土曜日の夜、会社の友人とその旦那様と3人で、SOHOにあるMon plaisirというフランス料理のお店で食事をした。店員のほとんどがフランス人で、その独特の英語を楽しみながらの食事となった。
セットメニューの時間が終わっていたので、アラカルトで頂くことに。
最初にパンが出てきた。ライ麦30%くらいの感じ。とても美味しい。伺ってみるとDelice de Franceというチェーン店から仕入れているとのこと。え?Delice de Franceってそんなに美味しいんだ。少し大きな駅に結構入っているので、たいしたことないと思っていたけれど。。。日本にもある有名なPより美味しいように思う、と友人に言ったら、Pはもともと英国人の銀行家が始めたのだと教えてくれた。なるほど、やっぱり味より戦略だったのね、あのお店は。
前菜はSalade Mon plaisir。グリーンサラダに鴨の燻製とフォアグラが乗っていた。燻製もフォアグラもパスしたけれど、燻製の良い香りがサラダに移って美味しい。日本で頂いていたフランス料理のお店のサラダとほぼ変わらない感じ。
メインは鶉を。本当は野ウサギにしようかと思ったのだけれど、隣のテーブルの方の鶉が、あまりに美味しそうで変更。鶉一羽を丸のままグリルして、赤ワインとブラックベリーのソースで頂く。このソースが非常に美味。クローブなどの香辛料がきつすぎず、素晴らしいバランスで使われている。ところが、赤ワインのアルコールが完全に飛んでいなかったのだろう。途中で息苦しくなってしまい、泣く泣く肉だけを頂くことに。少しぱさぱさした感じの肉なので、ソースを付けたかったのだけれど、初めてご一緒する方々を前に、救急車騒ぎを起こすわけにはゆかない。
デザートはフォンダンショコラとパッションフルーツのソルベ。ソルベも素敵だったが、フォンダンショコラが素晴らしく美味しい。とても濃厚で、1/4食べたところでお腹は一杯だったのだけれど、あまりの美味しさに、残すのが勿体無く、結局完食。
最後はエスプレッソで締め。ここは、日常的に使いたい感じの飾らないフレンチ。ああ、Londonにもこういう普通のフレンチがあるのね。一人50ポンド弱。日本円にするとちょっと高いかもしれないけれど、まあ妥当かな(ってご馳走になってしまいました)。
ご一緒いただいたご夫妻は、とても知的な方々で、その上食に対する関心も高く、素晴らしく楽しいひと時を過ごさせていただいた。やっぱり食べることが好きな友達、だーい好き。まさに、mon plaisir!!