懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

阪神ジュべナイルF

2012-12-09 15:47:36 | Weblog
G1、「阪神ジュべナイルフィリーズ」、「ローブティサージュ」勝利、って、このカタカナ一回で全部覚えられたら、記憶力いい。

なんちゅー、覚えにくい名。お上品で、いい名前だと思うけど。
2着にクロフネサプライズ。

周回で、冬の寒い日の木漏れ陽の中、牝馬たちの馬体が映える。
歩いてた若い女の子(女馬)たちは、まだ大きくなくて、みな、かわいい。
どれもこれも、いい馬ばっかり。

でも、レースのゴール前のせめぎあいでは、牡馬におとらぬ迫力満点で、さすがG1。
今年は突出した1頭がいたというより、いい馬がいっぱい居るな~、と言う印象。

目の保養、2歳牝馬女王戦でした。デレデレ。


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反省会

2012-12-09 12:20:53 | Weblog
フィギュアスケート、GPファイナルについて。

録画見直して、気になったことが2点。

◆男子のチャン選手。

最初の4回転であっけなく転倒し、初見では、な~んだとがっかりしたけど、録画で見ると、踏み切りから飛翔、宙を回転してる時までは、良いジャンプに見える、着地で何もないのにあっけなく転んでる・・。

つまり、もしかして、この方、足元が万全ではない、とか?
と疑問を持ってしまった。(それとも滑っただけ?)

もしも、身体的に万全でなくなってきて、あの演技内容だったなら、見る側の感想も180度変わる。何か、体の不足をこらえながらあの出来だったなら、立派なんだけど。

(でも、私の思い過ごしかも??)

◆女子の2位のアシュリー・ワグナー選手。

調子よく勢いよく滑って、2度の痛そうな転倒。
もしかして、リンクの整備の状態の問題もあったりしないか??
こちらは逆に、そんな心配をしました。

(好きな選手ではないけど、「サムソンとデリラ」は良い映画で、曲もいいし、品はないけど色気やパワーはあるワグナー選手には、「ブラックスワン」より、こちらの方があってるし、勿体なかったです。実力なら仕方ないけど、会場のリンク状況が、もしや他会場に比べて悪い、なんて、アリ??と思って。)

何人もの選手が、アレレ?な転倒や、ジャンプミスを出してたし。
これだと、本番の「ソチ五輪」は、何があって不思議ない状態になってしまうかも??

浅田選手も氷に足を取られてる場面があったけど、上手にカバーしてたように見えて、これはキャリア実力でしょうけど、男子の4回転争いみたいにハイレベルになると、ちょっとした条件で、誤差も生じやすいかな?と思って。

だいじょぶか、ソチ?ホテルの状況が悪かったそうだし・・。

◆結果を見ると、男子はオリンピックでは、チャン選手が復調しないと、(或いはそれに取って代わる選手がでてこないと)今一つ五輪らしくならない?かも、と思った。

この所のチャン選手の不調が、何なのか分からないけど。
ただ、チャン選手の五輪での完全復活はありえるのかは、びみょ~な気も。
この選手は、1位、2位の選手に比べても、なんでもない箇所のスケーティングはきれいですけど。

◆下の記事で、羽生選手の2回目の4回転ジャンプについて、サルコーをトゥループと誤記してました。気づいた人いたらすいません。

◆高橋選手は、本人のコメントも、フリーの出来に満足してないご様子なので、しろ~との私が「1位にしては」、と不足を感じても、まあ、いいのかなと。

すかっとした演技で1位になる選手を、五輪では見たいけど。


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男子フリー

2012-12-09 01:47:59 | Weblog
フィギュアスケート、GPファイナル。

羽生選手が優勝したか、と思いました。

(優勝は高橋選手)

フリーは、SPでの下位の選手からの順で、見せ場は、後半に来るかと思ったら。

① 最初の町田選手、ジャンプとべなくなって気の毒だったけど、「火の鳥」の世界は感じさせてくれて、「休憩タイム」にできず。

②フェルナンデス選手、4回転を3回入れるという人なので、「できるのか?!」と大いに注目。でも、NHK杯も今回SPも、いまいち「フリーで、ほんとに3回完璧に降りるなんて、できるの???」と、疑問を持ちゃった出来。

で、「出来たら凄いけど、今回もやっぱ、だめかしら??」と思ってみてたら、え?見事成功!!!ど~する羽生選手?!
って、見てるこっちの方が動揺しちゃって。
「すご~~い、これでフェルナンデスは、どの位順位上がるかにゃ~」、と楽しみにしてた。けど、そんなには得点伸びず。

