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《 リアル ボクシング ルポ 》 11月9日、小久保聡、スーパーフライ級プロボクサーにして、私立聖望学園高等学校、国語講師が、3ラウンドに相手をダウンさせ、次いで、4ラウンドには・・・・・

2018-11-10 18:29:35 | ボクシングのニュース

 11月9日夜。

 しとしと、小雨降りしきるなか、日米プロ野球、対決試合が、東京ドームで行なわれ、9回裏、柳田の逆転3ランで、日本が勝つという劇的結末を、迎えた、その隣りに建つ、「後楽園ホール」でも、劇的勝利を迎えた試合が、ひっそりと、行われた。

  この、10月26日で、35歳の誕生日を迎えた、小久保聡(こくぼ あきら)。

 あと2年で、プロボクサーの定年を迎えるなか、ひたむきに、仕事と、ボクシングを両立させて、毎日、フル活動をしている。

  右側が、小久保聡。この写真は、今年の2月20日の試合のもの。

 黒い試合用トランクスに刻まれた、漢字4文字の、熟語。

 「雲外蒼天」。

 その意味するところは、どんな困難なことに、直面しても、努力すれば、その困難に見えることも、克服出来る。

 もしくは、

 試練を、乗り越えていき、努力していけば、やがて、空を覆っていた、濃い雲が外(はず)れ、こころよい蒼空が臨める。

 まさに、小久保の軌跡をたどると、「雲外蒼天」、そのものに想える。

 小久保は、教員免許合格取得にまで、苦難の道を歩み、さらに勤務地の学校にも、苦難。

 講師生活に慣れた頃、一念発起して、東京都練馬区にある、三迫(みさこ)ボクシングジムに、授業を終えて、毎日、遠路通い、プロテストに合格したのは、なんと、28歳にもなってから。

 勤務先は、埼玉県の奥。飯能市にある、私立聖望(せいぼう)学園、高等学校。そこの、国語講師

 大学受験指導も、担当している。

 校舎は、風の強い、雲が去り、澄みきった空の日には、富士山も望めるという地にある。

 これまでの、約7年間にわたる戦績。

 16戦して、5勝8敗、3引き分け。

 間違っても、数字を見る限りにおいては、強いとは言えない、プロボクサー。

 だが、調べていくと、8敗の大半が、接戦。その最終合算スコアよりも、接戦。3引き分けと、紙一重。

 見方換えれば、引き分けだったのではないか?という試合展開が目立った。

 それだけに、3年9か月振りに、判定で勝った試合は、我がことのように嬉しく、かつて、記事化した。

 上記、写真掲載の、今年、2月20日の試合にしても、6ラウンドになり、負けというより、小刻みな集中打を浴び、眼の周辺が腫れ、相手のパンチが、見えにくくなりかけてきていた。

 それを見てとった、レフェリーが、試合をストップさせた結果の、TKO負け。

 相手のパンチを喰らい、ひざを深く、曲げても

   ダウンは、決してしない。痛み、こらえて、こらえて・・しない。ポイント、結果、数字、変わらずとも、意地で、こらえる。

 文字通り、雲外蒼天。

  それまでは、顔面に、時折り、打ち込まれてはいたものの、

  試合開始直前は、まるで、世界チャンピオン。遠い飯能市から、生徒が詰め掛けてこそ、来ていないものの、

  減量のきつさも、しのぎ、驚くことに、試合間近まで、授業を行なっていた。

    

    

  良い戦いぶりを、魅せていた!

 はずむ・・・・ようではない、べた足で、相手に、にじりより、離れず、付いていき、且つ、常にガードは固めて・・・・愚直に前へ、前へ。

 見た目は、華やかさ無し。

 有効打はあれど、レフェリーや、ジャッジに対しての、明確な「見栄え」。コレが、残念なことに、いまだ、乏しい。

 彼が、パンチを出して、振って、打ちおろしと、打ち上げと、引き戻しの瞬間、ガードが空く、0コンマ何秒の瞬間を、巧みに、打ち、狙われて、顔面が徐々に腫れ、眼が見えずらくなっていっているのは、素人目にも、わかってきた。

