懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

フィギュアスケート 世界選手権女子SP

2013-03-16 02:13:48 | Weblog
大舞台でも、鍛え上げられたアスリートの体は、競馬G1の出走馬のよう。出てきただけで、動きの素軽さに、体・筋肉の質の良さを感じたりする。
と、男子の時は思った。

そして、女子シングル。百聞は一見にしかず。

浅田真央選手の「アイ・ガット・リズム」、圧巻でした!興奮!

(なんだ、良かったじゃないか。
事前に文字の報道見て、良くなかったのかと誤解した。)

後半のステップとか、弾けまくってて。音感が良くても、体があそこまで鍛え上げられてないと、あんなに軽妙自在に音とれない。

最初の3アクセルを決めた後、次のジャンプがシングルになり、「あ、やっちゃったわ」みたいに舌を出したのが、お茶目で可愛く、不謹慎ながら笑った。

大一番の五輪に向けて、いい感じなんじゃないのかしら。

自分は、「アイ・ガット・リズム」<「白鳥の湖」派だったけど、この演目、今まで見た中で、一番感動した。今日のノリなら、これも好きになった。


ひとごとながら、大丈夫なのか?ロシア。
次回五輪のホスト国なのに。

エリザヴェータ・トクタミシェワって、・・・あれで露の代表になるの??

アデレーダ・ソトニコワ、過去の名選手に比べ、やや小粒で、割合完成度が高いんじゃないのかな。トクタミシェワって、前回見た時も、今回も、「これがロシアの代表になるの??」と全く納得できなかった。ソトニコワを見て、やっとまともなロシアらしい選手を見れた。でも、この選手は、怪我とか、わりとありそうかも。やること高度で脚も高くあがるし、体が高度な技術に対して、持ちそうにないような気が・・・。

浅田選手以外で、録画残そうかと思ったのは、ソトニコワ。五輪で上位はどうか?、と思うけど、芸術性はある動きで。

男子は、プルが手術して出ようとする位、人材いなさそう?だし。
(プルシェンコは、去年どこかで見た『瀕死の白鳥』の芸術性は、凄く良かった。)


村上選手とキム・ヨナ選手、大雑把にみると、体型や、遠めに見た顔が、ちょっとにてる。村上選手の方が、普通にずっと練習してるから、金選手よりは体がよく動いて、普通に選手っぽい。

キム選手は、まだ足元ふらついたり、ちょっと楽な動きになってる箇所が散見され、復調途上を思わせた。やっぱり長く試合から離れていたので、仕方ないことだろうけど。まだ体ができあがってないようで、演技がヌルかった。他の選手と比べて、その分、退屈に見えた。スピンも、彼女以上に背中の柔らかさを、男子でも見せられる人も出てきていて、彼女は、やや古いスケーター、の感じもあった。

動きがぬるく、見て盛り上がれないわりに、TV出演者とか、会場の一部のテンションが不釣合いに高く、大げさに見えた。TVは視聴率とかあるし、不自然に盛り上げないといけない状況?なのかもしれないけど。誰かが、「王様は裸だ」と、教えてあげた方がいい雰囲気だった。

キム・ヨナ選手は、復帰直後は、ウエストが極太でドン引きしたけど、それは直ってた。
今日は、彼女の出番の時は、私はTV消して、後から録画で演技だけ見た。

やっぱり女子は、浅田選手が一人技術的に突出してて。(その分、長時間のTV放送見るのは、時々さぼっても対応可能。家事のながら族向き。)

3アクセルは彼女一人だし、皆で4回転2種類祭りの男子に比べて、水準が低い。浅田選手は、孤高の女王というか、同じ技をやる人がいないから、男子と違って、孤独だ。

だから、彼女は、他と比べる存在ではなく、自分との戦いだと思った。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【祝】トリプル・アクセル成功!

2013-03-15 17:08:53 | Weblog
【祝・成功】わ~い、浅田真央選手、SPでトリプル・アクセル成功だって!

SPでは、今までやってなかったよね。
攻めの姿勢が、伝わってきます。

(無良選手も浅田選手のアクセル見て、「男は4回転!」と思って欲しい。転んでも何でも良いから、も~この際、跳んでくれ~!)

