懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

円熟の至芸

2012-12-28 02:07:35 | Weblog
29日は、オーチャードホールのキエフ・バレエ来日公演「ジゼル」(一応新版らしい)に、行きたい所。

ここのコールドは、生き物のようにプリマと連動した動きを見せるので、それも含めて楽しみ。期待不安半々なのは、主役男女の気持ちのパートナーリング。二人ともスターで、今は実生活上のパートナーでもないし。プリマが花咲くエスコートになるかどうか。

このホールは、古典の全幕ものには、ちょ~っと狭いんだけど。
フィリピエワ、年齢的にも次に古典全幕で見られるかどうかわからないし、ここは外せない。

1月の公演も行きたいけど、日程的に微妙。だから12月の方は、押さえておきたい。

数年前の12月、バレエ公演日に彼氏が会いたいと急に言ってきて、で、どちらを優先するか迷った、それでバレエを優先(・・・)したら、公演の出来は外れだった。運命なんて、そんなもんかなって。公演って、当たり外れがあって、ふたを開けてみないと分からない。

(友人は、彼と一緒に行けばいいのに、というが、バレエって嗜好があって、ピンと来ない人には圏外みたい。演劇を一緒に見に行ったことはあるけど、バレエは、ちょっと・・・誘う気にもなれないし。奥様同伴の友人を見たことあるけど、そのうちまた夫婦じゃなく、一人で来るようになってた。凄く好きな人には面白いんだけど、2,3回見たら、もういいよ、って人もいるジャンル。)

公演の良し悪しは、賭け、賭博みたいなものだけど。今回は、とりあえず見る前は待ち遠しい。


話変わるけど、こないだのフィギュアスケート全日本選手権、おまけのアイスショーのアンコールで、羽生選手が滑った演目「ロミオとジュリエット」。

あそこで、あんな激アツをやられてしまうと・・・・、
せっかくフリーの「ノートルダム・ド・パリ」の、静かな美しさの世界を、しばらく忘れたくなかったのに・・・。

やっぱり「ロミオ」が一番好き、ってな気持ちに変わってしまいました。

炎!
内にマグマのような塊を抱えて,疾走するロミオ。
見ているだけで,こちらの身体まで熱くなってくる。
こういう演技が出来る人なんだな~と思って。

こういう炎のような演じ方、
ぱっと思いつく所で、ボリショイの昔のダンサーの2,3人、こういう演技の人がいた。
エキシビションやアイスショーは、羽生選手のジャンパーとは別の才、美に感じる心や、アーティスティックな面を全開させられる場に、なっていると思った。

浅田真央選手の「白鳥の湖」。
自分が白鳥中毒なので、いつもミーハーモード全開で楽しく見てます。
もはや冷静な目で見られなくて。「白鳥」という選択はズルい。はまる。

お客さんにも受けてたし。あれは、浅田選手だからなのか?それとも「白鳥」は、やっぱり、日本人に人気があるということなのか?両方かしら?

この位トレーニングを積んでる身体でないと、見れない演目。
彼女にしかできないというか、もっと訓練が半端だと、見苦しくなりそうな振付。

試合の技術としては、やれジャンプが飛べるとか飛べないとか、何回転の予定がシングルになったとか、競技選手って、大変だな~と思うけど。自分は割りと満足。

ジャンプ以外の、作品の表現、音楽性、全身をくまなく美しく操ること、そういう面では、毎度いけてるし、腕の表情とか、回を重ねるごとに良くなってると思って、いつもわくわくして見てる。


後半で、腰を左右に振る振りがあるけど、もしかして、あれで腰痛くなったかしら?って推測して、もしもそうなら、もう少し、振り方を弱めにしてもいいのかも(??)、って思ったけど。余計なお世話かな。

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