スンアは友人で作業班長をしているギョンヒのお陰でソニル包装工場に勤めることができました。しかしここの工場長は悪人で、従業人に徹夜までさせて服を縫わせ、眠くなると薬まで飲ませて働かせ、残業代もすべて自分の懐に入れていたのです。何人かの少女たちがけがをしたり、倒れたりしても給料はおろか残業代まで懐にしていました。スンアはあまりのひどさに抗議しますが、首になりたくないなら文句は言うなと怒鳴られる始末でした。
セヨンとジョンオクの婚約式です。ジョンオクの家族には式服、靴などすべてセヨンの家から送られていました。
社長はまだジョンオクを気に入っていなかったのです。そして彼に婚約をしたからと言って結婚できるわけではない。いつでも破棄ができるんだぞとジョンオクに言います。わかりましたと言うジョンオクですが、嫌な予感がしたのでした。
スンアの母は落ち込んでいたのですが、ヨンソンがスンアはきっとどこかでしっかり生活していると言う言葉に励まされ、店に出て働き始めます。金物屋の露店を出していた父ドンチョルは友人の布やの勧めで彼の店で働くことになりました。
セヨンは愛するジョンオクを自分のものにでき、幸せの絶頂でした。でもスンアはいまだジョンオクを忘れられないでいたのです。
スンアはつわりが激しくなり、ついにギョンヒの知ることになり、工場でも社員の知ることになってしまったのです。
あまりの厳しい労働に何人かの工員が倒れたのを見かねたスンア、工場長に談判に行きます。彼は札束を数えていたところでした。そうです。
工員たちの給料や、残業代をすべて懐へ入れていたのです。スンアはあまりの重労働を抗議していると、そこへ年配の女性が入ってきました。
驚いた工場長、会長!と叫びます。そうです。会長がやってきたのでした。