< 2018・2・7 掲載 >
≪ 2018・6・23 再掲載記事 ≫
2月5日、夕刻の午後4時43分。
佐賀県の神埼(かんざき)市の上空から、突然、下降。プロペラは、次々とはずれて、空中で飛び散り、機体は火を噴きながら、機首を下にして、まっさかさまに、きりもみ状態で墜落。
新築してまだ2年という民家の川口貴士(35歳)宅の2階に激突し、炎上。
大火災を引き起こし、家にいた11歳の女の子が逃げる際に傷害を負い、実は両隣りの家にまで類焼させてしまった。
家はものの見事に、全焼。丸こげに。
国民を守るべき立場の自衛隊が、大きな被害を与え、加害者に転じた。
操縦士であった、高山啓希・1等陸曹(26歳)は、機内で遺体が発見され。同乗していた上官、齋藤謙一・2等陸佐(43歳)は、捜索されたが見つからず。
翌6日朝。火が消えかかった機体の下で、家との間ではさまれ、そのすき間で、遺体がつぶれた状態で発見された。
当初、きりもみ状態のなか、沖縄の米軍普天間基地のアメリカ製のヘリの、窓枠が落ちたように、この上官も落下したのでは?と推測され、捜索された。
乗務員2人が所属していた「陸上自衛隊 西部方面航空隊 目達原(めたばる)駐屯地」の隊員たちが、昨夜も、懐中電灯を手に、機体の破片を捜すとともに、43歳の上官・齋藤謙一の遺体も必死になって捜していた。
この駐屯地。
実は、教科書にも載っている有名な「吉野ヶ里(よしのがり)遺跡」に近く、最寄りの駅も同じ。
地域住民との催しも定期的に行なっており、佐賀県内では、陸上自衛隊としては唯一の基地。
起こった事件としては、丁度2年前にあった。
演習中に、道を間違えて走行した隊員を、同乗指導していた上官が怒り出し、罵声を激しく浴びせながら、隊員がかぶっていた、通称鉄カブトの上から、素手で何度も叩きまくった。
それがバレ、上官は停職わずか3日という、処分とはとても言えない「懲戒処分」を受けた。
隊律、規則、上下関係、ことさらに厳しい軍隊であることは、容易に判明される。
墜落事件に至った起因、原因は、この飛行訓練の前に実施された、「メイン ローターヘッド」という名称の整備点検作業と交換作業にあったと、断定していい。
この上記掲載写真で分かるように、プロペラの羽、4枚。そこと、エンジンをつなぎ作動させる箇所の点検と、部品交換作業を行なったというのだが、その作業に不手際と不備があったという。
それが起因・原因で、なんとプロペラがはずれ、飛んだ。
ギギーッ、ギューン、というような激しく、けたたましい音が、はるか遠い地上にいた地元住民の耳に届いたというのだから、尋常な飛行状態ではなかった。
そして、プロペラが、はずれ、四方八方に飛び散った。
締めが甘かったか、噛み合わせのズレがあったか、エンジンとの接触部分がまたたく間に加熱炎上の、複合ミス作業が考察される。
なにしろ、実は「正規の交換部品が、無い」のだ。そのことは、のちに書く。
後日。調査や捜査が終了したのに、正直に、そのことを国民に向けて報告し、人為ミスによる事件・事故の責任を問えるか?
