Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

今日のFischers Fritz(何度目?)

2011-06-19 13:00:00 | ヨーロッパ

さて、今週のFischers Fritz。

私の前菜、イワナのカルパッチョ。ライムの酸味でさっぱりと。プレゼンテーションもとても素敵。

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友人のメイン、サーモン。とても美味しかったそうだけれど、私の天敵、辛味のある香辛料が入っているとかで味見も出来ず、残念!

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私のメイン。鯛の調理加減も素晴らしければ、クスクスの香辛料のバランスも素晴らしい。ただ、パクチーのような草だけは残しました。

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デザートはパッションフルーツのムース&ヘーゼルナッツクリームソース。う~ん、至福。今回も天国気分のFischers Fritz。

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友人は食後のショコラを期待していたのだけれど、ショコラはアラカルトの時に供していただけるのだとか。それを聞いて、次回はディナーでアラカルト、と息を巻いている。


Lutter & Wegner

2011-06-05 20:00:00 | ヨーロッパ
ランチをあんなにいただいたのに、夕方になってなぜかお腹が空いて来て、オーストリア料理のお店に。なかなか有名なお店らしい。壁の絵が刺激的!

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友人は飽きもせずホワイトアスパラガス。昨日の夕食も、今日のランチにもホワイトアスパラガスを選んでいたのに。どれだけ食べても食べ足りないのだろうか?

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私はリゾットを選択。実は、まったく期待していなかったのに、お魚も美味しければ、お野菜も、リゾットもとても美味しい。もう少しお昼が軽かったら、間違いなく完食できたのに。次回はもう少しお腹が空いているときに来たい。

その思いが深まったのはデザート。オーストリアの有名なデザートというKaiserschmarrenをいただいた。あまりに美味しそうで、写真に撮るのも忘れて食べ始めてしまった。出来損ないのレーズン入りパンケーキをプラムの赤ワイン煮、ラム酒風味のアイスクリームといただく。

デザートの写真撮影を言い訳に、再び連れて行ってもらおう。


今日のFischers Fritz

2011-06-05 13:00:00 | ヨーロッパ
今日は日本からの友人も加わって、いつもより少し賑やかなFischers Fritzとなった。

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友人達はこのフェンネルやデザートのミントをスキップする「牛じゃない、草は食べられない」と言って。草じゃないのに、マリアージュを考えて添えられているのに!

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ホワイトアスパラ好きの友人は、ホワイトアスパラガスのスープを注文。素晴らしく美味しそう!次回は私もこれをオーダーしよう、と心の中で誓う(といいつつ、皆に言って回っている)。

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これも友人の選択(私はいつも同じ皿を注文してしまうので。。。)。これも素晴らしく美味しそう、と言ったら、友人は「あなたは草が好きなんだね」。違う!

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こちらも友人の選択。ラグー、とあったので肉料理を想像していたのだけれど、イカ&イカスミソース。周りはバジルのソース。とても良い香りが隣に座っていた私の鼻腔もくすぐってくれる。

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前回いただいたチョコレートムース&洋梨のカラメリゼがとても美味しかったので、「チョコレートを」とお願いしたところ、出て来たのはこれ。なんと、カラメルスープの上に大量の胡椒が!これを食べたら間違いなく救急車騒ぎだった。友人が親切にもデザートを取り替えてくれて事無きを得た。

そうそう、友人達がメインに合わせて飲んだワイン、一つはブルゴーニュのような複雑で濃い白ワイン、もう一つはグリーンの香りがするようなフレッシュな白ワイン、どちらも素敵な香りだった。

今日も素晴らしいお料理と、友人達との楽しい会話で、天国気分のひととき。


ホワイトアスパラガスの季節

2011-04-17 13:30:00 | ヨーロッパ
ヨーロッパの春、といえばホワイトアスパラガス。とても素晴らしいホワイトアスパラガスをいただいた。また、写真中央のソースが、素晴らしい。モリーユ茸、トリュフの入った、香り高い贅沢なソース。二人分のソースのほとんどをいただいてしまった私。

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鱸も、身が締まって大変美味。なんといっても塩加減が素晴らしいのである。英国では絶対に味わえない。また、付け合わせのモリーユ茸の塩加減も絶妙。前日別の場所でいただいたモリーユは、ただゆでただけで水っぽく、香りも無く、まるでスポンジのようだったから、ほとんど残してしまったけれど、今日はお代わりしたいくらい。

