ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

難しい

2008年11月17日 00時48分14秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少年部初段の学科指導をしている。

12月7日に受験。

いままでの論述式から変更しての支部としての初受験。

しっかりとした幅広い事前学習が必要なる。

また、この機会(黒帯になる機会)に、きちんんと少林寺拳法の基礎知識を学ばせたい。

そのために、長坂自身がかなり勉強している。「どう教えるか?」をである。


次のように試してみた。

①マーカーを使う。

赤・・必ず覚えよう。

黄色・・理解しよう。できれば覚えよう。

緑・・しっかり読んでおこう。


②長坂がノートにまとめてみた。


 これらをして気づくこと、及び拳士、保護者からの声は、

「小学生は難しい表記が多い」

ということ。専門用語はそのまま覚える必要があるので仕方ない。

それ以外の言葉が難しいのだ。

その語句の理解でかなり手こずる。

実際の試験はそんなに難しくはないようだが・・・指導者としては「石橋を叩いて渡る」「念には念を入れる」必要がある。

試験でその拳士を落としてしまうことは絶対にさせたくない。

また、個人的には、読本は一文が長いから難しく感じるのだと思っている。

これ以上は書きませんが、この読本を理解させる副教材またはこれを理解させるために「授業」が必要だろう。

それは、支部独自での取り組みでいいと思う。

また、読本にも書かれているように、

「自ら学び、まとめる」

ということを少林寺拳法では大切にしている。

ただし、自ら学び、まとめるには、

「まとめ方」(要約)の仕方などを教えていく必要がある。

小学校で習っているかといえば、そうでもない子どもたちの方が多い。

また、「抜書き」と「要約」ではまったく違ってくる。


でも、おかげで、長坂はいろいろな支部独自の教材を作るきっかけになった。

指導者の思想

2008年11月15日 04時05分24秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
指導者でも器の小さい人間が多い。

自分が教えている間のことだけ考える指導者。

少林寺拳法で例をあげる。
その子が少林寺拳法をしている期間のことしか考えていない。

自分が教えている期間の少林寺拳法のことしか考えていない。

その子の10年先、30年先までみて指導していない。

自分が教えている期間だけがんばっていればいい、その間にいい成績をとってくれればいいと。

終わればつぶれようが、やめようがしったこっちゃない・・そんな指導者もいる。

そのこたちの10年先、30年先を考えると、いま何を教えてあげないといけないのか?がわかる。

そのこたちが少林寺拳法を終えたあとどんな人生を歩んでいるか?そのことに責任の持てる指導者でありたいと長坂は思う。

育夢学園公式ブログへ

2008年11月14日 19時32分49秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
http://blog.livedoor.jp/hagukumugakuen/



NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園の公式ブログです。

いままでは、少林寺拳法の通信も育夢学園の通信もすべて、

このブログへ掲載していましたが、今回から、育夢学園の分は、

http://blog.livedoor.jp/hagukumugakuen/

へ掲載します。

よかったら、またお訪ねください。
少林寺拳法の指導にも役立つことがあると思っています。

 


報告会(ファイナリストメーリングリストより)

2008年11月14日 02時00分20秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
長坂@ファイナリストメール。

本日は報告会、ありがとうございました。

どうでしたか? また感想を聞かせてください。

拳士には聞きました。あかねの言葉がうれしかったです。

「どう?」

「すごくうれしかったです。」

と。

「感動した」とか「よかった」とかはあっても「うれしかった」はあまり聞きませ
ん。

そして、この言葉は当事者(ファイナリスト)だから、いえる言葉ですね。

※ファイナリストとは橋本西支部独自で使っている全国大会出場者の呼称。


さて、実は昨日の夜12時ぐらいまでは、本当に「報告会」と予定していました。高校選抜のあとのような感じでしょうか。

その後、「いや、一期一会」と思い、DVD作成、「栄光の架け橋」の選曲、長坂の基調講演(20分)のプロットづくりなどを行いました。

実際は、長坂は絵をかいて、(構想、プロデュース)して、ラフをつくる(原稿)だけ。仕上げの作業は全部土橋がしますから、今朝から夕方までで仕上げてくれた感じです。


基調講演は、曲とDVDを入れると20分でも収まらないかもと思っていたのですが・・・今度聴きたいですか?(笑)