 そして、効いてこそ、いないものの、小刻みな集中打を浴び、

  レフェリーが、割って入り・・・・・試合は、止められた・・・・・。

 ああっ!と、天を見上げた、小久保先生。負けは、負け。続行は、かなわない。

  相手の栄光の瞬間を、見ずに、開けてもらったロープを、チカラなく、くぐり、控え室へ。

 敗者には、何も、やるな・・・・・。その光景、そのままに。

  元プロボクサーにして、今は、彼のトレーナーでもある、加藤健太の、素早い対応、と、手当て。

 左目周辺の腫れあがった箇所を、冷やし、手当て。

 幾つか、一息ついた瞬間を狙って、質問を放ったが・・・・とても、小さな、聴き取れない声。

 翌日、テープレコーダーを、再生してみたが・・・・聴き取れず。

 失意のまっただなかのプロボクサーに、ちゅうちょしながらも、質問する私。

  医務室に行く前に、逆に、小久保先生から、聞かれた。

 ---試合結果、どう観えました?

 不意を突かれ・・・・・どう、言うべきか、迷いつつ

 「う~ん・・・・少なくとも、負けてはいなかったように、想いましたね。では、明らかに、勝っていたか?というと、う~ん・・・」

 「ただ、6ラウンド、あの程度のパンチの連打数で、試合、止めちゃうかなあ?とは、疑問でしたけど」

 加藤トレーナーに聞くなかで、有効打があっても、やはり、集中打を見せる、ジャッジにアピールする、見せ場を、いくつか作って置くと、ポイント差につながる可能性が高く、判定で有利に響くとの、ニュアンス。

 この、目の腫れで、止めてもらったのは、これから先のあるボクサーにとっては、結果として、正解なのでは、ないか、とも。

 で、先生。

 ---明日から、数日間休んで、その目の辺りの腫れが引いてから、学校へ行くんですよね?

  先生。

 「いえ。明日(水曜日)、学校へ行きます。授業、有りますから」

 ええっ!まさか?と、加藤健太トレーナーでさえ、絶句!

 その反応に、ふふっと苦笑いを浮かべる、先生。

 減量も、前日計量の前日、月曜日まで授業を、生徒に国語を教えながら、こなしていましたと、さりげなく、言うのにも・・・・・・・・・。

 そういえば、その後、7月のネットの記事で、「プロボクサーの、減量って、なんでやるの?」という主題で、先生がライターとなって、元世界チャンピオンの輪島功一や、同じ三迫ジムの、元日本チャンピオンの、戸部洋平に、インタビュー。

 まるで、教科書に載せるかのように、分かりやすい文章を打ち込んでいました。興味ある方は、検索してみてください。

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 さて、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上記の、結果は、負け試合。

