Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

シャテルドン

2007-07-29 22:01:45 | パリ

私が今のところ一番好きなお水はシャテルドンhttp://www.otsuka-bvrg.co.jp/products/chateldon/index.html。泡が肌理細かくて、味わい深い。日本ではなかなかのお値段なのだけれど、今回Parisで穴場を発見。

Ritzのシャテルドンは500mL10ユーロ。まあそんなところかな、という値段である。ところが、夕方行ったPark Hyatt VendomeのBarではおつまみ(なんと、おかき、キムチ味のオリーブ、ナッツというかなりPark Hyatt的なおつまみ)付き税・サ込み7ユーロであった。そして、Park Hyatt Tokyoと同じく、おつまみはお代わり自由(というと品が無いが、量が減ると新しく持ってきてくれる)。日本ではお水1本と同じくらいなのではないかしらん(ちなみに参考価格として500mL1000円、1L1800円税別とのこと)?あのあまり趣味のよくない音楽(Park Hyatt Tokyoのほうがジャズの生演奏があってずっと良い)とピンク色のガラスのグラスはいかがかと思うけれど、それでもシャテルドンおつまみ付き7ユーロはお買い得です。なお、Evianなど他のミネラルウォーター(500mL)も全て同一価格で、Park Hyatt Vendomeの価格設定には多少の疑問もありますが、シャテルドンファンとしては大歓迎!皆様もどうぞお試しあれ!


最高の幸せ

2007-07-29 21:43:09 | カフェ

今回のParis旅行の最大の目的はお買い物だったのだけれど、商品と値段を見比べて行くうちに本当に迷ってしまい、結局購入を果たすことは出来なかった。しかし、ユーロスターやホテルにお金を費やすだけの価値がこの街にはあるのである。。。

そう、食事とサービス。大好きなRitzで食事をしようと出かける。テラス席が空いているというので、テラスで。お天気も雲間にところどころ青空。時に日差しが降り注ぎ、暑くもなく寒くも無い。絶好のテラス日和。

ホテルの朝ごはんを沢山頂いていたので、あまり食べられないように思い、「サラダとデザート(それでもデザートは食べる!)にしたいのですが。。。」と言うと、「家に居るようにお好きなものを召し上がってください」なんて言われてしまい、ああ、これぞホテル、と思う。とりあえずシャテルドン(スパークリングウォーター)とミックスサラダを頼んで一休み。シャテルドンと一緒にオリーブ、ナッツ2種類が供される。ついついつまんでしまう。おつまみは塩分を含んでいるので、シャテルドンが進んで、これだけでお腹がいっぱいになりそう。サラダは、上にチーズと鶏とハム、四隅にミニトマトと鶉のゆで卵が乗っていた。チーズはセミハード。。。食べられない(ちゃんと聞けばよかった、反省)、鶏は火の通しを最小限にしているのかとても柔らかい(でもあんまり好きじゃない)。結局ハムとレタス(甘い。。。)にドレッシング(これが超美味!)をかけて、ライ麦と小麦のパンとともに頂く。

かなりお腹はいっぱいだったけれど、こんなに素敵なテラスでしかもデザートの美味しいRitzでデザートを頂かないなんてありえない。。。デザートの見本を持ってきていただくけれど、いまひとつ気持ちが動かない。すると「ミルフィーユもあります」と言われる。他の席に持っていっていた見本の中に日本ではこれもミルフィーユかな?というような、イチゴやイチゴクリームの挟まれたケーキがあったので、それかもしれない、と思いつつ、でも持ってきていただいた見本よりは食べたい感じがして、とりあえずミルフィーユ(彼の発音はミルフォイユ、確かにミルフィーユではmille-filles(千人の娘)に聞こえてしまうかも)をお願いした。その後隣の席の方がデザートを注文されると、アイスクリームやムースの見本も出てきて、あー、あちらのほうが良かったかな、なんて思いつつミルフィーユを待った。