日本国内だけでなく、販売した世界各地のいたるところで、事故が続発している異状変型ヘリコプター「オスプレイ」とは違い、事故・事件は、これまでは、少なくとも「発覚」はしていない。
ちなみに、すでに記事化してあるが、そのオスプレイ。
当時、アメリカで設計にあたった全員が、「実際に飛んだら、危険だ。使用しないことを薦める」と警告している危険物なのだ。落ちて当たり前の、不具合危険品。
さて、今回の事件。操縦に原因があったと考えられるみたいな、隠ぺい報告をし、あいまいな隊内処分で済ませられたら、まさに死人にクチなしだ。
2人の、防衛省に殺されたカタチの隊員の家族・兄弟や姉妹は、たまったもんではないであろう。
事実、いままで、そのような隠ぺい体質のおかしな決着が、実に多かった。
だが、この記事は、そのことを指摘することがメインではない。
この墜落事件が速報された時、このヘリが「最新鋭のヘリコプター」と、いっせいに報じられたが、あれっ?それ、違う!と、感じたからだ。
別に、わたし、その手合いのマニアでも、オタクでもない。
ただ、この上記2枚もの写真で分からせたかったのは、この「AH64・D」対 戦車用攻撃ヘリコプター。 すでに、40年以上も前に出来ていたシロモノだからだ。
さらに、戦争で このヘリが「活躍」したのは、その後、アメリカ帝国が世界各地に進駐し、世界制覇を目ざした典型の「イラク戦争」、続く「湾岸戦争」であった。
通称「アパッチ」。アメリカの先住民、「アパッチ族」になぞらえて命名。
改良こそ加えられたものの、とても「最新鋭」などといえるシロモノではない。
ここまで読んでくださった読者は、うすうすお気付きでしょうが、コレ、アメリカ製。
マグドネル・ダグラス社が、開発し、製作・製造。のちに、ボーイング社と改名した。
日本を始め、この会社。世界各地で、販売交渉に当たって、悪徳政治屋にワイロを渡してまで売る商法疑惑が報じられている問題のトコロ。
で、いまだアメリカ帝国の三下ヤクザ、パシリでしかない、我がジャジャジャジャ~ン、邪パン政府。
コレを、2006年に成って、購入した。そう、今から12年も前。最新鋭は、もろに誤報。40年前の、中古旧型。
「空飛ぶ戦車」などとも持ち上げられたが、もはや不備が際立つ、旧型。
なので、本格修理したくても、部品がすでに、母国アメリカには、もうすでに無い!
分かりやすく言えば、日本の安価電化製品と、同じ道筋。旧型には、もう部品の在庫が工場に無い。だから、安く売ってる。
で、この1機の「正価」。
アメリカドルで、1800万ドル。
今のドル建てでも、円に直して、19億5678万円。
購入した2006年は、1ドルのレートが、今より少し高く、110・02円から119・8円。
最高値のレートでも、日本円で21億5640万円だ。
ところが、現。防衛省。当時の防衛庁。
国民の税金で購入しているにもかかわらず、購入価格、隠して非公開。
しかし、調べてみるや、な、な、なんと!
1機、85億円で購入していた。
一機、一気に4倍の異常超高値。旧型、ですよ。故障しても、今は部品、無いんですよ!
それが、今回の事件事故の遠因ともいえるのだが・・・・・。
今だかって、防衛庁・省の購入担当幹部。購入に当たって、値切り交渉をした形跡は、ただの1度もない。すべて、アメリカ側の良いね、言い値。
間に、ワイロ、、贈賄、政治屋の暗躍、が常にチラつく。
馬鹿幹部。
予算は、限度があるもんで、62機近く購入のつもりが、12機だけ購入。それでも総額、1105億円なり。
それが、目達原基地など、全国の基地に分散して、配置してある。
なお、当時、購入時、たったの13機では、交渉の際のハナシとは違う。損害が生じた。カネ、寄こせ!と、訴訟沙汰になっていた。
追いはぎにあったと、いうべきか。日本政府の無能・無脳ぶりが露呈した一幕。
コレが、実は、芝居が出来るほど、何幕もある。
さらに、日本に搬入されたのは、本体では無い。
組み立てだけすれば完成する、部品。そこに「ライセンス」などいう「ナンセンス」な冠付けて、またボロ儲けする、あくどい手口。
ソレを、「ライセンス生産」という名称のもとに、請け負っていたのが、現・社名「SUBARU」。昨年の6月まで「富士重工業」と名乗っていた、軽乗用車を中心に製造・販売している会社。
外国人が、群馬県の太田市内に、いくつもある工場に多く採用され、働いている企業だ。
なんで? 車の会社が?