 翌、2月21日、追記のようなカタチで、文章のラストに

 ≪ いずれ、昨夜の試合、打ち込みます ≫

 そう、打ち込んで置きながら・・・・・すでに、8か月半もの、長い月日が流れ去った。長い、いずれ。

 小久保先生からは、当夜。医務室に向かう途中、「いつ、記事になるんですか?」と、聞かれて、「そうですねえ。2週間以内には、遅くとも」

 ンなことを、言って置きながら。 結局、ウソをついた結果になった。

 また、負けた試合を、どう、打ち込もうか・・・・・。

 というのも、わたしが、彼を知ってからの、勝敗。

 大相撲の、黒星、白星で、並べると、●●〇〇〇●〇。

 なんと、わたしが観戦した試合がぜ~んぶ、●。

 もはや、疫病神。もはや、不運。

 行けば、負ける。

 行かなければ、勝っている。

 ど~ゆ~こっちゃ!?と、クビ傾げつつも、負け試合は、記事化しにくい。心情的にも。

 ソレが、ラストと決めた、引退試合なら、別だが・・・・・。

 で、2月のあとの、5月31日。知らず、行かず。彼、3-0の判定勝ち。

 う~ん・・・・・・・・・。

 疫病神、昨夜の、試合を知ったのは、ホンの数日前。

 ともかく、行く、行かないは、別として、対戦相手の、ボクサーを調べた、

 RK蒲田ジムの、住友将吾。

 以前、何度か通ったことのあるジムだった。

 その折り、書いたボクサーは、すべてにおいて、堕ちてゆき、人間としても、次第次第に、朽ち果てていった。

 今は、もう、戦う場は、ボクシングのリングには、無い。

 さて、住友将吾。動画検索で、見られたのは、5年半前の、4ラウンド、レフェリーストップ負けした、東日本新人王予選の、わずか、1試合。

 見るからに、長身。相手の、白いトランクスの丸山竣也、少し、さらに長身。

 どちらも、この時点で、すでに、上限52・16キログラムの、スーパーフライ級。

 元々、やせていたという、黒いトランクスをはいた、住友。

 小柄な、小久保先生でさえ、ライトフライ級で闘うのが、減量してても、厳しくなり、フライ級に転向。

 さらに、現在はスーパーフライ級に、階級上げた。

 そんな人物が、3か月半前に、減量苦についての記事、作成。

 身をもって、この数年で、約5キログラム、上げてのクラスで、闘う選択を、せざるを得なくなっていた。

 さて、その時の、住友の試合。

 互いに、コレ!という、1発で倒せるパンチ力、破壊力は、無いように見えた。

 手数で、ジャブ、ストレートの差し合い、刺し合い。

 ただ、丸山の方が、それに加えて、効果的に、テンポ良く、上下に打ち分ける、ボディ攻撃のパターンを持っていた。

 ラウンドが加わるごとに、打ち込まれた住友の、腹に、じわじわ、効いてきて・・・・・。

 住友。このパターンしか、持ち合わせていないまま、5年半が過ぎていっているのであろうか?

 ここ、5連敗も、している。

 ならば、先生。

 いつものように、腰と、ひざを曲げて、低い体勢で、突き進み、ベタ足で、相手・住友からの、頭上で左右から繰り出すパンチを、いつものように、低い姿勢で、かわしつつ、相手のフトコロに入って、至近距離から、しつこいくらいのボディ攻撃で、相手のスタミナを、徐々に奪う。

 そして・・・・見栄え、課題の、見栄え。連打、出来売る限り、繰り返し、魅せる。

 ドロー、引き分けのラウンドに見えても、10ポイント・マストシステムの悪癖で、10-9を、付けなければならない、近年。

 ならば・・・・パンチを、ボディに集中させながら、ぐいぐい、押し込むようにして、住友を、ロープを壁にさせるまで運び、突っ立たせたまま、しつこく、何度か、集中打を浴びせる。

 負けた試合の、反省を生かし、逆のパターンでいけば、この住友にならば、勝機は、巡ってくる・・・・・のでは、なかろうか・・・・

 シロート目には、そう、思えた、

 が、今まで、期待して行った試合で・・・・競って、競り合って、結果だけが、付いてこず。。。。。

 でも、疫病神は、いっちょ前に・・・・・想った。

  前日計量後の、写真。

 おおっ! この身長を、慎重に、活かせれば。

 しかし、なあ・・・・。

 リングで、1+1=2みたいに、計算通り、上手くいかないうえ、失敗したことも、かつての取材で、きいた。

 プロである、加藤健太トレーナーの作戦は、知らない。

 ましてや、直接取材をしたのに、記事化してない記者は、信頼されず、信用もされず、行きづらいし・・・・。

 秋の、しのつく小雨は、降りしきる。

 行かずに、気にして、気にして・・・・・。

 試合が終えたと想う頃、後楽園ホールに、試合結果を問い合わせる。

 いつもながら、業務的、冷静、冷たい返答。

 「ええと、その試合は・・・小久保さんが、4ラウンド、TKO勝ちしました」

 やったあああああ!

 にしても、どんな展開であったのであろうか?

 所属する、三迫ジムへ、電話。電話、誰も、出んわ。

 あっ、そうかあ・・・・この興業、「三迫ジム一門会」の主催。出場選手の応援も含め、全員、出払っているはずだった。

 夜。加藤トレーナーのもとへ、電話入れるが、通じず。 

 記事打ち込みながら、しばし、休止。

 検索しにくい、「ボクシングニュース」を、今日。ようやく見ることが出来た。

 珍しく、小久保の試合の記事が、掲載されていた。

 わたしの、勘、ほぼ、当たっていた。 概略、示す、

 小久保、ガード、固めて、前へ。

 住友、右のパンチ。

 小久保。住友のフトコロに入り込み、ロープに住友を押し込み、左右のボディ打ち。

 効いた!

  ( ボクシングニュース 掲載写真 より)

 友、3ラウンドに、このようにダウン!

 4ラウンド。小久保、住友を、ロープ際に押し込み、パンチ、パンチの、雨アラレ、ラッシュ、ラッシュ!

 レフェリー、試合、ストップ掛けて、終了。

 4ラウンド、56秒、小久保先生。TOKIOで、TKO勝ち!

