初めてFischers FritzのDinnerを体験。友人がコンサートチケットの御礼に(ですよね?)、暖炉が正面にある窓際の席を確保してくれた。
友人がシャンパンを飲めないことをすっかり忘れて、アペリティフを注文してしまった-ごめんなさい。リンゴと洋ナシから作った100%発泡性ジュース、というのだが、私には洋ナシの香りが分からない(友人は、ここまで香る、といっていたけれど)。
夜はあまりいただかないので、前菜、メイン、デザートのコースを選択。アミューズブーシュ、1品目はグリーンアスパラガス。素直に美味しい。2品目には様々なスパイス(わさびも含む)が使われていて面白かった。しかし、特にカレー風味のスープは辛味のあるスパイスも多くGive up。残念。
前菜はフォアグラだったのだけれど、胡椒入りのソースで24時間マリネしている、というので、普通のグリーンサラダをお願いした。フルーツヴィネガーを使っているのか甘みがある。また、ゴマも使われていて、コクが生まれている。野菜の中に紫蘇が混じっているような味がした。日本人には懐かしく嬉しい味だ。
メインはヒメジ。付け合せが非常に美味しかった。玉ねぎのみじん切りを甘く炒めたもの-クミンシードがアクセント-サワークリームが2層になって円柱を形作る。仕切りには大根の薄切りのようなものが使われていた。これをヒメジと合わせて頂く。ああ、幸せ。
デザートはまずカカオのソルベ、ケーキ、ホワイトチョコレートがホイップ状になったようなもの。続いてクリームブリュレ。いささか量が多く半分でGive up。その上プチフールまで。フルーツゼリーとカヌレをいただいてみた。いずれも美味。
友人もワインが進むにつれて少し饒舌になり、サービスの方も、冗談を交えてもてなしてくださり、とても楽しいひと時を過ごすことができた。ベルリンでは変わらず一押しのレストランである。ご馳走さまでした。
(各テーブルに蝋燭が灯されとてもおしゃれ。でも、写真を撮るには少々暗すぎた)