目の前にぶら下げられても、ず~っと6000円に納得出来るか、どうか・・・・・。

 にしても、おかしい。

 当初こそ、人材派遣業の「ヒト・コミュニケーションズ」というメイン・スポンサーだけが、チームの冠に就いていた「サンウルブス」。

 だが、今や、「三菱モーターズ」、「セコム」、「凸版印刷」、「SMBC日興証券」、「シチズン」、「カンタベリー」、「サントリー」、「ダンディ・ハウス」など、ざっと見ただけでも数多くのスポンサーが増えた。

 まだまだスポンサーが付かない頃、「日本代表チーム」が合宿していたホテルの宿泊費を調べたことがある。

 驚いたことに、団体割引額よりさらに安い「特別配慮料金」で、いずれも宿泊していた。

 だが、今は、「日本代表」も、「サンウルブス」も、活動資金は潤沢になったはず。

 「サンウルブス」は、次戦はすぐに3月4日、シンガポールにある、収容観客数5万5000人もの大きなスタジアムで試合を行なう。

 ガラガラの客席が、目に浮かぶ。

 とはいうものの、「スーパーラグビー」そのもののが、1試合平均、1万4500人しか観客来ない、惨状ぶり。

 そのうえ、痛みこらえて、治療してもらって、コンビニのバイトより安い日給6000円。

 サンウルブスの全メンバー、53人。

 そのなかで、とっかえひっかえ、比較的元気な選手を順繰り、使い回ししてゆく算段。

 この6月からは、「日本代表」も召集合宿。

 53人の多くが、ソレにダブル。

 加えて、自分の所属チームの練習、北海道網走・北見での夏合宿、練習試合も重なる。

 選手を使い捨て、とは思いたくはないが、こんな選手に薄く、協会に厚い歪んだ構造は、今年中には破滅するだろう。

 選手あっての活動資金のはずなのに、巨額のスポンサー料金は、どこに入って、仕舞い込んでしまったのだろう・・・・・・。

 単に、言葉だけの「ハードスケジュール」「苛酷 」「過酷」では収まり切らない、この「日本一か国」の「日本一苛酷」状態。

 屈強な選手といえども、生身のカラダ。

 そりぁあ、ラガーマンたるもの、グラウンドに立てば、勝ちたい気持ちが湧き上がってくる。それに、おんぶにだっこの協会。

 綿密な長期計画皆無のまま、突き進んだ挙句、今すでに、破たんが生じ始めている。

 そんな「厳状」に、選手達、どこに協会の都合よく散らばされても、不満ぐっとこらえて頑張れ! ニッポン、チャチャチャは・・・とても言えない。

 

 

 


< リアル ラグビー ルポ > 日本代表人気?は、まったくラグビー人気には、つながっていなかった

2020-12-10 00:24:56 | ラグビーフットボール

 ≪ 2015・10・23 掲載記事 ≫

 ≪ 2019・11・6 追記再掲載 ≫

 「2015 ラグビー ワールドカップ イングランド大会」に出場し、プール戦で敗退。エディー・ジョーンズヘッドコーチが、声高らかに言っていた「ベスト8」進出は出来ず。

 いわば「公約違反」。

 なのに、そのお詫びもキチンとせず、年俸4500万円という、日本よりちょいとだけ高額のカネに惹かれて、南アフリカのチームのヘッドコーチに、さっさと3年契約で就任しちゃって、行っちゃったあ! 最後の最後まで、節操のカケラも無い、汚いチビオッサンだったなあ・・・・・・。

 しかし、控えも含めた31人の選手は、日本ラグビー史上最強の面々だった。だから、最終アメリカ戦後の、集合写真(下)での喜びようは、充分に理解出来た。

 

 とはいえ、3勝1敗。帰国スケジュールは、私の予想通りだったが、全敗するのでは?という私の事前予想を裏切ってくれたのは、ラグビーファンの1人としては、少し微妙に嬉しい。

 10月13日。成田空港に出迎えたヒト、あくまで「報道によれば」500人。ま、何でもかんでも、大体多めに言うのが、報道の常識みたいなもんなんで、実際には400人と思った方が正しい。

 それにしても、その人数。ラグビー界としては、すんごいこと。

 で、その日の夕方、5時開始だったのが、15分遅れで始まった「帰国記者会見」。会場は、品川プリンスホテル。

 なんと、集まったのが、60社、309人

 こんな多くの取材陣は、おそらく協会設立始まって以来のはず。

 いつもは、ラグビー協会の2階の1室で開かれる記者会見。そこではいつも、10~15人。カメラマン入れてだ。20人も来たもんなら部屋に、補助イスが溢れ返るほど。

 むろん、VTRカメラなど、テレビ局は来ない。

 時々は、増える。それでも、30人前後。テレビ局のVTRカメラ1台ぐらい。

 一番多かったのが、ホテルの大会場で開かれた「ベスト・フィフティーン(15人)」選出発表のイベント。

 そこには、まったく見かけたこともない記者の顔、顔、顔。テレビ局のカメラも、全局ズラリと横並び。数えると、総計200人はいた。

 ところが、日本選手権の発表になると、60人前後。試合がある日の秩父宮ラグビー場の記者席には、いつもは来ないマスコミが取材申請して、入れ代わり立ち代わり来るもんで、いつも満席。

 おおっ! と想う。だが、来てはいるが、何故か殆んど報道はされないし、されても記事短く、且つ、小さく、テレビ放送されても、数分。

 サッカーはJ2の試合結果まで、テロップで流され、並べられるが、ラグビーの日本最高峰「トップリーグ」は、試合結果すら、テレビ・ラジオで報じられないまま。

 それが、今回。最大強豪優勝候補・南アフリカに大接戦の末、日本代表が予想を裏切る番狂わせの勝利! その一報が日本に届いた直後から、全マスコミの目が、見方が、コロッと変わった。

 ニュースでは、トップ扱い。連日、テレビでは、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)の、プレース・キックまでの両手組み合わせスタイルが注目され、話題となっていった。

 ラグビーという、格闘技スポーツの面白さ、醍醐味とは、まったく別のところでのワイドショー的とらえ方人気。それが、日に日にテレビ局だけで盛り上がっていってることに、違和感を感じていた。

 冷静に分析すると、「日本代表人気」ではなく、「五郎丸歩 キック前のポーズ人気」という他ない。

 ファンは、まったく増えていない。

 ここにきて、皇后美智子さんが、初めて夫と秩父宮ラグビー場で、「ヤマハ発動機ジュビロ」が出場したラグビーのトップリーグの試合を観戦した際、協会の人間に「あの五郎丸と言う選手の方、本名ですの?」と聞かれたことが、今また記事化されるほど。

 しまいには、北九州にある「五郎丸駅」が、ネット上で話題になり、演歌界では「羽ばたけ東大阪 ラグビー音頭」なる曲まで発売されている始末。

 その流れで、ラグビーをやりたいという、児童が増えたなどという報道もあったが、調べてみるとウソ。

 ラグビーが、他のスポーツと違って、ケガが付きものと言う側面が、児童の母親たちに嫌われている事実は、依然として変わらぬまま。

 それは、毎年実施されている「タグ・ラグビー全国大会」で表面化する。出場選手は、すべて小学生の男の子と女の子。その混合チーム。

 おそらく、次回も参加チームと選手数。減りはしても、伸びはしない。

 以前、指導する全国各地の監督たちに軒並み聴きまくったが、ラグビー経験ないヒトが、殆んど。見よう見まねの指導してきた、教師ばかり。

 ケガでもさせたもんなら、モンスター・ママたちが、いっせいに噛みつき、吠えるため、激しい練習はさせられない。

 「管理責任」を問われることを、一番嫌がるシロート指導者の「教師」という性癖。

 ケガをさせないように、楽しく、楽しくが、モットー。もっとも、そんななかから、鈴木陽子など、何人か、日本代表女子選手が生まれてきたのだから、やり続けることに意義があると言って良い。スポンサーが、サントリー。毎年、バックアップしてくれている。

 そうそう、平尾誠二の関連取材の中で、真摯に受けてくれた「大正製薬」が、チームに5000万円ものボーナスを提供したとのこと。

 上記掲載のほぼ全員に、1人当たり、100万円。選手に成り変わって、御礼を言いたい。

 さて、記者会見。

 異例の、生中継までされた。見たヒトも、いる・・・かもしれない。

 マイクを回された選手全員が、クチにした、2度と経験したくない想い出が、「ハード ワーク」。

 具体的に、ソレがナニを指すのか、質問も出なかったのが、いささか不思議だったが、早朝、夜も明けきらぬ前の午前4時半開始の「ウエイト リフティング」を指していたのは、言うまでもない。