 おおおおおおおおおおおおおおおお~っ!

 これで、小久保聡。6勝(うち、初のTKO1勝、含む)8敗、3引き分け。

 対する、住友将吾。これで、6連敗。6勝(5KO、ないし5TKO含む)13敗、1引き分け。

 行かないと・・・・・こうなっちゃう・・・・・・

 素晴らしい、作戦通りの、積み重ねた練習通りの、おそらく展開だったはず。

 おめでとう。素直に、祝いたい。

 今回は、勝って、土日、カラダを休ませられる。し・あ・わ・せ。

 まして・・・・・

 前日計量のあった、11月8日。加藤健太トレーナーの、35歳の誕生日だった。

  さらに、さらに、小久保先生の勤務先である、「聖望学園の創立100年目」が、なんと、この11月9日!

 奇遇、奇縁、偶然、とはいえ・・・・・

 勝たねばならぬ、日であった・・・・のかもしれない。

 これからも、雲外蒼天、軌跡の人生。

 陰ながら、見守っていきたい・・・・・

 

  

 

 

  


《 リアル ボクシング ルポ 》 WBC世界フライ級、(前)王者・比嘉大吾の、前日計量、規定体重900gオーバーについて。日本と世界のあきれて驚く現状報告など、取材現場から一言

2018-04-14 23:40:46 | ボクシングのニュース

 う~ん・・・・比嘉大吾が、叩かれているなあ。斬って、捨てられているなあ・・・。

 その返り血が、所属ボクシングジムの会長、具志堅用高にも浴びせられてさあ・・・・。

 「減量」にまつわる、本当にキツイ実情と、現実を知らないネット族が、もう・・・。

 確かに、前日計量で、規定体重から、900gオーバーと言うのは、もう、言い訳出来ない現実。

 ソレを知った瞬間。ああ、もう減量は無理だなと想った。

 一度で短時間に落とせる体重じゃないうえ、ネット族が、首根っ子掴まえたかのように、だからフライ級のままでは、比嘉自身がキツイ、このままでは・・・・と、漏らしていたじゃないか! ソレを、会長は無視して・・・・・と。

 ソレについては、確かに一理はある。

 200gくらいの規定オーバーであれば、以前、直接見たのだが、海外からきた挑戦者などが、2時間の与えられた猶予の時間の中で、後楽園ホールの別室を飛び出し、裏口に駐車した車の中から衣類の山を重ね着して、びっしりとチャックで首元まで締め切り、腰をゴムで締めて、東京ドーム周囲を、トレーナーや通訳と共に、何周も時間一杯ランニング、ロードワーク代わりをし終えて・・・・・無事、再計量に成功したケースを見たこともある。

 具志堅会長としては、自身の現役時代に成しえなかった、ベルト防衛新記録を、比嘉に築いて欲しかったという意思がある。連続、16ノックアウト勝利記録以上に、こだわっていた。