こんなにしっかりメインをいただいたのに、美味しい食事はデザートで締めたい、なんて。

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濃厚なヴァニラアイスクリーム。子供だったら、お皿をなめても怒られるだけで済むのに。。。

アイスクリームのように私も溶けた、素敵な日曜日のランチ。


Margaux & Fischers Fritz @ ベルリン

2011-04-03 12:30:00 | ヨーロッパ
今回のベルリン滞在では、MargauxとFischers Fritzを訪ねた。

Margauxは今回が初めて。土曜日はお休みとガイドブックに書いてあったのでこれまで一度もTryしたことがなかったのだけれど、ウェブサイトを確認したら、土曜日も営業しているとのことで、Dinnerに伺った。

6皿のコースをチョイス(それでも小さなコースなのである)。友人は、全てのお皿に合わせたワインもオーダー。私は香りだけ分けていただいたが、香りだけでも、それぞれのワインの特徴が出ていて、十分楽しむことができた。ドイツワイン4にイタリアワイン2。

野菜をふんだんに使い、またバターなども極力使わない軽い料理とのこと。野菜のみのコースもあったが、魚/肉を含むコースも、野菜がふんだんに使われ、地元「すぎもと」の料理を思い出すような皿も。夜いただくのにはちょうど良い。ただ、この科学実験室的料理は、流行なのかもしれないが、食の楽しみを倍加するのか、そうではないのか、少々疑問にも思う。

コースが始まる前に突き出しなども出て、計約4時間の長丁場。ただ、この日のベルリンは気温が25度近くまで上がり夜遅く、中庭に通じるドアを開けて食事をしても、桜の季節の空気の香り、というのだろうか、とても心地よかった。

日曜日のランチはFischers Fritzで。朝食を食べて間がなかったので、友人はメインコースのみ、私はメインとデザートの2皿(それでもデザートは抜けない私)。

結局、いつもと同じ料理を注文してしまうのだけれど、いつ食べても美味しい。その上コストパフォーマンスもすこぶるよろしい(と、今日もご馳走になっていながら。。。)


やはり、これまでのところ、ベルリンのダイニングとしてはFischers Fritzに勝る所は無いように思われる。今日も相変わらず幸せの笑顔をまき散らしてしまう、素直な私。

ベルリンを訪れる機会があれば、何はともあれFischers Fritzのランチコースを試していただきたい。


自尊心の欠如?

2011-01-21 20:30:00 | ヨーロッパ

このブログにしては珍しい話題かもしれないが、備忘録としても残しておこうと思い立った。

先日、ベルリンで買い物の途中スターバックスに立ち寄った。友人が「It's your turn」というのでオーダーを担当。会計をしようとすると、何をオーダーしたのか?と聞いているようなので、ケーキ2つと(これは目の前にあったので問題なかった)、スモールラテと・・・、といったところで、上手く聞き取れなかったのか、

「WHAT??」

とドイツ語で聞くので、繰り返し始めると、再び、

「WHAT??」

とかなり大きな声で聞いてきて一瞬たじろぐと、隣に居た友人が、

「WHAT??」

と店中に響き渡りそうな大声で、店員に向かって叫んだ。その後、冷静な声で、彼女はドイツ語がわからないのだから・・・と説明してくれているようだ。私は鳩豆状態で、そこに立ち尽くすしかなかった。結局、どちらもそれ以上怒ることもなく、その場は収まった。

席について、友人に御礼を言い(言ったと思うけれど-言っていなかったら、ごめんなさい。ありがとう。)、こうした場面では、大声でやり返すより、相手が乱暴であればあるほど、殆ど慇懃無礼に応えるのが私のやり方なのだと説明はしたものの、どの程度理解されたのか感触はつかめなかった。

昨日、何かのサイトに、怒らないことは自尊心の欠如の反映だというようなことが書かれていた。それを見たとき、この瞬間のことを思い出した。自分がどれほど「どんな相手に対しても礼儀正しく」と思っていても、相手の思考に「慇懃無礼」を理解する回路がなければ、それは単純に「なめてよい」のサインにしかならないのだろうか。良くMBAの体験談などでも、一度は本気で怒らないとなめられたまま終わる、と書いてある。ということは、友人にとっても、私の行動は、単に「自尊心の欠如」と映っていただけなのかもしれない。

