ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

少し大きなバラ

2014-12-17 17:58:12 | ポーセリン・ペインティング



約32㎝のお皿にバラを描き始めてます
縁の装飾をどうしようか?と思案中・・・

薄すぎて・・・ショックです(涙)
一度目の焼成とはいえ、」もうちょっとしっかり色を入れたい。。

このお皿、あと一枚あるので、ノリタケスタイルのバラを描こうかと思っています

ラストエンペラーの為の食器・奈良ホテル

2014-12-15 21:29:05 | 奈良公園
映画「ラストエンペラー」で知られる清朝最後の皇帝、溥儀(ふぎ)が宿泊した時に
新調された食器が奈良ホテルで公開されていました。



大倉陶園のサービスプレ-ト
興福寺・五重の塔
今と違って、猿沢池の柳・・・こんもりしてたのね・・・
一番大きく描かれてる柳、今も有るような。。



興福寺・南円堂



東大寺・大仏殿



今も変わらない・大倉のバラ(パン皿)



ノリタケのティーカップ&ソーサー
縁の金腐らし(エッチング)が見事!



カガミクリスタルのワイングラス





当時、サービスプレ-ト一枚の値段は、ホテル従業員のお給料の何倍もしたとか・・
これらの食器は今でも皇室の方々が宿泊される時使用されていて
めったに使わないグラスも多いそうですが、曇る事無く、クリアーなんだそうです


右から二人目がラストエンペラー溥儀




ホールクロックの文字盤・毎回楽しみです♪



現役のセントラルヒーティング
我が家のデロンギとは比べ物にならない程エレガント



時々鹿が居る庭



廊下に展示されている開業当時のカトラリー



普段は、桜の間に展示されている、アインシュタインが弾いたピアノ





久しぶりの奈良ホテル
歴史のロマンを感じるひとときを過ごさせて頂きました。

西洋柊

2014-12-14 21:24:11 | 日々のこと





真っ赤な実を付ける、セイヨウヒイラギ
クリスマスホーリー、イングリッシュホーリー、フランス柊などの名前で苗が売られているのですが
我が家の物は、鳥たちの置き土産♪
感謝!感謝~!

ヒヨドリかムクドリ?
クリスマスに重宝しています。

日本の柊はこの季節白い花を咲かせて・・・良い香りです。


奈良ホテル・貴賓用特別食器とグラス

2014-12-07 11:02:32 | 奈良公園


清朝最後の皇帝溥儀が1934年満州国の皇帝として即位、翌年4月に来日され奈良ホテルにご宿泊されました。
多額の準備資金で新調した大倉陶園の食器とカガミクリスタルのグラスです。普段見ることが出来ない全47点の輝きをご覧下さい。
(パンフレットより)

転写紙も使ってしまう現代の大倉陶園とは違う、古き良き時代の素晴らしい食器の数々・・
楽しみです!

去りゆく秋

2014-12-04 10:02:53 | 奈良公園
今年は、まるで線を引いたように秋が終わり、冬になりました
奈良公園の思い出(11月23日と30日に撮影)

公園内の雄鹿達、繁殖期の縄張りを離れて普段の群れを形成しています
お馴染みさんが、元いた場所に戻って来てくれて、無事でいてくれた事に一安心。

東大寺・西大門跡の大イチョウ
(天玉堂の・・・と言った方が通じるみたい)

  

大仏池の畔  あと数日で黄金色の絨毯・・・



二月堂から・・・大湯屋のイチョウが見事!



手向山八幡宮
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに
菅原道真(百人一首)

  

若草山麓・水谷茶屋



春日大社・慶賀門



春日大社参道・飛火野

  



国立博物館・仏教美術センター



おまけ・・・
山添村「めえめえ牧場」にて・・・

  

ポーセラーツ!

2014-12-02 10:34:54 | ポーセラーツ
ポーセラーツ・・・始めました!
友人達に話をすると・・・「なんで今更!?」「え!」と様々な反応でしたが・・・
新しい事を始めるのは楽しいです。

教えて頂いているのは、ポーセラーツサロン・アンジェリクさん

今回、記念すべき1作目に使ったこの転写紙、ヴォーグの定番ですが、
実は大好きな絵本作家さんのデザイン♪

この小鳥はカワラヒワ(スズメと同じ位のサイズ)

お花を咥えて飛んでます。
翼を畳んでいるとちょっと地味な鳥ですが、飛ぶと、黄色が目立ち、鳴き声の愛らしさは絶品なのです。
キュリキュリ・・・コロコロ・・・チュリチュリ・・・
どちらかと言えば、小さな声ですが、鈴を転がしたような・・とにかく可憐♪
この季節、家の周囲で美声を聴かせてくれています~







これからも、転写紙の可能性を追求したいです。
・・・ただ、描いた方が早いという悩みも・・・
拡大、縮小できませんし・・・

ブラックグリーンレース

2014-12-01 09:19:30 | ポーセリン・ペインティング




ようやくブラックグリーンレースが完成。
このレース技法を使って、今描いているポートレートに応用するよていですが・・・
上手くできるかしら??

