ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

初詣

2008-01-04 22:59:33 | お寺・神社
春日大社に初詣に行きました

このあでやかな朱色の神殿に向かってお願いごとをするとお正月らしい晴れやかな気持ちになります
少し、黄色がかった鮮やかな赤(朱色)は人間にとって「命(太陽や炎)」を現す色だといわれています
現代と違って、色の少なかった古代、土の中の水銀が硫化して鮮やかな赤黄色になっているのを見た
人達の驚きは鮮烈だった事と思います。
この朱色を神殿に用いたのは、神さまに対する自然な気持ちでもあったのでしょう。
春日大社は10数年前、朱を塗り直していて、毎年少しずつ落ち着いた色になって来ています
こうした経年の変化を楽しみにできるのも、天然顔料の魅力。
一度、参道の灯籠に灯りが入る、夕暮れ時に参拝したいものです。。

春日大社を後にして、東大寺へ


普通のお寺では、仏像の写真撮影は禁止されています
でも大仏さまはOKなのです~
世界一の大仏さま、その寛容さもさすが世界一!
ずっと、世界中を見守っていて下さいね。
この、大仏さまと大仏殿、今でも、とても大きいのですが、創建当時の奈良時代はもっと大きかったそうです
(平安時代と戦国時代、2度戦火に遭っています)
東大寺に来る度、奈良時代の技術力、人々の心にはいつも敬服します。

再建の時、全部一から造れば早いのに、破片を拾い集め、つなぎ合わせて造っていったとか。
この作業の行程からも「物を大切にする」日本人の意識の高さが伺えます。
・・・それに比べて私を含め、現代の日本人は・・・恥ずかしい・・・

アトリエ・ラ・ヴィータ

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