文化というのは恐ろしい。「慇懃無礼」が通用しない世界で自分の怒りを伝えるには、そして「自尊心が欠如しているのではない」ことを理解してもらうには、冷静に怒鳴れる技術も身に着けなければならないのだろう。


Fischers Fritz@ベルリン

2011-01-15 20:00:00 | ヨーロッパ

初めてFischers FritzのDinnerを体験。友人がコンサートチケットの御礼に(ですよね?)、暖炉が正面にある窓際の席を確保してくれた。

友人がシャンパンを飲めないことをすっかり忘れて、アペリティフを注文してしまった-ごめんなさい。リンゴと洋ナシから作った100%発泡性ジュース、というのだが、私には洋ナシの香りが分からない(友人は、ここまで香る、といっていたけれど)。

夜はあまりいただかないので、前菜、メイン、デザートのコースを選択。アミューズブーシュ、1品目はグリーンアスパラガス。素直に美味しい。2品目には様々なスパイス(わさびも含む)が使われていて面白かった。しかし、特にカレー風味のスープは辛味のあるスパイスも多くGive up。残念。

前菜はフォアグラだったのだけれど、胡椒入りのソースで24時間マリネしている、というので、普通のグリーンサラダをお願いした。フルーツヴィネガーを使っているのか甘みがある。また、ゴマも使われていて、コクが生まれている。野菜の中に紫蘇が混じっているような味がした。日本人には懐かしく嬉しい味だ。

メインはヒメジ。付け合せが非常に美味しかった。玉ねぎのみじん切りを甘く炒めたもの-クミンシードがアクセント-サワークリームが2層になって円柱を形作る。仕切りには大根の薄切りのようなものが使われていた。これをヒメジと合わせて頂く。ああ、幸せ。

デザートはまずカカオのソルベ、ケーキ、ホワイトチョコレートがホイップ状になったようなもの。続いてクリームブリュレ。いささか量が多く半分でGive up。その上プチフールまで。フルーツゼリーとカヌレをいただいてみた。いずれも美味。

友人もワインが進むにつれて少し饒舌になり、サービスの方も、冗談を交えてもてなしてくださり、とても楽しいひと時を過ごすことができた。ベルリンでは変わらず一押しのレストランである。ご馳走さまでした。

(各テーブルに蝋燭が灯されとてもおしゃれ。でも、写真を撮るには少々暗すぎた)


ATMOS@KaDeWe、ベルリン

2010-11-27 14:00:00 | ヨーロッパ

先週末、ベルリンを訪れた際、KaDeWeというデパートへ行った。東京でいえば、日本橋高島屋の最上階に新宿伊勢丹地下食品館を併せたような、かなり熱い(危険な)デパートである。

先日、偶然友人から、ジャガールクルトのATMOSという時計の話を聞いていたのだが、この老舗デパートの時計売り場の片隅になんと、

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思っていたより、技術的というより、芸術的な感じ。とても美しい。

Wikiによれば、

Atmos is the brand name of a mechanical clock manufactured by Jaeger-LeCoultre, which does not need to be wound. It derives energy from small temperature changes and atmospheric pressure changes in the environment, and can run for years without human intervention.

だそうだ。ちなみにWiki日本語版には、スイス政府の贈答品となっている、とある。スイスに何か感謝されるようなことをすると、これがもれなくついてくる?


天国気分@ベルリン

2010-11-14 12:30:00 | ヨーロッパ

今日のベルリンはまるで9月のように穏やかな陽気。前日の夜のステーキが消化できず、朝ごはんはスキップ。昼食をいただくために、宿泊先から少し遠回りをしながら川沿いに散歩し、ベルリンでの一番のお気に入り、Fischers Fritzでランチ。

今日は友人と一緒だったので、デザートだけでこんなに沢山!

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洋ナシにプラリネソース(と思われる)。味見をさせてもらえばよかった。。。

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別皿に洋ナシのチップス(フリーズドライ?)と果肉のコンポート。

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ババ、ラム酒ではなく、花の香りのシロップにつけられ、中央部にはヨーグルトのシャーベット。

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サイドにはラズベリーのコンポートにメレンゲ。

あまりの美味しさに、今この瞬間に死んでも良い、とすら思った。一緒に食事をする人と食事の美味しさの両方に恵まれた時に死ねるなら、私としては悔いはない、と思うのだけれど(友人はこれだけでよいの?と懐疑的)。

天国気分の日曜日の午後。。。