懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

【祝】トリプル・アクセル成功!

2013-03-15 17:08:53 | Weblog
【祝・成功】わ~い、浅田真央選手、SPでトリプル・アクセル成功だって!

SPでは、今までやってなかったよね。
攻めの姿勢が、伝わってきます。

(無良選手も浅田選手のアクセル見て、「男は4回転!」と思って欲しい。転んでも何でも良いから、も~この際、跳んでくれ~!)

【帰ってきた問題児】
もう、ヨナだって気の毒だし、いいかげんやめればいいのに、こういうの。



「スッキリが浅田真央とキム・ヨナの写真を悪意のある使い方をして炎上中」
って、検索上位で、さっそくネットに出てしまってます。

今回は、スルーしよかと思ったけど、一応書く。

非難されてる日本テレビ「スッキリ」の問題映像、私も見に行ってみたけど、見たら、「えっ?」って感じ。な・ん・で?
もう、あのバカバカしいマスゴミ祭りは終わったと思ってたから、ビックリです。

事実なら、日本テレビさんは、なんでこういうことするのでしょうか??
ぜひ、番組関係者に聞いてみたいものです。
たしかに、こういうことすれば、視聴率はもしかして、取れるのかも???だけど、それなら根性卑しすぎるし。まるで視聴率の奴隷。別の意図なら、それもそれで。

第一、これで毎回色々言われるキムだって、ちょっとねえ。
こんな写真を使う関係者には、広い心で、「キムがいたことも成長につながった」との趣旨のコメントをしてる、浅田選手のつめの垢をせんじて飲んでほしい。↑彼女はついていけないほど優等生だと思うけど、スポーツマンシップの鏡だよね。

【採点】
別途、「今回、女子シングルの採点が、キムを含め全体的に低めなのは、男子の点が高すぎたせいもある」とか、記事が出てました。

P・チャンは、4回転の着地乱れを脚力でカバーし、3回転トゥループつけて減点防いだとか、興味深い演技だったけど、ちょっと点数高すぎるかな、とは思ってたけど。98点台は、オーバーだよね。
でも、女子に比べ、男子シングルの技術水準が高いことも事実。
帰ってきたウルトラマンならぬ、帰ってきた「盛り採点で過保護されるスケーター」。

少し前は、安藤選手が、女子で4回転できるっていう時代だったけど。
女子も、「みんなでトリプルアクセル祭り」になったら面白いのに、ってこんな意見はダメですか~?

ひとり技術が突出してる浅田選手。いっそ男子と一緒に滑るとか?

キム・ヨナは、少女スケーターのころ、蜻蛉のような透明感のある滑りを持っていた。
マスゴミの道具で振り回されるなら、片腹痛い話。

こういうことを書いて、きれいな滑りのことを別の日の日記に書くのは、とても恐縮だけど、今回は、書かずにはいられないかな。

「声なき声を聞け」という言葉に対し、「声なき声など、声ではない!」と言った戯曲のセリフがあるけれど。
今の時代は、声を上げないと、上げなかった方も悪い、ということになるから。

【叙情性】
浅田選手のSP以上に、個人的にはFSの演目が好きなので、次が楽しみです。ジャンプの成否だけに終わらず、いつもいつも指先まで繊細に美しい動きで、音楽を奏で、バレエブランの世界を氷上に現出する、浅田真央のスワンレイク。「いっそ、王子が出てきて、ホワイトアダージョになったら」と夢想するほど、想像力を刺激される、素晴らしいプログラムです。

雑音を消すほど、白の美の空間を氷上に現出してくれることでしょう。演技中、全ての瞬間の動きが美しく、かつ、音楽的でない動きがまったくない。高度に訓練された身体が紡ぐ至芸。
新しい羽の衣装も含めて、楽しみです。


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フィギュアスケート世界選手権 男子SP終了

2013-03-15 02:21:37 | Weblog
結果を知ってから見るべきか、結果を知らずに試合を見るべきか。

今回は、試合時に情報を取って、結果を承知して後から夜のTVで、余裕を持って楽しんで見た。前回の世界選手権は、NHKの実況の人が、素晴らしかったこともあり、結果を知らずに見たほうが、より堪能できた。

