Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ヤニック・ネゼ=セガン&ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団@ロイヤルアルバートホール、ロンドン

2010-08-21 23:30:00 | コンサート

先日、ロイヤルフェスティバルホールで指揮振りを見て気になっていた指揮者、ネゼ=セガンが主席指揮者を務めるロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団を伴ってプロムスに登場、ということで出かけた。

ワーグナーの「タンホイザー序曲」。ワーグナーはどうも聴くとハマってしまうので、ネゼ=セガンがすごいのかワーグナーがすごいのかわからないが、個人的にはかなり好きな演奏だった。ネゼ=セガンのパワーが素晴らしい。私はこのエネルギッシュ系の指揮に弱い。しかし、今日は序曲だけだから良いが、この指揮ぶりでオペラ全曲を振れるのだろうか。彼やGustavoがワーグナーを振ったらどんなことになるのだろう。ちょっと見てみたい。

後半はベートーベンの交響曲第3番。ワーグナーもそうだが、ネゼ=セガンは緩急のスピード差が非常に大きい印象。ゆっくり目な部分はかなりゆったりと、速い部分は極限まで速く演奏させるのが好きらしい。

今日のお気に入りは、オーボエのおじさま。演奏が素晴らしくて、目を向けてみたら、フランスのドビルパン元外相張りの渋いお顔。もう、すっかりファンになってしまった。今度はロッテルダムまで演奏を聴きに行ってしまおうかしら。

ネゼ=セガンも今日は大分ご機嫌だったのか、オーボエのおじさまを讃え、ホルンを讃え、活躍の多かったセクションを讃え、アンコールも振り、その後、パートごとに讃え、投げキスをして帰っていった。この間のロイヤルフェスティバルホールは、ご機嫌斜めだったのかしらん。


食欲の秋@ロンドン

2010-08-21 17:00:00 | ロンドン

まだ8月の半ばを過ぎたばかりなのに、ロンドンはもう秋のような日々である。日の落ちる時間も大分早くなってきた。

涼しくなると食欲が亢進する-ロンドンの場合、暑さで食欲が減退することもないのに(即ち食欲は亢進する一方)。

というわけで朝からサラダを作って食べる。最近、アクア・パッツァを作ったときの材料-ケイパー、オリーブ、ドライトマト、アンチョビ-をドレッシングに混ぜるのがマイブーム。

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そして、お買い物の途中、ちょっと疲れたので-

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William Curleyで大好きなモンブラン。ちょっとクリームが多いかなぁ。でも、秋の定番スイーツといえばこれ。せっかく歩いてカロリーを消費したつもりになっていたけれど。。。


プロム46@ロイヤルアルバートホール、ロンドン

2010-08-21 01:00:00 | コンサート

サロネンが先日のArvo Partの交響曲第4番「ロサンゼルス」を振る、というので、Gustavoの前のLAフィル音楽監督であるサロネンということに興味を覚え行ってみた。

音楽から特別に何かを想起してほしくて曲を作るわけではない、といっていた作曲家も居たが、「ロサンゼルス」と標題が付くからにはなんらかの関係があるのだろうが-印象としては砂漠のような荒涼とした大地に日が昇る、あるいは黄昏が訪れる、といった感じで、先日訪れたロサンゼルス市街地とはちょっと違った印象。

後半はラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲。左手だけで弾いているなんて信じられない。しかし、このひどく派手な感じは、ヴィトゲンシュタインのイメージと恐ろしくかけ離れている-勿論、ヴィトゲンシュタインといっても、哲学者本人ではなくそのお兄さんだが。

しかしやはりWikiを見ると、ヴィトゲンシュタイン兄はこの曲が気に入らなかったらしい。弾けなかったから悔しいのかも、という見方もできるけれど、ヴィトゲンシュタインっぽくないことは確かだ。

最後はスクリャービン。全体的に派手な曲が多かった。ちょっと疲れたかな。