でも、3回完璧に降りたのは、凄!興奮した。

③小塚選手。端正な良さは変わらず。

今回は、SPの方が、よりこの人の良さ(品のある動き、格調高い作品が似合うこと)が出てたかも。4回転は決まってる時は、美しくて見とれた。今日は、ジャンプ惜しいミスも、巻き返しの成功もあったけど、ミスは実力か、フェル氏の離れ業に思わず動揺したのかは、分からない。見てる方まで、焦ったりどきどきした。ああ、フェルナンデス、試合を面白くしてくれたわね。
小塚選手は、SPもFSも、両方選曲が良かった。似合ってる。

④そして、私的にもっとも注目していた羽生選手。

2回目の4回転サルコゥが2回転になり、見てて胸が痛かったので、見る気分としては、かえって「ノートルダム・ド・パリ」の世界に入れたかも(?)。

今回は、得意のジャンプを完璧には決められず、他選手に良い出来の人も出て、苦境で頑張ってる姿そのものが、ドラマティック。

ことさらに演じようとしていなくても、その時々の「思い」が、体から発散される資質なので、自然に表現になってるような時があるみたい。

(「ノートルダム・ド・パリ」は、せむし男カジモドの、思うにまかせぬ人生の、やや悲しい話なので、・・・なんとなく氷上でベストを尽くして闘う羽生選手と、ちょっぴり重なった。)

一度は「ナルっぽくて嫌い」と書いたけど、気が変わってまた好きになった。
(おいおい)

(SP「パリの散歩道」も、気が変わって好きになれましたです。

ナルシスとは自己完結型だけど、羽生選手のは、見る側へのダイアローグになってる、と今回のは思ったし、この演目については、さらにキメキメでやりたいようにやって、場のエナジーを呼吸し吸収して、もっと大きくなっていって欲しいし、きっとそうなると思ってる。若くて吸収力があって、変化が早そうな人だと思う。これからも各方面から影響受けながら、様々に変化してゆくでしょう。「パリの散歩道」は、より洗練されていくか、人のエネルギーを吸ってオーラが強くなるか?今後どう変わるかも、楽しみ。)

この選手は、私的には見るたびに、発見や気づきをくれる、特異なフィギュアスケーター。

できれば次のオリンピックで金メダルとって欲しいなんて、せこいことかんがえちゃったけど、私的には、それ以上のことを見せてくれるかもしれない、と今日思った。

羽生選手に注目したから、見た試合だったけど、羽生選手以外の、一人ひとりの選手のよさが、それぞれ心に入ってきた。

きっと羽生選手を好きにならなかったら、一生心に留めなかったであろう、他の選手の別の良さが、それぞれ新鮮に心に刺さった。

それも、ギラギラして向上心に満ちた若い羽生選手の、開かれた眼差しあっての、気づき。
もちろん、金メダルとってくれたら嬉しいけど。天がそう欲するように、祈るだけ。

今回は、ジャンプでは前2試合にはなかった痛恨のミスもあったけど、反面、NHK杯の時、気になった点が、今回直ってきれいになったと思った。本人も言ってたし、ジャッジにも反映されてたそうだから。見るたびに、前の失敗を繰り返さず、今のベストを尽くす姿勢、尽くせる実力と気丈さに、凄いな~と思うので、やっぱり上のメダル取って欲しいと、せこい欲も出てくる。

でも、順位はどのメダルでも、羽生選手の試合から、毎度何か新しい発見とか、教えられるものがあるのは、きっとメダルの色以上の意味がある。

(羽生選手のことは、また別で機会があったら書きたいけど。)


今日は、3位以下の選手の演技は、それぞれドキドキ、はらはらで面白かった。

⑤ それが、どうよ、チャン選手。
確かにスケーティングはきれいだし、体が氷上でホップする時、鍛え抜かれた質のいい筋肉のかもし出す、特有の心地よさを感じる、までは良かったけど。
ジャンプの小さからぬミスで、「これで1位だったら、怒るよ」、と内心思った。ら、点数が伸びず、3位どまりで、よかった。

⑥ そして、トリの高橋選手も、4回転ジャンプに失敗、他にもジャンプミス。
NHK杯に比べても、ぱっとしない出来。
NHK杯は2位で、今回は1位。
採点を細かく見てないので詳細分からないが、これって、SPの出来が良かった結果???