 この不定期連載<リアル ラグビー ルポ>で、何度か指摘していたので、記憶している方もいるだろう。

 時々、午前6時開始に変更されたが、それにしても、カラダをいじめ抜く異常な練習3部制。今年も春から丸6か月、ソレが当たり前のように早朝の夜明け前に、続いた。

 おかげで、選手全員、上半身は、筋肉隆々の逆三角形体形。ぽっちゃり、ずんぐりは、エディーだけだった。

 「時差ボケ克服に対応し、いつ試合開始になっても身体が反応して、フルに動けるようにと言う目的が達成されるようにと言う対策だ」と、当時のお馬鹿なGMが、私に語って下さったが、やっぱり、選手は嫌がっていたんだ、不満抱いていたんだ。

 そりゃそうだろうなあ・・・・・・・。

 早朝、昼、夕方。3食のようなもん。締め付け管理スケジュール。休憩こそ、少しあるものの、外出禁止・・・・・。

 「もし、エディーが、南アフリカに行っても、同じことを選手にやらせたなら、翌日、クビになっているでしょう」と、会見でホンネを言ってのけた選手もいたほどだ。

 全員の上半身は、筋肉ムキムキ。まるで、ボディビルダーのような体に仕上がっている。

 さて、その日。会場に入って来るなり、記者団からの拍手で迎えられた全選手の、想いはひとつ。

 この歴史的な3勝の持つ熱気が、今後も引き続いて2019年W杯開幕まで、ラグビー観客動員数に、どうにかしてつながって欲しいということ。

 来年は、「リオデジャネイロ・オリンピック」に、おそらく男女ともに、7人制チームが出場・・・・・出来るはず。今の時点では、まったく世間様に知られていないが・・・。

 「さくらセブンズ

 ソレ、なんのこと?

 みんな、そう言うはず。実は、日本の女子7人制チームの、愛称。知らんでしょ?

 <次に、世界を驚かすのは、私たちだ

 おおっ! 初めて目にしたときは、良いキャッチフレーズだと、思った。

 だが、よく見ると、メンバーからケガでか、ポスター撮影時から、とっくに脱落した者さえいる。

 加えて、練習、「非公開」。毎度毎度の「非公開」。マスコミにでさえだ

 負けが込んでも、異常にプライドだけは高く、豆タンクとスキンヘッド坊主コンビの監督・コーチには、一問一答だけの制限付き。世間には、まったく知名度無いけれど、すんごく、負けん気とプライドと意識だけは偉い人々なのでありま~す。

 世間様に知られない、知らせたくない、見せたくない姿勢を続けることを、一切「非後悔」していない。

 今後も、変わりそうも無い、かたくなで、おかしな姿勢。

 男子も、非公開があるうえ、練習場所がファンがとても行きにくい場所。せっかく、数少ないファンが付いても、突き放す協会広報の姿勢・方針。

 人気作らず、仕掛けず、逆行ばかり仕掛けている日本ラグビー協会・広報の、後方支援。

 こんな精神で、いくらキャッチフレーズとポスターに、多少ゼニかけてもねえ・・・・・。

 

 かくいう、この「15人制 男子日本代表」。

 先の6か月合宿も、宮崎県の宿泊していたホテルに隣接されていたグラウンドで缶詰にして、行なわれていた。

 「とても良いんですよ、環境が。練習に集中出来るし」と、協会やGMは、言う。

 初めて、ソレが発表された時、12人ほどしか来ていなかった記者たちから、「え~っ!!」という、驚きの声が上がった。

 いくら環境が整っていたにせよ、招致されていたにせよ、東京から、あまりの遠距離。おまけに、「非公開」目に付くスケジュール。

 それでなくとも、折りしも新聞業界が、多くの人に読まれるインターネット記事の影響で、日々実売部数や、定期購読者数が激減。

 マスコミといえども、儲け主眼の企業。

 取材費を、削減。自腹に近い措置が講じられ、さらに「社員」から、「契約社員」にと改めて記者と再契約の流れの中での、発表だったから、たまらない。

 且つ、定期購読者の比率が、老人が多いということが背景にあり、活字が大きくなった。その結果、それまでの3分の2の文字量に。

 なもんで、記者人数削減策が大手を振って強行敢行。取材力と、文章力ある記者だけを軸に、再雇用の流れになっていった。

 バッサリとクビを斬られ、フリーと同様、出来高制になり、まだまだ残る自宅のローンや、子供の教育費の支払いに苦慮しているラグビー番記者も多数いる。

 さらに、ラグビーのような不人気スポーツは、他のスポーツとの兼務取材が常識のマスコミ界。

 囲み取材に転じたとたん、「宮崎じゃあ、来るなって言ってるようなものじゃないですか」「自腹切ってまでは、行けないよなあ・・・」「それでなくとも、やっと行けても、練習見せない時間多いしさあ・・・・」という本音が、記者たちから続出したのは、言うまでもない。

 結果、合宿記事・・・・・・無いに等しい状態に

 それだけではない。

 せっかく詰め掛けた地元ファンに、練習を見せて公開したのが、皆無に近い

 協会の「15人制 男子日本代表 宮崎合宿レポート」を検索してみると、たった1度あったのが報じられただけ。

 さらには、レポート文には、カタカナ英語が頻発。分かりやすく、日本語で表記しても良いものまで、かたくなにカタカタカタカナエイゴ

 せっかく観に来た地元のヒトが読んだら、ちんぷんかんぷん。

 それでなくとも、ラグビー用語のむずかしさは有名なうえ、ルールが毎年、少しずつ変わっているのに。

 当の選手でさえ、実は覚えきれていないのが実情だ

 帰国会見の席上。写真上の中央下に座っていた、故・渥美清以上に四角い顔の畠山健介(サントリー・サンゴリアス所属・30歳)が、受け狙いも狙って、こう爆弾発言を。

 「ラグビーのルールが、非常に分かりにくいってよく言われるんですが、実は、やっているボクも、、詳しく分かってません!」

 「これから、ラグビーと言うスポーツに興味を持っていただいて、試合を観に来てくださる方には、そんなルールなんて気にせんと、カラダとカラダが、目の前でぶつかる音を聞いてくださって、その生身の迫力を楽しんでいただければと思います!」

  また、その夜。フジテレビの「すぽると」に、他の日本代表メンバーと一緒に並んで出演した際も、スポーツに興味を持つヒトが多く観るはずの番組視聴者に対して、こう笑いをまぶして、畠山健介はナマ放送ということを利用して力説した。

 「どうしても、三上(正貴・東芝ブレイブルーパス所属・27歳)と、堀江(翔太・パナソニック ワイルドナイツ所属・29歳)が、(キャラクターとが風貌が)かぶって、間違われたりすることが多い畠山健介です」

 「僕たちが(今後)出来るのは、まず、しっかり(11月13日に開幕するトップリーグの今シーズンの)試合で、良いパフォーマンスをして、勝利するということ」

 「で、ラグビーのルールというのは、一杯あり過ぎてむずかしいな、とか、覚えきれないな、とか、想うと思うんですけど、そ~ゆ~こと考えずに試合を観に来てもらって欲しいなと」

 「むしろ、あんまりルールを覚えてしまうと、監督とか、コーチ目線になって、あいつはダメだなあとか」

 メンバーや、スタジオから思わず笑い声が出た。

 「(ルールを)知らない方のほうが、純粋にラグビーのすごさとか、実際に(選手と対戦選手が)ぶつかる音とか、そ~ゆ~ことを楽しんで、観てもらいたい。そのことは、トップリーグとか、観にきてもらえば分かると思います」

 まさに、その通り。

 全員の胸の中にしまってあった想いを代表して、畠山健介が言い切ったと感じた。

 この畠山は、五郎丸歩(記者会見の写真右側)と、早稲田大学ラグビー部で同期だった選手。

 華やかで目立ちやすい、プレースキッカーと違い、ひたすらスクラムを組む、プロップというポジション。

 まさに、縁の下の力持ちを地で行く道を歩んできた。彼もまた、五郎丸と同様、早稲田村ラグビー部人気を勘違いせず、まったくおごる事無く今まで歩み続けてきた選手の1人だ。

 選手は、ラグビーがにわかに注目された今、何とかしたい、このゆがんだ”厳状”を少しずつでも打破して、今後につなげたい、と思っているようだ。

 2019年には、「ラグビー ワールドカップ 日本大会」が、開催される。そこに、どうやってこの降って湧いたような「にわか人気?」を、つなぎ続けられるか!?