なかなか出てこない。。。やっぱりアイスクリームに変えてもらえばよかったかなぁ、なんて思っていると、なんと出来立てのような、ストイックな色合いの(イチゴのピンク色クリームなんてとんでもない、ナッツ&キャラメルの茶色のソースが少しと、わずかにキャラメル&砂糖がけされたナッツ、パイの茶色にクリーム色のバニラクリーム、と見た目はかなり渋い)ミルフィーユがやって来たではありませんか!!パイとクリームを挟んで時間が経ってしまったものではなく、焼けたパイを冷まして、クリームを絞って、パイを乗せてクリームを絞って、パイを乗せて。。。夢にも見てしまいそうなミルフィーユ。クリームの中にはたっぷりのバニラビーンズとコアントローかグランマニエが入ってうっすらオレンジリキュール味。

エスプレッソをお願いすると「ただ今」と、こちらでは普通デザートの後にならないと飲み物が出てこないにもかかわらず、すぐに持ってきてくださった。クリームとコーヒーのハーモニー。これが楽しみたいのよ。本当に家にいて好きに食べているみたい(家でこんなデザートが出てきたら大変なことになるけれど)。これがホテルのサービスなのね。。。

美味しい食事と、緑と花に囲まれた美しいテラスを眺めていると、人生全てまでが美しく感じられてしまう(Que ma vie est belle!!)。今回は一人だけれど、いつかは素敵なパートナーや家族とここでこうして美味しい食事を頂きたいなぁ。さ、そのためにも、仕事、仕事。働かざるもの食うべからず。


ユーロスター

2007-07-29 20:58:12 | イギリス

「だって、イギリスは高いんだも~ん」を言い訳にParisに旅立った。金曜日の夜。ユーロスターは安売りの二等でちょっと狭いけれどなかなか快適。幸運にも隣の席も空いている。向かいはイギリス人老夫婦、通りを挟んだ席もイギリス人の40代後半~50代くらいのご夫婦。なんとなく、安心して旅が出来る感じがする(イメージ)。

電車が出発する。暫くすると、なんと通りを挟んだ席の一組のご夫妻がごそごそし始めた。出てくる、出てくる。ガラス製のワイングラス、陶器の器にカトラリーまで。そして勿論シャンパン。さらに赤ワイン。。。全てを見ていたわけではないけれど、鶉のゆで卵、小エビのカクテルらしきものは確認した。。。これにはビジネスファーストもかなうまい。ヨーロッパ人は楽しむことが上手いなぁと感心する。

しかし、私は新幹線っ子。この心地良い揺れを感知すると眠りがやってくる。ヨーロッパでは電車の中で寝てはいけません!なんて言われるけれど、このおじ(い)さん、おば(あ)さんに囲まれて、何が起こるはずもない。とりあえず貴重品の入ったバッグだけは抱えるようにして夢の世界へ。

もうじきユーロトンネルに入ります、20分くらい掛かります、、、という放送は聞いたような気がするけれど、その後の記憶は何も無い。目が覚めると、向かいの席のおじいさんに「そんな風に寝ていると首が変に曲がってしまうよ」と言われてしまった。この間家族とOxfordに行ったときには母に同じことを言われた。

暫くしてParisに到着。なんだかあっという間。Parisは22h30。時差が1時間あるので、もうこんな時間だ。ああ、我が最愛の街、Paris。フランス語が聞こえる。

。。。と思ったのもつかの間、帰りのユーロスター。日曜日の12時に約束があったので8時過ぎのユーロスターを予約した。昨日は晴れ間も見えていたのに、小雨が降り始めた。30分前までにチェックインしてください、と書かれていたので慌てて行ってみると長蛇の列。慣れっこになりつつある私は、これ幸いと、昨日購入できなかったフランス語の小説とフリスク(!?)を購入するために一般のコンコースへ降りる(Paris北駅のユーロスター搭乗口は1階(日本語の2階)です)。村上春樹が見つからなかったのでパオロ・コエーリョの小説を購入。フリスクも5箱購入して必要なものは揃った。列に戻ると大分短くなっている。丁度良い按配。