【帰ってきた問題児】
もう、ヨナだって気の毒だし、いいかげんやめればいいのに、こういうの。



「スッキリが浅田真央とキム・ヨナの写真を悪意のある使い方をして炎上中」
って、検索上位で、さっそくネットに出てしまってます。

今回は、スルーしよかと思ったけど、一応書く。

非難されてる日本テレビ「スッキリ」の問題映像、私も見に行ってみたけど、見たら、「えっ?」って感じ。な・ん・で?
もう、あのバカバカしいマスゴミ祭りは終わったと思ってたから、ビックリです。

事実なら、日本テレビさんは、なんでこういうことするのでしょうか??
ぜひ、番組関係者に聞いてみたいものです。
たしかに、こういうことすれば、視聴率はもしかして、取れるのかも???だけど、それなら根性卑しすぎるし。まるで視聴率の奴隷。別の意図なら、それもそれで。

第一、これで毎回色々言われるキムだって、ちょっとねえ。
こんな写真を使う関係者には、広い心で、「キムがいたことも成長につながった」との趣旨のコメントをしてる、浅田選手のつめの垢をせんじて飲んでほしい。↑彼女はついていけないほど優等生だと思うけど、スポーツマンシップの鏡だよね。

【採点】
別途、「今回、女子シングルの採点が、キムを含め全体的に低めなのは、男子の点が高すぎたせいもある」とか、記事が出てました。

P・チャンは、4回転の着地乱れを脚力でカバーし、3回転トゥループつけて減点防いだとか、興味深い演技だったけど、ちょっと点数高すぎるかな、とは思ってたけど。98点台は、オーバーだよね。
でも、女子に比べ、男子シングルの技術水準が高いことも事実。
帰ってきたウルトラマンならぬ、帰ってきた「盛り採点で過保護されるスケーター」。

少し前は、安藤選手が、女子で4回転できるっていう時代だったけど。
女子も、「みんなでトリプルアクセル祭り」になったら面白いのに、ってこんな意見はダメですか~?

ひとり技術が突出してる浅田選手。いっそ男子と一緒に滑るとか?

キム・ヨナは、少女スケーターのころ、蜻蛉のような透明感のある滑りを持っていた。
マスゴミの道具で振り回されるなら、片腹痛い話。

こういうことを書いて、きれいな滑りのことを別の日の日記に書くのは、とても恐縮だけど、今回は、書かずにはいられないかな。

「声なき声を聞け」という言葉に対し、「声なき声など、声ではない!」と言った戯曲のセリフがあるけれど。
今の時代は、声を上げないと、上げなかった方も悪い、ということになるから。

【叙情性】
浅田選手のSP以上に、個人的にはFSの演目が好きなので、次が楽しみです。ジャンプの成否だけに終わらず、いつもいつも指先まで繊細に美しい動きで、音楽を奏で、バレエブランの世界を氷上に現出する、浅田真央のスワンレイク。「いっそ、王子が出てきて、ホワイトアダージョになったら」と夢想するほど、想像力を刺激される、素晴らしいプログラムです。

雑音を消すほど、白の美の空間を氷上に現出してくれることでしょう。演技中、全ての瞬間の動きが美しく、かつ、音楽的でない動きがまったくない。高度に訓練された身体が紡ぐ至芸。
新しい羽の衣装も含めて、楽しみです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィギュアスケート世界選手権 男子SP終了

2013-03-15 02:21:37 | Weblog
結果を知ってから見るべきか、結果を知らずに試合を見るべきか。

今回は、試合時に情報を取って、結果を承知して後から夜のTVで、余裕を持って楽しんで見た。前回の世界選手権は、NHKの実況の人が、素晴らしかったこともあり、結果を知らずに見たほうが、より堪能できた。

なお、別の試合のテレビ朝日の実況も、とても良かった。フジの男子シングルの実況の人は、この二人よりは落ちるので、今回の世選は、あまり期待してなかった。(今回は、荒川静香女史が入ったことで、実況がいまいちなのは、少しましになってはいたが。)

けれど、ケビン・レイノルズを筆頭に、ハビエル・フェルナンデス、デニス・テン、ミハル・ブレジナ、マックス・アーロンetc.etc.何人か順当に、4回転で期待の掛かる選手や、今大会好調な選手が試合を引っ張り、「やはり男子シングルは多士済々」と思わせる、目の離し難い展開となった。

自分は、放送時間全部見る気も、暇もなかったが、どこを「休憩時間」つまり、見ないで家事に集中する時間にするかと、少し困りながらTVを見た。
しょうがないので、中間のフランスのジュベール選手・アモディオ選手あたりで、手抜きな見方をした。