 ところが・・・・・・。

 ワールドカップから「15人制 男子日本代表」が帰国した今、トップリーグ開幕前だが、東西の大学ラグビーリーグが、毎週末、試合が行われていた。

 その観客数たるや・・・・・・・・・・。

 (Jスポーツ 試合中継画面より)

 上の試合。無人に見えるかも知れないが、両左右のゴールポストの後ろの席は、無人だが、バックスタンドに観客はいる。確かにいる。

 だが、「日本体育大学 対 明治大学」 3795人。この数字には、ラグビー関係者に配布され、大学生・高校生、中学生のラグビー部や、クラブチームでラグビーをやっている若者たちへの招待券客も多く含まれている。

 ちなみに、この会場。秩父宮ラグビー場は、最大収容人数、2万4000人入る。

 招待客はメインスタンドにいて、バックスタンドよりは、そこそこ入っているが、この淋しさ。

 同じ秩父宮では、「帝京大学 対 慶應大学」(写真左下)も開催されて、6177人

 

 昨年は、同じカードで3800人だったので、日本代表効果にも見えなくも無い。だが、大学リーグ連覇確実な帝京の実力を堪能し、確認しに来た客が増えたと、思えた。

 というのも、ならば伸びてもいいはずの関西の大学リーグの観客数が、まったく伸びていないからだ。

 「京都産業大学 対 関西大学」、3191人。

 「立命館大学 対 同志社大学」、4083人。

 「摂南大学 対 天理大学」、1477人。

 「近畿大学 対 関西学院大学」、2227人。

 試合会場は、東大阪花園ラグビー場や、宝ヶ池ラグビー場だった。

 さらに、平尾誠二の記事で書いた、「トップリーグ プレマッチ」の、3位決定戦と、決勝の試合。

 日本代表が、イングランドで躍進していた頃に戦っていた。

 パナソニックワイルドナイツが、チームの主力がワールドカップに獲られているため、参加を辞退したとはいえ、3位決定戦の2試合が

 「サントリーサンゴリアス 対 東芝ブレイブルーパス」が、2738人。

 「神戸製鋼コベルコスティラーズ 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ」が、3721人。

 そして、決勝が、「神戸製鋼コベルコスティラーズ 対 サントリーサンゴリアス」だったが、4348人。

 書いたすべての試合、記者席に人はまばらだった・・・・・。

 サッカーのJ2の試合観客数より少ない。

 ちなみに、女子サッカーの「なでしこリーグ」。ラグビーW杯開幕中の9月27日(日)、INAC神戸レオネッサ 対 浦和レッドダイヤモンズ レディースの試合。

 観客数、1万1865人だった。

 これが、「厳実」だ。

 少なくとも、畠山健介の希望と願いは、現時点では、まったく観客とマスコミと、協会には届いていない。

 昨夜も、五郎丸歩だけが呼ばれ、深夜にテレビ生出演した。

 懐疑的な「日本代表人気」というより、「五郎丸歩、話題人気」と言い換えたほうが、正しいと言っても良い。

 彼が所属しているヤマハ発動機ジュビロにとっての開幕戦試合。

 11月14日の対「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」戦は、おそらくマスコミが大挙して押しかけ、お祭り騒ぎの如く五郎丸をクローズアップして報じまくり、あの姿見たさに、初観戦も含めた客は、おそらく1万人を超えるであろう。

 次戦、11月21日の、「豊田自動織機シャトルズ」戦。 11月28日の「NECグリーンロケッツ」戦まで、どのくらい観客の関心が維持出来るか? にわか人気が、続くか?

 しかし、他のチームは?・・・・・・・

 先の入場者数を、所管する「関東ラグビー協会」に尋ねた際、こうも聞いた。

 ---入場者数は、日本代表人気というか、五郎丸人気効果で、少しでも増えておりますか?

 「さあ・・・・分かりません。微量に増えているような気もしますが、まったく、とりたてて調べたり、統計を取っておりませんので・・・・」

 ---いわば、このチャンスを生かして、何か対策、作戦とか協議、会議を開くなどはしておりますか?

 「いや。まったくしておりません」

 ---それは、日本ラグビー協会も同じですかね?

 「おそらく、そうかと思います」

 ---現時点で、行なう予定は?

 「まったく予定されておりません」

 あ~あ・・・・・・・

 この降って湧いた最大チャンスを、初めて自力で生かそうという気運は無いのか・・・・・

 絶好機の今、リオ五輪出場枠に向けての7人制ラグビーの予選が、来月から始まる。

 だが、なんと10月25日からの「男子7人制ラグビー日本代表 直前合宿」地は、九州の鹿児島市の鴨池公園だという。

 以前よりは、「非公開」練習が少なくはなったものの、あれほど宮崎に行けなかった、行かなかった担当記者たちが、行くであろうか・・・・・・・・・。

 またも、にわか人気に応えない、応えようとする姿勢が見えないラグビー協会。「非後悔」や「悲後悔」すらしない。

 チャンスが訪れたのに、まったく活かそうとしなかったことは、実はかつて数回あった。

 ラグビーファンでなくとも記憶の片隅にある「神戸製鋼 対 新日鉄釜石」の連覇を賭けた闘いの時期。秩父宮ラグビー場が、満員の客で埋め尽くされた。

 当時の座席最大収容数、1万5000。

 いまだに、平尾誠二や、大八木淳史(あつし。共に、元・神戸製鋼選手)や、松尾雄治(元・新日鉄釜石選手)が、知名度が薄れることなく、本来の仕事の他に、タレント活動が成り立っている。
 
 そのことを考えるだけで、3名を知らない人でも、いかに人気があったか、気付くだろう。

  そして、「早明戦」が、当時、最大収容人数5万6000人を誇った国立競技場で開催されるのに、入場希望者があまりに多く、抽選になった年。

 いずれも、スポーツ新聞の一面と裏面を使い切って報じられた。

 そのとき協会は、担当広報は、何一つそれを活かす対策を講じようとしないままだった。

 だから、地に落ちた。

 これらの内部証言は、協会およびそこで仕事をし続けてきた人たちから、いくつも聴き続けてきた。

 このざまで、2019年を無為に迎えようとする無能無策ぶり。2度あることは、3度ある、か・・・・・・・・。

 所属チームを抱える大企業もまた問題だ。

 チーム名に、地域の名前を付けることを嫌い、あくまで社員の士気高揚のためだけのラグビー部であり、それ以上の地域性や、スターとして推したてて、企業名を売り、且つ、観客を増やそうとはまったく首脳部は考えていないことも、過去の取材で何度も痛感した。

 その結果、例えば「府中ダービー」、「九州ダービー」と銘打たれていても、試合はまったく盛り上がらず。少ない観客の大多数は、双方の企業の社員だった

 だから、日本代表に選出されたなかの当該社員を海外に行かせる「スーパーリーグ」に参加させることに、渋り続けた。

 企業が主に運営をしながらも、地域ぐるみの気運やムードを盛り上げているJリーグとの大きな開きは、今後もさらに開き続ける・・・・・・・・。

 取材を終えて、深いため息しか出てこないのが、正直、辛い。

 これが、杞憂(きゆう)に終われば、それに越したことは無いのだが・・・・・・・・・。

  

 

 

 

 


<リアル ラグビー ルポ>「五郎丸人気」から、次第に観客増へ。だが今、再び惨状復活。隠された真実を書く

2020-12-09 23:45:17 | ラグビーフットボール

 ≪ 2016・2・23 未掲載記事 ≫

 昨年9月の、「2015 ラグビー ワールドカップ」。

 奇跡!と言い切って良い、ラグビー日本代表チーム総力戦のたまものによる、南アフリカ戦の辛勝以後、何本か、取材した事実を背景に記事化してきた。

 そこいら辺の子供や、軽薄軽穴ギャルまでもに、広く知られることになった、五郎丸歩の、ゴールキック寸前までのルーティーン・ポーズ。

 そして・・・世界規模の「祭り」のあとの、トップリーグの短期間のリーグ戦に突入。

 しばらくは、五郎丸が所属する「ヤマハ発動機ジュビロ」戦絡みの、ネット悪質ダフ屋が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)。

 さらに、その悪行を助長させ、後押しする結果となった、日本ラグビーフットボール協会の太田治ら無能中堅幹部たちによる、トップリーグ開幕戦の、調子こいた「完売発表ミス」。

 その後もミスが続き、普段は温厚な、史(ふみ)さんこと、W杯へ出場した田中史朗(ふみあき)選手までもが、あきれ果て、怒り出すてん末となった。

 とはいえ、W杯のしわ寄せで、例年より試合数や試合期間が短くなったトップリーグの試合会場へ、初めて足を運ぶ観客の関心が消えかからなかったことにより、前期の「2014~2015 シーズン」に比べ、なんと、1試合平均、1・4倍の観客増という結果をもたらした。

