Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

リストランテ山崎@東京・乃木坂

2008-11-30 15:39:07 | レストラン

リストランテ山崎-もう15年にもなるだろうか。雑誌「Danchu」に載っていたキャビアのパスタに憧れていたのは。

改装を果たしたというこのレストランを訪問。

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モッツァレラチーズ、トマト、ズッキーニ、烏賊とホタテをドレッシング、パルミジャーノレジャーノで頂く(写真は貝が苦手な私のためにホタテが魚-種類不明に)。モッツァレラはあまり得意でないのだけれど、トマト、ソースとあわせていただくと美味しい。

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パスタはカルボナーラ風。甘みがある-ベーコンの油のためだろうか。パスタがアルデンテ、アルデンテです(感涙)。なぜこれが出来ないLondonのイタリアン??

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連れは鰯のパスタ。こちらはあっさり目。

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メインの豚、香草マリネのグリル。メインは豚、と伺って少しがっかりモードだったのだが、香草でマリネされた外側がパリッと香ばしく、結局完食。本当に美味しい。

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デザートの前に、ティラミスとマルサラ酒に漬けたレーズンを入れたマドレーヌ。コーヒーリキュールがかなり効いている。危険!!

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ヨーグルトのシャーベットとフォンダンショコラ。ラズベリーとキャラメルソース添え。ヨーグルトはさっぱり、フォンダンショコラは美しく溶け、幸せの絶頂。

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シュガーの器も美しい。夢見心地の、土曜ランチ。


面@東京・御茶ノ水

2008-11-30 15:14:13 | レストラン

東京出張で最も嬉しいこと、それは勿論-

「美味しい食事」

に決まっている。

御茶ノ水駅から少し離れた奥まった場所にある「面」。能舞台を意識した店内には能の調べが流れている。

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美しい大根の白味噌煮。ゆずのおろし皮がかすかに香る。口に含めば、だしが体に染み渡り、「日本人でよかった」と思う瞬間が訪れる。

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小ぶりのお鮨は、食事の最後にぴったり。穴子が口の中でほろりと溶ける。

和食の唯一の難点はデザート。果物だけでは物足りない。家に帰ってハーゲンダッツアイスクリームを食べずにはいられない私であった。


今週のWilliam Curley

2008-11-23 21:06:53 | パティスリー

今週のWilliam Curleyはアソートに挑戦。

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右上から時計回りに、栗のムース、無花果のタルト、チョコレートケーキ、シュークリーム(キルシュ漬けダークチェリー入り)。私には少々クリームの量が多かったものの、栗のムースは気に入った。

さて、明日から日本出張。日本でまた美味しいものを沢山食べたい・・・でも、このとどまるところを知らない右肩上がりの体重をどうする?


ロンドン散策(ウィンドウショッピング)

2008-11-22 21:49:12 | ロンドン

お腹が空いたので、先週La Fromagerieでみた美味しそうなパンオショコラを作っているClarke'sへ。

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Hyde Parkの南側へ抜けて

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PROMS最終夜の会場であるRoyal Albert Hallを抜け

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美術館群を抜け

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勿論、Harrodsに立ち寄り、

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小腹が空いたのでRitz Londonにてスコーンをいただく。普通のクローテッドクリームとイチゴジャムだけれど美味しい。紅茶は、歯が渋でコーティングされてしまうのではないかと心配になる。

Ritzの程近くにあるJohn Lobbへ。全て受注生産、所要時間6~7ヶ月。今からでは来年の初夏の出来上がり。とても綺麗なブーツがあったけれど税込み4000£以上はちょっと考えてしまう。

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クリスティーズで来週の競売にかかるロシア芸術作品の閲覧期間だったので、覗いてみる。こういうところから一つ一つ調度品を集めてゆくのだろうか、こちらの人たちは。

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あまりに有名すぎて避けていたのだけれど、友人がフォートナム&メイソンの紅茶が一番、といっていたので最近はまっているミルクティ用にアッサムを購入。

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フォートナム&メイソンのShow Windowはクリスマス一色。

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ボンドストリートでもクリスマスデコレーションを各店競い合っている。

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憧れのパテックフィリップで、新しい時計を見つけて、思わずお店に。店員さんは親切にもカタログを下さった。

サンタさん、このカタログの品番5002をクリスマスプレゼントにお願い出来ませんか。。。?

