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「高校野球100年」の裏で起こっている衝撃ルポ。君の母校の硬式野球部員0人に成る日は近い!<第9弾>

2017-07-17 13:38:35 | スポーツ

 [ 2015・8・21 初掲載記事 ]

 出場登録選手全員が、秋田県人の「秋田商業」が、この夏の甲子園大会に出場し、外人部隊校を除いて、唯一ベスト8まで勝ち上がった。

 8月19日、例年、秋田県代表チームが定宿にしている「大阪ワシントンプラザ」を去る折り、17階のエレベーターの前に掲げてある「連絡用 ホワイトボード」に、「ホテルの皆様」と書き、感謝の言葉をそれぞれ「寄せ書き」として書き込んでいたことが、本日、8月21日、ネット上で話題となっていた。

 中に「おいしすぎるご飯、ありがとうございました」とあった。マスコミが使い始めた、ありえない、おかしな日本語、「美人過ぎる市議」には、あきれたが、この「おいしすぎる」には、納得。

 選手の間に、「サプライズ」の意図があったようだが、秋田商業が自らの母校である、太田直(すなお)監督の、日頃の教えがポロッと出た、素直な感情だろう。

 それにしても、主将の会田海都(3年生)が、実家近くの「雄勝中学校」から、入部テストや、セレクションを受けて、この「秋田商業」に入学したのだが、もしそのまま「雄勝高校」に入っていたら・・・・・・・。

 雄勝高校も、少しは勝てた・・・・・かも知れない。詳しくは、「秋田県」の項を読んで戴ければ、事情と背景がお分かりになると思います。

 にしても、負けて甲子園球場を去る時の「秋田商業」の出場選手に贈られた万雷の拍手で観客が感じたものが、この「ホワイトボード」に受け継がれた・・・・ような気がする。

 本当に、また甲子園球場に帰ってきて欲しいものだ。

 さて、次は「埼玉県」。ココもまた、他県同様、いやそれ以上の隠れた事実が、ボロボロ出てきた。

          <埼玉県>

 東京への通勤圏ならぬ、「通勤県」でもある埼玉県。

 その影響で、少子化に拍車が掛かっている傾向のなかでも、高校の数は多い。当初、この夏の甲子園に向けての県大会に161校、157チームが出場予定だった。

 ところが、実際に出た高校は157校。「助っ人部員」が間に合わなかった高校があったのだろう。むろん、連合チームも、2つある。

 そう書けるくらい、ともかく部員不足に毎年、毎年、アタマを悩ましている高校が多い。

 先に、「連合チーム」を書いておく。

  「羽生実業」「新座」連合チーム

 「新座」は、昨年こそ、3学年合わせて11人の部員がいて、単独で試合に出られたものの、今年は3年生が卒業してみたら、残りは3人! 新入生は招けど入って来ず。やむなく、「羽生実業」と組んでの出場。

 結果・・・・・1回戦で、1-8。来年夏は、2校で済むかどうかは、分からない。

 以前は、新座。さらに「深谷」とも組み、3高校連合で大会に出たこともある。ところが、新座は、県の「南部地区」に組み込まれている高校。

 ところが、「深谷」と「羽生実業」は「北部地区」にあたる高校。

 結局、「新人大会」へは、「北部地区」で戦う羽目に。

 いつまでも、磁石じゃやあるまいし。くっついたり、離れたりの、離合集散。遠方へ出かける流浪の練習じゃ、将来辛い!とばかりに、自己努力も重ねている。

 それが、「新座高校 硬式野球部 体験講習会」。県内の中学校に呼びかけ、野球少年・中学生に是非! 是非!! 来て下さい、と。」

 中学校が夏休み期間の4日間。部員3人が大歓迎したものの、来てくださったのは・・・・・・2人。

 顧問が言う。「是非、新座高校 硬式野球部にチカラを!」

 切実です。本気です。

 「幸手桜」も、昨年は部員10人いた。今夏、1回戦は、2-1で辛勝! しかし、2回戦は、2-7で負けた。桜、咲かずに、散った。ココも、県内の中学校に「部活 初体験会」を、ポスターまで作って配布し、宣伝。