 素直に、そのことは喜びたい。

 ただし、協会は、またも、まったく努力していないことに、がく然とした。

 まず、1・4倍になった起因は、個々の選手のファイトぶりの成果によるもの。

 新たな、にわかファンの期待にも応えた五郎丸の奮闘だけではなかった。

 トップリーグに所属する、どのチームの選手も、見た目からして、明らかに頑張っていた。当たり、タックル、ボール争奪戦、走りの加速、パスの巧みで鮮やかな連係。

 これほど、「観客に見られている」ことを、選手が意識した、見栄えの良いシーズンは、かつて無かった。

 だが、大学ラグビーは違った。

 例年通りのプレイ。観客、減りはしても増えないため、意識は変わらず。結果、観客は最後まで、まったく増えず。淋しい空席が目立つままでシーズンを終えた。

 帝京大学以外は、ますますパフォーマンス意識の落差が拡がってしまった。

 だが、社会人トップリーグは、違った。試合が重なっていく毎に、五郎丸だけの注目度から、他のW杯出場選手の活躍、そして出場全選手へと、試合のたびに観客の目が注がれていっていた。

 観客の求めに応じての、サイン、記念撮影も折々、していった。

 五郎丸自身は、混乱を避ける意味もあってか、サイン入りカードの限定配布だけで終わったが。それでも、好感を持たれ続けた。

 ちなみに、100万円は手に出来るであろうと思い、書きもした、あの椿山荘での「ディナーショー」のギャラ。

 どうやら、50万円程度だった。

 

 

 

 

 

 結果、激しさを増したプレイの数々によって、選手への治療と、痛みをやわらげるテーピングの数が増えていったものの、ラグビーの素晴らしさを見事に伝えてくれた。

 期間と、試合数が少なかったことも、幸いした。

 コレが、例年通りであったら、どこまで突っ走れたか? 疑問だ。刀尽き、矢折れていた可能性が大きい。

 優勝に向けての準決勝など、ゴールポスト裏までも客席が埋まり、本当に初めて満席になった。その実数、2万4000人を超えた。

 選手の頑張りが、もたらした積み重ねであった。

 先の田中史朗は、東芝との大接戦の末の優勝の喜びの輪の中、こう言った。

 「選手たちは、日本開催の2019年W杯に向けて、ともかく今シーズンは、役割を精一杯果たしました。今後のあらゆる強化策などは、今度は協会が組織的にやらなければならないと、想っています」

 ところが・・・・・・。

 ミスこそ続かなかったが、努力、尽力、まったくしないまま。

 具体例を挙げよう。

 ラグビーの試合会場に行くと、一見して分かるが、グラウンドに引かれたラインにまたがって、「10」や「22」などの数字が、白く描かれている。

 俗に言う10(テン)メーターライン、22(にじゅうに)メーターラインというもの。試合、ルールに重要な判定ライン。

 それでなくとも、ラグビールールは、やっている現役選手や指導者でさえ、全員言うように、クソむずかしく、分かりずらいうえに、年々微妙に変わってゆく有り様。

 なのに、消えかかっているのに気付いて、試合ごとにラインも数字も引いているのは、秩父宮ラグビー競技場のみ。

 協会に聞く。

 「さあ、ウチは引いたりしてますけど、他は知りませんねえ」

 調べてみると、他は消えかかっていても、そのまんま。組織が歪んだまま。ファンサービス以前の問題だ。

 さらに、ルール解説。

 ルール違反の行為を、レフェリーが見つけ、白熱していたプレイが中断する。

 なぜそうなったのか?

 新たに増えた4割もの観客は、まったく分からない。

 

 


<リアル ラグビー ルポ> 2015W杯で注目された五郎丸歩と、日本代表監督を巡る、ここだけの話

2020-12-09 23:37:30 | ラグビーフットボール

 ≪ 2015・9・28 掲載記事 ≫

 ≪ 2019・11・6 再掲載 ≫

 我が国で言えば、ラグビーファンと、その関係者しか知らなかった、「2015 ラグビー ワールドカップ イングランド大会」。

 テレビ中継は、録画放送を含めて、一応、地上波(日本テレビ系列)、BS(NHK),そしてCS(Jスポーツ)が放送中。

 長らく、戦績や状況が良い時も、悪い時も、メインスポンサーであり続けた「大正製薬」のおかげだ。

 それは、一記者としても、感謝する他ない。なにしろ、同じ「フットボール」の競技名称が付いていても、日本サッカー教会の総予算とヒトケタ違ううえ、20分の一でしか予算がないのだから。

 ただし、だからと言って、大会前に、景気づけか、確実に2戦勝てる相手として選んだ「ウルグアイ」戦のあと、勝利の雄叫びとして、社員や関係者も混じる観客席に向かって、協会自ら主導して「ファイト~! 一発!」を合唱させたのは、何か、あわれに感じた。

 ワールドカップ、日本にとって初戦の南アフリカ代表戦。初戦は、しょせん勝てっこない!

 そう想っていた。それが、追いつ追われつ、点取って、取られて、トライされ、トライし、そして、キッチリと、コンバージョンン・キックを、蹴り込み、次々と成功させた。

 その大車輪の活躍を見せたのが、下の写真の、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)渾身のタックルにも冴えをみせ、さらにキック能力は、当時、パーフェクトと言ってよかった。

 日本の良い部分が、すべて出た。ミスも、次戦のスコットランド戦と違い、無いに等しかった。

 そうなれば、世界の強豪国にも勝てる可能性があることが分かっただけでも、日本代表にとって収穫があった大会だった。

 平尾誠二舘ひろし記事のなかに織り込んだ予想に反して、後半が進むにつれての接戦、また接戦の軌跡に、ひょっとして奇跡が起こるかも? と想ったことも事実。

  意外だったのが、蹴る前の、独特の「お祈り」「合掌」に見える、五郎丸の決めの静止ポーズが、テレビで多く報じられ、チマタの話題に少しなったこと。

  (「スポニチ アネックス」より)

  さらに、2戦目のスコットランド戦では、前半終了間際、五郎丸がトライされる寸前、体当たりでライン外にスコットランドの選手を、はじき飛ばした奮闘ぶりも、大きく報じられ、世界ラグビー界での評価も高まった。

 この体当たり策は、ここ数年、世界中のラグビー選手がぶちかまして、行なっている。

 さらに、ボールを持ったままゴールラインに走り込む寸前の選手の身体を、両足タックルで180度、クルリとひっくり返して、ボールを着地させず、ノートライにしてしまうテクニック。

 また、トライに至るボール着地寸前に、楕円球の真下に手のひらをすかさず差し込んで、ノートライにしてしまうテクニックも、多用され始めている。

 昨年から、しばしば見られる「秘策」だ。

 しかし、マスコミで、大きく南アフリカ戦の、番狂わせ薄氷の、34-32という、2点差勝利が報じられても、世間一般の反応は冷ややかだった。

 それは、冒頭に書いたが、南アフリカ戦のテレビ視聴率にあらわれている。

 生中継したCSは、視聴率が出ないとのことで分からないが、すぐさま追うように放送したNHK-BSの視聴率たるや、土曜深夜の午前1時開始というハンディがあったにせよ、わずか0・8%

 「深夜としては極めて高い方」と、局は強弁したが、元々、BSの普及率が実態は極めて低いので、こんなもんだろうと想った。

 そもそも、ラグビー中継そのものが、視聴率は長い間、無いに等しい数字。

 早明戦や、正月の大学選手権の準決勝や決勝などは、休祭日の日中にも関わらず、わずか2~3%

  民放局。深夜での放送は、0・04~0・06%のだから。ディレクターの熱意だけが支えで、放送出来ているのが”厳状”だ。

 ワールドカップに話しを戻す。

 ニュースで、トップで勝利が報じられまくった流れを受けて、翌20日の日曜日の午後3時という時間帯に、日本テレビが放送した奇跡の一戦。

 だが・・・・・・たった4・9%で終わった。

 しかし、ヒトの関心は面白い。

 次のスコットランド戦も勝つかも?という期待に結びついたのか、23日という平日の水曜日の夜10時放送開始だったにも関わらず、今度は一転して15%と、人気連続ドラマ並みに急上昇!

