ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

憧れのヨーロッパ陶磁

2008-01-06 12:13:56 | 美術館・博物館
京都国立博物館で開催中の憧れのヨーロッパ陶磁展に行ってきました



今日は、初日。そのせいかテレビや雑誌などでお顔を拝見したことのある方達のお姿も。
(紅茶、テーブルコーディネート、フラワーデザイン、お菓子、お料理などの先生方)
やはりひときわ華やかで目立ちますので、すぐわかります

西洋では中国の景徳鎮、日本の有田などをなひたすら模写し、それらを基礎にして
独特のデザイン、パターンを考え出し、今私達が目にする洋食器があります
明治維新後、「やきもの」先進国だった日本は西洋で花開いた素晴らしい陶磁器に
魅了されまだ見ぬ異国に憧れを抱く様になりました
当時輸入された物は銅版転写(印刷)された大量生産品が多く、今回の展示会でも
これらが数多く出品されています
なかには現代に受け継がれているデザインも多く、その事に驚きました
同じ印刷でも、現代の物に比べると100年前の物の方がまだ手作りの暖かみを感じます
これがアンティークの魅力なのでしょうね!
アンティークにハマる人の気持ちが少しわかるような・・・・
現代でも手描きされてるマイセン窯、ベルリン窯なども100年前の物は時間をかけて、
丁寧に仕上げている様子が伝わってきます。

新館で同時開催の若冲を愉しむも鑑賞出来きました。
今回の展示は水墨画が多く、有名な動植綵絵のような華やかさはありませんが、
若冲の魅力が充分堪能できます

アトリエ・ラ・ヴィータ