今年もいい試合だったけど、前回世界選手権は、これ以上に多士済々で、ここまで4回転祭りではなく、一人ひとりの工夫を凝らした表現を堪能した。そんな中、彗星のように現れた羽生選手のフリー、”神の演出した舞台”のようだった。


さて。まずは、下馬評では「大本命の一人」だった羽生選手。
午前にネットのニュースで結果だけ知ってて、「最初の4回転トーループで転倒、トリプルルッツでも手を付く」とあって、”心配してたことが現実になった、怪我とか故障抱えてるとか、あるんじゃないか”と心配した。

けれど、夜のTV番組で試合見て、安心した。これなら心配いらない、と。
⇒こっちの方が誤解だった?のかもしれないけど。

まず、試合の印象。
「パリの散歩道」素敵でした。感動しました。ジャンプはきれいな転び方(?)。いろんな意味で羽生選手らしかった。
4回転トーループ、ミスした後、スピンがキレあってきれいで、客席からため息が漏れてた。その時の手の振りが、今までより良かったので、喜んでしまった。
ルッツで手を付いた後も、すくっと立ち上がって片腕突き上げた時の笑顔、はっとするようないい笑顔をしてた。四大陸のフリーは、「囚われの人」みたいで、演技は良かったけど、あんなで愉しいんだろ~か???と、ちょっと思ったから。

そして今回の世選。試合の後になってから、報じられた記事(ちょい前にインフルエンザして、試合では膝痛)が事実なら、羽生選手は、やっぱり凄いと思った。

そして、フリーは、思ったように滑ればいいって言うか、この状況で、順位云々はこの際自分的にはどっちでもいい。彼ならば、状況なりに、一度きりの18歳の世選を、悔いのない滑りを見せてくれると、信じている。

頑張れ!Yuzu!

(からだ壊さない程度に、ね。)
少し体調不調とかあったとしても、いろいろあっても、SP見た限りでは、彼なりに、自己実現していきそうな気がしたので・・・。

NHK杯エキシを見たときに、彼はもう、一仕事やってしまった、五輪金メダルより、もっと大きなことを成し遂げてしまった、と私は思った。芸術的には、とてもレベルの高い表現だった、と思ってます。本職の芸術家でも、なかなか実現できないことを。
また、あれは聖なる一回性の舞台で、二度とない、とも。

レイノルズ選手が、チャンに勝ってくれるんじゃないかと、楽しみにしております。
チャンは悪くないんだけど、私がチャンに飽きてしまった。
チャンは、滑りはきれい。あの目ぱっちり、さえなければ・・。

ミスると試合中にへこみ、成功すると悲しい演技も嬉しそうに行う、面白系テクニシャン、ナンデス君も(優勝はないと思うけど)、楽しみです。
或いは、ダークホース、第三の男の台頭は、あるのか?!

跳べ!跳ぶのだ!無良選手!君が跳ばずに何とする!
と、無茶振りしたい。ここに出られなかった、小塚、織田、町田選手〈順不同)らの無念を思うと、つい・・・。

時間切れで、他の面白かった選手のことが書けなかった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繰り返し

2013-03-13 02:34:03 | Weblog
・歴史は繰り返す、というけれど、・・・。

本当に、不動産バブルが再燃するかも?なんて、以前は思っても見なかった。
不動産会社の知り合いは、喜んでるかもだけど、こっちは、複雑な気持ち。
アップダウンのあれこれを思い出して。

・昨日、ちょっとだけ書いた演劇の話。パルコの40周年記念だったっけ、「レミング」公演。プロデュースをする人が、19歳就活中の時に、この芝居見て触発された話が出ていた。

その人自身が、アートなセンスのある人だから、アンテナに引っかかってきたんだろう、と思ったけど。

たぶん観る人にとっては、舞台が全部を作ってるというより、何割かを作って、後は観た人が舞台から触発されて、何か創造的な思い付きをしやすい要素は、あったと思う。

私自身は、天井桟敷の公演というか、イベントは、「レミング」よりも、「奴婢訓」の晴海の初演が、衝撃だったな。
今日は最高気温20度予報。桜がそろそろ・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山口昌男逝く・・、とか

2013-03-12 02:39:57 | Weblog
昨日の日記です。
・古き愉しき時代に活躍した、文化人類学者。

これからの日本は予断を許さないけど、彼の時代はいい時代だったんだろうな、と一瞬振り返り。今は、山口のゆとり、豊かさが、今の時代の自分には、遠い。いつか振り返れる余裕が出来たらいいな、と思った。

しばらくの日本は、不動産バブル、復活?!