 にも関わらず、日本は一転、ミス連発。大方の関係者の予想通り、10-45と、大きく突き放されて敗けた。

 意気消沈の、にわかラグビーファンは、はたしてサモア戦まで、さらに期待感と視聴率を維持出来るか?と言うと、かなり厳しい。

 熱しやすく、醒めやすい日本人気質だけに・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そんななかでも、一気に知名度が上昇し、落ちずにいるのが、五郎丸歩だ。

 前振りと、背景記述が長くなったが、誰も知らないココだけの話しを書く。

 彼は、佐賀工業高校から早稲田大学に、特待生で入学。学部は御存じ「スポーツ科学部」。

 1年生から、活躍しており、囲み取材では、その1人として話は聞いていた。

 早稲田ラグビーファンは、ラグビーが芯から好きでは無く、早稲田が勝てばそれで満足。なので、敗退してしまうと、選手権などではコロッと、来なくなる

 ひいき、ファンが、必要以上に異常にもてはやす悪しき伝統があるため、ついつい勘違いして、思い上がってしまう選手が多い。

 とりわけ、スター選手の中には、ソレが多く、全国民が自分を知っているという勘違いと、自意識過剰の学生が目に付く。

 試合終了直後ならともかく、1時間も過ぎて最寄りの駅まで歩いていても、誰一人気付きもしないのに・・・・・・。世間から見れば、タダのヒトであることに、愚かにも、気付かない。

 それをいさめもしない、注意もしない、当時の監督、清宮克幸。

 清宮そのものが、高校時代から、唯我独尊。思い上がりが服着て歩いているような生き物。だから、監督がそうなら、どんな態度でも大丈夫という勘違いするようになってしまった影響も大きい。

 今、エディー・ジョーンズ日本代表監督の後釜候補に、自ら手を挙げている清宮。

 確かに、相手チームや宿敵を倒す分析能力や、緻密な作戦作成能力は、おそらく日本のベスト3には入るだろう。

 寝食を忘れて、ソレに取り組む姿勢には、鬼気迫るものがある。スタッフからも、聞き込んでいるから、間違いない。

 だが、いかんせん人間性に問題がある。

 俺に付いてこい!と言っても、誰も付いてこなかった、、主将時代。清宮自身の本にも、書かれているし、インタビューでも答えている。

 かつて、テレビ番組で、イスにいつものように、そっくり返って、足を組んで、こう言い放った。

 「(日本代表監督に)なってあげてもいいと思っていますよ」

 その真意を当人に聞いたら、気色ばんで、こう言い返してきた。

 「あげても、とは言っていない! はい、別のひとの質問受けます」

 してみると、「なってもいい」か。

 また、ラグビー担当記者が清宮を「カリスマ」などと表記したもんで、当人すっかりその気になって、頭に乗ってきた。

 次第に、引く・・・・・引く・・・・・親しいと勝手に自認していたベテラン記者さえも。

 ある日の「ヤマハ」の勝利会見。

 ・・・・・・・・誰も、質問しようとしない。沈黙続き、シーン・・・・・・・・

 耐え切れずに、ベテラン。儀礼的に切り出した。

 ---じゃあ、お聞き

 すかさず、清宮。

 「じゃあって! なんだよ、お前!」

 再び、シーン・・・・・・・・・

 今度は、長い間(ま)に耐え切れずに清宮が、自画自賛の言いたい放題の弁舌ふるった。

 そういう言動が、ラグビー協会員にも嫌われ、長年代表監督選出を見送られてきた。

 前任のサントリーのヘッドコーチ時代には、その言動が社長の耳にまで届き、呼ばれて、直接注意されたほどだった。

 商売人のエディーとは、サントリー時代から、深く根深い確執があり、エディーをいつだって見返してやる!という気概が、清宮にはある

 「ストーマーズ」の来期ヘッドコーチ就任を水面下で交渉していて、正式に決まるや、あっさり日本をバイバイするエディー。

 ケツの毛、金玉の毛まで、自分をいつだって高く売ろうとするエディー・ジョーンズもひどいオッサンだが、もしも日本代表監督に清宮が就任したならば、その悪しき性格を理解して、清宮に付いてくる選手は、長年にわたって彼の裏表を知り尽くしている五郎丸くらいだろう。

 私自身は、薫田真広(くんだ・まさひろ)が最適任だと思っている。ただ、作戦参謀としての清宮は、捨てがたい。その能力は髙いだけに・・・・・。

  今、五郎丸と同じく、ヤマハ発動機に入ってラグビー部員として在籍している矢富勇殻曽我部佳憲

 早大時代、宿敵・関東学院大学に負けた直後、涙にくれている選手を撮影していたカメラマンの背後から、蹴り込んだ

 平然と、だ。

 囲み取材で、その蹴り込んだ理由と、反省の気持ちの有る無しをたずねた。

 「そりゃあ、あのシーンを撮れば、”絵になる”とは思うけど・・・・」

 反省や、カメラマンに対する謝罪の言葉は、聞かれなかった。

 だが、そんな愚かなやからが多いなか、五郎丸には、ただの一度も勘違いする言動は見られなかった。

 キチンといつも対応。

 思い上がりなど、瞬時も感じられなかった

 自制していたのだろう。自分の立場も、よくわかっていた。

 それは、ヤマハ発動機に入っても、日本代表選手に選出されての合宿でも、変わることはなかった。

 不調やケガでもないのに、代表の控えに回され続けても、くさった顔を見せず、ひたむきに全体練習のあとの居残り個人練習で、ホテルへ向かう送迎バスの発進時刻ぎりぎりまで、もくもくと蹴り込んでいた。

 成功率80%は、そのようにして生まれていった。

 そんな五郎丸は、チームメイト想いでもあった

 大学ラグビーのスター選手は、だいたい3年生の秋くらいに、トップリーグの企業の元選手であるスカウト担当から声を掛けられ始め、何度かの、折りに触れての話し合いと交渉の末、翌年4年生の夏から秋に掛けて、入社及び入部が正式決定する。

 その時に、私は五郎丸と出くわした。偶然だ。

 地下鉄・銀座線の車内。真向いの座席に、五郎丸は早稲田の部員とともに座って、談笑していた。

 「あの時の、ネエチャン、いい女だったよなあ。今日も、来るかなあ・・・」と、五郎丸。

 「今日はどんな店に連れて行ってくれると想う?」

 スター選手は、大体3~4社から、交渉を受ける。今夜は、再び、そのうちの1社なのだろう。

 同席者は、同じ4年生部員か、後輩部員か? たっぷりと、銀座で飲食の「接待」を受けるようだ。ネエチャンは、ホステスか、美人社員か・・・・・。

 嬉々として、五郎丸は、銀座駅ホームに降り立ち、2人と階段を上がっていった。

 最終的に、決めたのは、「ヤマハ発動機」。

 当初、1年更新の「プロ」契約だった。仕事は、練習と、試合。一般の社員給与プラス戦績給の査定金額がもらえていた。

 戦力として使えなければ、クビという、まさにプロの世界。

 そこで生きてきたが、バイク売れ行き不振のあおりで、外人選手も含め、すべて見直しされ、「一般社員」として、再契約するという流れになった。

 その時期、他社も、日本人選手とのプロ契約を見直す動きがあり、当たってみたが、五郎丸の見合う企業は無かったと聞く。

 本人は、「・・・・・はい」「そうですねえ、どうしょうか?と、考えています」と、その時期は、慎重な答え方に終始していた。親しい記者にさえ、だ、

 結局、若くして結婚していたこともあり、さらに現在、男の子が2人いるパパの身。

 大胆な捨て身の冒険は、出来ない。

 社員として、落ち着いた。現在、29歳。まだまだ、やり続けられる実力はある。

 ワールドカップ、2015。あと、プール戦、2試合。

 すべてミス無く、タックル、ロングパス、そして五郎丸のペナルティ・ゴールと、トライ後のコンバージョン・キックが成功すれば、接戦の末、サモアアメリカに辛勝出来る可能性はある。

 だが、すでに現在、4位。2位まででなければ、エディーがホラ吹いた、目標の「ベスト8入り」には届かない。

 あと2戦、運も味方して勝ったところで、得失点差を見込むと、到底2位には勝ち上がれないであろう。

 しかし、最強外人の「助っ人連」が加わっているから、南アフリカに勝てたという逃れられない事実があるにせよ、今までで最強の日本人選手が揃った「日本代表」であることは、間違いない。

 録画してでも、自分の目で、日本代表の悪戦苦闘ぶりを見定めて戴きたい。

 とりわけ、五郎丸歩のキックシーンを。

 ひょっとしたら、スーパーラグビーのチームのスカウトから、声が掛かる可能性もあるので、その目に焼き付けて欲しい。

 

 


<リアル ラグビー ルポ> 五郎丸歩”1万6000円の夕べ ディナーショー”の行方。な、なんと!