テンプルジャー続き(3回目)

2014-11-10 20:49:14 | ポーセリン・ペインティング
バックに黒を入れると・・・
雰囲気がガラリと変わりました
これでようやく7合目辺りでしょうか?
漆塗のようになって満足!

この壺を描く過程で、
マスキングして黒を入れて・・・焼成する前に葉や花びらの形を整える。
花を描くよりも今回の作業が一番大変で、何より気候の良い季節に行いたい理由が。。





この後、葉や花びらがバックの黒に溶け込むように色を入れて行きます


黒を入れる前 ↓



下絵を写さなくてもフリーハンドで描けるようになってきたのが何より嬉しいことです!


どんぐりコロコロ・・・続き

2014-11-07 21:32:45 | ポーセリン・ペインティング


ドングリに金と銀の葉が舞い降りました
ブライト金とパラジウムを使ってます



こげ茶で影を描き入れるのですが、鏡のように自分の顔が映り込むのが
とっても嫌~!
うつむく事で・・・プラス10歳顔・・・



黄色の葉はベランダで育ってる栴檀(せんだん)をスケッチしました
緑~黄色のグラデーションが美しいのです



この栴檀、ヒヨドリの置き土産からあちこちに生えてくるのですが、とても人気があって
すぐ貰い手が現れる、不思議な木なのです。

この後、更に陰影を付けて、ラスターも使って仕上げます


第66回正倉院展

2014-10-27 20:05:56 | 美術館・博物館
奈良国立博物館で開催中の正倉院展へ。
23日には皇太子殿下がご観覧されたとの事で、号外が出ていました



25日(土)の夕方4時半頃に会場入り。
入場待ちはほぼ無いのですが、場内はそれなりに混雑してました。



今回のメイン「鳥毛立女屏風」の前には幾重にも人垣ができていて、最前列で見るまで
20分くらい掛りました

頬や唇を赤くして眉を描く・・・
お化粧の基本は現代とあまり変わらないのですね。(程度の差はありますが)



衲御礼履(のうのごらいり)
聖武天皇が大仏開眼の時に履いたと伝わってます
スェードを赤く染めて、真珠、琥珀、水晶、ガラスで装飾されていて、とてもおしゃれ。



金銀平脱皮箱(きんぎんへいだつのかわばこ)
平脱とは、皮に漆を塗り、その上に金と銀の装飾を貼る技法の事です
疑問なのは・・・皮と漆が乾燥してそれぞれ収縮するような気がします
金や銀の薄板は縮まないはず。なんで剥離しないのでしょう??
本当に不思議です。



この残欠、犬の狆かもしれないそうです。
犬と人との関係は今の時代と同じだったのかもしれませんね。



雑玉幡 残欠(ざつぎょくのばん ざんけつ)
ガラスのビーズで編んだ華籠
配色が見事ですね



白瑠璃瓶(はくるりのへい)
気泡が無数に有り、中でも底には大きな気泡があるのです
イラン、バクダッド周辺で制作されたと考えられていますが、その当時の空気が
閉じ込められているなんて!ロマンを感じます
遠く、奈良までどんな旅をしてきたのでしょう??
現代のように優れた梱包材など無かった時代。
ここに存在するのが奇跡です。
実物は薄い緑色でした



密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)
正倉院宝物には美しい箱が多く残されています
大切な物を収納する為の物ですが、現代でも箱を美しく飾る装飾技法(カルトナージュ)が
女性の間で流行しています。
私も美しいお菓子の箱を捨てられずに持っています。
箱を愛する想いは同じかな?



東大寺封戸処分勅書 
藤原仲麻呂直筆
右肩上がりで整った筆跡、几帳面だったのでしょうか?



今年の展示は、地味かな?と思いながら鑑賞しましたが、全く違いました。
白瑠璃瓶や雑玉幡の色は写真とは比べ物にならない程美しく、色があまり残ってない、と
感じた鳥毛立女屏風に描かれている生き生きとした表情。
やはり本物は違いますね、当たり前だけど・・・



(宝物の写真は図録を写しました)

正倉院展に行く予定をされてる方は
平日の午後3~4時以降か、日曜日も夕方は快適に鑑賞できると思います
ひたすら並んで入場しても、会場は大混雑で、宝物を近くで見られない事が多いのです
是非、混雑を避けてご鑑賞ください