・ところで、訃報を新聞記事で知り、その近くに、4月演劇「レミング」の公演をやる会社社長の広告が出てた。このポスターハリスカンパニーという会社の社長さん、面白い生き方をされてるんだなって、ちょっと感心した。今就活したりしてる学生さんの一部には、こういうあり方も、ひょっとしたら参考になるかもしれない、と思って。

宮仕えを選択するのでなく、興味をひいたことについて、自ら会社を興してパイオニアをやったみたいな話。他にも、こういう路線で成功した、若い世代の社長の話を、以前WBSでやっていたな~、と思った。ゴーイングマイウェイ成功譚。

・しかし、私の方は、未練たらしくボリショイの画像なんぞみて、ドミトリチェンコのアブデラーマンって、タランダに一番近いかも、なんて思ってた所。この件から心が離れてない。

去年の日本公演で、このキャストで見なかったことを、後悔。(バラノフのアブデラーマンで見た。彼はクール・ガイ、かな?ドミトリの方は熱く、かつ強引な求愛が、計ったように台本どおりの演技。ドミトリチェンコの好演のおかげで、タランダのアブデラーマンがいかに魅力的だったか、再認識した。タランダの演技は、台本を超えた名演だった、と。)

・こんな風に私を嘆かせてるドミトリチェンコだけど、何だか当のご本人は、・・・ロシアのマスコミに色々報じられてて、全くも~~~!!軽い奴って言うのか、お気楽な様子(?)、・・・。肉体派のダンサーだから、ああいうもんか?と思うけど。

私は、君のイワン雷帝を、ティボルトを見られると思って待ってたんだぞ!!と、私は彼に怒りたい。輝かしいキャリアをこんな所で、棒に振ってくれて~~~!!

総裁イクサノフが、真犯人は別にいると露TVで発言してるとかで、ツィスカリーゼを追いつめたいのかにゃ~、と思うけど。総裁が、ドミトリチェンコのダンサー生命がついえずに済むよう、なんとかしてくれる、なんて・・・、ないわよね??つい、期待。

昔と違い、ロシアの若い有望な男性は、ダンサーなんか目指さない環境に、社会が変化してるとは、だいぶ前から聞いてるので、今の時代に、取って代わる有望なソリストがそんな簡単に出てくるとも思えないし、作品を地道に学んで、段階踏んで上がってきた努力型のたたき上げが、ここでコケるのは、ちょっと、未練というか、残念で・・・。

TVドラマ「カラマーゾフの兄弟」を見ても、事実は小説より奇なりで、今週はフィクションが、いまいち自分に効いてこず。「カラマーゾフ兄弟」譚の、ボリショイでのキャストを妄想してしまった。翌日の大河ドラマに出てたオダジョーまで、ドミトリに似て見えてくるし、未練病・・。(オダジョーのファンの人、ゴメン。)

名前の挙がったバレリーナの話は、事件の真相ではない説もあるとか何とか。
ま~、ロシアですから・・・。

グリゴローヴィチも、芸術監督時代に、ダンサーのグループ間の対立に悩まされたことは伺えるけど、当時のスターたちも言いたい放題だけど、でも、あの時代にこんな事件までは起こらなかった。グリゴロは、結構悪く言われたにも関わらず。結局、当時のスターたちは、ちょっと言葉がオーバーとも思う。皆さんふつうに尊大だし。

ツィスカリーゼ、近年来日もなく、その後どうなったか知らなかったけど、ここまで書かれると、何だか、複雑な気持ち。いったいどうなっていたのやら。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追記

2013-03-08 01:33:31 | Weblog
知り合いは、7日テレ朝の番組、ワイドスクランブルで、下の記事の事件の話を見たそう。10分位。内容も興味深かったけど、割愛。

6日、NHKでこの件を最初に知った時は、仕事手に付かなくなりそうなくらいぶっとんだし、思わず書いちゃったけど。この話、ゴシップ以外にも、まだ裏とかありそうだし、真相も解明されるか分からない。また、後から話が出てくるかもね、と思ってます。

