Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

5分間デート

2012-11-08 11:52:31 | Gustavo Dudamel

まるで奇跡のような夜。

演奏会の前に、花屋へ寄る。カサブランカだけでちょっと大きな花束を作ってもらう。でも、少しも高くない。ミラノの物価は安くはないけれど、少なくとも花はそんなに高くない。

オペラ第2夜。今日はレセプションもないだろうと楽屋口に向かう。「リゴレット」は良い出来だった。先に出て来たリゴレット役のルチッチ氏に「今日初めてこのオペラの題名が「マントヴァ公爵」ではなく「リゴレット」である理由が良くわかった」と話したら、とても嬉しそうにハグして下さった。お陰で彼のファンである友人へのサインも、スムースに頂くことができた。

そして、Gustavoが現れた。手に大きな花束ー私が差し入れた花束ーを持って。普通、彼は花束を共演者にあげてしまうので、とても嬉しかった。「友人達が来るから、部屋に飾ろうと思って」と。

周囲に誰もいないし、手には荷物がいっぱい。「よろしければ、ご一緒しても?」「いいですよ」

えーーーー、本当にーーーー?

彼の宿泊先はドゥオーモの近くなのだと言う。それではドゥオーモまで、ということで、のんびりとスカラ座からヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを抜ける。

ホテル(滞在型)のこと、ご友人が遊びにいらっしゃること、時計のこと(ロレックスが協賛してくれているのでロレックスを着用)など、あまり音楽とは関係のないことを話していたらあっというまにドゥオーモ。

最後に、記念撮影♪

ご一緒頂いている時はかなり平常心だったと思うけれど、ホテルに戻ったら心臓がばくばくして眠れず、友人達にスカイプしまくった。皆様(including Gustavo)、私のミーハーに付き合って下さって、本当にありがとうございました。


確認の訳@Le Calandre, Sarmeola di Rubano, Italy

2012-11-07 12:33:39 | レストラン

ミラノからヴェニスに向かう途中にLe Calandreというミシュランの三ツ星レストランがある。自分の一生のうち、ヴェニスへ行くことはそうはないだろう、と、ヴェニスへ行く道すがら、ランチをこのレストランで、と考えた。

予約をすると、何度も何度も確認が入る。なぜだろうーーーと思っていると、到着してわかった。

がらーーーーーん。

そう、客が私しか居ないのである。

悪いことをした。私のためだけにレストランをオープンさせるなんて。オフシーズン、なのだろうか?あるいは、だれも三ツ星でランチをたべようなどと思わないのだろうか。

すこし、心配になる。。。大丈夫か?

一人なのに、パンは丸ごと、グリッシーニなども。

アミューズをつまみながらメニューを見るが、食前酒で気が大きくなったか、結局、

「白トリュフ尽くしでお願いします」

知らないよ~、幾らになっても。

もう一つのアミューズはパスタに似せたモッツァレラ。すんごく美味。流石三ツ星。

しかし、たぶん、それで驚いてはいけなかった。白トリュフのリゾット。狂いそうだ。

メインは豚だったか?トリュフを食べた豚?とにかく、あまりの美味しさに、こんなに濃厚で大きな豚をあっという間に完食。サービスの方もびっくり。私もびっくり。

ソルベは私の苦手なコリアンダーlol。ので、パス。

デザートにも白トリュフ。フォンダンショコラにヴァニラアイスクリーム。

今に私の身体が白トリュフの香りを発するであろう。。。

ハーブティを頂いて。

化粧室で身支度を済ませたら、ヴェニスにGO!

これで170ユーロしなかった。200ユーロ置いて来たけれど、もすこし置いて来るべきだったかも。

本当に驚くほど美味しかった。流石三ツ星。今年一番の食事。。。(と2014年から振り返って書いている)