きょうの試合は、こんな感じで、最後が、・・・ちょっと残念。

勝つなら、もっとすっきりした勝ち方だったら、もっと良かった。

高橋選手の場合、一部選手ほど、もともとの演技構成が、ジャンプ技術てんこ盛り系ではないので、これだけミスを出してると・・・・。

同じ勝つなら、NHK杯のフリー位、技術も気迫も入魂!って演技だったら、良かった。なかなか、うまくいかないものですね。
フィギュアスケートは、勝ち負けが明白な他の競技とは違うから、こ~んな日もある~さ~♪って。

(高橋選手を愛するファンの皆様、お気に障ったらごめんなさい。でも、この選手の上限は、こんなもんじゃない、とは思う。)

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浅田選手の「白鳥の湖」

2012-12-09 01:04:21 | Weblog
GPファイナル、女子フリー。

今日は、フィギュアスケートの浅田真央さんに、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の世界を垣間見せて貰いました。冒頭の曲「情景」、繊細な腕の表情、落とした視線、動きやポーズの端々に、「白鳥」2幕の世界を感じて、フィギュアを冷静に見るというより、その世界に引き込まれていました。

フィギュアだと、ほとんどの選手は、名曲「白鳥」を試合のBGMにしてるだけになるかと思ってました。

それが、今日は違って。
何度となく聴いた曲だけど、なんて美しい曲だろうと、心が震えました。
この曲のパートは、あたかも、秘密の扉が開くような、人生の特別な時間を暗示してもいて。

そして、技術。

マスコミに、直前に彼女が「腰が少し痛い」と言っていた、と出ていたし、万全ではなかったはずなのに。

表現的には、こんな風に、前回より更に良くなっているのに、ジャンプは、ほぼ決めてきて・・・。表現も技術も、両方やる方が難しいのに。

彼女は、集中すれば多少万全でなくても、出来てしまうんだなって実感しました。他の選手は崩れていたのに。久しぶりに、これぞ浅田真央、という芯の強さ、底力を見せられて、身震いしました。

タラソワコーチが見守るロシアの地で、こんな演技が出来て、本当に良かった。タラソワさんも好きなので、胸が痛む思いで見てたけど、タラソワが尊敬するチャイコフスキーの名曲に恥じぬ出来で、嬉しかったし、恩師の見る中で、今までみたいな出来では終わらせないのも、浅田選手の底力なのかも、と思いました。

前回NHK杯と同じ「優勝」でも、内容は、技術も表現も大違い。
立派な出来でロシアで優勝できて、ロシア好きの私としても、2重に嬉しかったです。
「白鳥」は、本当は難しくって、バレリーナでも本当に踊れてる人は、多くはないのですけれど。

本当は、もっとまともな感想を書きたかったのだけど、
この余韻に浸っていたかったけど、男子シングルが大変!

フェルナンデス選手が、フリーで、なんと、4回ジャンプを3回きっちり成功させてしまった!チャンがまたこけた!そして高橋選手も!!と、
イロイロと番狂わせもあったりで・・・。

男子シングル見ていて、真央さんの優勝の喜びが、数時間前の気持ちに変わりつつあるのですが、・・・。

とりあえず、心の震えた「白鳥」でした。
真央さん、優勝おめでとう!!!
フィギュアスケートのファンだけでなく、バレエファンの私の心も捉える、「白鳥の湖」でした。拍手!
(最後は泣いてしまいました。)(後半の黒鳥の回転技に模して、ターンしてステップを見せる盛り上げどころで。)

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座長公演

2012-12-07 00:41:05 | バレエ
◆ダニール・シムキンのすべて「インテンシオ」公演、私は、行けずに終わったけど、見た友人は、良かったそうです。

新しい試みの映像の方も、誉めてました。
(こういう感想を、公演中に聞いてたら、私も行ってたかも知れない・・・)

特にシムキンのファンではない人なので、心強い感想ではあります。ファンの人だと、あばたもえくぼだから。

シムキンは、若いながら優等生的なバレエダンサーで、ステージマナーに好感持ってたので、ちょっと嬉しい。

また、公演できると良いですね。

◆逆に、マリインスキー公演の「アンナ・カレーニナ」は、やはり、大方の感想と同様、
振付・演出に難と。こちらにはがっかりした様子。

ラトマンスキー振付と言えば、私は、昔の「夢の中の日本」から見てますが、今回のような大作の物語バレエは、手に余ったようです。

個人的には、振付はいまいちでも、「アンナ・カレーニナ」は、スターを起用してるし、衣装が目新しいから、振付の弱さを補えるかと思ったけど、目の肥えたお客さんは、そういう表層では、判断しないということでしょうか。