※会が押したので、長坂の講演はカットしました。長坂の時間配分ミスです。


実はこの基調講演のために、夕方一人で2時間近く、八幡さんに車をとめて、内容をまとめて、整理していました。(車で一人・・が一番落ち着きますから。)

朝から何も食べていないのに、食欲もなく・・(緊張ですね。胃が縮むのです。大きな講義を本部や地方でやるときはいつも朝食を食べた後「吐いて」しまいます。)

講や講義のプロットを立てるのは長坂には簡単です。日々やっていますから。

ただ、それをうまく講義できるか?授業できるか?は「技能」(技を使う力)になるので、長坂にもかなりの練習が必要です。


さて、そんなことをしながら、思いました。

報告会は誰のためにやるのだろうか?

と。

出た結論は、「自分自身(長坂)のため」だと。支部長として拳士に「こうしてやりたい」ということをやっているだけ。究極の「エゴ」だと。

でも、エゴだから、ファイナリスト以外の者がどう思うかは関係ない!と割り切りました。

いままではファイナリスト以外の拳士や保護者にも気をつかいながらやってきましたが、今回からは、それに振り回されないようしました。

結果としてどうだったかはわかりません。みんなに聞いて回ることはできませんか
ら。ただ、感想を送ってくれた方々はみんなうれしい、いい反応でした。


今回は時間がなかった分「音楽」を多用しました。

ちょっと「やりすぎ」ってぐらいやりました。やりすぎでしたか? 

演出はやりすぎぐらいでちょうどいいというのが向山先生のお言葉です。(文責 長坂)

そのため、音響のタイミングが必要です。

大輔(部活の関係ですでに退会)、ひとし(部活の関係で休眠)急遽きて貰いました。

夜の12時ぐらいにメールしたのに二つ返事でした。しかも6時から来てくれました。これが7時や8時からでは打ち合わせができないのです。

大輔には、「わるいなー」とか「育夢学園でバイト代やるわ」とかいうと、彼はこういいます。

「なに言ってるんですか。お金なんかいりませんよ。いっつもこんなにお世話になっているのに、僕でよかったらいつでも使ってください。」

と。本気で彼はそう言っています。(最近、長坂の「悪」の部分(昔の遊び人ぶり?)もしり、よけいに彼らからすると面白いようです。(笑))

彼らも含めていまの橋本西支部、いまの結果があるのです。


また、長坂の最後の「語り」(説明ではない、「語り」なのです。)も遠慮なく、全開で行きました。

あれが、マイクをもったとき、よそで講義をするときの長坂の姿なのです。よそで評判がいいのがわかると思います(外面がいいのです!)

すこし大げさなぐらいやったので、どうだったかな・・・と思いつつも。
「自分のエゴだ。」
でも、それは「拳士を思う素直な気持ちだ」という信念から全開で行きました。


栄光の架け橋・・・あの歌詞はファイナリストにはばっちりでした。

そして、長坂にも16年の積年の思いがありますから、めっちゃ当てはまりました。

結果として、「みんなでつくりあげた報告会」になったと思っています。

色紙もありがとうございました。大切にします。

忙しい中、土橋もありがとうございました。写真も瞬間の投げなどを使えるのは、ビテオから落としているからです。

自分のために時間をつかってくれること・・・これは幸せなことです。いつも、かげで支えてくれている土橋には、拳士、保護者は本当に感謝しなくてはいけませんね。


さて、繰り返します。今日は、ファイナリスト、その保護者が主役でした。みなさんに喜んでもらえたならそれで満足です。

他の保護者の方からもルーティーンワークと一緒にメールをたくさんもらっていま
す。「さすが」という声が多いです。ファイナリストとして立ち居振る舞い、言葉、心が立派だと。