なお、別の試合のテレビ朝日の実況も、とても良かった。フジの男子シングルの実況の人は、この二人よりは落ちるので、今回の世選は、あまり期待してなかった。(今回は、荒川静香女史が入ったことで、実況がいまいちなのは、少しましになってはいたが。)

けれど、ケビン・レイノルズを筆頭に、ハビエル・フェルナンデス、デニス・テン、ミハル・ブレジナ、マックス・アーロンetc.etc.何人か順当に、4回転で期待の掛かる選手や、今大会好調な選手が試合を引っ張り、「やはり男子シングルは多士済々」と思わせる、目の離し難い展開となった。

自分は、放送時間全部見る気も、暇もなかったが、どこを「休憩時間」つまり、見ないで家事に集中する時間にするかと、少し困りながらTVを見た。
しょうがないので、中間のフランスのジュベール選手・アモディオ選手あたりで、手抜きな見方をした。

今年もいい試合だったけど、前回世界選手権は、これ以上に多士済々で、ここまで4回転祭りではなく、一人ひとりの工夫を凝らした表現を堪能した。そんな中、彗星のように現れた羽生選手のフリー、”神の演出した舞台”のようだった。


さて。まずは、下馬評では「大本命の一人」だった羽生選手。
午前にネットのニュースで結果だけ知ってて、「最初の4回転トーループで転倒、トリプルルッツでも手を付く」とあって、”心配してたことが現実になった、怪我とか故障抱えてるとか、あるんじゃないか”と心配した。

けれど、夜のTV番組で試合見て、安心した。これなら心配いらない、と。
⇒こっちの方が誤解だった?のかもしれないけど。

まず、試合の印象。
「パリの散歩道」素敵でした。感動しました。ジャンプはきれいな転び方(?)。いろんな意味で羽生選手らしかった。
4回転トーループ、ミスした後、スピンがキレあってきれいで、客席からため息が漏れてた。その時の手の振りが、今までより良かったので、喜んでしまった。
ルッツで手を付いた後も、すくっと立ち上がって片腕突き上げた時の笑顔、はっとするようないい笑顔をしてた。四大陸のフリーは、「囚われの人」みたいで、演技は良かったけど、あんなで愉しいんだろ~か???と、ちょっと思ったから。

そして今回の世選。試合の後になってから、報じられた記事(ちょい前にインフルエンザして、試合では膝痛)が事実なら、羽生選手は、やっぱり凄いと思った。

そして、フリーは、思ったように滑ればいいって言うか、この状況で、順位云々はこの際自分的にはどっちでもいい。彼ならば、状況なりに、一度きりの18歳の世選を、悔いのない滑りを見せてくれると、信じている。

頑張れ!Yuzu!

(からだ壊さない程度に、ね。)
少し体調不調とかあったとしても、いろいろあっても、SP見た限りでは、彼なりに、自己実現していきそうな気がしたので・・・。

NHK杯エキシを見たときに、彼はもう、一仕事やってしまった、五輪金メダルより、もっと大きなことを成し遂げてしまった、と私は思った。芸術的には、とてもレベルの高い表現だった、と思ってます。本職の芸術家でも、なかなか実現できないことを。
また、あれは聖なる一回性の舞台で、二度とない、とも。

レイノルズ選手が、チャンに勝ってくれるんじゃないかと、楽しみにしております。
チャンは悪くないんだけど、私がチャンに飽きてしまった。
チャンは、滑りはきれい。あの目ぱっちり、さえなければ・・。

ミスると試合中にへこみ、成功すると悲しい演技も嬉しそうに行う、面白系テクニシャン、ナンデス君も(優勝はないと思うけど)、楽しみです。
或いは、ダークホース、第三の男の台頭は、あるのか?!

跳べ!跳ぶのだ!無良選手!君が跳ばずに何とする!
と、無茶振りしたい。ここに出られなかった、小塚、織田、町田選手〈順不同)らの無念を思うと、つい・・・。

時間切れで、他の面白かった選手のことが書けなかった。

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