私は、ロシアのバレエ芸術と関わりたいなら、実際の関係者とは距離を置いた方がいいとは、常々思ってるので、後は静観かな。

ところで、私は朝のテレ朝、結構好きな時あって、他局が下らなくて、やんなっちゃう時の避難場所的番組。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

報道のバランス感覚

2013-03-07 09:43:37 | バレエ
外来バレエ公演のファン層なら、既にご存知と思われる、少し前に、ボリショイの上の人が襲われた件、の続報でございます。

前日は、私自身が見た、容疑者とされる青年の素顔の話を書こうと思ったのですが、
たまたま今日やってた、フジの朝のTV番組「とくダネ!」が、事件の事を、コンパクトに上手にまとめてあったので、その内容をご紹介、しようかな、と。

*3月6日昼NHK、ボリショイ襲撃事件で、ソリストのP.D.氏が、容疑者として拘束されたと短く報道。(これ見て、仰天したよ。)イワン雷帝かなにかの衣装姿の写真あり。

*同日朝日新聞、同人が、ロシアで警察の家宅捜索を受けたが、証拠は何も出なかった、との記事。

★3月7日朝フジ。
タレントの菊川れいを含む、男女4人位が交互にしゃべる形式だけど、すごく多角的に伝えられていて、一面的でなくて良かったです。皆バランス感覚に優れた的確な発言で、この???な事件を、現時点では、とても上手に総括し伝えられていることに、大変感心しました。

でも。最初見たら、タイトル「真相は「白鳥の湖」に?」と書いてあって、ちょっと笑った。ボリショイ芸術監督のフィーリン氏の顔写真の横に吹き出し、その横のバレリーナ、アンジェリーナ・ボロンツォーワさんの顔写真の横にも吹き出しで、漫画チックな図解が、不謹慎ながら、ちょっとわらっちゃうような愉快な内容。

ヴォロンツォーワ「白鳥の湖」を踊りたい。
フィーリン「お前のどこが白鳥だ」
だって。

★番組が面白かったので、詳しく解説したかったけど時間ないや。
・ロシアの警察に容疑者としてドミトリチェンコ氏が拘束され、実行犯と運転手の男性二人に金で依頼した、とされる。らしい。ただ、ドミトリ氏の方は、「こんなことまで」とかなんとかいってて、フィーリンの件で頼みはしたが、硫酸とかまでは依頼してなかったし、こんな大事までは頼んだつもりはなかったかもらしい。何かロシア語でいってたけど、私が時間なくて未確認。
(言葉不足ですいません。私の文より、フジのTVの報道のほうが、言葉の使い方が正確だった。再現できない。)
・その動機:ドミトリ氏の恋人と伝えられる(と別の媒体が報じてた)ボリショイのバレリーナ、ヴォロンツォーワさんが、フィーリン氏に「白鳥の湖」を踊りたい」と相談した所、フィーリンしが「お前のどこが白鳥だ、鏡を見ろ!」と言った。

それで愛するバレリーナのために、とかいう報じられ方。

・ただ、この背景として、「ただそれだけのことでこれほどのことが起こるものか、もっとその背景には人間関係の色々なことがあるのではないか」みたいなことが、多少の根拠を持って、番組でかたられていました。

・ヴォローンツォーワは、4年か5年前、コンクールで優勝し、その時フィーリンはダンチェンコバレエの監督で、彼女の獲得に動いたけど、彼女はそれを蹴ってボリショイにいき、しかも、のちにフィーリンと対立関係とも確執とも伝えられる関係になるニコライ・ツィスカリーゼ氏の教え子になった。

このことで、少しフィーリン氏は前々からボロンツォーワさんに恨みを持ってて冷遇してたのでは、みたいなことが、現地では報じられている、と言う内容でした。

何より、ツィスカリーゼ氏。最初にこの事件で容疑者扱いで事情聴取されたと聞いたときは、私は「ツィスカリーゼは関係ないんじゃないの?」と思っていたけど、ヴォロンツォーワの名が出たとあっては、全く無関係とは言いがたいですね。残念です。

・ドミトリチェンコ氏が、まだ裁判にもなってないこの段階で、マスコミのカメラの前でしゃべらされてるのも、私も6日別のTVで見て、変だと思ってたのですが、この番組でも出演者が「日本じゃ考えられないけど、韓国とかではああいうのあるけど、ロシアではど~なの?」と別のコメンテーターに聞いてました。