パスポートコントロールは、まずはフランス出国、そして10メートルくらいゆくと英国入国の窓口がある。ここからイギリス??イギリスの担当官は、「選挙は投票したの?」なんて聞いてきた。もう時間が無いんだけれど。。。「住民票抜いちゃったから投票できないの(大使館へ行って手続きをすれば比例代表の投票は出来るらしいが、Weekdayに大使館へ行く時間もなくそのままになっている)。でも結果は楽しみにしている」と、とりあえず答えると納得した様子。確かに昨日ホテルで見たEuronewsでも日本の選挙については取り上げられていた。どうなるのだろう。

「急いでくださ~い。」ユーロスターの職員が叫んでいる。ま、でも後ろにまだ人が居るし、とゆうゆう歩く私。あー、どんどん図太くなっている。

時間が早いだけあって電車は比較的空いている。今度は若い人が多い。でも、皆ゲームをしたり、寝たり。。。後ろではSonyのCybershotを使っている音がする(私のと同じなんだもの)。隣の若者は携帯用のPlaystation(PSP)で遊んでいる(うるさいぞ、音を出すな!!)。さすが技術大国日本(大好きな(スペックより見た目の?)Sony!!)。

また何度か気を失っているうちに、Waterlooに到着。11月14日からはKing's Cross駅がユーロスターの発着駅になるらしい。それぞれの都市への所要時間が約30分短くなるとあって、ますます便利になる。あー、我が最愛の街Paris、また行くからね。


フランス語で読む村上春樹

2007-07-29 20:09:30 | 読書

先日リヨンに行った際、村上春樹の『神の子供たちは皆踊る』のフランス語版『Apres le tremblement de terre』を購入して、会社の行き帰りなどに読んでいた。これまで、どんな本も外国語で読むことをしなかった私であるが、今回初めて日本語で読んだことの無い本を読了した。

この『神の子供・・・』は阪神淡路大震災に何らかの形で絡んだ短編からできている。それぞれ、奇妙な話ばかりなのだけれど、私のフランス語力不足ではなく(多分)、書いて欲しい、と思うことが書かれていないことに気がついた。肩透かしを食らった、とでも言うのだろうか。想像させることが村上の得意技だとよく思うのだけれど(私はいろいろと想像させられてしまう、担がれやすい読者だ)、この短編は「肝心なことを言わない」ことによって想像させることを狙っているのではないかと思われた。書くことを生業としている村上が書かないことによってお金を稼ぐ。。。?

読了できた理由の一つに、訳の上手さなのかもしれないが、生き生きとした日常のフランス語会話が、そのまま伝わってくる感じがしたことも挙げられよう。更に小説の中に出てきたカエルが知人のフランス人にそっくりに感じられたことも、面白みを増してくれた。「Mais bien-sure, mais bien-sure」(maisを短く切る感じで)という何気ない言葉に、誰とは言わないけれど知人の顔を思い出して、電車の中にもかかわらず笑ってしまった(誰か分かっても絶対本人には言わないように!しるぶぷれ)。


会社のカフェテリア

2007-07-29 19:42:55 | イギリス

イギリスに来て、レストランの食事が美味しいと思ったこと、あるいは値段と味が釣り合っている、と思ったことはただ一度、Windsorのタイ料理のお店へ行ったときだけである。しかし、会社のカフェテリアはなかなかどうして。ベルギーの方は「高い」と仰るけれど、確かに会社の中のカフェテリアとしては高いかも知れないけれど、どう食べても4£にはならないのだから、まあこんなものではないのかしら?