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演奏会@ピカデリーサーカス

2008-11-21 01:16:19 | コンサート

今日は演奏会の日。

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ピカデリーサーカスにあるSt. James's Churchにて。

曲目は

ワーグナー『タンホイザー』序曲

リヒャルトシュトラウス『最後の4つの歌』

マーラー『交響曲第四番』

作曲家って、本当にすごい。タンホイザーは聴けばオペラの展開が楽しみになるような曲になっているし、Rシュトラウスはオーケストラ全体がスイングというか流れる感じがある。マーラーは美しいハーモニーやメロディに惚れ惚れしてしまう。チェロのメロディは本当に素敵。

演奏会も、全体的には良い出来だったと思う。個人的には、試験前夜に徹夜しなかったことを後悔するような感じだけれど。折角楽器も少し鳴るようになってきたし、先生を見つけて次回はリベンジ??


家具と陶器の宝庫-ウォレスコレクション

2008-11-16 21:43:27 | ロンドン

何時ものお散歩コースはマンチェスタースクエアを右折するのだが、今日は左折して、The Wallace Collectionへ。

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此処も多くの英国の美術館に違わず無料である。

入ってびっくり。そのコレクションの質の高さ。また、展示室自体も素晴らしい。天井が高く、多くの部屋では豪華なシャンデリアが輝く。驚くべき家具と陶器の質の高さ。数え切れないほどのセーブルに加えて、マイセン、青磁まで。見事な装飾のフランス製家具。その上、絵画もレンブラント、ファンダイク、ベラスケス!

思わずガイドブックを購入に走り、喫茶室にて予習?

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個人所有のコレクションに始まる美術館の素晴らしいところは、外れが少ないことだ。歴史的意義を求めてではなく、個人の趣味に基づいて集められると、趣味さえ合えば、そっくり頂きたくなる。

Parisのジャックマールアンドレ美術館を思い起こす。ただ、部屋が綺麗に改装されているので、その気になりやすい私など、自分が今この家で美術品に囲まれて住んでいるかのような気持ちになってしまう。

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ティールームがあるところも、ジャックマールアンドレと同じ。来週の週末はここで朝食を摂ってみよう。本当に此処が自分の家であるかのように思えるのではないかしら。


ミルクティ@Tea Palace

2008-11-15 20:34:08 | ロンドン

友人宅で頂いたミルクティが美味しかったからなのか、ヴァイオリンの練習をしているうちに、どうしてもミルクティが飲みたくなった。

まだ夕方5時半。今から急げばTea Palaceはやっている。ということで、出掛ける。

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7時までと言うことだけれど、6時を過ぎてもティーサロンはまだ満席。

横着者の私はティーバッグの詰め合わせを購入。

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早速、ミルクティを作る。

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この香りが欲しかったのよ。ミルクの甘さが嬉しい。これから寒い季節を迎えて、益々美味しくなることだろう。


分析癖-リッツパリで思ったこと

2008-11-15 14:59:24 | パリ

紅茶に添えられたマドレーヌで幼少時代を活き活きと思い浮かべるのがプルーストならば、リッツのクロワッサンに懐かしさを感じて、それが「何故なのか」を分析してしまうのが私であった。

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リッツのクロワッサンは生地を作った最後にきちんと水溶き卵黄を表面に塗っているのだと思う。その卵黄の焼けた香ばしい味と香りが口の中一杯に広がるのだ。懐かしい、と感じるのは、日本のパティシエがクロワッサンやパンオショコラを作る時にこれを実行しているからなのだろう。

リッツパリのキッチンで働く日本人で、前回Bar Vendomeでお目にかかった方と立ち話をする機会を得た。彼によれば、フランス人は不思議な人種で、普段はだらだらしていて少しも仕事が進んでいないように見えるけれど、なぜか最後はきっちり合わせてくる、という。知人でParisで長く仕事をした方も同じことを仰っていた。今回カラーリングにチャレンジしたリッツの美容室の仕事ぶりもそうだった。

