Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

確認の訳@Le Calandre, Sarmeola di Rubano, Italy

2012-11-07 12:33:39 | レストラン

ミラノからヴェニスに向かう途中にLe Calandreというミシュランの三ツ星レストランがある。自分の一生のうち、ヴェニスへ行くことはそうはないだろう、と、ヴェニスへ行く道すがら、ランチをこのレストランで、と考えた。

予約をすると、何度も何度も確認が入る。なぜだろうーーーと思っていると、到着してわかった。

がらーーーーーん。

そう、客が私しか居ないのである。

悪いことをした。私のためだけにレストランをオープンさせるなんて。オフシーズン、なのだろうか?あるいは、だれも三ツ星でランチをたべようなどと思わないのだろうか。

すこし、心配になる。。。大丈夫か?

一人なのに、パンは丸ごと、グリッシーニなども。

アミューズをつまみながらメニューを見るが、食前酒で気が大きくなったか、結局、

「白トリュフ尽くしでお願いします」

知らないよ~、幾らになっても。

もう一つのアミューズはパスタに似せたモッツァレラ。すんごく美味。流石三ツ星。

しかし、たぶん、それで驚いてはいけなかった。白トリュフのリゾット。狂いそうだ。

メインは豚だったか?トリュフを食べた豚?とにかく、あまりの美味しさに、こんなに濃厚で大きな豚をあっという間に完食。サービスの方もびっくり。私もびっくり。

ソルベは私の苦手なコリアンダーlol。ので、パス。

デザートにも白トリュフ。フォンダンショコラにヴァニラアイスクリーム。

今に私の身体が白トリュフの香りを発するであろう。。。

ハーブティを頂いて。

化粧室で身支度を済ませたら、ヴェニスにGO!

これで170ユーロしなかった。200ユーロ置いて来たけれど、もすこし置いて来るべきだったかも。

本当に驚くほど美味しかった。流石三ツ星。今年一番の食事。。。(と2014年から振り返って書いている)


すぎもと-ディナー@静岡

2010-12-30 19:00:00 | レストラン

大学院時代の友人とすぎもとで久しぶりのディナー。

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つきだしは野菜のピクルス。私には少し刺激が強いが。。。

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鯖をごく低温で調理したもの。フランボワーズのソースの香りが素晴らしかった。

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フォアグラの粕漬け。フォアグラの甘みが増して、これはお酒が飲める方にはいい肴になること請け合い。

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鱸と茎ブロッコリー、清峰オレンジ。このオレンジが皮も焼いた実も甘みが増して極めて美味。

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ジビエを、とお願いしたところメインはカルガモ。シェフは、ジビエをフレッシュな状態で出す方がお好きだとのこと。確かに臭みはなく、ジビエ独特の赤身と少し内臓系の中間のような深みのある肉の味。これが食べたくてジビエを注文したのだ-と満足。

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デザートは「よこすかしろ」というサトウキビの栽培北限といわれる掛川よこすか地区のさとうきびからとられた砂糖を使ったケーキと次郎柿のシャーベット。

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プチフールはマシュマロ、小豆(?)のケーキ、オレンジ(?)のゼリー。

久方ぶりの再会に、4時間も長居してしまった。食事も美味しく、会話も楽しく、素晴らしい時間だった。


すぎもと-ランチ@静岡

2010-12-29 12:30:00 | レストラン

5月に伺って非常に印象に残ったレストラン、すぎもと。今回も家族とランチに伺った。

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にんじんのスープ。にんじんだけで作られた、ということだが非常に甘みがあってびっくり。また、土の中で育った野菜の旨味がぎっしり。

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虹鱒の前菜。様々な野菜がピクルス(どちらかというと和の漬物)にされている。

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メインは鶏。様々な野菜が美味しい。

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黒糖のムースと本山茶のアイスクリーム。

以上で2100円と脅威のコストパフォーマンス。明日のディナーが楽しみである。


ロドラント@銀座

2010-12-27 18:30:00 | レストラン

友人ご夫妻と銀座ロドラントにてディナー。

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アミューズブーシュ。和を感じる器も美しい。

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胡椒がダメな私のための特別メニュー。卵&トリュフ。シェフには大変お世話になった。

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鯖。脂がのって大変に美味。

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サツマイモのスープ。こうした甘いスープが大好きな私の頬は緩みっぱなし。

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メインはステーキ。

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デザートは柿とカルバドスのゼリー&フロマージュブラン。柿はあまり得意ではないのだけれど、カルバドスのゼリーが非常に美味。

残念ながらその後の予定のため、ここで退席。フレッシュハーブティも大変に美味しかったので、もっとゆっくりしたかったのだが-もし、次回があれば、もっとゆっくり伺いたい。


Chez Olivier@市ヶ谷

2010-12-27 12:08:00 | レストラン

高校時代の友人と市ヶ谷にあるChez Olivierへ。

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胡椒アレルギーのため、メニューにないグリーンサラダ、トリュフ添え。先日ロオジエで食べ損ねたサラダを思い出してちょっと嬉しい。

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メインはこれまた胡椒アレルギーのため、それに対応いただける牛肉のステーキ。

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デザートはフォンダンショコラとヴァニラアイスクリーム。黄金のコンビネーション。プラスαのメニューとなってしまったため、ランチながら4300円と少々高めだが、とてもブラッスリーらしいブラッスリー。外国人のお客さんもちらほら。


ランチ@ジャンティ、静岡

2010-12-25 12:00:00 | レストラン

大学時代の友人とジャンティにてランチ。

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前菜は根セロリのスープとアボカド&マッシュルーム。根セロリをいただくとフレンチ、という感じがする。

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北海道産チーズを生と加熱した形で。

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牡蠣がダメな私は魚に。

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メインは牛肉。

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デザート。意外と星型のシンプルなクッキーが印象に残った。

学生時代の友人との楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。学生時代は同じ環境を共有していた友人が、今は異なる環境に居る-友人の話は、自分の中にはない価値観を提示してくれ、友人の存在を改めてありがたく思った。


ロオジエ-改装前おそらく最後の@東京

2010-12-23 12:00:00 | レストラン

ヒースロー空港及びヨーロッパ中の空港の混乱が報じられ、どうなることかと思ったが、やはりLucky me、結局定時にBA0005便はNRTに到着した。

これもロオジエに間に合わなかった場合、クルージングに間に合わなかった場合とPlan B、Plan Cを立てておいたからか。

さて、ロオジエ、今回はクリスマスランチである。まずは紅玉のノンアルコールカクテルをいただいた。真空調理を用いて美しい色と味を引き出したとのこと。

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まずはサーモン。下のピンクがサーモンムース、黒いのがイカ墨リゾット、その上に鶉の卵のポーチドエッグ、キャビア。

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次いでテリーヌとフォアグラ。崩してしまうのが勿体無いし、崩すのが難しかった。

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高級ブイヤベース?甲殻類のうまみがぎっしり。

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こちらは魚で鯛。ワインソースが美味。

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肉は鴨とシカのパイ包み。サラダが美味しそう。。。

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この日のデザートはデザートワゴンにいくつものクリスマスケーキ(8種だったか?)。欲張りすぎてしまったので映像はなし(恥)。

今日も素晴らしい時間をありがとう。。。


Murano@ロンドン

2010-12-02 18:30:00 | レストラン

同僚から、どこでも好きなレストランを選んで良いよ(予算の範囲内で(笑))、と言われ、ミシュランの星付きレストランのHPをチェック-その結果選んだのがこのレストラン。本当は金曜日に、と思ったのだけれど、満席で木曜日に(木曜日も、相変わらず「そこを何とかボタン」を押した私)。

ちょっと多いかな?と思いつつ、同行者に合わせてデギュスタシオンのコースを選択。

まずは前菜

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この後にパスタ。残念ながら上手く写真がとれず。

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グラニースミス、松の実、ルッコラ、シェーブル、ジャガイモ-美味しいものが勢ぞろい。シェーブル-私にとっては神様のチーズ。

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メインディッシュ-付け合せの茸があまりに美味しい。ああ、やっぱりフレンチ(イタリアン?)は秋/冬が最高に楽しい。

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デザート-バニラとチョコレートのジェラート。このあたりはイタリアンっぽい。デザートはフレンチのこってり甘い、の方が好き。

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プチフールもしっかりいただきました。この前に、一口シャーベットも供された。私はチョコレートとフランボワーズをいただいた。フランボワーズが濃くて素晴らしく美味しかった。

お店の客層が素晴らしかった。皆、とても楽しそうに食事をしていて、相互作用でお店全体が幸せのオーラに包まれているような感じ。

ロンドンのフレンチ/イタリアンの中では今のところトップレベルに気に入ったお店となった。また是非訪問して、本当のお気に入りに数えてよいか確認したい。


Tagliolini ai fungi porucini and Affogate @ Olivomare、ロンドン

2010-10-24 23:30:00 | レストラン

このところ、同僚から友人から、みんなに尋ねて回っている。

イギリスの今の季節の食べ物って何?

同僚は言った。「これからは煮込み料理かしら」

いや、そうじゃなくて、例えば今の季節ならば茸とか栗とか、ジビエとか。

ああ、アップルパイかしら、夏はベリーね。でも、一年中あるから。

そうなのだ、この国は「大英帝国」様だからか、スーパーマーケットには一年中同じ果物が並んでいる。

季節感が恋しい私は、イタリアンレストラン(Olivomare)に連れて行ってもらった今夜、迷わずTagliolini ai fungi poruciniを注文。とても美味しかった。この季節感こそ「食の楽しみ」だ。

でも、にんにくがごろごろ入っていて、ご馳走になった上に、本人は気がついていないが、帰りには悪臭を振りまいていたことだろう。ごめんなさい。

アフォガートもとても美味しかった-思わず声が漏れてしまって(苦笑)。

大変美味しくいただきました。Mit tiefer Dankbarkeit!


美食の国、NIPPON

2010-05-25 01:00:00 | レストラン

今回の出張は盛り沢山。10日間で東京→ソウル→東京→静岡。

Hidemi Sugino。いわずと知れたパティスリー。今回も時間がないので、マダムとお話をしながらジャムを選び、友人宅へのお土産に。勿論、実家へ送ることも忘れない(後で私が食べるから)。

友人宅にて、少々遅いランチ。自家製パン、サラダ、ラタトゥイユ、クレーム・キャラメル。BAで食事を完全無視できたのも、これがあると知っていたから。ラタトゥイユは出色の出来。前回お邪魔した時は、以来、ロンドンでもサラダを作るようになった。今回はラタトゥイユを見習えるか?

ソウルについては何も言うまい。辛味が一切ダメな私にとっては、飛行機の中から辛かった(なぜ2時間のフライトなのに食事が出る?)。東京に着いた時には胃痛が。。。

東京に着くなり向かった先はL'Osier。ここがあるから生きていける。相変わらずグランメゾンにお邪魔するには乏しい体(&財布)にも関わらず、ブルーノさん、サービスの皆さんの暖かいもてなしを受ける。今回の驚きは、最後のデザートワゴンにあったソルベ。カルダモン、と聞いてちょっと警戒していたが、連れが「どうしても食べろ」とスプーンを寄越すので(グランメゾンで。。。)、おそるおそる口にすると-天才的なハーモニー。今回も脱帽。

そして。御茶ノ水の路地裏、ひっそりと佇むこのお店があったから、今の会社で働き続けることができた(?)。今回は時間がなくランチのみだったが、いつもの「銀鱈」は体と心に沁みた。

Aux Bacchanales。翌日は健康診断、というのに、夜9時にカプチーノとレモンタルトをいただく。なんて可愛らしいカプチーノ!思わず記念撮影。

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今回の驚きは、実家のある静岡のフレンチTETSUYA SUGIMOTO。日曜日のランチ、家人がぐぐって偶然見つけた。前回日本に来た時に、「野菜にこだわり」のお店が増えたな、と思っていたが、こちらは10年来そのコンセプトとか。また、ジビエもされるそうで、次回は秋冬に是非。シェフが非常に勉強している印象を受け、静岡のような小さな街にもこういう人がいるのだと、ちょっと地元を見直し、次回の帰省が楽しみになった。

胃袋大満足でロンドンに帰ってきた。飛行機の到着遅れにより、買い物ができず、帰国以来、ポッキーとハーゲンダッツアイスクリーム(バニラ)で命をつなぐ日々-。

いいのよ、ロンドンには音楽があるから。