ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

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2012年08月28日 11時10分28秒 | 教育・指導法
NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信


電光石火


第38号


発行日 2012年8月28日(火) 発行者・文責 理事長 長坂徳久






※電光石火は長坂の好きな四字熟語。この一年を一生懸命、スピーディーに駆け抜けます!

【筋トレ開始】

 子どものうちに(10才までに)、養っておきたい運動能力は「コーディネーション能力」(運動の協応感覚・巧みさの能力)である。それは、神経系は10才までにほぼ出来上がり、それ以降に変えることはかなり困難だからである。

コーディネーション能力は、巧緻性と言う。これを低学年のうちに養っておくことが高学年や中学以降のスポーツでの開花につながる。反対に、この能力を10才までに養っておかないと、何をやっても運動はできないと言ってもよい。

コーディネーションとは、○○と◇◇を同時に使う能力でもある。たとえば、なわとびだと「手と足」「手と目」など。ラダーも有効。マット運動も巧緻性である。

では、この巧緻性、コーディネーション能力をテストしてみてよう。

①スキップができる?

②後ろスキップができる?

③スキップしながら、腕を回せる?

④後ろスキップしながら、腕を回せる?

⑤ケンケンパーをしながら、手でグー・チョキ・パーができる?

⑥後ろケンケンパーをしながら、手でグー・チョキ・パーができる?

コーディネーション能力を養うとは「脳に神経回路」をつくるということである。

子どものうちに、様々な運動を経験させておいてやることが肝要。ただし必ずしも専門的に習わせなくてもよい。昔の子ども達は遊びの中でそれを養っていったのだから。

反対に「筋肉」というのは、何歳になっても発達する。効果が高いのは16才~25才ぐらいではあるが、それでも60才を過ぎても筋肉は鍛えられる。よって、子どもの間はコーディネーション能力が優先されなくてはならない。

しかし、いまの子ども達はあまりにも基礎体力(筋力)がない。主な原因は外遊びをしない、家で手伝いをしない(たとえば布団の上げ下げなど)、荷物をすぐに親が持つ・・このようなことは全部子ども達の筋力低下の原因である。

筋力がないから、姿勢が悪くなる。そして、授業中も背中ぐにゃとなり、学力も低下する。

また、筋力が低下するので、疲れやすくなり、心がイライラすることが多くなる。キレル子が多いのは筋力低下も一因である。(特に体幹部)

これらを鑑みて、はぐくむ学童では、毎日少しずつの筋力トレーニングを行わせることにした。むずかしい専門的なことはしない。単純に、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを5分程度させるだけ。

しかし、微差大差。積み重なると大きな力となるだろう。

テンポ116

2012年08月28日 08時28分37秒 | 教育・指導法
テンポ116について、よく聞かれる。


いまはネットがあるので、それぞれテンポ116のことは調べられると思う。


よく「テンポ116」で演武をすることを質問される。


答えは、


テンポ116に合わせるのではない。(テンポ116とは、BPMが116(一分間に116回)


結果として、テンポ116のリズムと違和感がなければいいだけ。


116そのものに合わせて演武なんかすれば、とってもおかしな演武になるのは間違いない。


達人、名人、スポーツのトップアスリート、舞踊の名人など、すべて「自然と116」になっているということがわかつている。