後日、許可を得てから転送します。


いい拳士、いい保護者だから、いい橋本西支部でいられるのです。


さて、このファイナリストメールもひとまず区切りをつけなくてはいけません。世界大会があるのでこのまま「メーリングリスト」は使いますが、けじめとして、「今日までのこと」「大会のこと」「報告会」のことなどなんでもいいです。このアドレスへメールをしてください。それをもって「締め」とします。

拳士、保護者、登録している方全員お願いします。

では、本当にありがとうございました。

夜分に失礼します。


以上、ファイナリストメーリングリストのメールから転用(文責 長坂)

同じ重さ

2008年11月11日 06時00分23秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
昨日、橋本市民健康ひろばの実行委員会があった。


ある高校の少林寺拳法部OBも参加していた。
長坂もかなり指導したことがあるので、心安い人だ。

いま、福祉施設に勤務して、障害者の就職斡旋などを担当しているそうだ。


斡旋した会社の社長からよく怒られると言う。


「数も数えられないとか、簡単な仕事も間違える」

などということらしい。


長坂は言った。

「障害者にも健常者と同じく、生きる権利がある。人権も保証されなくてはいけない。なによりも、障害者の命も健常者の命も同じ重さのはずだ。そのことをすべての人たちが理解しないといけないね。」

宇宙人?

2008年11月11日 04時55分45秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
11月11日 完読


『宇宙人?一年生の攻略ポイント』(神谷祐子編著・明治図書)

~生活・学習・トラブル・保護者対応のヒケツ~


長坂「現場が一番わかっているといのが長坂の考え。この本は現場をもつ先生たちの実践の声だ。説得力がありかつ有効なものだと感じた。」


オススメ『★★★★』(4つ星)

どこかで役に立つ指導を!

2008年11月10日 02時00分44秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
ある保護者からのメール。

19歳女の子→就職活動中で休眠


18歳男の子→高校で三年間レスリングをやり、その間休眠
最後のレスリングの大会で全国五位に入賞
いまは毎週火曜日にドリームコースを手伝いにきてくれている。


15歳男の子→4月に高校入学後、兄と同じくレスリング部に入部。現在少林寺拳法は休眠。


この15歳男の子が今日、レスリングの県大会で優勝した。
本人から電話があった。


以下はお母さんからのメール。
長坂が『おめでとうございます。』とメールしたことへの返信。


許可なく転載します!


それでいけるぐらい橋本西をわかっていて、かつ愛してくれている方です(^^ゞ


有難うございますm(__)m  長坂先生には感謝しています。今、こうして結果を残せたのは、クラブの先生と先輩方にご指導受けたおかげもありますが、根にあるのは少林寺拳法で学んだ精神面・あきらめない・努力などその都度自分に言い聞かせて頑張っているYの姿がありました。 

そして、私も今回びっくりしたのがYの行動です。 たとえば良いおこないをすれば自分にもいいことが返ってくることとか他にも言っていることが、「あっ、長坂先生が言ってたことや。」と思いおこされました。 

入門の頃、精神面で弱ってたYを助けて頂いてから色んなことがありましたがずっと頑張ってきてよかったな!と今新たに感じております。

先生有難うございますm(__)m これからもYにとって厳しいことがたくさんあると思いますがYの心と体にしみついているものがあるので大丈夫だと感じています。 これからもよろしくお願いしますm(__)m



以下は長坂。


世界大会に出場する拳士ももちろん大切。


このように他でがんばっている弟子たちも大切。


指導者はどこかで誰かの役に立っていればそれで幸せ。


指導者が目立つのではなく、弟子たち、元弟子たちが活躍して目立つ(輝く)。


それでいい。


いや、それでないといけない。


人間100人が成功することは難しいことかもしれない。


しかし、一人の指導者から100人の成功者を生み出すことは決して難しいことではない。


むしろ、簡単なこと。


そのためには指導者が力をつけることだ。


教育にはそのようなはかり知れない効果がある。


そのために、少林寺拳法の指導者は、指導者から教育者へと意識を高めることだ。

2008-11-09 02:18:13

2008年11月09日 02時18分13秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
テレビをほとんど見なくなってだいぶ経ちます。

