ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

育夢学園「ドリームコース」通信 Power No.3

2006年03月11日 02時18分16秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2005年2月16日(水)   発行・文責 長坂 徳久  

【先生は教えないよ!!】

   先週水曜日は体育で「なわとび」をしました。ロープのことは「とびなわ」といいます。そのとびなわを跳ぶことが「なわとび」です。指導は、向山式とびなわ級表Aを使用しています。裏面がそれです。是非お家の方もチャレンジしてみてください。また、お家でお子さまのチェックをしてやり進んでいっても結構です。

   この級表にはいくつかの指導技術があります。一つは、級があがればロープにテープを巻いてあげます。こんなことで子どもたちは大喜びです。長坂は子どもたちにいいます。

「先生は何も教えないよ。」

   これはこういうことです。指導者が教えなくても(厳密には、最小限の指導で)、子どもたちが自主的に学んでいくことができるシステムを活用している。

《☆級表のメリット》

①知的好奇心を刺激する。

②具体的に何をどのようにすればいいのかがわかるので子どもたちは自主的に取り組むことができる。

③級があがる=ほめられることになり、やる気が増す。

《★陥いる可能性のある級表のデメリット》

①あめとムチになる。

「級が上がりたいからがんばってする。」→あめです。ダメです!

「がんばってクリアしたから級が上がった。また、がんばってみよう。」→ベターです。

少しの違いのようですが、指導者や保護者は気をつけたいものです。これができたら「○○してあげる。」「○○を買ってあげる。」という方法で子どもたちはよく動きます。しかし、これはベターな教育ではありません。続けていれば、知的好奇心が摩滅していくだけです。知的好奇心が無くなっていくことは本当にこわい事です。

いい指導法やシステムも間違って使用すれば逆効果になるかもしれません。ユースウエアが大切です。


最新の画像もっと見る