こんな風に「フランス人」というステレオタイプはあるし、Parisに対する共通の憧憬が世界一の観光都市を生んでいるのだろう。

一方で、Parisで働いているのはParisien、Parisienneばかりでなく、世界各地からやって来た人々だ。Ritzでの案内係はオーストリア人だった。日曜日には日本人と思しき女性が、ロビーからテラスから、飾られている花の手入れをされていた。Guerlainのお気に入りの店員さんは東欧の方。人間だけを見ていると、もうそこがどこなのか言い当てるのは難しい。ParisもLondonも。それでも、ParisにはParisの匂いがあり、RitzやHermesにはそのブランドの特徴があり、それを期待して私たちはこの街を訪れ、店を利用する。アイデンティティを規定するもの、それは、一体何なのだろう。サービスや品物の質なのか。歴史なのか。あるいは伝説なのか。


チェジック(Chiswick)&リッチモンド

2008-11-15 13:58:38 | ロンドン

金曜日の夜、偶然電車に乗り合わせた会社の友人に誘われるまま、夕食、そして彼女の家にお泊りまで。

土曜日、彼女、彼女の旦那さまと3人でChiswick(どうやってこれをチェジックと読むのか?Fulham(フルム)も教えてもらうまでフルハムと読んでいた「恥ずかしい日本の私」)のMaison Blancにて朝ごはん。Maison BlancはRaymond Blanc氏という英国では有名なフランス人シェフが始めたパティスリー。

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価格帯はロンドンに比べてかなり低く抑えられているが、味はお土産を買って帰りたいほどではない。

チェジックはなかなか素敵なお店があり、危険!

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思わず、新しいバッグに合わせて茶色の手袋を購入してしまった。

さて、最寄り駅のTurnham GreenはRichmond行きのDistrict lineの停車駅でもある。そこで彼女の家をお暇して向かった先は、勿論、

『Willian Curley』

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今日はダークチェリーとチョコレートのケーキ。チョコレートはもう少しダークな方が好みではあるが、色彩的には丁度良いか。これまでのケーキのようにフルーツで味が薄まってしまうということも無く、キルシュも効いて大人の味?

Londonの中心部にこういうパティスリーが何件かあって欲しいと切に願う私である。


ローラン・デュシェーヌ(Laurant Duchene)@Paris

2008-11-13 22:26:44 | パティスリー

Ritzから、タクシーを飛ばしてローラン・デュシェーヌへ。『花の都Paris』のイメージにはあまりそぐわない13区にある。

お店に入ると、香ばしいパンの焼ける香りがする。午後3時という既にパンやケーキを購入するには遅い時間なのに、次から次へと近所の人々がやってくる。

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今回の目的は、勿論「お誕生日ケーキ」。実は前もって電話をしたのだけれど、Londonまで持ち帰りたい、と言ったら生ケーキは無理だから店に来て焼き菓子の中から選ぶように言われていたのであった。

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L'Ils-de-Franceの伝統菓子というLe Parizi - Gateaux de voyage - 日持ちする菓子。上半分がマカロナード、下半分がチョコレートケーキにグランマニエ入りオレンジマーマレードとナッツ。見た目より遥かに美味しかった。会社の同僚にも大変な人気。イギリス人、この美味しさが分かるのならば、なぜあのわけの分からないアイシングケーキで我慢できる??ちなみに、私の直後に、これを求めてやって来た人がいたけれど、私が購入したものが最後の一つだった。ごめんなさいね。

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オレンジケーキも購入。普通に素晴らしく美味しい。この後Eurostarに乗ってLondonまで帰らなければならなかったので、この他には一人用のマロンケーキを購入したのみ。お店の方からも「パンは良いの?」と念を押されたが、Hotelに戻って3日目3つ目のミルフィユを食べたかったので、お断りした(勿体無いことをした。。。)。

お会計をしようとしたら、レジ前にはすっかり列が出来ていた。近所にこんなお店があったら、夢心地だろう。