・事件は変だけど、語る人たちがしっかりしてて、安心しました。

★まだ何が確定したわけでもないけど、やはり、言われているとおり、背景にはややこしいことが、ありそうですが。

★自分に分かるのは、去年の冬のボリショイ日本公演で見た、ドミトリチェンコの「スパルタクス」の好印象で。でまちでは、純情な青年だったこと、日本の小さい男の子にサインをしてあげてる時の様子が、とりわけ印象的だったこと、バレエ団のダンサーさんたちと中が良さそうで、ちょっと兄貴分的な立ち位置の人だったこと、舞台の愛のアダージョで、妻役のバレリーナを壊れ物のように大切に扱っていて、繊細な表現だったこと、つまり、女性に対する愛は、かなりある人っぽかったこと、などがあげられます。

一方、スパルタクス第三幕の表現では、私から見ると、かなり若い純粋な人っぽい表現だったことも。本当は、第三幕のスパは、ムハメドフの演技が一番正しくて、「次におこるのは、きっと粛清!」と予感させました。ドミトリチェンコ氏のは、そこまでではなく、ただただ仲間が反目しばらばらになるのがつらそうで、「もうやめてくれ~!」というように、頭を両手で押さえて振っていて、辛そうだった。

彼はそこそこのリーダーシップは取れそうな人物だけど、本当はもう少し大人になって、純粋さや一本気だけではないものを身につけねばならないのも、リーダーの道なのだけど。

あっと脱線しましたが。
希望を感じた将来ある若者が、このような事態になってること、何が真実かはまだわからないけど、残念に思っています。
フィーリンのことも書きたかったけど、タイムアウト。

ドミトリ好きだし、心配もしてる。周りの大人がもっとしっかりしてて、こういうことにならないようにしてほしかった。
ボリショイまた来日したら、また見に行くよ、ってな事で、とりあえず。
フィーリンお大事に。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外バレエ界の話題?

2013-03-07 01:40:19 | バレエ
最初はショックだったけど、
海外某バレエ団の出来事・・・。
パーベル・・・。
こんなことで潰れるんじゃないよ!って、今は思う。
せめて事実であってほしいって言うか、はめられた、なんてことないわよ、ね????

去年の2月1日、東京文化会館の舞台の感動、そしてでまちで見た、氏の素顔。
そのうち書こうと思います。(ほんとかよ、いつもかけてない自分。)

マスコミ各社には、冷静な報道をお願いしたい所。

時間なくて書けない。とりあえず。
監督さんのお顔がいたましかった。目が治るよう祈ってます。

日本テレビに一瞬バレエ公演の舞台映像が映ったのに、録画できなかった!!!
悔しい!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空気

2013-03-06 01:13:39 | Weblog
3,4年前だったか、詩を書く青年と出会った。その時はオープンマインドな人だった。
他の人々と異なり、随分純粋な考え方をする人で、それはかなり珍しくもあり、ちょっと大丈夫かしら?と思った。

1年超後、彼は心を閉ざした懐疑的な人物に変貌していた。
私が多忙だったこともあり、あまり話をせずにお別れになってしまった。
3月に入って少しだけ余裕ができたせいか、はたまた先日見たTVの映画のせいか、この詩人の事を思い出した。

人生は、うつくしいことも、みにくいことも、いっぱいある。
でも、そう捨てたもんじゃないと、私は思う。
うつくしいものだけをみて、っていうより、いろんなものをみて、なお輝くものを見出した時に、いっそう胸に響く詩が書けたら、良いんじゃないかと思うのだけど。
詩人が、企業社会で生きていくのは、ちょっと斤量あるのかな。元気でいるだろうか。

ところで中国の大気汚染の話をニュースで見て、日本の昔の公害と同じだな~と思った。
もう忘れちゃってる人や知らない人は、中国は特別だと勘違いしてるけど。人間のやる事は似て来る。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013-03-04 00:56:45 | Weblog
日曜日。弥生賞来たりなば、春G1遠からじ。
やっぱりコディーノはこなかった。こないとは思ったけど、かわりの穴馬が思いつかず。1番人気馬は、シェイクスピアの「12夜」から馬名を取ったって言う馬。名前は良かったけど4着に沈んだ。
結局、「カミ」と冠した馬が、混戦を制して。今年のクラシックは混線みたい。

かくいう自分、2月も日曜出勤で、バレエにいけなかったけど、今後も続きそう。競馬観戦が微妙・・・。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする