2008年5月27日。The Royal Opera。
Tosca: Micaela Carosi
Mario Cabaradossi: Jonas Kaufmann
Baron Scarpia: Lucio Gallo
Sacrostam: Enrico Fissore
Angelotti: Kostas Smoriginas
Spoletta: Robin Leggate
Sciarrone: Darren Jeffery
Sheherd Boy: Thomas ayne
Gaoler: John Morrissery
Conductor: Antonio Pappano
Kaufmannはいかにもイタリアオペラらしいテノール(ドイツ人だけれど・・・)。今日の歌手の中では一番のお気に入りになった。
アリアは勿論のこと、オケの伴奏部分もえもいわれぬ美しいメロディが散りばめられている。プッチーニの天才を心行くまで楽しむことができた。これまで「歌に生き、愛に生き」を聴いても、それ程感動することは無かったが、やはりオペラの中で見ると、涙が出そうになる。もう少し歌が上手いと良かったけれど(あくまで辛口-女性には厳しいのかしらん?)。
オペラというのは本当に壮大で贅沢な娯楽である。危ない、危ない(いろいろな意味で)。
2008年5月26日。Wigmore hall。
Bach: Sonata No.1 in G major BWV 1027
Janacek: Pohadka
Bach: Sonata No.3 in G minor BWV 1029
Enescu: Nocturne et Saltarello
Kodaly: Sonata for Cello and Piano
Bach: Sonata No.2 in D major BWV 1028
プラハから月曜日の午後帰着すると、Londonのお天気は相変わらず冴えない。このお天気で外出を控えた人がいるのか、あのSchiffが伴奏をするというので前々から聴きたかったコンサートに空席が出ている。
レコーディングを兼ねているためか、Bachの1番は少し緊張気味か。しかし、3曲目のソナタでは、まるで空から天使が舞い降りてきて、Stevenの頭上で舞っているかのよう(Pragueで見た宗教画のせい?)。更に、アンコール2曲目のBrahms Sonata. Op38-3は、とてもエキサイティングな演奏で、素晴らしいソリスト2人による協奏とはこういうものになりえるのだという良い見本。
ボヘミアンガラスの専門店(http://www.moser-glass.com/en/)。非常に内装が美しく、美術館に来るのと同じ感じだ。グラスについて言えば、クリスタルの透明度が非常に高い。もしかしたらバカラやサンルイよりも透明度自体は高いかも、と思うくらい。ただし、やはりデザインが垢抜けないのである。ちょっとがっしりしすぎていて、脚が太い、台の部分が大きい。また手作りなので大きさが多少違う、というが、見て明らかに違うのはいかがなものかと。。。そういう素朴さが好きな方向き?マイセン等も扱っていて、日本で購入するよりは、明らかに安い。
ランチをカフカカフェのチョコレートケーキにしようか迷ったが、眺めが素晴らしいというFour Seasons HotelのレストランAllegroへ(写真は近くの橋から。しかし同様の景色が楽しめる)。窓際の席は本当に素晴らしい眺めだ。本当はテラスがよいのだけれど、満席。
ランチで一品料理を頼んだだけなのに、突き出し(ベビーポテトにベーコンとチーズソース、ジャガイモのカプチーノ風スープ。カリカリに揚げた葱が載っていたが、パプリカを振れば色彩的にも良いか)が美味。さらにパンはオリーブオイルとバターと共に供された。どれも美味しく、これだけでいいです、といいたいところ。若鶏のグリル温野菜添えは脂肪がきついがキノコソースは申し分なし。デザートはお決まりの「特注アフォガート」。アイスクリームに香り付けがされており、完璧。デザートの前にプレデセールのマンゴーのパンナコッタが出たが、少しマンゴーが生臭い。プチフールもついて、これでは完全なコース料理だ。
次回は、是非家族と訪れたい素晴らしいレストランだった。
チェコといえば、勿論チェコフィルなのだけれど、演奏会は6月まで無かったので、プラハ州立オペラを見に行った。
2008年5月24日 Nabucco。
2008年5月25日Carmen。
Nabuccoの指揮者(Prazsky Muzsky)とメゾソプラノ(Jana Sykorova)が好きだった。丁寧にきちっと指揮をするこの指揮者にはもう少し端正な曲が似合うとは思うが。メゾソプラノ歌手はこのStati Operaの看板歌手の一人らしい。唯一ブラボーが出ていた。皆同じように感じるものなのだと思う。
25日のCarmenのフランス語の台詞については「もう少しフランス語の発音を勉強しましょう」。
2階正面席で5000~6000円。Royal Operaなどと比べると、値段も違うが、学芸会に毛が生えた程度、と言ったら辛辣か。手軽にオペラを勉強するにはお薦めである。