Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

切り口

2010-08-11 20:00:00 | ロンドン

別れの時が、刻一刻と近づいている。

身の回りは大混乱である。

ふと、中島みゆきの「別れうた」の一節が浮かんだ。

別れはいつもついてくる

幸せの後ろをついてくる

流石、中島みゆき、上手いねぇ、

と感心しながらも、

あれ?何かが違わない?

そう、これって切り口が違うだけじゃない。

幸せ→別れ→幸せ→別れ→幸せ→別れという連続運動において、

「別れ→幸せ」の間を切るから中島の歌詞になるのであって

幸せはいつもついてくる

別れの後ろをついてくる

でもいいんじゃない?

究極のOptimistの私は、しばらく「幸せうた」を歌うことにする。

どんなメロディつけようかな。

(で、「365歩のマーチ」が頭に浮かんでいる私は、相当単純で(「幸せは~♪」)音楽センスに欠けている-M先生、私を見捨てないで!!)


驚嘆!ボリショイバレエ@ロイヤルオペラハウス、ロンドン

2010-08-06 23:30:00 | バレエ

来期のオペラチケットの交換が必要なので、ロイヤルオペラハウスへ行かなくては、と思っていたところ、今日の公演がボリショイバレエだという。バレエは全く分からない私だが(他が分かるわけではないが)、それでもボリショイバレエが有名なことくらいは知っている(=何も知らないに等しい)。

チケットは勿論完売。チケットセンターに連絡すると、「当日券は会場に並んでいただきます」-え、いつものオペラは2時間前くらいまでネットで買えるのに?

ま、いつもオペラの当日券は意外と出るように見受けられるので(並んだことはないが)、他の用事を済ませつつ、オペラハウスまで運動がてら歩いていった。当日券の列は20名くらいか。

ところが、1時間待っても列があまり短くならない。チケットを売りたい人から直接買っている人も居たが、本当に動かない。係りの人が来て、この辺り(私の前の人が尋ねていた)は、ギャンブルするようなものだね、と言い放って行ってしまった。

えー、そんなに可能性低いの?

でも、チケット交換もあるから、とりあえずダメと分かるまで並んでいることに。

すると、係りの人が、£90の席が1つだけありますが、どうしますか?と聞いてきた。も、勿論、買います!-どうやら、ペアの人が多く、またシングルの人は安いチケットを探していたお陰で、お鉢が回って来たらしい。

バルコニーの最前列中央左寄りの席。これを当日£90ならば文句は言えまい。ま、出来次第だが。

オペラに慣れていると、バレエの出だし、演者がまったく声を出さないことが奇妙に思える。今日は「ドン・キホーテ」。といっても、バレエ上の主役は彼ではないが-とりあえず最初彼が舞台に現れる。その手つきの芸術的なこと。声を出せない代わりに、手が雄弁に語る。いや、なんとも妖艶なその動きを観ていると、思わず真似をしてみたくなる。

主役はKitriがNatalia Osipova(ナタリア・オシポワ)、BasilがIvan Vasiliev(イワン・ワシリエフ)。このプリンシパル2人が抜群に上手い。この2人の日(今日と日曜日)のチケットが完売、ということのようだ。この2人が上手いということは素人目にも明らかなのだが、バレエは本当にわからないので、他の人になると、ちょっと眠気が。。。

それにしてもワシリエフの滞空時間の長さよ。ナタリアも、良く回る。月並みだが、こうして笑って踊るために、彼らは一体どれだけの努力をしたのだろう。幾ら、才能に恵まれたとはいえ(それでも、彼らも完璧ではないのだ-プリンシパルになったばかりという若い彼ら、益々の発展を祈念したい)。

ロイヤルオペラハウスでのカーテンコールは初めて見た(普段は皆結構諦めが良い)。2回目、3回目はワシリエフはサービスで、中からジャンプしながら登場し客席からの更なる喝采を浴びていた。

結構なものを拝見いたしました。£90の価値、充分にありました。ありがとう。


マラ4&マラ5 by ゲルギエフ@ロイヤルアルバートホール、ロンドン

2010-08-05 23:30:00 | コンサート

今日のプロムスはゲルギエフ指揮、World Orchestra for Peaceの演奏で、マラ4とマラ5。

マラ4は、オケで弾いたことがあるので、馴染み深い。音楽も香りなどと同じで、その曲を聴いていた頃のことがたちどころに思い出されたりする。

マラ4はとても穏やかで、まるで幸せな家庭を曲にしたようだと思う。こんな風な平穏な人生を送れたらどんなにか幸せだろう。

ソプラノはカミラ・ティリング。私の中でマラ4のソプラノは、透明な、節回しのない声なので、ちょっとイメージと合わなかった。でも、これだけ広い会場に声を届かせるのは凄い。

そして、今日本当に素晴らしかったのはマラ5。最初のトランペットで完全に参ってしまった。トランペット、上手い!ロイヤルアルバートホールの音響はほめられたものではないが、金管だからか、他の楽器に比べて、音が容れ物に負けないのだろうか。鋭い音から柔らかい音まで自由自在、フレージングも素敵で惚れ惚れしてしまった。

曲として4番も平穏で悪くないけれど、やっぱり5番を聴いてしまうと、より複雑になったこちらが心地よい。ウィーンに居たことの影響なのだろうが、このワルツ感もたまらない。こういうリズム感というのは、その場に住んだら体得できるのだろうか-ウィーンへ行きたい気分だ。

第4楽章といえば、ヴィスコンティの「ベニスに死す」。この曲とあの少し濁った色のベニスの海は完全にオーバーラップする-ヴィスコンティの美的感覚の鋭さに脱帽。

トランペット、ホルン等にとどまらず、オケ全体がゲルギエフの指揮にきちんと応えた素晴らしい演奏だった。思わず友人に「素晴らしかった!」と電話をしてしまった(相手は相当迷惑だ-ごめんなさい)。

ああ、ますます9月のGustavoのマラ6が楽しみである。


簡単!美味しい!!アクアパッツァ

2010-08-03 21:00:00 | ロンドン

友人を招いてのサラダパーティを計画をしているのだが、流石にサラダだけではつまらないと思い、ぐぐって「アクアパッツァ」を見つけた。作り方が極めて簡単そう。

そこで、友人が来る前に、とりあえず予行練習をしてみた。

多少のハプニング(魚に焦げ目を付けた後に白ワインを注いだところ大爆発!)はあったものの、無事それらしいものが完成。

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一人で一尾食べられるかと、心配になったけれど、あっという間に完食。悪いけれどUKに来てこんなに美味しい魚料理をを食べたのは初めてかも(自画自賛)。

しまった、本番は明日なのに、Beginner's Luckを使い果たしてしまった??