実はココ。
元々は、かの太平洋戦争中は、知る人ぞ知る「中島飛行機」という、中島・海軍大尉がおったてた、軍需産業のメッカ。
それだけに、飛行機の製造・製作は得意。実際、車ほどの規模ではないが、少し製造している。
実は、そんな昔取ったキネヅカ企業に、全面的にこのようなヘリなど、軍用モノは、開発・製造を任せれば、ぼったくられも、それほどされず、はるかに、我々の税金が闇に消え去る確率は激減するはず。
アメリカ製は、性能さえ、今の実態に合わず、劣っているというのに・・・・。
例えば、この、地対空ミサイル迎撃システム、通称「パトリオット」。
防衛省では、その米語のスペルと、発音から聞こえる「ペトリオット」と言っているが、「パ」でも「ぺ」でも、どっちでもいい。
北朝鮮から飛来するミサイル。
何度も失敗もしてるし、見せかけハリボテも基地に掲示してあるが、性能は怖ろしいことにアップし続けている。
ソレを迎え撃つ最強兵器が、これ。
これもまた、アメリカの「レイセオン社」製。
本体価格は、異常な金額ではないのだが、それに付随するシステムが、異常にバカ高い。
これも、言い値。
1発撃つと、3億円が飛んで消える。
おまけに、飛距離は上空、最大300キロメートルが限度。
北朝鮮のミサイル。
そのは~~~~るか上空を飛んで、日本近海に落ちている、
今だ、迎撃どころか、カイライ見世物でしかない、パピプぺポトリ、オット~。
全国にいる現役の自衛官や、海上保安部の現場で働いている人達を、わたし何人も知っていて、聞くと、本当のことや、実態を分かりやすく教えてくれる。
日本に、北朝鮮から飛来するミサイルを察知するレーダーが、ひとつも無いこと。
「Jアラート」なるものが、いかに緊急事態に対応できない、どうしょうもないシステムだということ
どのようにして、北朝鮮の船が上陸しているか? 燃料と、航行能力とエンジンが無いのに、途中まで、どのようにして、運ばれてきてるか?
航空、陸上、海上、海保、各々所属の彼らは全員、いらだって、不満を抱いている。
なぜ、日本製の上記システム兵器を創らせないのか、なぜ開発すらさせないのか、何故、アメリカのパシリのままなのか、アメリカ様サマなのか、何故、北朝鮮の船と人を見逃しているのかと・・・・・・。
日本には、開発・製造できる英知の秀でている職人、企業は、過去の経験も踏まえ、いくつもあるし、いる。
言い値、ボッタクリ価格より、はるかに安く、性能の良い兵器システムが出来ますと、自衛官たちはキッパリと断言する。
防衛省には、全国の現役自衛官の、そのような疑問と提案・提示を長年に渡って、書面で書き送ったり、合同会議の際に、希望として制服組が、投げかけたりしている。
だが、ずっと無視され、書面は防衛省の無能上級背広組と、実態を知らない制服組の幹部によって握り潰され、ゴミ箱に捨てられている。
「もうねえ・・・・。いつまでアメリカさんに、おんぶにだっこなんでしょうねえ」
「そうなんですよ。おんぶから降ろされたら、この国、即刻、オシマイになる危険性があるんですよ」
「勘ぐればキリが無いけど・・・・アメリカさんと、裏で密約があるとしか思えない。その辺り、調べて戴けませんか?」
偶然にも、この1機85億円もする「AH64・D」が墜落する7時間ほど前、密約を引き受け続けている安倍晋三が、国会でこのようにクチにした。
「自衛隊員の皆さんは、命をかけている公務員なんですよ」
現役自衛官らは、以前から私に言っていた。
「自分らは、きれいごとじゃなく、いざとなったら、命捨てでも、戦いますよ。その覚悟は出来てるつもりです」
「だからこそ、なんですよ・・・・・・」
「いまのまんまじゃ、死んでも死にきれない同僚が大半ですよ」
85億円は、燃えて灰になった。
小学校から帰ってきて、ひとり留守番をしていた5年生の女の子。2階に上がろうとして、爆音と、異常を感じて逃げた際に転んだものの、一命を取り留めた。
上がってたら・・・・間違いなく、死んでた。
彼女の通う小学校。
敷地や土地代のぞいて、愛知県の調査では、小学校の建設費、1校平均、11億円で完成していたとのこと。
となれば、ぼったくり言い値1機で、8校も新築出来る。
統廃合なんかして、廃校に追い込む必要も無くなる、
軽佻浮薄の象徴たる馬鹿妻・昭恵を抱える、バカは、本日
「自衛隊の最高指揮官たる、わたしがですねえ」と、国会で言った。