ラジオをよく聴くようになった。


最近はラジオもあまり聴こうとは思わない。


ひたすらモーツァルトを聴いている(聴くというよりも、かけ流している。)


そういえば、2チャンねるもほとんど見なくなった。

いま、41歳・大厄のはずが、大役ばかり回ってくる。


ありがとうございます!


今年と来年は自分の人生のポイントとなる年になりそうだ。

夢の実現力

2008年11月09日 02時10分33秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
11月8日 完読


『あなたは絶対!運がいい2』(浅見帆帆子・廣済堂_)

~夢の実現力 確信すれば思いはかなう~


長坂「浅見さんの本は何冊も読んでいる。鏡の法則や引き寄せの法則をわかりやすく体験を語りながら書いてくれている感じ。なるほどってよりも、やっぱりなと再確認させてもらえる本だった。だから反対に読むのに時間がかかったのかな。」


オススメ『★★★★☆』(_4つ星・浅見さんの本が初めての方には5つ星。)

カリスマ講師

2008年11月05日 05時39分48秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
11月5日


ブックレビュー


『今、頑張れないヤツは一生頑張れない。』(吉野敬介・世界文化社)


~100万人の合格請負人 成功に導く100の言葉~


長坂「元代々木ゼミナール講師。現、東進ハイスクール講師、吉野塾代表の著者。元暴走族の名物講師。体験から出てくる人間の言葉には説得力があって長坂は好きだ。」



オススメ『★★★☆☆』(^3つ星)

麻布の教育

2008年11月05日 02時27分01秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
11月5日


ブックレビュー


『麻布の教育』(佐藤勝監修・青志社)
~なぜ、麻布学園出身者は卒業後に強いのか~



長坂「最初、読んでいると麻布学園は自由だということがたくさん書かれている。後半読んで、本当の麻布の強さの秘密を見つけた。それは『二兎を追う』ということ。麻布の教育は、知性の向上と人間性の涵養の二兎を追うこと。少林寺拳法と同じ『人づくり』という言葉が出てくる。

考えた。少林寺拳法経験者はなぜ成功するのか?と言われたら少林寺拳法教育は成功だろう。少林寺拳法がどうなるかではない。少林寺拳法でどうなるか。この意味合いはかなり似て非なるもの。」


オススメ『★★★★★』(5つ星)

手段

2008年11月04日 06時08分05秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法の目的は、人づくりと人づくりによる国づくり。


拳法は手段。


考えてみた。


どの分野でも、目的があるだろう。


目的はゴールなのだから、絶対にぶれてはいけない。また、目的とは理念であると思う。


反対に手段が大切ではないだろうか。
手段が間違っていたり、お粗末だと、到底目的の達成などあり得ない。


大会も一つの手段。


大会を人づくりに活用したり、身心ともに成長させることができるチャンスに持っていけるかどうか。


大会が大会だけで終わるならそれが目的となってしまっているということで本末転倒。


だからこそ、手段が大切だと長坂も考えている。


拳法という手段や拳法を教えるという手段を疎かにしてはいけない。


そこに目的達成のためのカギかあると思う。


つまり、拳法を教育として指導できるのか、技芸教授に成り下がってしまうのか、大きな違いだ。


私たち現場の指導者は拳法(少林寺拳法の技と教え)を魅力的な手段として、目的達成に邁進しているはずだ。

繰り返す、目的は不変で確固たるしたもの。ぶれないもの。


だからこそ手段のあり方とその指導法にこそ、こだわっていきたい。


努力した者は誉めて(評価されて)、失敗した者には励まし(過程を評価してやる)


これが大会のあり方だと思う。