先週一番美味しかったのは、リゾット。ベジタリアンメニューと聞いていたけれど、チーズのコクがあって、思わずお代わり!といいたくなるような美味しさでした。また、ポテトは何時も美味しく、ついつい食べ過ぎてしまいます。金曜日は、いけないと分かっていたのに油ぎとぎとのフライドポテトを出されただけ全部食べてしまい、夕方まで何も食べられませんでした(これが普通なのかもしれませんが、2時間おきに甘いものが食べたくなる私としては、少々異常)。

来週は、どんなメニューかしらん。サラダバーも、クスクスや豆のサラダがあって、少しもダイエットにはならないけれど(しかもドレッシングが美味しいのでこれを必要以上にかけてしまうので。。。)、体には十分栄養補給が出来ていると思われる今日この頃です。


新しい仕事

2007-07-21 09:29:24 | イギリス

英国に来て、これはビジネスになるんじゃないか、と思ったことがいくつかある。

1.(日本→英国)衣料品店の開店:ユニ○○のような安くて(その値段に合った)質の良い衣料品店を開くことは、かなり本気で何とかなるのではないかと思うのだが。ロンドンに出来たユニ○○の業績はどうなっているのだろう?海を挟んだ隣国フランスでもかなり値段と質の見合った普段着が多く売られているのに、英国はなぜ。。。レストランと一緒?

2.(英国→日本)クリ・・・のドーナツを日本でもっと普及させる:これは冗談。クリ・・・の戦略だろうから。でも、あの商法は利益を最大化しているのだろうか?

3.(日本→英国)Windsorでケーキ屋開店:昨日言及したような素晴らしいパティシエの方のお店はロンドンでないと成り立たないと思うが(おそらくこちらで作るとコストがケーキ1つ2000円は下らないと思われる)、昨日作ったカトルカールのようなシンプルケーキのお店ならば、このWindsorでもやってゆける?

昨日のカトルカールを食しました。う~ん、美味しい。このきめの細かい食感は、お店のケーキでもなかなか無いよ、と相変わらず自画自賛(証人が居ないのが残念だ)。それにしても、英国に来たら体型が変わる、と冗談で言っていたのが少しも冗談ではなくなりつつある今日この頃である。さて、新しい仕事でも始めて少し痩せようか?

追伸:昨日私のHERMES靴をお釈迦にした雨があちらこちらで被害をもたらしているよう。先週の土曜日に訪れたStratford-upon-avonは水浸しだ。


自画自賛

2007-07-21 00:43:31 | イギリス

昨夜は、同僚がdinnerに招待してくれた。同僚の旦那様特製ラザニアだった。パスタ大好きの私は、思わずお腹が蛙になってしまうほど頂いた。その時に、その旦那様のお誕生日が8月17日と伺ったので、それではお誕生日には御礼にケーキを焼きましょう、なんて大風呂敷(私にしては)を広げてきてしまった。

こちらに来てまだオーブンを使ったことがない(なんて、自分の家のオーブンだって3年住んで1度しか使っていない)。それに第一、知り合いの超有名パティシエの方が、イギリスは良い材料が揃わないから美味しいケーキを作ることはできない、と仰っていらしたことを思い出した。彼が出来ないのに、私にできるはずはない。確かに先日家族が買ってきた卵は黄身が小さく色も薄く(色と栄養価には関係がないとは聞いているけれど、決して美味しそうには見えない)、これはダメだ、と思っていたのだった。

でも、約束は約束。先日同僚(男性)がお嬢さんとマフィンを焼いた、と聞いて、自分も何か作りたくなってプリントアウトしておいたカトルカールのレシピを取り出し、必要な材料を道具類も含めて仕事帰りにTESCOで購入。ハンドミキサーや計量器も結構安かった(って本来幾らぐらいなのか見当もつかないが)。一方、篩はザルに取手がついたようなものしか見当たらなかった。実家で使っているような取っ手を握ると粉が篩えるようなものは専門店にでも行かないとないのだろうか。

さて、材料は揃った。竹串まで売っていたのは感動だった。準備万端、と思いきや、家に帰って計量器を取り出すと、電池は別売り、と書かれていた。やられた~!20時過ぎてはいたけれど、近所のちょっと怪しげな(?)お店へ急ぐ。ありました乾電池。はい、3.99ポンド。しかし冷静に考えてみると、3.99ポンドって、1000円超えているじゃない!

