本音

　たぶん。本音なんか書けばかくほど同類に嫌われ、他者には、好奇の眼で眺められる。ようするに敵しかつくらない。なら言わない方がマシ。

抜き抜きスッポン

　ようは俺なんか精子を放出できればそれで満足なのだ。
　それでいいならセンズリで十分だが、女の体温だけは、頭蓋骨の固さだけは、忘れがたい。
　男にとって、女が自分と同じ人間であるという確証だけが救いである。
　時もあると言っておこう。

お行儀よく

　あのさ。
　現実の発言はあくまでお行儀よく。女の子をマンコとか言っちゃいけません。
　てゆーか、女に俺は理解出来ないだろという恨みにも似た確信だけは抱かせてもらいました。
　それでも、女子というだけで男子の三万倍はうれしいんだから、俺のチンコにも困ったものである。

くどくど

　実は徒然草の八十六段。
　もっと、クドクド説明しようかと計画していたのだが、訳を書いているうちに、その必要もないなと思ってやめてしまった。そのぶんがヒマになったので、なんかつれづれ以外に、普段考えている事でも書こう。
　俺は欲深く、だいたい基本的に、マンコのことしか考えていない。
　はっきり言うと、男の受けなんかこれっぱかしも狙っていない。常に女性受けしか狙っていない。女の人に誉められると男に誉められるのより百万倍かそれの三倍ぐらいうれしい。てゆーか、男のコメントはうざい。ぜんぜん可愛くない。小賢しいんだよとしかしか思えない。でもマンコがついてるだけで俺の反応は違う。
　マンコになら、なにをコメントされても超うれしい。

確信

　書けば書くほど馬鹿がばれる。まして、俺なんか酔っぱらってのキーボードのめくら撃ち。馬鹿そのもので、すでに明日読むと自分で自分が馬鹿にしか読めない。沈黙は金で、雄弁も金であるが。朝食うフルーツは金でも、夜食うと銅メダルなのだ。ようするに語るも語らないも金ではあるが、語りゃ語ったぶんだけメッキは落ちる。
　でも語らない事にゃ、他人に自分の金を証明できない。行いだけで証拠の残らない行為は記録に残らない。だが語れば語るほどメッキはボロボロはげ落ちる。程よいとこで語りをやめるのが頭が良い人なのだ。
　一番に賢いのは、陶芸家にでもなって、誰も造れないような茶碗でもこさえてみせる事だ。完成しきった茶碗は、生身の人間のようにはボロを出さない。評価は後の世の人が下してくれる。茶碗さえ完璧なら上薬がはがれても、自分のメッキが剥がれる事は無い。後の世の人は、当時の情報を知らないので上薬の剥がれさえ計算ずくと過大評価してくれる。