2020-12-09 23:13:05 | ラグビーフットボール

 五郎丸歩、来シーズン、2021年、トップリーグ終了で、本人よりの、引退決意表明の報道。

 そうだろうなあ・・・・と。

 年々、力量、無くなり、フルに前後半、試合に出られなくなっていた。

 痛み、ケガも、積み重なってきていたし。

 ヤマハ発動機には、彼を上回る実力ある選手が、すでに、育ってきていたし、外人の単年契約助っ人も、確実に、ゴールポストの枠の中に、ボール、蹴り込んでくれていた・・・・。

 無惨な姿、さらすより、今が引退のタイミング、良い時だと想う。

 地元の磐田市のスタジアムは、もちろん、500円で観戦出来る、社員割引制度があり

、ヤマハの社員総動員で、客は入るけれど、この報道で、他の試合会場でも、観客、1割は、上積み出来るはず。

 下記、ディナーショーや、コマーシャル出演や、コメンテーターとしての、タレント活動で、トップリーグ選手のトップ、10億円は稼ぎまくったし、性格、前監督の、清宮ほど、悪くないし、嫌われてないし・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ≪ 2015・11・27 掲載記事 ≫

 ≪ 2019・11・6 再掲載 ≫

 びっくらこいた、この、事実上のディナーショー

 名付けた「五郎丸選手の、スクラムトークの夕べ」と題した、このへんてこりんなイベント。さらに、内容紹介のくだりには、「オールフォーワン」。

 はあ? なんだあ、こりゃ!

 まず、五郎丸のポジションは、ラグビーファンなら、とっくにご存じの「フルバック」。間違っても、「スクラム」は、組まない。組んだことも、無いはず。

 さらに「オールフォーワン」。

 これは「ワンフォーオール、オールフォーワン」で、一対の言葉。

 意味するところは、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という、ラグビー選手の精神を、表わした言葉。

 みんなは、1人のためにじゃあ・・・・・おかしい。

 おまけに、値段。おひとり様、オトナ、1万6000円。小学生でも、9000円。つまり、中学生は、オトナ料金ってわけ

 まあ、来たみんなは、五郎丸歩ひとりのために、1万6000円払う、って意味なら分からないでもないが・・・・・。

 さらに、「トーク ショー?」前に、宴会場で、与えられる飲食物は、幕の内弁当の豪華版と、コップ一杯の飲み物で、オシマイ。

 五郎丸歩が、歩み出て、ホテル1階にある部屋でのトークのお時間、1時間。

 その際、プレゼント、花束、サイン、握手、すべて厳禁!

 さらに、写真撮影、動画撮影、どころか、録音すら厳禁。

 

 

 なのに・・・・・・満席、完売だった!

 それも、予約申し込みを始めたのが、11月14日。なんと、その日のうちに、完全予約終了。

 ちなみに、全席指定で、400席が!

 「親子で申し込まれた方もいらっしゃいますが、少ないですね」

 申し込み早かった順に、最前列の席から座れる仕組み。

 「5人で申し込まれた方も、いらっしゃいます。そのときは、5人のなかで、座る席をそれぞれ決めて戴ければ」

 いやあ・・・・高いか、安いか・・・・まあ、ひとそれぞれですが・・・・

 これで、1万6000円×400席≒640万円なり。

 小学生がいたりと考えても、最低600万円。

 舞台にカネかける必要ない、夕べ。

 11月12日の記事で書いたが、これで、謝礼10万円は・・・・無い。

 ーーーいくら、五郎丸にギャラ支払われるんですか?

 「それは、こちらでは・・・・・・分かりません」

 弁当と、コップ一杯。御代わり、無し。

 しめて、600万円以上の利益。

 となれば、やっぱり、五郎丸には、100万円が妥当でござんしょ!

 にしてもなあ・・・・。

 ちなみに、口座に金額が振り込まれたのが確認され次第、チケットを来月上旬から発送するという。

 今日も、パソコン開けば、完売してもいない、するわけもないのに、自由席券を、数倍の高額で売りまくっているのがバンバン、目に付く。

 五郎丸のいるチームのみではあるが、明らかなボッタくり詐欺行為。

 「残りわずか」と、あおるワル。

 買う、バカ。

 1万6000円の他に、そのホテルに宿泊する客もいる。

 バカ、とは言わないけれど・・・・・。

 ラグビー場の試合中、試合後。

 上記「夕べ」での、厳禁行為。

 全部、可能です。当日、たった1600円。都合が良い日に、観に入ってください。

 特に、試合を重ねるたびに、人気と、スポーツニュースの報道は減ってっていますんで。

 しかし、個々の選手のプレイ振りは、昨シーズンに比べ、格段に激しく、且つ、良くなっていってます。

 気概が、違います。迫力、昨年の倍。痛みも倍! カッコよく、耐えてますっ!

 トップリーグでいうと、全体的に1割は、観客増えてます。

 観に行ってやってください!

 

 


《 リアル ラグビー ルポ 》  リーチ・マイケル選手ら数人で、酔って路上に寝てて、車にひかれて真下にいる浅原拓真選手を、車を持ち上げて救い出していた。そんなこと出来ちゃう、すんごい証拠写真がコレ!

2019-12-31 23:33:00 | ラグビーフットボール

 《 2018・9・25 掲載 》

 そりゃあ、出来るよなあ・・・・ラグビー選手達なら。

 とりわけ、リーチ・マイケルならさあ。。。。

 すでに、いくつかのテレビ・ニュースで報じられて居るので、御存じな方もいるでしょうが、この「事件」の、概略を、書いておきます。

 先日の3連休のさなかの、22日(土)の深夜、ラグビーの企業所有チームであり、トップリーグの雄だった、東芝ブレイブルーパスの所属選手たちが、連れだって、工場と、練習グラウンドにも、比較的近い、東京都府中市府中町の、行きつけの呑み屋に繰り出し、歓談、飲酒、酔いまくり。

 で、時計が回って、翌日、23日(日)の午前2時半。

 リーチ・マイケルなど、愛妻と子供の待つ我が家へ帰ろうと、数人で、連れ立って店を出たところ、目の前に、とんでもない光景が!

 一足早く店を出ていた、同僚選手で、この9月7日に31歳になったばかりの、 

  浅原拓真(あさはら たくま)選手が、路上に駐車していた車の前に、つい睡魔に襲われ、あおむけになって、そこで寝てしまっていた。

 深夜の2時半。すぐ目の前に人が寝ているなんて、薄暗がりも加わり、気付きにくい死角。

  エンジン掛けて、走り出したとたん、浅原のカラダの上に、グィッと車を乗り上げてしまった。

 ソコを通りかかった、チームの主将でもある、リーチ・マイケル。

 選手たちに呼び掛け、せーの!で、なんと、車を持ち上げ、浅原を引きづり出した。

 浅原は、少し出ている腹に、かすり傷を負ったものの「軽傷」で済んだ。

 という、とんでも、ニュース。 

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 これねえ、当たり前のことながら、彼らだから出来たこと。

 浅原拓真の、拓真しい、屈強なカラダだから、「かすり傷」でおわったこと。

 この浅原拓真。世間的には無名に等しいが、その選手としての、身体能力と技量、素晴らしく、東芝のレギュラーはもちろん、日本代表入りもし、さらに、「スーパーラグビー」入りして数年たつ、写真のように、「サンウルブス」のメンバーに、2年前から招集されている、フォワードの中心選手だ。

 というのも、東芝を始め、トップリーグのチームの公式試合はもちろんのこと、その練習ぶりも、練習試合も、武蔵野線の「北府中駅」を降りて、良く観戦取材にも行ったことあるから。

 恒例の、北海道の網走・北見地域で展開される、夏合宿にも、トコトコ、トコトコ、取材に行った。

 日本代表合宿練習で行われる、スクラムマシーンを、全員のチカラを一点に集中させて、ググググと、押してゆくすごさ!

 そりゃあ、車、持ちあげられっますってば!

 ある年、日本代表が、大相撲部屋の、朝稽古に参加・・・・させられた。練習狂い、朝の5時から、重いベンチプレスを挙げさせる、当時の、ドチビの、ヘッド・コーチのせいでさ・・・・

 おそるおそる、まわしを付けさせられ、ぶつかり稽古を見せつけられていたメンバーにも、声が掛かり、名のある力士にぶつかっていった。

 「おお~っ!」と、思わず声が上がるほどの、ぶつかっていく迫力と、自力、スピード!