 しかし、実施期日の間違いが刷り込んであり、訂正連絡に、てんやわんやだった。   

 深谷商業」。12年前から7年前までは、県のベスト16、5回戦まで勝ち上がったチームだったし、部員29人もいた。試合形式の練習だって、余裕で出来た。それが・・・・昨年は12人に。今夏、あっさりと、1回戦、0-7で敗退。

 「日高」。昨年、13人。今夏、1-9で終わった。

 でも、目標は、あくまで「甲子園」。こう、ホームページに掲げる。

 「努力していれば、必ず勝利があると信じている。来たれ!新入部員!共に目指そう、甲子園への道」

 分かる、気持ちは痛いほど、分かる。美しい、御言葉。

 日本一暑い街、熊谷市にある「妻沼」(めぬま)。昨年は10人いた。今年夏は、単独で出られたが、0-13で1回戦負け。ココも、チームは流浪の磁石旅を繰り返している。

 今年の春は、先の「深谷」と連合チームを組んで、4月11日。春季大会に出た。相手も、3校合体の連合チーム。

 「上尾鷹の台」「上尾橘」「大宮商業」。幸いに、「妻沼」「深谷」が、9-2で勝ったが、新たにユニフォームは新調せず、従来のまんま。なもんで、見た目、ごっちゃごちゃ

 さらに上記3校連合。以前は、「岩槻北陵」まで加わっていたこともあるという。試合に出たい! 甲子園に、一歩でも近づきたいという、熱い想いから出た、やむを得ない「離合集散」。

 先の「妻沼」。11人の年もあれば、2013年には7人だった。

 今は良いが、3年生が抜けたら・・・・・もう・・・・・・・。

 「妻沼」は、こう中学生に熱く呼びかけている。

 「新1年生のチカラが必要。真剣に野球に向き合える生徒の入部、期待します」

 「児玉」。昨年は11人。今夏は、13年。内訳は、1年生5人。2年生も5人。そして、3年生が3人。卒業したら10人。新入生に期待したい。この夏は、0-10で終えた。

 「新座総合技術」。昨年は11人。今夏は17人。7-8で、惜敗。

 一概には言えないが、やっぱり、それなりに人数がキチンと揃えば、さまざまなプレイ、作戦の繰り返し練習が可能だ。エラーだって、減る。

 隠れた人気の「こころ旅 とうちゃこ!」で、必死に自転車をこいで旅している火野正平みたいなもんで、連合練習のたびに、遠距離を指定グラウンドまで行く。足腰は鍛えられるだろうが・・・・・・。

 が、しかし、3年前から認められた、この「連合チーム」。

 もし、コレも認められず、なお且つ「助っ人 臨時即席部員」もダメ!となったら、おそらく、全国の試合参加校は、1000校は出たくても出られず、2900校程度に激減してしまうだろう

 節操無く、「高校野球100年」。めでたい、めでたいなあ、わっしょいわっしょい、な~んて、絶対に言えない緊急事態に陥るはず。

 「鳩山」。といっても、韓国で土下座した、由紀夫お馬鹿とは、縁もゆかりも無い、県立高校だ。「ここ数年で、部員が半数にまで落ち込んだ」と、なげく。かつては、強かった。シード校にまでなったこともある。昨年、12人。今夏、0-13で甲子園は遠のいた。

 「三郷(みさと)工業技術」。昨年の部員、13人。今夏、12人で戦い、惜しくも0-2で負けた。ちなみに、サッカー部には42人もいる。

 「浦和レッズ」などがあり、サッカー熱が高い県の影響もあるが、サッカー部員の数が、どの高校も硬式野球部員数を上回っているとの発表には、納得せざるを得ない。

 そうそう、4校合同の連合チームの結果も、書いておかないと、ね。

 「上尾鷹の台」「大宮商業」「上尾橘」そして、流浪の「岩槻北陵」。単独チームと、全力で戦い、0-12で・・・・・・・負・け・た。

 いろんなデザインのユニフォームが、「球場」で動き回った、ボールを落とした、大飛球や、速球を見送った。各校が抱えている「窮状」を感じさせながら・・・・・。

 彼らを代表して甲子園に行ったのは、私立「花咲徳栄」(とくはる)

 部員数たるや、123人。出場登録18人のうち、「国内留学外人部隊員」が、11人たことは、改めて書くまでも無い・・・・・・・・・・・。


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