ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

偽装

2015年06月28日 16時33分07秒 | いろいろ
昨日の続き。一番の論点は産業政策として労働力をどうするかということが議論されないといけないのに,それが議論されないまま,構造的な問題が温存されたままに,安い労働力の選択肢が提供される点。特に技能実習生などを活用して,しかも,人権問題なども頻繁に起きていることを考えると,それぞれの事業者がやっていることは決して良いとは言えないし,苦しい状況があるにせよ,それは批判をされるべき。ただし,根本的な問題がどこにあるかというと,それは苦しい状況を放置している産業政策がしっかりとしていないことにあること。

これは介護もそうだし,建設現場などもそう。また,単純に技能実習だけで人材不足を補おうとしているのではなく,巧みに技能実習ではここまで,EPAでこの範囲,在留資格「介護」でこの範囲,そしてうまくいけば家事労働でこの範囲…といった感じで,個々の施策だけを見ていたら分からないような感じで巧みに進められているということ。

ただ,これはだまそうとして巧みにというよりも,恐らく,根本的な産業政策がない中で,でも,現場の大変さは放置できないので,今のスキームで何とかやれるようにということを考えた結果のパッチワークということになるんだろうな。

これからどんどんパッチワークが増えるだろうし,それがはまって回りだすところが増える一方で,逆に縦割りだとか情報不足で抜け道,落とし穴も増えてくるんだろうなって思う。

いろいろと考えないといけないなと思った。

切り口を変えて,またちょこちょこと。

それにしても話が広すぎて,かつ深過ぎて,かついろんなことが関連しすぎてよく分からない。でも,多分,こんな感じで社会が動いてるんだろうなって感じがしたし,そうであれば,それについていかないと。
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