 しかし、1時間半後、会長の「体を動かしてみても、比嘉は、汗も出ない」という言葉を聞いて、ああ・・・・・・と。

 比嘉が、もう、フライ級でボクシングを続けることは、この先も無理ということの、証明でもある「汗も出ない」という言葉。

 例え、明日のタイトルマッチに向けて、前日減量が成功していたとしても、次は無理。次はこの級では、試合が出来無いことの、動かしがたい事実。

 明日の特別当日計量で、日本ボクシングコミッションは、55・3kg以上であれば、試合そのものを中止すると発表。

 現在の体重の3kg以上のオーバーであり、将来、比嘉がベストで闘えるスーパーバンタム級の体重なだけに、いくらなんでも、コレはクリアできるはずだ。 

 [減量]の2文字。ネット族は、規定だとばかり、斬って捨てるが、はたから取材を通じて見ている者としては、そうムゲに、冷たくは言い切れない。

 ランキング入りしたベテランのボクサーになればなるほど、彼らのブログには、「お前は、グルメか!」と、ツッコミ入れたくなるほど、毎回、料理の写真が並ぶ。  

 もう、いかに減量に耐えて、試合を終えたらこれを喰いたいっ!という熱い想いが、全員にあふれかえっている。

 本当に、減量苦は、全ボクサーの切実な問題であり、大きな、乗り越えなければいけない壁なのだ。

 その昔、ファイテイング原田という名選手がいた。

 世界王者になる前から、日本はボクシング熱が高く、今と違い、1万人以上が国技館や武道館に詰めかけた時代。

 原田を調べた際に、なんと、1週間に1度、試合をこなしていた時期があった。観客が必ず来ると、見込めたための興業優先の産物だった。

 海老原博幸も、同様の時期が続いていて、記録カードをめくっていて驚いた。

 もう、毎日が減量との闘い。

 ジムどころか、寮の水道の栓までも、すべて止められていて、一滴も流れない。

 その時に、原田は、想った。

 飲めるもんなら、自分の出した小便でも、飲み干したい、と・・・・・。実話だ。

 実際、すでに引退したが、日本の重量級の王者がいた。試合間近になっても、どう頑張ってみても体重が減らず。

 窮余の一策。前日計量の前日。

 一食もクチにせず、水も一滴も飲まず、車に乗り込み、サウナに直行。

 何時間もこもり・・・・・ついに、その場で前のめりに倒れ込み、救急車で病院に運ばれ、点滴を打たれ・・・・。

 「体調不良」を理由にして、計量前に、試合を中止せざるを得なくなった。

 それを聞き付け、私はすぐ、明日の試合は中止になりました、という速報記事を打ち、彼のトレーナーに後日、感謝された。

 中止に至った実情は、記事に書き添えていない。

 他にも、サウナで倒れた王者は、実は何人もいる。フラフラになりながら体重計に乗り、紙一重でクリアしたあと、他の部屋に行き、座り込む者、横たわる者。これまで、時折り、見てきた。

 正式中止に至った際には、むろん、相手のジムと、対戦相手に、交渉次第での違約金額を支払う。

 さらに、王者が手売りで友人・知人・ファンにチケットを売っていて、彼が出ないのならと試合の観戦を止めた人には、これまた交渉で返金や、次の試合のチケットを無料進呈などの緊急措置を、病院のベッドから、やっと起き上れるようになってから、メールで、現状報告と、謝罪と、要相談・・・・のメールを、次々と打ち込んでいた。

 もちろん、所属ジムの会長には、平身低頭。

 大きな「借り」を創った。

 罵倒しまくる会長。厳しく注意する、会長。怒りはするものの、仕方ないよなあ・・・・と、うなずく会長。

 今回の場合ではないが、具志堅会長は、敗者にはやさしい。

 後楽園ホールの、選手控え室。

 ジム所属の選手が負けて、トレーナーやセコンド陣に導かれるようにして、引き揚げてくる。

 クビうなだれ、中には、悔しさを我慢したり、おのれのふがいなさに、自分に怒りをぶつける者もいるが、大半は、両手に巻かれたバンテージを解かれながら、腫れた顔面を冷やされ、自分の手でも押さえ、チカラなく冷やしている。

 そこに現われた具志堅。

 選手の足元に駆け寄り、意識的に明るい声を、いつも掛ける。

 「今日は、良く頑張った! 負けは、仕方ないけど、次があるさ。今日はさ、ゆっくり休んで、また一からさ、やり直しだ。ケガ、ないか? 大丈夫か? そうか。よかった。じゃあな」

 有る時、後を追って、小さな声で聞いた。

 ---ずいぶん、やさしいんですね?

 「うん?・・・・・・だってさあ。負けた原因や、試合中、後から、こうすればよかったなんてことはさ、俺があそこで言わなくても、戦った選手自身が、一番、身に染みて知っていることなんですよ」

 「それは、あそこで俺が、会長としても、言うべきことじゃないと想う訳よ。黙って言わないで置くことが、良いことなんじゃないか、と」

 今回も、周囲が想像するほど、比嘉にきつく言ったりしていないことだろう。

 具志堅が、現役の世界王者で防衛記録を10度以上重ねていた当時、インタビューをしたことがある。

 今でも、記憶に鮮やかに残っている、彼の答えがある。

 こう聞いた。

 ---リング上で、鮮やかにノックアウトで挑戦者をリングの床に這わす瞬間がありますよね? その時、具志堅さんは、ナニを考えているもんですか? 例えばですね。この野郎、立ち上がってきたら、もう1回、倒してやるぞと、身構える気持ちになるとか

 「・・・・いやあ、そんな気持ちには全然なれませんね」

 「心のなかでさあ。おい、頼むから立ち上がらないでくださいよ。お願いしますよ、そのまんまテン・カウント聞いてて欲しいなあって。毎試合、そういう時は、そう想ってますよ」

