俺を尊敬しなさい 2005-10-25 20:39:55 | 駄目 俺は確実にたぶんだが尊敬に値する人物であると我ながら自分を過大評価している。だから、俺をあがめてもっと誉めたたえなさい。無視は悲しい。 昨日と言う事がちゃうやんかどっちやねんと、突っ込むあなたは毎日読んでる良い子。良い子は好き。 良い子のみが、俺の導きで虚構の世界に旅立てる。 さ、行こうか。
どういうわけだか 2005-10-25 20:13:07 | 駄目 人は人の上に立つと、我を忘れる。 自分が、目下の者より確実に偉いと確信する。 そして、評価するのは自分だとばかりに、えばりだし、下の者が自分をどう評価するのかを考えなくなる。 人に人を使わさせると、その人の本性がまるわかりとなるのだが。 人を使う人間は、その事に割と気づかない。
ゴキとドブ 2005-10-25 19:49:45 | 駄目 昭和30年代頃のパン屋の主人の話だ。 ある日、主人がカレーパンを揚げているとゴキブリが、目の前の壁をカサコソ移動している。ハッシとゴキブリを左手でなぎはらうと、たちまちのうちにゴキブリを揚げ物のフライヤーに叩き込みゴキブリを唐揚げにした。 またある日。主人がパン焼きのオーブンの前にいたところ、たまたまゴキブリが天板の上にいた。電光石火で天板の上に他の天板で蓋をすると、即座に210度のオーブンに入れて、ゴキブリをローストした。 またまたある日。間抜けな従業員が、揚げる前のカレーパンを移動中に丸ごとドブに落とした。こっぴどく従業員を叱り。けってなぐって、ようやくハラの虫がおさまった頃に、何にも知らない出入りの業者が材料を持ってやって来た。主人は、ドブに落ちたカレーパンを揚げると、新作のカレーパンだから食べてみなと業者にすすめる。業者の感想。 「なんかドブ臭いっす」 昔の話だ。現在のパン屋はこんな事しないはずだ。
徒然草 第百段 2005-10-25 19:26:35 | 徒然草 久我相国は、殿上にて水を召しけるに、主殿司、土器を奉りければ、「まがりを参らせよ」とて、まがりしてぞ召しける。 <口語訳> 久我相国は、殿上にて水を召しますに、主殿司、土器(かわらけ)を奉りませば、「まがりを参らせよ」と言って、まがりで召しました。 <意訳> 久我相国が、殿上にて水を頼むと、女官はかわらけに水を入れて奉りました。 相国は「まがりに入れて参られよ」と言って、まがりで水を召しあがれた。 <感想> 文章的には簡単で、訳す必要すらないような段なんだけど、やはり、訳しても意味が良くわからない。じつはこの段は、専門家ですらなんだか良くわかっていないらしい。どういうつもりで兼好がこの段を書いたのかがわからないのと、「まがり」が何の事だか良くわからないらしい。 しかしだ、専門家すら良くわかっていないのなら、堂々と胸をはって間違った事を書ける。間違った解説でもしてみよう。 まず、この段は「倹約の精神」を書いた話であるという専門家の解釈に従おう。 すると。 土器(かわらけ)とは、素焼きの茶碗。宴会などに用いられる、一回限りの茶碗であるという。 まがりは、曲げ物製の水を飲むコップのことか。まがりが何であるのかが、実はこの段で最大の謎であるのだが、曲げ物の水を飲む容器と推定される。 とすると。 久我相国は、使い捨てのかわらけを断って、まがりのコップで水を飲んだ。 そのワケは。 使い捨ての物はもったいない。だから、俺はまがりで水を飲む。 と言う事だ。 では、超現代語訳してみよう。 <超現代語訳> 久我総理大臣。ある庁舎を訪れた時、女子職員に水を一杯たのんだ。 すると、女子職員は紙コップに水をくんで持ってきた。それを見た久我総理大臣は眉をしかめて女子職員に言った。 「普通のコップで水をくんでくるように」 総理大臣は、女子職員が持ってきた食器棚にある普通のコップで水を飲むほすと歯を輝かせながら言った。 「俺はエコだからね。資源を無駄にする紙コップでは水をのまないのさ」 <また感想> 馬鹿だね~。 では一度、差し出された紙コップはどうなったのか? 捨てられちまったに決まってる。 素直に紙コップで水飲みゃいいじゃん。 前段に引き続き、この段も権力者の美意識の話だ。兼行自体はなにも感想を述べていないので、自分で状況を推理し、兼好の言いたい事を理解しなくてはならない。美意識は必要だ。それが規範を生む。しかし、行き過ぎた個人の美意識は、なにもかも破壊し無駄にする。 と、兼好は言いたかったのかもと想像する。 原作 兼好法師
ヴァンタルギオン 2005-10-25 18:09:44 | 日常 仕事帰りの夕方、駅までトホトホとテクる。 後ろからガキ達の声が近づいてくる。 「ちげーよ。ウにテンテンで、ヴァンタルギオンだよ!」 チャリに乗った男の子達がワイワイ騒ぎながら後ろからやってきた。小学校の一二年生ぐらい。 「ウにテンテンで、ヴァンタルギオン?」 「ウにテンテンでヴァだよ」 「ウにテンテンでヴァッ!」 「ヴァッ!」 「ヴァッ!」 「ヴァッ!」 「ヴァッ!」 各自それぞれ「ヴァッ!」「ヴァッ!」とアヒルのように騒ぎながら、俺の横を通り過ぎて行く。調子にのりすぎたのか、100メートルぐらい先でそのなかの一人が、チャリごとひっくり返っていた。