とにかく準備は整った。さて、この後は、理系の私にとっては簡単な実験みたいなもの。さくさくっと手順に沿ってケーキ作りを進める。と、難関が。。。オーブンである。使い方が分からない。説明書を取りに行く。英語だ(当たり前)。日本語ならば一目で分かることが、英語だと時間は掛かるし、自信もない。どうやら2つのレバーを回すだけでよいらしい。予熱が必要だから、と、とりあえずレバーを回す。あ、電気がついた。大丈夫だ。

と別の作業をこなし始める。と、どうも体が変な感じがする。んんん。。。オーブンから変なにおいがする。別に入れてはいけないようなものは入っていない。空焚きがいけないのかな?でも予熱はしなくちゃいけないし。。。だんだん息苦しくなり、脈が速くなる。慌てて家中の窓を開ける。一旦オーブンを止める。そうだ、換気扇を回していなかった。換気扇を回してもう一度スイッチを入れるが、やっぱりダメだ。諦めてとりあえずオーブンを止めて生地を作る作業を進めた。うーん、綺麗な生地じゃあないの。ここで作業を止めるわけには行かない。

生地が出来上がる。型に流し込み、オーブンに入れ、意を決してオーブンのスイッチを入れて、台所の窓を大きく開け、換気扇を最大に回し、台所のドアを閉めて避難。さて、どうなるか?

台所のドアはガラス戸になっているので食卓からオーブンの中が良く見える。こうしていればそれ程息苦しくもならないし、なかなかいい塩梅だ。あ、焼けてきた、焼けてきた。ドアの隙間から甘い良いにおいがしてくる。さて、そろそろ出来上がり。

息を止めてキッチンに入り、オーブンのスイッチを止め、オーブンを開け竹串を刺し、生焼けでないことを確認して、一度避難。息をしたら、網の上にケーキを取り出し、それをひっくり返し、水分でケーキがぐちゃぐちゃにならないよう、敷いていたクッキングシートを外して網の上に。うわぁ、美味しそう。オリーブオイルを使ったカトルカール、やっぱり普通のものより軽く仕上がっているみたい。上の焼けた部分がぱらぱらと剥がれたので、ちょっとつまんでみると、さくさくとした食感。やった~、成功!!

Dsc00206 明日の朝ごはんが出来た。本当は同僚にも見せたいけれど、きっと月曜日までには跡形もなくなっていることだろう。パティシエの方が仰っていらしたのは、本当に繊細なお菓子を極めたレベルに作るときのことなのだろう。一般の家庭で作る、簡単なお菓子はイギリスでも美味しく作れるようだ(って、ビギナーズラックかも)。今度はお誕生日ケーキを念頭に共立てスポンジケーキに挑戦してみようかしらん(調子に乗りすぎ?)。


Windsorの忠犬?

2007-07-20 23:34:08 | イギリス

Long walkを歩くと、犬の散歩に訪れた方と沢山すれ違う。その中でとても面白い犬を見たのでご紹介。

その犬は、真っ黒だけれど、レトリバーっぽい(フラットコーテッド・レトリバー?)。いつもテニスボールを咥えてLong walkにやって来て、どうしても笑ってしまう芸を見せてくれる。

まずは、飼い主の5~6メートル先の道脇(Long walk自体は道幅3メートル程で舗装されている)の芝生の上にテニスボールを口に咥えたまま「伏せ」をする。すると徐に自分でテニスボールをLong walkに向かって1~1.5メートル転がす(ちゃんとその辺りで止まるのもすごい)。そして、飼い主が2~3メートルに近づいたところで、そのボールを取りに行き、道路わきに戻って、ボールを口に咥えたまま、上目遣いで飼い主を見るのである。その媚びた表情といったら!

知らない人(私)には見向きもせず、ひたすら飼い主の気を引こうと一生懸命なのである(可愛い、というか、可愛くない、というか)。しかも、この行動を際限なく繰り返す(一度どこから始めてどこで止めるのか見て見たいものである)。ただ、飼い主のおば様は、いつも別のおば様とのお話に夢中になって、犬が何をしているのかなんてまるで気にかける様子もない。意外と、横目で見て、その忠犬ぶりを確認しているのかもしれないけれど。。。(怖い)。こんな犬を見ていると、私も犬を飼って、Long walkをお散歩したい気分になってしまう。


イギリスはレモンの香り?