  また、こんなこともあった。

 白井・具志堅スポーツジムの、白井さんがもはや再起は望めず、具志堅が実質的に単独で、渋谷区の明治神宮の裏手の道路脇で、ジムを運営していた頃。

 当時、名護明彦という強打者が、所属選手として在籍していた。

 そう、泰葉と、金髪豚野郎の記事の中にも顔を出す名護明彦の、現役バリバリの頃のオハナシ。

 だが、名護。

 角川春樹の記事の中に顔を出した、元世界王者・戸高秀樹のベルトに挑戦し、判定負けして以来、緊張とやる気が一気に切れてしまったのか、ジムに顔も出さず、練習を何カ月もさぼったままでいた。

 いったいどうしたいんだろう?か、名護は。

 そう想いつつ、ジムを訪ねた。

 いらした具志堅会長。

 「困っているんだよねえ・・・・・・。やり続けたいのか? もしかして、選手を辞めたい気持ちになっているのか? トレーナーが電話しても、出てこないというし・・・・」

 「ただねえ、こういうのは、こちらが、どうする、こうする、こうしたい、とか言うよりも、要は、大事なのは、本人、当人の気持ち次第なんですよ」

 「それが、一番大事なんですよ。休み続ければ、そりゃあチカラは日々、落ちてきますよ。でも、待ってあげるしかない。そう、今は想っています」

 約1年後の、いわば再起戦。

 またも、判定負け。

 やがて、他のジムでやり直してみたいとの意向で、移籍を認めたものの、名護に再び栄光が輝くことは、なかった。

 今の、住宅街を抜けたところにある具志堅の地下にあるジムにも、行ったこともある。

 アマチュアの、女子五輪候補選手たちも、練習やスパ-リングに利用させてもらっているほど、門戸は広く開けている。

 細かく所属選手にアレコレ言わず、専属指導している各トレーナーに、一任する姿勢。

 ジムの選手が試合を行なう際にも、セコンドのコーナーの下に立ち、必要な時だけ、短くアドバイスする姿勢に徹している。

 今回、ネット族のコメントの中には、具志堅会長がテレビなんかに出ているからダメなんだ。会長職に専念しろ、などという声も見掛けられた。

 だが、実は、ボクシングジムの経営って、取材を通じて知ったことなんですが、素人や、ボクシング・ファンが想像するような儲けは、まったくと言ってはなんなんですが、さほど儲からない事業なんですよ。

 もちろん、ジム会長のなかには、試合のたびに、当該選手にチケットを渡してファイトマネーに換えるだけでなく、ジムの選手や練習生に売るな!と縛りをかけるだけにおさまらず、雑費名目で、1試合ごとに4万円を徴収する、あくどい会長もいるが・・・・。

 具志堅がテレビに出て稼ぐギャラの幾分かは、ジムの運営資金に投入。さらに、試合を中止にするわけにはいかない。

 ある大手ジムの専任公認会計士にも、じっくりハナシを聞いたことがあるんですが、いやあ・・・・大変なもんです。

 各ジムにテレビ局から渡される、世界戦で3ケタ、日本戦で2ケタの放送権料に類する金額も、ジムの運営には必要不可欠。

 わたし、別に、ジムにまったく、取り込まれてはいません。

 だって、当初からしばらくは、チケットで売らせて、ソレがファイトマネー代わりってことに、憤慨してたんすから・・・・・。

 さて、肝心な、タイトルマッチの前日計量の裏側。

 実は、我がニッポン、ジャパンほど、厳格なボクシング国は無いんじゃないか?そう想ってます。

 ジャッジの厳正さにおいても。

 その一端を、3年前、実例を挙げて、記事化してます。

 <これも、ねつ造。藤岡菜穂子の・・・・・・>

 という記事。

 メキシコという、世界に冠たる、古くからのボクシング王国での、女子とはいえ、世界戦の前日計量で、いったいナニが、フツ~に堂々と行なわれていたか!

 ねつ造と言う表題に惹かれたのか、以前からかなりの数の検索が有る記事ではありますが、長文のなかで、前日計量の模様の部分を、大文字で青く、すぐ判別出来るようにし、読みやすくしてます。

 メキシコでなら、比嘉大吾。

 なんの問題も無く、クリアしているはずです。

 えっ!と、驚く方。まあ、ついでにお読みいただけれれば幸いです

 

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 < 2018・4・15 午後追記 >

 本日、試合当日の朝。

 比嘉大吾の「当日計量」が実施された。

 55・3kgを上限で区切っていた体重。

 比嘉は、予想していたように、54・7kgでクリアした。

 ん・・・・・

 この試合で勝っても負けても、今年一杯は、試合が、縛りと、日本ボクシングコミッションからの罰則の言い渡しにより、出来ないであろう。

 来年は、スーパー・バンタム級で心機一転、やり直すほか無い。

 あの詰めの上手さと、タフネスさで、かなりのランクまでいくのではないだろうか。

 まずは、今日の試合を冷静に見つめようと想う。

 

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 《 2018・4・15 深夜 》

 戦い済んで、比嘉(陽が)暮れて・・・・・・・・・

 う~ん

 負け試合ではあったけれども・・・・・

 心身のうち、心の部分が、拳を前に繰り出しながらも迷いがあったようにみえたうえ、

 終盤の9回、明らかな連打を喰らい続けたわけでもなく、タオルが投げ入れられたわけでもないのに、レフェリーが試合を突然止めた。

 例え、比嘉が勝っても、ベルトが自らの腰に巻かれることは無いとはいえ・・・・

 自らの意思に反して、8回の終了時のスコア、

 76-76

 72-77

 73-79

 を知った、具志堅会長が、試合放棄を決断したという・・・・・・・

 それが、9回に入って、レフェリーに伝えられたということだ。

 比嘉の身になれば、んん・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 試合後の記者会見は行われることなく、コレも放棄して、比嘉は病院へ向かった・・・ことになっている。

 これで・・・・・処分を待つ期間、試合出場停止期間も含め、今後2~3年は、ほぼ間違いなく試合は組めない、やれないことになりそう。

 それ以上に、比嘉自身に、ボクシングを続ける意思が、今は大きく揺らいでいるはず。

 日本チャンピオンで、やはり規定体重超過で、ベルトは奪われたものの、試合出場はかない、そして判定勝ちしたボクサーを知っている。記事にも、した。

 世界となると、マッチメイクは、さまざまな要因が絡み合う。

 今は、しばらく休むといい。移籍を、なんとなれば考えても良い。

 名護のときと同様、そんな高額な移籍承諾金を、比嘉に吹っかけないであろうし・・・・。

 ただし、世界戦へのマッチメイク能力は、移るジムによって大きく変わる、が。

 今は、県民栄誉賞など気にもせず、独り、沖縄の海を見詰めて、心をいやすといい・・・・・


《 リアル ボクシング ルポ 》 また、か! 「ボクシングニュース」、子どもでも分かる、誤記、誤報を連発! 記事の信用性も無くすぞ

2017-09-02 20:42:04 | ボクシングのニュース

 今夜の、ノンタイトル戦ながら、伊藤雅雪がメインで出る試合が有るので、昨日の計量風景のニュースが、載っているかなあ?と、

 「ボクシングニュース」を見ると、伊藤の「伊」も載っておらず。

 しかし・・・・・またも、すぐ、子どもでも分かる、誤記・誤報が見えた。

  9月1日付けの、久保隼の記事。

 「Ⅴ1戦まであと2日、」とタイトルにあるのに、本文では、いきなり「9月8日」に試合が行われるとの記述。

 この前の、大きな誤記でも指摘したけれど、この「ボクシングニュース」。

 ホントに、活字、打ち込んだあと、ただの1回も読み直ししないんだろうなあ・・・・・。

 記者として、基本的な姿勢が出来ていないというほか無い。

 これじゃあ、月刊誌「ボクシングビート」。

 記事の信用性、無くすよなあ・・・・・・・。

 にしても、伊藤弘一の「56敗」という記述。ひどいなあ。

 北九州にある、黒崎KANAOジムは、「ボクシングビート」、地方の多くのジムと同様、定期購入していないから、「ボクシングニュース」のことも知らなったけれど・・・・

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 《 2017・9.3 午後2時40分 追記 》

 さすがに、タイトルに「ボクシングニュース」と入れ込んだせいか?

 直していた。

 基本的な編集作業。読み直し、必須。見落とししないように!

 久保の試合。BSフジ、録画予約入れておいた。

 こうゆう情報のみ、この記事まがいの所は、助かる。

 んでも、これも、時々、間違っているけどねぇ・・・・・・