 稽古を終えて、何人かは、真顔で誘われていた。

 「どうだ、今からでも遅くは無いと想うんだ。ウチの部屋で、入門しないか?」

 結果、ひとりも入門こそしなかったが、その身体能力の高さと、総合点は、あらゆるスポーツ選手のなかで、ラグビー選手がトップに位置するのではないか、と、今でも想っている。

 なもんで、かつて、年末年始に、スポーツ界の選手に、飛ぶ、投げる、引くの、身体能力を競わせる特番があった。

 そこにラグビー選手を出させて、優勝させ、一般のひとに、そのスゴサを、見せつけておいて、トップリーグ観戦に来させたいなあと計画、

 東芝にも、声をひそかに掛けたところ、好返答、好感触。

 「ただし、全員が基本的に社員なので、ウチの会社の偉いサンたちの了承を得ないと、テレビなど、外部出演は、まかりならんのですよねえ・・・・。でも、一応、打診してみますね」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 結果、ダメであった。

 「上が言うにはね、ブレイブルーパスの活動、栄誉、栄光、などは、あくまで全社員に向けての、勤労意欲発奮させるもの。社員の働く気持ちの発意高揚に必要であって、選手はむろんタレントではない。外部出演は、会社組織として、まったく望んでもいない」

 というもの・・・・・・・。あちゃあ・・・・・・・・。

 それでいて、トップリーグの、コマーシャルには、近年、無料出演なのに、協力させている。

 車を、せ~の!で、持ち上げてしまう動画は、ともかく、スクラムマシンの重量を示し、且つ、そこに滑車、タイヤ類はまったく付いていないことを示したうえで、マシンの上に、5~6人の力士を乗せて、押す・・・・・ 

 動きます、ラグビー選手、ほぼ全員100キロ以上で、8人乗せて、動くんだもん!

 リーチ・マイケルでも、190センチ。110キロある。そのクラスが、8人でっせ。

 なのに・・・・・今年の、東芝チームにさせた、コマーシャル。

  大野均(ひとし)、みんなから親しまれている愛称、均(きん)ちゃんを、無理やり出させ、コミカルな演技をさせて、宴会芸にもならないコトを、他の2人にもセリフ付きでさせて

 

 まるで、村芝居の「国定忠治」もどき。

 それで、減少し続ける、トップリーグの観客増を図る狙いがあるとは信じられず、カケラも見えてこない・・・・

 馬鹿か、と。視点が、狂っているとしか、思えない・・・・・。

  そして、リーチ・マイケル。

 その、すげええええ、、身体能力をあからさまに示す証拠がある。

 つい先日、9月20日、NHK総合テレビで放送された番組に、彼が出た。

 そこで、スクラムマシンに、軽くブチ当てるシーンがあった。

  右のスクラムマシン。 一般男性で、150キロの数値が出ると。

 そして、軽めのダッシュで、リーチ・マイケルが当たった。

   出た計測値、267キロ!

 おまけに、重いスクラムマシンが、浮いた!浮き上がった!

 よく見て欲しい。このマシンの下に、浅原拓真が寝ていたならば、ラクに、ひきずり出せそうだ。

 ましてや、下から一気にチカラ込めて引き上げたら、可能であろう。

 改めて言う。

 ラグビー選手の、パワー、すんごいんだぜえええええええええええええ

 最期に一言。 

 実は、浅原拓真。

 2年7か月前に、妻をめとっている。

 妻の、文佳は、今回のコトを知り、驚き、心配し、・・・・・あきれていたそうだ。

 その身体能力ゆえに、かすり傷で済んだのは、不幸中の幸いというほかない。

 今シーズンの、東芝ブレイブルーパス。

 近年に続き、苦戦が続いており、客足も、今一つ、伸びていない。 

 リーチ、浅原。この2人見たさでも良い。

 是非とも、興味本位でもいい。試合会場に、足を運んで欲しい。

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 《 2018・9・26 追記 》

 なにっ?

 浅原が、日本代表の合宿を辞退?

 調べてみると、すでに、この9月24日から、和歌山県で実施されているわずか4日間の合宿のこと。 この27日までの、それも、日本代表入りを狙える候補選手、集合の目的のもの。

 辞退させたのは、本人の意思と言うより、体面を何より重んじる、先述した、東芝のお偉いさんたち。

 会社として、国民、ラグビーファンに、ご迷惑をおかけしたと、深くお詫び。

 で、かすり傷も負っており、辞退・・・・・させた、ということのようだ。

 まあ、今の日本代表入りの枠は、とてつもなく広いから、すべての合宿に参加していたら、カラダが持たない。

 自分の、それまでのケガの積み重ねとの、兼ね合い勝負で、決断する・・・という面がある。

 リーチ・マイケルにしても、日本代表のキャプテンではあるけれど、自身、それなりに、うまく「調整」して、出たり、辞退したりしている。

 ソレに、上記、プロという形式のラグビーチームである、「サンウルブズ」。

 出られることは、栄誉ではあるけれど、日本代表に較べたら、さほどの価値が無いうえ、「出場給」が・・・・・・・とても、安い!

 信じられぬほど、安いっ!

 その算定基準が、選手が手にしている「給与」や「年俸」。 

 そのため、 「東芝府中工場」勤務社員の、浅原拓真や、リーチ・マイケルは、低く抑えられ、年俸3000万円~5000万円を手にしている「スーパーラグビー」有力チームからの出場経験豊富な、助っ人外人プロ契約選手は、とんでもなく、高い。

 初年度の参加時。1試合当たり、わずか6000円だったこともあった。

 コンビニの、アルバイトより、低い安い。

 それで、怪我して、病院送りになったもんなら、治療・入院費は、当然、全額支払ってはもらえるけど、来年の「2019 ワールドカップ 日本大会」に出られなくなったら、水の泡。

 だから・・・・各日本人選手は、上手に「調整」している段階。

 来月、10月14日(日)から、20日(木)までの、宮崎市のホテル隣接グラウンドでの「日本代表合宿」には、参加したいところ。

 試合を終えて、すぐ、10月27日(土)から、11月4日(日)までの合宿は、浅原やリーチの、いわば地元、府中での合宿、

 宮崎は、地元と、CSの専門局しか、取材に行かないし、非公開練習が多いため、行っても、取材経費の効率悪く、無駄になるので、中央の各メディアは行かない。

 注目されないことばかり、やっている日本ラグビーフットボール協会。

  上記、トップリーグの、田舎芝居コマーシャルが、良い例だ。

 すでに、来年の、ワールドカップの、高額チケットが売り出されているものの、先行発売から、さんざんな売れ行き。

 31億円は、保証金として、1人も客が来なくても、世界統括団体である「ワールド ラグビー」に、事前に上納しなければならない。 

 この、トップリーグにしても、ココまで、今シーズン、たった1試合、3万1332人が、最大観客数。

 最低ともなると、たった944人という、さびしさ・・・・・・。

 4万5000人入る巨大スタジアムには、1万人台しかきていない。

 2000人台の観客試合も、頻発。ガーラガラの、ガーラガラ。

 もちろん、日本代表やニュージーランドや、南アフリカなどが戦う試合となれば、客は入るが、トータルすると、巨額赤字興業ワールドカップ日本大会は、必至。

 というのも、以前、「2019 ワールドカップ日本大会 組織委員会」の担当者に取材。

 掛かる必要諸経費も考察したうえで試算してみると、最低でも、1試合平均、2万2000人が入場してくれないと、赤字になるとのこと。

 ソレを避けるあめに、スポンサーを、1社でも多く獲得し、「ワールドラグビー」に、大会にふさわしい広告企業か、どうか、を審査をして戴くと言う作業もある。

 お馬鹿な協会の、お手並み拝見するしかないのだが・・・・・

 


《 リアル ラグビー ルポ 》 [ 追記版 ] ついに、9月20日開幕。ワールドカップ日本大会、観客、来ず。巨額赤字,必至。「大会組織委員会」の見通しのデタラメさ、安易さ、すでに露呈した

2019-09-20 16:22:59 | ラグビーフットボール

 

 ≪ 2019・9・19 掲載 ≫

 わたし、別に冷や水を浴びせるつもりで、打ち込んでいる・・・・訳ではありません。

 今月に入って、以前も記事化したように、わいわい、がやがや、馬鹿エティタレント化した、元ラグビー選手たちが、NHK、NTV,TBSの、低い、0パーセントの視聴率であっても、気にしなくていい時間帯を軸に、この9月20日開幕が迫った、「ワールドカップ 日本大会」に向けての、くだらぬ宣伝番組が、連打して、流れている。

 一応、タイマー録画しておいて、早回しして,観て、というより、見掛けて、消す。

 ただし、再放送された、堀江翔太や、福岡堅樹の、密着ドキュメントなどは、残す、

 観るべき、価値あり。

 福岡堅樹が、ケガで出られないのは、日本代表にとって、ホントに痛いが・・・・・。

 で、もう、開幕が迫っているというのに、連日、チケット発売中というフレコミが、この時期になっても、流れ続けている。

 だから、赤字と断定などしない。

 すでに、書いたが、世界最高のクラブチームが競い合う、「スーパーラグビー」が、年を重ねるごとに、客足が減り始め、昨年は、良くて7割、

 日本戦絡みともなると、海外では、3割程度しか、客が入らず。

 かつて、ラグビーは、サッカーには遠く及ばずとも、試合によっては、大きな動員力をもっていた。

 今から、丸10年前の10月。 ニュージーランド 対 オ-ストラリアの、定期戦であった、「ブレディスローカップ」。

 日本で初めての開催だったが、本当に、4万5000人の観客で、かつての国立競技場が、埋め尽くされた。

  それも、8割が、どこから来たのか、外国人の観客。

 わたしも、観客の1人として観戦に行き、その国際的人気に驚いた。

 その勢いが、今は・・・・カケラも無い。

 ワ―ルドカップ開催の前に、今のラグビー人気を占う、世界各地で開催された、「テストマッチ」。

 この観客の入りが、悪かった。

    