「あんなのに、指揮されたくないっすよ、本音言うと」と、若い体躯屈強な自衛官は、私に苦笑いを浮かべた。
2月6日、福井県では、大雪による雪害で、1500台もの車が立ち往生しており、自衛隊に「災害派遣要請」が来て、車を連ねて、救助に向かった。
先日は、佐渡ヶ島などに給水車を派遣した。
「行きますよ。どこにだって!」
「俺たち、いまんところ、ソコでしか、国民の皆さんに評価されていませんのでね」
どっと笑い声が、あがった・・・・・・。
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《 2018・2・9 追記 》
上記、墜落の事件&事故。
やはり、原因は、接続部品の交換による、不具合であったようだ。
それも、駐屯地にこの爆撃機が配置されて以来、初めての「接続部品の交換」。
記事化したように、すでにアメリカの「ボーイング社」の製造工場の倉庫には、その部品が無い。
無いために、群馬県太田市にある「SUBARU」の組み立て工場でか、見よう見まねで、ここの「目達原駐屯地」の整備担当者が、創って,あてがってみた、出来合い部品。
見た目は、しっかりはまって、噛み合ったようにみえたが、いざ、試運転とばかりに飛行してみたら、上空飛行5分間ほどで、はずれた・・・・・・。
だから、古い、旧型のこんなシロモノを、、4倍もの価格を吹っかけられて、ありがたく押し戴いた防衛省装備購入担当者&幹部の罪は、「未必の故意による殺人」に該当するのではなかろうか。
部品の無いボロ爆撃機。
我々の税金を、惜しげも無くばら撒きやがった末に、2人もの優秀な自衛官を、死に追いやった!
85億円を、一瞬にして灰にしやがった!
小野寺五典。てめえ、自腹切って払えよ!
安倍晋三、てめえも払えよ!
我が国で独自に創っていれば、部品に見合うものの在庫は、あり得たはず。
今だ、パシリの属国ゆえ、こんな事件が起き、秘密裏に、真の原因はうやむやにされてゆく。
せめて、その歯止めの記事1本に成って欲しいとの熱い想いが、再び追記というカタチで打たせた。
現場の自衛官たちの疑問と想いを、せめて汲み取り、通じてやって欲しい。切に、そう想う。
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《 2018・2・10 追記 》
2月8日。墜落現場周辺で、証拠隠しとも想えるような素早さで、飛び散った部品や、破片を自衛隊員が回収しまくっている。
そんなさなか、JNN系列で制作している、CSニュース専門チャンネル番組「ニュースバード」が、墜落激突事件の、重要な原因と想われる物的証拠部分を、発見し、回収していた場面を撮影。
それが、この映像。
4枚のプロペラと、機体エンジン部をつなぎ合わせる部位が、このようにぶっちぎれていた。
接合部の、購入以来、12年たって初めての部品交換の結果が、この有り様。
記事として、証拠の一因として、永遠に掲載しておきたく、追記致しました。
とある記事を目にしたところ、軍事に詳しそうな人間が、この同型爆撃ヘリコプターが、母国生産製造国で、2015年と、次いで翌2016年。
日本とまったく同じ状況で、激落し、搭乗員2人づつが即死。死亡していたとのこと。
やはり、か。
機体の構造そのものにも、何らかの問題を抱えているようだ。
国民、佐賀県民に知られたくないのだろう。
地元の吉野ヶ里地区に流れる、街頭放送で、しきりに、こんなアナウンスが繰り返されているという。
「こちらは、佐賀県警です。御自宅の付近に、墜落した機体の一部と想われる物を発見されましたら、触らずに、すぐ地元の警察にご一報ください」
証拠隠しに、急ぐ、急ぐ、この怖ろしい国の有り様に、この身が震え、怒りが湧く。
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< 2018・6・23 追記 >
ヘリコプターの胴体と、プロペラをつなく部品。
アメリカに、すでに無いため、見よう見まねで試作を繰り返し、やっと完成。
接続させて、現在のところ・・・・・だが、不具合は生じていないと言うが・・・・・。
また、明らかな、故障の為であったにもかかわらず、亡くなった自衛官3名の遺族には、涙金のみ支給されただけ。
被害にあった家族にも、まともな補償は、いまだされていない!
人でなし国家の実態は、いまだ続く。