スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

戦争勃発地域・ビジュアル

2014年11月08日 | 雑感
ワーグナーを調べていたら こんなのが見つかりました。
これは過去1000年間の地球上で勃発した戦争(地域)をビジュアル化したものだそうです。
                                             (ユーチューブより)
いかに戦争が止めどもなく起こっていることかがよくわかります。
しかもだんだん増えている。

BGMに ワーグナー作曲 ≪ ワルキューレの騎行 ≫ が流れている。  

過去1000年の戦争勃発地域ビジュアル(クリックしてみて下さい)

これをみると戦争の合間を潜って平和を求めるしかないのかなぁ、、なんて感じざるを得ません。

人間に欲がある限り、否 人間が地球上にいる限り、平和は来ない。 そんな悲しい気持ちになりますね。


ワーグナー

2014年11月08日 | 雑感
ワーグナーを聴きはじめたいと思い、その伝記と数人のワーグナー批評を読んでみた。

調べてから聴くか 聴いてから調べるか いつもバラバラな聴き方なのですが、今回は後者のやり方で。

その人物たるや、、、詩人・思想家・哲学者・音楽家・作曲家はまだよい。
浪費・賭博・借金・放浪癖・自己陶酔・ヒステリー・虚言癖・精神分裂、、と続き、反ユダヤ主義者でもあり、
あのナチスのヒットラーが心酔したことでも知られる。


     

伝記を読んだかぎりでも、その贅沢癖から借金に追われ1839年パリへ夜逃げ転々とし同64年にもウイーンを
夜逃げしたという話もあるほどだ。   革命運動にものめり込み亡命までもしている。

パリのどん底を味わったワーグナーは、フランス・ロスチャイルドに代表される
ユダヤ金融資本の繁栄は全ての社会悪の根源であるかのように映り、反ユダヤ主義が芽生えたようだ。


かのナポレオンだってフランスの貧困をユダヤ人による搾取に求めていたし、ユダヤ人であったマルクスさえユダヤ金融資本
をそのやり玉にあげていたように、貧困やその時の立場で、人間って変わるようです。 悲しい動物ですね。

しかしその反面、このワーグナーには熱狂的な支持者もおり、ワグネリアンたる言葉も生れている。

ワーグナーの音楽には、人々を好悪いずれかに分裂させる魔力ががあるといわれる。
ちなみに、少し前まで聴いていたブラースは反ワーグナー派と言われ、マーラーや詩人ボードレールはワグネリアンだという。

さてどっちに転ぶか聴いてみようじゃないか、、とまた変な闘争心・好奇心・猜疑心?が芽生えた。

大いなる矛盾をもつ男・ワーグナー! 自分も人間もみな、その矛盾を多かれ少なかれ抱えているようだ。