    これらは、CS放送の、Jスポーツで、録画放送された、「ジョージア 対 スコットランド」、「ニュージーランド 対 トンガ」、「オーストラリア 対 サモア」、「フランス 対 スコットランド」、「イタリア 対 ロシア」、などの試合から、切り取った映像、

 その中では、「ニュージーランド 対 トンガ」戦こそ、8割5分の入りであったものの、それ以外は、7割から、6割5分程度。

 この「厳状」で、日本で、毎試合、全48試合。最低、2万5000人以上入らないと、確実に赤字なんですと言っていた、組織委員会のチケット販売実務担当者の切実な声からすると・・・・・

 新設増席した、全国各地でのビッグスタジアムで、とんでもない、惨状と、光景が、間違いなく、繰り広げられそうだ。

  先日、開かれた記者会見、 

 IRBあらため、WR(ワールド ラグビー)の、ビル・ボーモント会長は、御満悦の表情を浮かべて、満足げ。

 そりゃそうだろ。

 巨額の開催権利金額とともに、あらゆる大小のスポンサーの総額、1円残らず、フトコロに転がり込むだけでなく、、コマーシャル金額、種々雑多な権利金・・・・・すべて手に出来るのだから。

 気分は、ウハウハ。

 かたや、右の、御手洗冨士夫(みたらい ふじお)組織委員会会長はというと

  「海外、世界中から、50万人もの観客、ラグビーファンが、日本に来ると聞いております。私の予想を超える、嬉しい大盛況に、毎試合なるのではないかと、早くも、期待がふくらんでおります」

 あれっ?

 組織委員会の事務局は、40万人を見込んでおりますが・・・・と、クチを多少濁していたんだけどなあ・・・。 すでに、今の時点で、10万人もの差がある。

 実際は、ふたを開ければ、30万人程度。

 試合会場近くのホテルが、11月2日までの、大会期間中、全室、満員、キャンセル待ち・・・という情報は、どこからも来ていない。

 そして、盛り上がらぬ、キャンプ地。

 練習を少しだけ見せたのは、ウエールズだけ。やっぱり、見たかったファンはおり、1万人が詰め掛けた。

 あとは、非公開が殆んど。チームは、地元に、感謝さえなく、あきれるほど、非協力。

 戦いに来たとはいえさあ・・・・・・。

 とはいえ、おらが、日本代表にしても、練習は、ファンに見せず。

 マスコミに、冒頭、たった15分だけ。 あとは、テレビに出ての、バカエティ番組協力のザマ繰り広げ。

 おまけに、チケットは高いうえに、規制が、あまりに、異常過ぎる。

 釜石、花園、そして、熊谷では、特例として、ペットボトルの、客席持ち込みが許可されたが、大会では一切、駄目。

 ビールの売り上げに期待する、お馬鹿な記事が、先日、出たが、缶ビール、むろん、持ち込めず。

 会場で、バカ高い料金の独占販売の売店で、長蛇の列に並んで、買うほか無いバカバカしさ。

 全会場、屋根は無い。

 秋の長雨や、台風続発も、予想されるが、会場に、長傘は、持ちこみ厳禁。

 折りたたみのみ、許可。

 自撮りの器具も、持ちこみダメ。

 手荷物検査は、異常に厳しく、これまた、非常に、時間を要する。

 過日の、熊谷ラグビー場で行われた、日本 対 南アフリカ 戦には、入場ゲートに、長蛇の列が続き、客席に入れるまでに、1時間半以上、待たされて、やっとこさ入れた始末。

 客の入りもまた、、デフォルメされた。

 テレビ中継では、2万6500人もの大観衆が詰めかけたと報じていたが、ウソ。

 実際は、2万人。最高の席が、本大会と違い、安く、1万円であったにもかかわらずだ。

 のちに、2万2000人に、いやらしく、微妙にふくらませて発表。 

 シャトルバスの運行状況も、非常に、うまくいかず。

 試合後の、観客の不満は、ピークに達していた。

 熊谷駅近くの大手タクシー会社は、南アフリカ戦の前に、レプリカジャージを、運転士全員に着せるために、購入、

 「高かったですよ、予想以上に。1着、1万2000円近くしてて、驚きましたよ」

 試合会場は駅から遠く、いつも、超不便な地。 行き帰り、タクシー乗り場には、長い列が伸びた。

 「もう、メチャクチャな混乱ぶりでしたね、我々の目から見ても」と、あきれていた。

 高額のジャージは、今後、熊谷で開催される試合の、2~3日前から着させて、もとをとるべく、運転させるという。

 この先が、早くも、危ぶまれる運営、泥縄式。

 とはいえ、日本戦絡みの予選プールリーグ戦や、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、などが絡む試合のチケットは、売れている。

 ただ、全48試合を平均すると・・・・・凹凸激しく、とんでもない赤字。

 タダで観られる、特設パブリック・ビューイング会場では、雨に備えて、長い傘も、のどの渇きをうるおす、ペットボトルも、缶ビールも、持ちこみオーケー。

 テレビは、BS。CS、契約していない人でも、地上波でも日本戦は流す予定、

 自称ラグビーファンの、営業顔の、お馬鹿軽薄タレントの騒ぐ、試合前の歓喜の声と、後半に入る10分間の間のハーフタイムのコマーシャルの時は、音を切って、会場音だけにして、楽しむことを、お薦めします、

 15万円も出して、客席ガラガラが見たい人や、ウエーブ、強制されて、やりたい人は別ですが。。。。。、

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 ≪ 2019・9・20 追記 ≫

 本日、「2019 ラグビー ワールドカップ 日本大会」の、開会式セレモニー。 ソレに、引き続き、日本 対 ロシア戦が、行なわれる・・・・・のだが、

 会場の、東京スタジアム。

 最寄りの駅から、徒歩8分ほどで着くので、その点の混乱は、少ないのだが 

 試合終えての、帰りの、券売機の前では、長蛇の列になるくらいか。

 ただ・・・・

 スタジアムの、収容人員、

 4万9970人。

 これまでの、日本代表の、国内での最近の、テストマッチの観客動員数、

 良くて、2万人だった・・・・・。 

 ロシアに、観客動員急増の魅力は、ロシア国内でも、世界的にも・・・・無い。

 わたしの耳に、こっそり、届いた情報によれば、20数社にふくれ上がった、スポンサーに、本日のタダ券、招待券を大量にばらまいて、仕事帰りに、社員や、取引先に、急きょ、来ていただき、見た目、カッコつくようにさせたいという。

 背に腹は代えられないとはいえ、

 約5万席に、2万席しか埋まらなかったら・・・・・・・

 WR、ワールド・ラグビー関係者の顔色が、ひきつるであろう。

 当時の、IRBの顔色、うかがわずに、カッコ付けずに、身の丈に合った規模の、秩父宮ラグビー場でやっておけば、約2万6000席、

 都心でもあり、行きやすく、超満員になれたものを・・・・・・。

 にしても、Jスポーツの、ゲスト出演者。

 鈴木・ゴマすり人生・大地、スポーツ庁長官とは!

 あまりの、バカバカしさに、笑ってしまった。 

 大地、第一、ラグビーの試合、今まで観たこと無いはずだし、ラグビーボールも、触ったことも無いはず。

 いやはや・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ≪ 9・20 18時過ぎ・・・・≫

 客席、埋まっているなあと思ったら、

 企業、スポンサー、チーム名が入った、Tシャツを着た揃いの集団が、一杯。

 さらに、アジアなど、外国人学校の生徒も、無料招待。

 なりふり構わず、高額チケットを、タダで、ばらまいてしまっていらあ・・・・。

 高いカネ出して、面倒な手続きして、購入した客は、たまらんだろうなあ・・・・。

 タダで、缶ビールも手に、自由に、規制なく観られる「ファンゾーン」には、客、意外と多く来ている。

 ハイネケンビールが、独占売店契約か・・・・

 高額な、てら銭、取ったんだろう。

 あざといなあ・・・・

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 句、苦、くっだらねえ、セレモニーに、あ然