スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

武器ビジネス

2016年07月02日 | 雑感
この世に ≪ 武器よさらば ≫ なんてありえないのでしょうか。  

『武器ビジネス』(上下巻) は、イラク・ルワンダ・コンゴ・ソマリア・リビア・イスラエルなどの悲惨な戦争が、いかに世界の
軍事会社と死の商人の恰好なターゲットに成りえたか、記録文書・公文書等を元にした衝撃のノンフィクションだ。


        
アンドルー・ファインスタインが書いた本。    悪名高き武器商人ヴィクトリー・バラト  アメリカのアフガンへの武器供与
サブタイトル~マネーと戦争の「最前線」  をモデルとしたニコラス・ケイジ主演作品。 を描いたトム・ハンクス主演作品。

本で紹介されていた映画 DVD 二本、「ゲオ」 で早速レンタルし観てみました。 

≪ ロード・オブ・ウオー ≫ では、旧ソ連払い下げの輸送機を使って紛争地域に武器を空輸し荒稼ぎ
                をする悪名高き武器商人の生涯を描く。 

           
『 平和は大損害をもたらす 』 との戦争を食い物にする死の商人の言葉。 映画とはいえゾッとする。

最後はこんなプロローグ(字幕)で結ばれていた。
< 最大の武器供与国は米・英・露・仏・中国。 この五カ国は国連安保理の理事国である。> と。

≪チャーリー・ウイルソンズ・ウオー≫ もしかり。対ソに対する米国のアフガニスタンへの武器供与と戦闘訓練。
                   ブーメランの如くあの <9.11> に繋がる、愚かとか言いようがない大国。


≪世界各国の軍事費最新データ≫ 
2015年の世界全体における軍事費総額は1兆6760億米ドルだそうですよ。

過去1000年の戦争勃発地域ビジュアル 
<これ、当ブログで幾度載せただろうか。 BGMのワーグナー曲「ワルキューレの騎行」が空しく響く>