2007-07-18 23:31:20 | イギリス

家の食洗機は楽しい。5in1という洗剤を使うと、この辺りは硬水であるはずにもかかわらずワイングラスやグラスに塩分の跡が残らない。しかしながら、大きな問題が一つあった。その酷い「臭い」である。これは経験した人でないと分からないと思うが、プラスチック系のとにかく不快な臭いがするのである。

その話を同僚にすると、「臭い消し」が売っている、と言うではないか!それは素晴らしい、英国人にとってもあの臭いは不快だったのだな、とちょっと安心しながら、早速その臭い消しを探しに出かけてみた。Waitroseには売られていなかったが、TESCOでついに発見。レモンの香りを謳ったものと普通の臭い消しと2種類が売られていた。食器ににおいを付けるなんて、と思い普通の臭い消しを購入して帰路につく。

さて、果たして臭い消しの効果や如何に!食洗機を開ける瞬間は本当に「わくわく」した。恐る恐る臭いを嗅いでみる。。。うーん、やっぱり臭いを消す、というよりは、臭いで臭いを誤魔化す、というのが正しい表現ではないか?折角レモンの香りは避けたつもりだったのに、合成レモンの香りがする。

昔日本にも○○レモン、という食器用洗剤があったけれど(今も存続しているのか知らん?)、どうもイギリスに居るとこちらの人は「レモンの香り=清潔、クリーン」という式が脳みそに刷り込まれているのではないか、と思ってしまう。普通の食器用洗剤にもレモンの香りが多いし、またそのにおいが強い。他にもレモンの香りをつけたものがあふれている。理系の私にとっては、レモンだろうと水だろうと、不要な存在は全て汚れ(=コンタミ)なのだけれど。。。007だって本当は危険の香りではなく、レモンの香りなんじゃないか、と疑い始めている今日この頃である。


クリスピークリームドーナツ

2007-07-18 23:08:05 | イギリス

新宿サザンテラスの名物、といえばクリスピークリームドーナッツ。何時も行列が出来ていて、朝5時に通っても、夜10時に通っても、何時も人が並んでいた、不思議なお店。そこまでしても食べるべきものなのかと、何時も疑問に思っていた。他人と同じことをすることがすこぶる嫌いな私は、結局それがどんな食べ物なのか体験することなく日本を離れてしまっていた。

先日、同僚が、「おやつがあるよ」と何時ものように声をかけてくれたので行ってみると、どこかで見たマーク。そう、「クリスピークリームドーナツ」だった!ああ、こんなところでお目にかかれるなんて!食べてみると、決して高級な味ではないけれど、不味くもない。どちらかといえば、ちょっと酸味のあるグレーズ(砂糖)が病みつきになりかねない味だ。「しゅくしゅく(?)」とつぶれるように口の中に消える。このために皆並んでいたのね。。。

そのクリスピークリームドーナツを、TESCOの1階(Ground floor)に発見!丁度家族が来ていたので、戴いたものと同じ「オリジナル・グレーズド」を購入して持ち帰ることにした。勿論誰も並んでいないし、夕食時だからだろうか、お店の中には、一家族のみ。お店の広さの割には巨大な機械が絶え間なくドーナツを揚げているのが見える。日本のお店にもこんな機械が置いてあるのだろうか?ちょっと食欲が失せてしまいそうだけれど。。。

妹は気に入ってくれたようだった。2時間並んでまで買いたいとは言わないだろうけれど、帰国後に送られてきたmailにも、あのドーナツがまた食べたいと書いてあった。喜んでくれたのならば、ドーナツがつぶれてしまわないようケーキを持つように箱を平らにして持ち帰った甲斐があったというもの。

こうして、美味しいものにあふれた日本では幻だったドーナツを、食に関心が高いとは思われない英国で簡単に味わうことができました。行列したくない方は、どうぞ英国へいらしてください。