ラトマンスキー振付のマリインスキー上演では、「シンデレラ」が、誉めた人が誰も居ないので、言われて見れば、振付家レベル的には、そんなもんかも?。

ただ、今の時代は、良い作品より、振付を造ってくれることに、ダンサーたちからすれば、価値があるみたい?で、たとえ佳品でなくても、新作が欲しいダンサーたちからすれば、有難いのかしら?とも思うけど。

日本人は古典が好きと言われるけど、マニアに限っては新しい作品を好む。
ただ、目の肥えたマニアは真贋についてはシビア。

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実験刑事トトリ

2012-12-03 15:48:45 | Weblog
面白い、と思ってたのに。
もう終わりって、え?短くない?もう、終わり?えええ~??

三上博史は、TVの俳優としては実に幸せな役者さんで、仕事のために自分を殺してなさげで、のびのび、自在に演じてて。

もう充分成功してる俳優だから、今更誉めても、と思ったけど、TVドラマでも、ぐっと深く、もっと面白くしてくる、そのことに、まだまだ感心。

他のドラマと違って、同じような台本でも、ただの刑事ものでも終わってないし、いい作品だと思ったんだけど、何話やったんだか、短くて、ちょっと残念。

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カメラワークと主観

2012-12-03 01:59:05 | Weblog
エスポワールシチーと聞けば、佐藤哲三ジョッキーを思い出す・・。
ヤネ代わり、直線失速。穴党に軍配。ニホンピロアワーズ&酒井騎手、♪憎まれそうなニューフェイス、お初コンビ。若い酒井騎手が、清々しい。

(1~3着馬について、G1で勝負になる馬は、もそっといい馬名をつけたらいいのに、と思った。)

★★ダートG1のTV放送にまじって、前走ジャパンカップの審議対象、直線の画像を流してた。

私は先週、これをTVで最初に見た時、片手間に家のTVで見てたこともあって、「オルフェの直線の進路が狭くなったことについて審議というけど、むしろジェンティルの方がオルフェに寄られているんじゃ、ないのかしら?」と見えた。

ところが、録画をちゃんとみたら、先に寄られたのはオルフェかな、と見えた。

(いずれにせよ、最強牡馬と馬体がぶつかってひるまず、抜かせない名牝ジェンティルの気の強さに、ボ~ッと。)
(真偽の程を云々したいわけじゃなく、家事しながらのながら族TV鑑賞の見方は、はなはだ正確ではないのかも、と思ったっていう個人的な話。)

真偽のほどは、ガチ競馬ファンが検証してくれるだろうから、自分がどうこう言うこともないけど。

★ついでに、その前日のフィギュアスケートNHK杯の男子シングル・フリーも、最初、家事の合間にながら族で見た時は、1位の選手より2位の選手の方が、主観的な印象では、少し良く見えるかも?と思ったけど、ところが、後から録画でちゃんと見たら、ああ、これはもう、技術的にも1位のが断トツ、と分かった。

いかに、ながら族の見る目が、あてにならないかってことですね~。
(競馬の方は、私の見方がいいかげんだっただけで、裁定どおり岩田:ジェンティルが一方的に悪いのかどうか、なんて私には分からないし、自分の判断することでもないけど。)

この2つの番組とも、今週、編集した映像を流していた。
で、撮り方、編集の仕方で、見る側の印象が、かなり変わるものなのだと、改めて分かった。

競馬番組は、岩田騎手のジェンティル評「(やっと彼女の本気を、見せてくれた」)、池添騎手の率直なコメントが、顔の出てる映像で聞けてよかった。特に後者、同じ言葉でも、印刷物で活字で見るのと、語る表情が見えるのとで、印象が違った。

視線を落として、「あの着差では、どうしても、それさえなければ、と思ってしまう」みたいなこといってて、なんとなく思いを理解しやすかった。池添騎手のコメントを活字で見た時は、「負けは負け」としか思わなかった。

マスメディアは、時として報じられる側の印象が不用意に悪くなる報道になる時があるけれど、それぞれの印象が不当に悪くならないように、配慮のある報道があるのが、望ましいんだなと思ったのと、

自分の見方なんて、ながら族の時は特に当てにならないと分かって・・・。

★それにしても、オルフェの本気って、・・いつか見せてくれることってあるんだろ~か?現役中に???(目の離せない馬です)

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